SHARE 檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」
all photos©矢野紀行(改修前を除く)
檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」です。
若い夫婦+2人の子供のための、都内にある小さい3階建て住居の改修計画である。
敷地は南北の道路に接し、既存計画は敷地の真ん中に階段があり、1階北側にキッチン、その他は5つの個室に分かれているものであった。
そこで南北接道という敷地のポテンシャルを最大限活かせるように、主な住空間となるリビング、ダイニングキッチンを2階に計画した。そして必要となる機能を全て長手方向の外壁側に集約し、要求される奥行きに合わせてゆるやかなカーブを描いた大きな家具を創り上げました。
住宅設備から収納、冷蔵庫、電子レンジまで収納可能な大きな木のS字家具は家族の居場所をおおらかに形成しつつ、共通認識として一緒に時間を刻んでいきます。S字家具は扉の部分の取合いが全て違う角度となる。全ての角度を図示し、丁番設置のために角度調整の処理を施した。扉の形式も、キッチン下はプッシュ引出し、キッチン横はピポットヒンジ+内引出し、WCはピポットヒンジ、その他一般部はスライド丁番という様に適材適所で丁番を使いわけた。