永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む
photo©ToLoLo studio

永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む

永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む木壁 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニング側を見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:ワークスペース、右:リビングダイニング photo©ToLoLo studio

永冶祐太 / 永冶建築研究所が設計した、岐阜・多治見市の「間の家 -awai-」です。
様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画されました。建築家は、街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向しました。そして、建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込みました。

まちに程よく繋がりながらも自然を感じられる住宅を望まれた。
夏は酷暑、冬は冷え込みの強い地域であったため、コストを抑えながらも高性能な住宅を目指した。

建築家によるテキストより

周辺の建物を見ると敷地境界にブロック塀等があるまちとは切り離された印象があり、まちとの「間」を考慮することが有効であると考えた。具体的には木壁と住宅のボリュームを敷地に沿って開き「間」をつくり、「間」に在る光や植栽から柔らかい印象を与えたいと考えた。

建築家によるテキストより

まち側の開口は絞りつつも程よく繋がりを持たせ、内部はコンパクトな中庭へ大きく開いている。内部空間は天井の高さと変形した平面によるパースペクティブ、大きく中庭に開いた開口によって光や風、変化する風景によって居心地の良さと広がりを生み出した。

昨今の気候変動を鑑み、住宅自体の配置計画や小庇によって夏は日射遮蔽、冬は日射取得ができるパッシブデザインとし、中間期は季節風を取り込みやすい開口計画とし温熱環境と省エネ配慮をしている。

本計画で実践した周辺環境と対話をしながら様々な種類の「間」を構成する設計手法は他の建築でも転用可能になると考えている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む俯瞰 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む俯瞰 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む俯瞰 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む俯瞰 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観 photo©ToLoLo studio
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永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む木壁 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む木壁 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む玄関戸を見る。 photo©ToLoLo studio
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永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニング側を見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニング側を見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニングを見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:ワークスペース、右:リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:ワークスペース、右:リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:ワークスペース、右:リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:リビングダイニング、右:キッチン photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、キッチンからリビングダイニングを見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニング photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニングからキッチン側を見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニングからキッチン側を見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、カウンター越しにキッチンを見る。 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:キッチン、右:リビングダイニング、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニングからキッチン側を見る、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニングからキッチン側を見る、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、リビングダイニングからキッチン側を見る、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、左:ワークスペース、右:リビングダイニング、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニング見る、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階、ワークスペースからリビングダイニングを見る、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む1階、玄関、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む1階、玄関、夕景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む玄関側を見る、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む木壁、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む外観、夜景 photo©ToLoLo studio
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む配置図 image©永冶建築研究所
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む1階平面図 image©永冶建築研究所
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む2階平面図 image©永冶建築研究所
永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「間の家」。様々な用途の建物が並ぶ地域の扇形敷地に計画。街と程よく繋がる住宅を目指し、周辺環境との“間”を考慮する設計を志向。建物の量塊と木壁が作り出す“間”の空間から光や景色を室内に取り込む断面図 image©永冶建築研究所

以下、建築家によるテキストです。


コンパクトな扇形敷地に抗うことなく構成した木壁と住宅ボリュームによってまちに開いた印象を与える。

まち側の開口は絞りつつも程よく繋がりを持たせ、内部はコンパクトな中庭へ大きく開いている。内部空間は天井の高さと変形した平面によるパースペクティブ、大きく中庭に開いた開口によって光や風、変化する風景によって居心地の良さと広がりを生み出した。

昨今の気候変動を鑑み、住宅自体の配置計画や小庇によって夏は日射遮蔽、冬は日射取得ができるパッシブデザインとし、中間期は季節風を取り込みやすい開口計画とし温熱環境と省エネ配慮をしている。

本計画で実践した周辺環境と対話をしながら様々な種類の「間」を構成する設計手法は他の建築でも転用可能になると考えている。

まちに程よく繋がりながらも自然を感じられる住宅を望まれた。
夏は酷暑、冬は冷え込みの強い地域であったため、コストを抑えながらも高性能な住宅を目指した。

周辺の建物を見ると敷地境界にブロック塀等があるまちとは切り離された印象があり、まちとの「間」を考慮することが有効であると考えた。具体的には木壁と住宅のボリュームを敷地に沿って開き「間」をつくり、「間」に在る光や植栽から柔らかい印象を与えたいと考えた。30年ほどで価値の無くなってしまう住宅をコストを抑えながらも高性能、耐久性のある、メンテナンスのしやすい住宅によって長くまちに風景として根付くと考えている。

今や単身や夫婦のみの住宅は全世帯の半数を超えている。住宅の多くは核家族が想定されるがコンパクトな敷地、高性能、ローコストで今後の住宅市場とまちへの繋がり方を模索したプロジェクト。

■建築概要
所在地:岐阜県多治見市金岡町
主要用途:住宅
設計:永冶建築研究所 / 永冶祐太
施工:株式会社MARUHA / 林千晃
構造:犬山建築構造デザイン株式会社 / 溝口猛
階数:地上2階
最高高さ:6.481m
軒高:5.324m
構造:木造
地域地区:準工業地域 法22条区域
道路幅員:7.0m
敷地面積:85.53㎡
建築面積:36.72㎡
延床面積:67.94㎡
1階:31.22㎡
2階:36.72㎡
竣工年月日:2023年1月20日
写真家クレジット:ToLoLo studio

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺きt=0.35:ニスクカラーPro日鉄鋼板
杉板t=15の上木材保護塗装
いろは外部用クリアアールジェイ

外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺きt=0.35:ニスクカラーPro日鉄鋼板

外装・建具開口部

木製建具
アルミサッシ:サーモスL アルゴンガス入りリクシル

内装・床

杉無垢フローリングt=15の上木材保護塗装

内装・壁

ラーチ合板t=12 トイレ、洗面所は木材保護塗装

内装・天井1階 天井

ラーチ合板t=12 トイレ、洗面所は木材保護塗装

内装・天井2階 天井

構造現し

内装・キッチンキッチン

MUJI+KITCHEN – ステンレスユニットシェルフ・キッチンサンワカンパニー

内装・水廻り洗面

テオレマアールサンワカンパニー

内装・建具開口部

サーモスL アルゴンガス入りリクシル

内装・設備設備

空調:ルームエアコン
換気:第3種換気
給湯:エコキュート
排水:下水

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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沖縄最北端のエリアであるやんばるの「謝敷-じゃしき-」集落に分散して建つ木造の宿である。

北部の集落は人口の転出が多く、集落内にも空家が点在しており、長年放置され倒壊するものも多い。エリアを再生していくために、住民と共存しながらやんばるの暮らしを体験できる宿を既存建物のリノベーションや空地での新築で集落再生を行い、運営を通して集落の維持管理をし「後世に美しい集落の継承」を目指し全体の計画を行なった。

建築家によるテキストより

道幅1.5mほどのふくぎ並木を50mほど抜けた先に広がる敷地が新築棟の計画地である。
道幅が狭く車両での侵入が難しいため、手運びでの材料搬入などを考慮し、短材で分割構成できる構造・工法で計画する必要があった。また、北部の建築加工技術や材料流通 等に配慮し、現地で調達・加工しやすい材料を選定する必要もあった。

建築家によるテキストより

リサーチの結果、現地の職人が使い慣れた工法であるブロック造と杉の2×4(ツーバイフォー)工法を「やんばる在来工法」と捉え、設計を行った。主要構造を木造とし、現地でも調達しやすい杉の2×4材を刻みのいらない簡易な工法で構成した。また、非構造部材として二重に積んだコンクリートブロックで外壁を構成した。

木造躯体とコンクリートブロック造の外壁は構造的に縁を切り、木造躯体に直接風圧がかからないようにし構造的負担を減らした。その結果、最小限の構造部材で構成することができ、木造の軽やかさと開放感、ブロック造の重厚感ある空間が両立できた。

建築家によるテキストより

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