SHARE 髙橋正嘉 / ハイランドデザインによる「青戸の住宅」
photo©矢野紀行
髙橋正嘉 / ハイランドデザインが設計した「青戸の住宅」です。
以下、建築家によるテキストです。
都市住宅では、とかく敷地の大きさに対し求められる要件が多い。そのため各スペースが積層し、上下方向の移動が生活を分断してしまう傾向にある。この住宅では上下の移動を持ちながらも、連続的に生活のシーンが繋がることを目指した。各スペースを、徐々に上昇させながら、まわり階段の周囲に配置することで、平面的な移動と高さ方向の移動を兼ねた動線計画とし、上下移動の煩わしさを感じずに回遊できる空間構成とした。
1階は駐車場と仕事場、リビングやダイニングは2階の明るい南面に、3階に個室と主寝室を配置した。また交通量の多い北側には、比較的閉じた機能を配置することで、静かな住環境を獲得することができた。