SHARE 熊本地震での被災からの復興と地域への貢献の為に計画された建築「神水公衆浴場」。その内装デザインを決めるプロポーザルが、黒岩構造設計事ム所主催で行われ、広く参加者を募集中
熊本地震での被災からの復興と地域への貢献の為に計画された建築「神水公衆浴場」。その内装デザインを決めるプロポーザルが、黒岩構造設計事ム所主催で行われ、広く参加者を募集しています。参加に関して資格等は問われていません。応募締切は2019年12月14日(土)必着。【ap・ad】
神水公衆浴場 内装デザインプロポーザル
多くの人的被害や、構造物の被害が生じた2016年4月の熊本地震の発生から3年が経過しました。
昨今頻発する地震以外の災害も含め、防災対してより身近に意識せざるを得なくなり、今後も環境が突如一変する可能性もあることでしょう。私が住んでいる分譲マンションは大規模半壊してしまいましたが、緊急輸送道路沿いにあるので強制的に解体せざるを得なくなり、自宅を再建する事になりました。
私の自宅周辺でも全壊、大規模半壊した建物は多く、マンションの建設ラッシュが続いていますが、既存の店舗も解体され、居住地ばかりに変貌しつつあるので、平日の夜や休日は物静かで活気のない住宅街へと変わり、今後は人通りも少なくなるのではと予想されます。
いくつかの懸念から、生まれ育った故郷に貢献できればと、自宅の1階に近所の人達も交流できる公衆浴場を併設致します。被災時は断水が長期的に続き、飲料水と温水が貴重でした。熊本県の豊富な地下資源を利用し、生業上、結果的に地盤について詳しくなったので、その知識を活かそうと思い至りました。
場所は熊本の主要幹線道路沿い、CLTヴォールト屋根をシンボルとした地下1階、地上2階建ての木造建築。1階は開放的な構えを有する公衆浴場、2階は公衆浴場の管理者、いわゆる番頭さんの自宅。ここでは、再び地域の人々が交流できる場となる公衆浴場の内装と、公衆浴場の顔である浴室壁画のデザインを大募集します。
■審査員
西村 浩((株)ワークヴィジョンズ)
田中 智之(熊本大学工学部土木建築学科 教授)
竹味 佑人(竹味佑人建築設計室)
黒岩ヒロ子((株)黒岩構造設計事ム所)
中村美奈子(archestra)
応募要項は以下でご確認ください。
以下の写真はクリックで拡大します
■募集内容
神水公衆浴場1階の公衆浴場内装デザイン(浴場壁画含む)
内装:(幅)8.255m×(長さ)4.815m×(高さ)4.372m
壁画キャンバス: (幅)8.255m×(高さ)1.847m
■計画条件
1、活気あるデザイン
2、耐久性・清掃が簡単な素材使用(水害等考慮)
■選定方式
候補者選定は「プロポーザル方式」で行い、企画提案方式による書類およびプレゼンテーション審査を実施
■予算
200万円(税込)
※委託料・施工及び材料費込。(提案により増額可)
■参加方法・結果発表
1、エントリー
(申込者氏名/所属/住所/連絡先を明記し、下記問合までメールにてエントリー)
2、事務局より現況図面データ等の返信
3、提出物を、提出先まで郵送
4、書類審査後、結果を応募者全員にメールにて通知し、プレゼンテーション審査参加者には概要の通知を行う
■応募締切
2019年12月14日(土)必着
■提出物(A3 枚数不問)
1、提案図面(イメージ平面図/イメージパース/壁画デザイン)
2、仕上表
■審査員
西村 浩((株)ワークヴィジョンズ)
田中 智之(熊本大学工学部土木建築学科 教授)
竹味 佑人(竹味佑人建築設計室)
黒岩ヒロ子((株)黒岩構造設計事ム所)
中村美奈子(archestra)
■問合先
kuwamizuproposal@gmail.com
(メール対応時間 平日9:00-17:00)
■WEB
https://www.facebook.com/kuwamizuproposal
■提出先
(株)黒岩構造設計事ム所
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6-3-5 文建ビル3F