石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示 photo©石上純也建築設計事務所
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示 photo©石上純也建築設計事務所
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示 photo©石上純也建築設計事務所
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示 photo©石上純也建築設計事務所

石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真です。
約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示しています。主催は、石上純也展実行委員会です。
会期は、2026年8月30日まで。会場は、竹内ビル1F(徳島県徳島市東船場町1丁目10 / Google Map)。展覧会の公式ページはこちら。また、本展覧会開催に関するクラウドファウンディングも実施されています。本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。

石上純也によるコメント

展覧会再開に際して

このたび、「石上純也展 ― 徳島文化芸術ホールへと続く、風景と建築の思想 ―」を、徳島市内の新たな会場にて開催する運びとなりました。

本展覧会は、2026年6月1日より開催を予定しておりましたが、当初会場として予定していた倉庫は民間所有である一方、その敷地が県有地であったことから、徳島県からの要請を受け、開催中止となりました。

その後、実行委員会ならびに公益社団法人 日本建築家協会 四国支部 徳島地域会の多大なるご尽力により、新たな民間会場において開催できる運びとなりました。

現在、徳島県では藍場浜を敷地として、新たなホール整備事業が進められています。一方、本展覧会でご紹介する徳島文化芸術ホール計画は、約三年にわたり徳島県と協議を重ね、県民の皆様から寄せられた多くのご意見を受け止めながら積み重ねられた計画です。現在も県との協定は継続しており、実施設計まで完了し、施工予定者も決定しています。

今、徳島では二つの未来が並行して存在しています。

建築とは、建物をつくることだけではなく、人々がどのように集い、文化を育み、未来の風景を形づくっていくのかを構想する営みです。その構想は、数多くの対話や試行錯誤を重ねながら育まれ、建物として完成する以前から、社会にとって大切な文化的価値を持っています。

本展覧会では、実施設計まで積み重ねられた一つの建築の思考と、その背景にある風景や理念をご覧いただきます。

これは、新たなホール計画と対立するためのものではありません。むしろ、一つの建築の思考を社会に開くことで、この先、徳島の地で生まれる新たな場所について、多くの方々が自由に考え、語り合う契機となることを願っています。

建築は、一人の建築家だけがつくるものではなく、多くの人々と共に共有する未来を形づくるものです。

また、この計画に携わってきた私たちにとって、徳島の未来を思い描きながら、多くの時間と労力を費やして積み重ねてきた図面や計画が、誰の目にも触れられることなく、なかったことになってしまうのは、とても辛く、寂しいことでもあります。だからこそ、この建築の歩みや思考を、多くの皆様にご覧いただきたいと願っています。

本展覧会が、徳島の未来にふさわしいホールのあり方、そして建築が果たすべき役割について考える場となれば幸いです。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

共栄木材が、設計者と地域工務店を対象に「大スパン木造」実現へのサポートを展開中。LVLトラスからネイルプレートトラスまで、様々な方法で“20メートルを超える無柱空間”を造り上げる。構造材から焼杉など外壁材の選定まで、初期計画段階から支援
共栄木材が、設計者と地域工務店を対象に「大スパン木造」実現へのサポートを展開中。LVLトラスからネイルプレートトラスまで、様々な方法で“20メートルを超える無柱空間”を造り上げる。構造材から焼杉など外壁材の選定まで、初期計画段階から支援LVLトラスを用いた作業場「三秋バーン」

設計者と地域工務店を対象に、共栄木材が「大スパン木造」実現へのサポートを展開しています。
木造での20メートル超スパンの無柱空間の実現に加えて、焼杉などの様々な無垢の外壁材の選定もお手伝いします。また、プラン初期段階での相談や、愛媛の会社敷地内で様々なタイプの大スパン木造建築の見学も可能となっています。

無柱の20メートルを超えるスパンを木造で

従来なら鉄骨造で建っていた20メートルを超える無柱空間の非住宅建築の木造化に取り組んでいます。
LVL、Iジョイスト、ネイルプレートトラスなどを組み合わせ、倉庫・作業場・工場・店舗・オフィスなど広々とした柱のない空間を実現します。

共栄木材の大スパン木造とは

在来木造・枠組壁工法を問わず、構造計画・構造計算・プレカット伏図作成から、加工・建て方(レッカーの配置・搬入計画)、必要に応じて構造の専門家や工務店様のご紹介まで、中四国を中心に、パートナーと一緒に日本全国でお手伝いします。

また、大きなスパンを飛ばす方法もLVLトラス、Iジョイスト、ライトフレームトラス等、構造体も在来木造から枠組壁工法まで、現場状況・職人さんの得手不得手・補助金制度などによって柔軟に使い分けることが可能です。
共栄木材では、10棟を超えるさまざまなタイプの大スパン木造建築を実際に活用しており、会社全体がモデル工場のような役割を果たしています。
工務店様やお施主様にも、実物をご見学・ご確認いただけます

また、単に構造材だけでなく、焼杉をはじめ様々な無垢の外壁材や羽目板も一緒にご提案することで、建物を美しく親しみのある建築へと仕上げるお手伝いができます

一つの建物に必要な木材が全て相談できるパートナーを当社は目指しています。

以下に、工法の紹介や採用事例を掲載します。

OMAによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「ザ・マーティン」。同事務所がマスタープランを担う開発内での計画。“日本のパズル”のように4つの量塊が組み合わさり、バルコニーが透過性のあるファサードを生み出す建築を考案。多様な住戸形式に加えて二つの屋上テラスも備える
OMAによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「ザ・マーティン」。同事務所がマスタープランを担う開発内での計画。“日本のパズル”のように4つの量塊が組み合わさり、バルコニーが透過性のあるファサードを生み出す建築を考案。多様な住戸形式に加えて二つの屋上テラスも備える photography by Ossip van Duivenbode for OMA
OMAによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「ザ・マーティン」。同事務所がマスタープランを担う開発内での計画。“日本のパズル”のように4つの量塊が組み合わさり、バルコニーが透過性のあるファサードを生み出す建築を考案。多様な住戸形式に加えて二つの屋上テラスも備える photography by Ossip van Duivenbode for OMA
OMAによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「ザ・マーティン」。同事務所がマスタープランを担う開発内での計画。“日本のパズル”のように4つの量塊が組み合わさり、バルコニーが透過性のあるファサードを生み出す建築を考案。多様な住戸形式に加えて二つの屋上テラスも備える photography by Ossip van Duivenbode for OMA

OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「ザ・マーティン」です。
同事務所がマスタープランを担う開発内での計画です。建築家は、“日本のパズル”のように4つの量塊が組み合わさり、バルコニーが透過性のあるファサードを生み出す建築を考案しました。また、多様な住戸形式に加えて二つの屋上テラスも備えています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

OMAが設計した、バイエス・クワルティール(Bajes Kwartier)のザ・マーティンが完成

アムステルダムのバイエス・クワルティールのザ・マーティンが完成しました。OMAのデイヴィッド・ジャーノッテン(David Gianotten)とマリアーノ・サガスタ(Mariano Sagasta)が設計した本プロジェクトは、互いに組み合わさった4つのボリュームで構成され、その外周に沿って連続するバルコニーを備えた、層状で透過性のあるファサードによって特徴づけられています。ザ・マーティンは、旧バイルメルバイエス刑務所(Bijlmerbajes、1978~2016年)を都市構造に統合された持続可能な街区へと転換するOMAのマスタープランにおける最新の建築です。

OMA マネージング・パートナー、アーキテクトのデイヴィッド・ジャーノッテン(David Gianotten)は次のように述べています。
「ザ・マーティンの互いに組み合わさったヴォリュームは、立体的な日本のパズルのように組み合わさることで、より透過性の高い建築を生み出しています。すべての住戸に設けられたゆとりあるバルコニーは、居住者の居住性を高めるとともに、閉鎖的でモノリシックな旧刑務所施設との意図的な対比を生み出しています。マスタープランのセントラル・クラスターの一部であるザ・マーティンは、開発地区全体を貫く唯一の軸線を形成しています」

13万5,000㎡のバイエス・クワルティール開発は、7.5ヘクタールの敷地に広がっており、オランダ政府の中央政府不動産機関(Rijksvastgoedbedrijf)からこの敷地を取得したデベロッパーAMが率いるチームの一員として、OMAがマスタープランを策定しました。この設計は、中心的な歩行者・自転車動線としてのカルファー通り(Kalverstraat)に加え、中庭や庭園など、旧刑務所の主要な要素を保持するとともに、周辺都市との新たなつながりを導入しています。外周壁の一部、管理棟、そして当時の塔1棟を含む保存された構造物は、新たな建築と組み合わされ、住宅、商業、文化の各用途を収容しています。この開発は約1,350戸の住宅で構成され、その30%がソーシャルハウジングに指定されています。これらは4つの異なるクラスターで構成されています。

セントラル・クラスター内に位置するザ・マーティンは、互いに組み合わさったフォルムによって段状に連なるテラスを生み出し、それぞれの面に異なる表情を与えています。アルミニウム製の外部グリッドが建物を一体化する一方、バルコニーの透明なガラス手すり越しに、暮らしの一端が垣間見えます。

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