中山英之が、北九州市のTOTOミュージアムに巡回している自身の建築展「, and then」を解説している動画です。こちらでは会場写真も閲覧可能です。会期は2021年3月7日まで。展覧会の公式ページはこちら。
独自の繊細な作風で注目を集めている、中山氏の建築の魅力がどこから生まれてくるのか、建築模型や図面では伝えきれない研ぎ澄まされた感覚や思考、さらに作品がもつ魅力や質、完成後の時間の流れを映像で表現します。
本展覧会では会場全体が小さなシネマコンプレックス(シネコン)となり、中山氏ではない6人の監督が展覧会のために撮り下ろした短編映画6作品を上映します。ロビーに見立てたそれぞれの「島」には、映画のメイキングや、撮影された建築を紹介するためのドローイング、模型なども置かれる予定です。
建築は完成後、住まい手によってどのように使われ、どのような日常が繰り広げられているのか。中山氏は、建築家自身も知ることのできない「建築のそれから/, and then」が重要だと考えています。室内だけでなく、取り巻く周囲の環境も含めて、どのような時間が流れているのかを、これらの短編映画を通じて紹介します。
客観的な視点で自身の建築と向きあうユニークな視点に裏打ちされた、中山氏の「思想」と「実験」を提示します。