富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
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富谷洋介建築設計 が設計した、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」です。
敷地は北海道札幌市内、自然と都市部の境に位置する二世帯住宅の計画である。
3方を道路と擁壁に囲まれており、道路の延長によって多角形に形成され、擁壁が敷地内にあるため建築面積は限られた。
与条件から「限られた敷地に対して求められる室用途をどう確保するか」「3方道路に対してのプライバシーの確保+恵まれた自然を室内に取り込む」「2世帯としての家族のあり方をどう考えるか」がプロジェクトのテーマとなった。
南側に将来にわたり無くなる事のない公園の森が広がることから、南の採光、借景のため森に正対する大開口を配し主要所室を配した。
内部は住まいの中で用途を二つの性格に分け、LDKを中心とした十字型に公共的な用途を、それによって分割され生まれる四つ角をプライベートな用途を配した。
北国の厳しい寒さに対し外皮は高断熱・高気密化、地中熱ヒートポンプの低温水によるセントラルヒーティング暖房を行い、基礎断熱によりコンクリートを蓄熱体として室内側に持たせることと合わせ、省エネルギーかつ家中どこに居ても暖かく心地よい温熱環境を計画した。
敷地環境を読み解き、活かし、都市と自然の中間に住まう家族のための豊かな居場所を検討した。
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富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
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富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 image©富谷洋介建築設計
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 image©富谷洋介建築設計
以下、建築家によるテキストです。
敷地は北海道札幌市内、自然と都市部の境に位置する二世帯住宅の計画である。
3方を道路と擁壁に囲まれており、道路の延長によって多角形に形成され、擁壁が敷地内にあるため建築面積は限られた。
与条件から「限られた敷地に対して求められる室用途をどう確保するか」「3方道路に対してのプライバシーの確保+恵まれた自然を室内に取り込む」「2世帯としての家族のあり方をどう考えるか」がプロジェクトのテーマとなった。
南側に将来にわたり無くなる事のない公園の森が広がることから、南の採光、借景のため森に正対する大開口を配し主要所室を配した。
内部は住まいの中で用途を二つの性格に分け、LDKを中心とした十字型に公共的な用途を、それによって分割され生まれる四つ角をプライベートな用途を配した。
十字路のパブリックスペースは音や気配は互いに繋がりながらも見えたり隠れたり一様でないコミュニケーションを生み、奥行ある豊かな空間となった。
基礎断熱を採用したことで基礎内部が室内化でき、木造基礎の高さを利用し床の高さを各所で下方向に変えることによって空間ごとの性格を付加した。高さ方向に自由度が生まれたことで、階高の中でのスキップフロア状のロフトや、収納ボリュームが生まれた。
外壁は敷地形状・内部平面との関係性、また3方道路の目線から内部空間を守り包むシェルのように不定形な多角形とし、借景の方角、抜けの方角に絞って大きく開口を配置しプライバシーを確保しながらも解放感を得られることを考えた。
北国の厳しい寒さに対し外皮は高断熱・高気密化、地中熱ヒートポンプの低温水によるセントラルヒーティング暖房を行い、基礎断熱によりコンクリートを蓄熱体として室内側に持たせることと合わせ、省エネルギーかつ家中どこに居ても暖かく心地よい温熱環境を計画した。
敷地環境を読み解き、活かし、都市と自然の中間に住まう家族のための豊かな居場所を検討した。
■建築概要
名称:宮の沢の家
設計:富谷洋介建築設計 富谷洋介
計画種別:新築
用途:専用住宅
計画地:北海道札幌市
建築面積:80.15㎡
延床面積:152.91㎡
工法:木造2階建
竣工:2015年3月
施工:株式会社フォレスタ
写真:グレイトーンフォトグラフス 酒井広司