SHARE 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・上海の、上海当代芸術博物館内のカフェ「Blacksheep Café in PSA」
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所が設計した、中国・上海の、上海当代芸術博物館内のカフェ「Blacksheep Café in PSA」です。
上海当代芸術博物館(英: Power Station of Art)は、上海市にある現代美術の為の中国で初となる公営の現代美術館。2018年春に設計をさせて頂いたポップアップカフェのご縁で今回常設店の設計依頼を頂いた。
従来のミュージアムコーヒーショップとは異なり、計画地の中央には展示室と屋上眺望テラスを結ぶ通路が横断していた。つまり店舗の「内部」と「外部」の明確なリースラインが無くぼやけていました。
このカフェはコーヒーショップというよりは、テラスに出入りするビジターの歩道の一部に似ています。
このような現場の状況から、通常の店舗設計とは異なるデザインアプローチをしたいと考えました。ストリートのベンチのように通行人は遭遇したときに何の圧力も義務もなしにこの店舗を感じることができて、ここでくつろいでいる方も通行人と心理的に快適な関係性を作り出すことを目的としました。
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以下、建築家によるテキストです。
上海当代芸術博物館(英: Power Station of Art)は、上海市にある現代美術の為の中国で初となる公営の現代美術館。2018年春に設計をさせて頂いたポップアップカフェのご縁で今回常設店の設計依頼を頂いた。
従来のミュージアムコーヒーショップとは異なり、計画地の中央には展示室と屋上眺望テラスを結ぶ通路が横断していた。つまり店舗の「内部」と「外部」の明確なリースラインが無くぼやけていました。
このカフェはコーヒーショップというよりは、テラスに出入りするビジターの歩道の一部に似ています。
このような現場の状況から、通常の店舗設計とは異なるデザインアプローチをしたいと考えました。ストリートのベンチのように通行人は遭遇したときに何の圧力も義務もなしにこの店舗を感じることができて、ここでくつろいでいる方も通行人と心理的に快適な関係性を作り出すことを目的としました。
私たちは「店舗」をストリートの真ん中に設計するのではなく、18mm厚の規格材の合板を10cmの厚さの板材を形成し、それらの材を垂直水平方向に構造的に交差させてセンターピースを設計しました。家具と彫刻の間のようなこの抽象的なイメージが、この場所に訪れる人々の活動の可能性を広げることを願っています。
■建築概要
建物名:Blacksheep Café in PSA
設計チーム:小大建築設計事務所 kooo architects
竣工年:2019年11月
建築面積:130㎡
建設地:5F, Power Station of Art, Shanghai
デザインチーム:小嶋伸也,小嶋綾香,Lin Hongdi,Lin Weiqiu, Xu Yiqiang
写真:Eric
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・造作家具 | テーブル | シナ合板 |
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