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【ap job更新】 坂茂建築設計が、秘書および設計スタッフを募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、秘書および設計スタッフを募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、秘書および設計スタッフを募集中SWATCH HEADQUARTER / photo©Didier Boy de la Tour

坂茂建築設計の、秘書および設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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坂茂建築設計では秘書および設計スタッフを募集します。

坂茂建築設計は、東京、パリ、ニューヨークに事務所を置き、国内外において、住宅・美術館等の文化施設・教育施設・商業施設など様々なプロジェクトを実現して参りました。現在も、材料、構造、空間の革新を追求した様々なプロジェクトが進行中です。

この度、東京事務所では、秘書1名、設計スタッフを若干名募集いたします。好奇心旺盛に取り組める方を歓迎します。

篠原一男による「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了。1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物
篠原一男による「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了。1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物移築後の様子 / Umbrella House, Vitra Campus, June 2022 ©Vitra, photo: Dejan Jovanovic
篠原一男による「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了。1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物移築後の様子 / Umbrella House, Vitra Campus, June 2022 ©Vitra, photo: Dejan Jovanovic
篠原一男による「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了。1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物移築後の様子 / Umbrella House, Vitra Campus, June 2022 ©Vitra, photo: Dejan Jovanovic

篠原一男が設計した「から傘の家」が、ドイツ ヴァイル・アム・ラインの「ヴィトラ キャンパス」に移築完了しています。
1961年に完成した日本の木造住宅を、スイスの家具メーカー“ヴィトラ”が継承しました。バックミンスター・フラーとジャン・プルーヴェの作品に続いて同敷地内に移設された歴史的建築物となりました。
※2022年7月5日に日本語のテキストを追加しました

こちらは日本語版のリリーステキスト

篠原一男(1925-2006)は、丹下健三並び、20世紀後半に活躍したもっとも重要な日本の建築家の一人です。伊東豊雄や妹島和世など次世代の建築家にも大きな影響を与えた存在であるにも関わらず、国際的な知名度は決して高くありません。1961年東京の地に建設された、篠原一男独自のスタイルが確立された最初の建築とも言われる初期の名作住宅「から傘の家」が、数奇な運命を経て、ドイツのヴァイル・アム・ラインに位置する「ヴィトラキャンパス」に移築・再建されました。

「から傘の家」はその名前の通り、まるで傘のような特徴的な屋根の下、小さな家族が生活するには十分な空間をもつ正方形平面の木造住宅です。篠原一男は、日本の伝統的な民家や寺院といったヴァナキュラー建築に見られる要素を住宅建築に応用しました。例えば、「から傘の家」のピラミッドのような屋根は、かつては寺院などの仏教建築でしか見られないものでした。同時に、立面を構成する「繊維セメント板」のように、シンプルかつ比較的安価な素材をあえて使用しています。から傘の家の出現は、日本建築史における1960年代の衝撃的なできごとのひとつでした。

から傘の家は、前居住者の移転と継承への希望、東京都計画道路に本住宅がかかること等の諸事情を背景に、一般社団法人住宅遺産トラストを介し、偶然の幸福なる出会いからスイスの家具メーカーであるヴィトラが継承し、移築・保存することになりました。柱と梁の構造による木造建造物は、2020年の夏に解体され、部材ごとに分割されました。使用されていた檜、杉、米松の木材は、その他の部品、材料とともに梱包され、海を渡りヴァイル・アム・ラインへと移送されました。解体、移送、移築、修復、再建まで、篠原一男のアーカイブを管理する東京工業大学の全面的な指示とサポートのもと、2021年9月に始まった再建工事は2022年6月、ついに完成を迎えました。

篠原一男は自身の作品をつの4様式に分類し、それぞれの様式において異なる問題に挑戦しました。1961年、東京都練馬区の住宅地に建設された「から傘の家」は、第1の様式における作品の中でもっとも小さく、現存する住宅作品の一つです。約55㎡の床面積に対して、キッチンとダイニング、リビングルーム、浴室・トイレ、そして寝室として使われた半畳の15枚を設置した伝統的な和室が納められています。畳の部屋の天井はフラットで、床はリビングよりも少し高くなっており、5枚の襖で仕切られていました。この襖に描かれた襖絵は、舞台芸術家・朝倉摂との共同によるものです。傘状の扇垂木の天井は空間をより大きく見せます。和室と屋根の間のロフトのような空間は収納スペースとして機能し、昇降のための梯子がかけられていました。また、オリジナルの家具は篠原一男と家具デザイナー・白石勝彦の共同によるものです。ヴィトラキャンパスでは、オリジナルの家具と復刻した家具の双方を組み合わせ、当時を再現しています。

【ap job更新】 らいおん建築事務所が、“建築設計グループ”と“まちづくりグループ”のスタッフを募集中
【ap job更新】 らいおん建築事務所が、“建築設計グループ”と“まちづくりグループ”のスタッフを募集中
【ap job更新】 らいおん建築事務所が、“建築設計グループ”と“まちづくりグループ”のスタッフを募集中バレーボール専用体育館、宿泊施設、コンビニエンスストアなどの民間複合施設(オガールベース)

らいおん建築事務所の、“建築設計グループ”と“まちづくりグループ”のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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らいおん建築事務所ではスタッフを募集しています。

業務拡大に伴う人員増強のためスタッフを募集しています。
エンターテインメント施設の新築プロジェクト・スポーツ施設の新築プロジェクト・保育園のリノベーション・銭湯のリノベーション・地方都市のリノベーションまちづくりなどの業務を多数控えていることから建築の設計技術専門職とまちづくり専門職を若干名募集します。

we+と山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、マレーシアの知育施設「TOY8」。商業モール内の知育施設の計画。理念の“多面的な才能を発掘し育てる”の具現化を目指して、動きのある造作家具やカラフルな図案で満ちた空間を考案。地域植物を参照した入口トンネルは来訪者を誘引
we+と山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、マレーシアの知育施設「TOY8」。商業モール内の知育施設の計画。理念の“多面的な才能を発掘し育てる”の具現化を目指して、動きのある造作家具やカラフルな図案で満ちた空間を考案。地域植物を参照した入口トンネルは来訪者を誘引 photo©Lawrence Choo
we+と山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、マレーシアの知育施設「TOY8」。商業モール内の知育施設の計画。理念の“多面的な才能を発掘し育てる”の具現化を目指して、動きのある造作家具やカラフルな図案で満ちた空間を考案。地域植物を参照した入口トンネルは来訪者を誘引 photo©Lawrence Choo
we+と山家明 / マウンテンハウスアーキテクツによる、マレーシアの知育施設「TOY8」。商業モール内の知育施設の計画。理念の“多面的な才能を発掘し育てる”の具現化を目指して、動きのある造作家具やカラフルな図案で満ちた空間を考案。地域植物を参照した入口トンネルは来訪者を誘引 photo©Lawrence Choo

we+山家明 / マウンテンハウスアーキテクツが設計した、マレーシア・クアラルンプールの知育施設「TOY8」です。
商業モール内に計画されました。デザイナーと建築家は、理念の“多面的な才能を発掘し育てる”の具現化を目指して、動きのある造作家具やカラフルな図案で満ちた空間を考案しました。そして、地域植物を参照した入口トンネルは来訪者を誘引します。施設の公式サイトはこちら

マレーシアのショッピングモール内の知育施設の内装デザイン。
TOY8の理念である“多面的な才能を発掘し育てる”をキーワードに型にはまらない自由な遊び場となるようデザインした。

建築家によるテキストより

細く奥行きのあるエントランスには、マレーシアの代表的な植物“パンダンリーフ”の断面から着想を得たミラーのトンネルを計画。門型を15°づつ傾けることで、植物の自然なねじれを感じさせる。正面の壁面には、大きな“TOY8”のロゴを配し、アナモルフォーシス効果を利用することで、利用者を奥へと誘引するデザインとした。

建築家によるテキストより

トンネルを抜けた先のフリーエリアでは、スケルトンの状態を利用し、開放感を演出するとともに、色やグラフィックを配することで、都市の遊び場を表現した。造作の家具や、柱周りのベンチの造形は、単純な形を利用しながらも動きを持たせることで物の多面的な見方を表現した。

有料ゾーンとなるプレイエリアの入り口には、空間の切り替えとなる門型を設置し、さらに高揚感が得られる計画とした。

建築家によるテキストより
宮本雅士建築設計による、東京・品川区の集合住宅「フタバソウ」。住居兼事務所の使用も想定した計画。地域や住人に愛着の醸成を求めて、交流を生む“小路”の在り方を継承する空間を考案。全体ヴォリュームを住戸単位に分節し環境調和や“家”としての愛着向上も意図
宮本雅士建築設計による、東京・品川区の集合住宅「フタバソウ」。住居兼事務所の使用も想定した計画。地域や住人に愛着の醸成を求めて、交流を生む“小路”の在り方を継承する空間を考案。全体ヴォリュームを住戸単位に分節し環境調和や“家”としての愛着向上も意図 photo©濱崎泰弘
宮本雅士建築設計による、東京・品川区の集合住宅「フタバソウ」。住居兼事務所の使用も想定した計画。地域や住人に愛着の醸成を求めて、交流を生む“小路”の在り方を継承する空間を考案。全体ヴォリュームを住戸単位に分節し環境調和や“家”としての愛着向上も意図 photo©鯉谷ヨシヒロ
宮本雅士建築設計による、東京・品川区の集合住宅「フタバソウ」。住居兼事務所の使用も想定した計画。地域や住人に愛着の醸成を求めて、交流を生む“小路”の在り方を継承する空間を考案。全体ヴォリュームを住戸単位に分節し環境調和や“家”としての愛着向上も意図Unit 301 photo©濱崎泰弘

宮本雅士建築設計 / mmarが設計した、東京・品川区の集合住宅「フタバソウ」です。
住居兼事務所の使用も想定した計画です。建築家は、地域や住人に愛着の醸成を求めて、交流を生む“小路”の在り方を継承する空間を考案しました。また、全体ヴォリュームを住戸単位に分節し環境調和や“家”としての愛着向上も意図されました。

2019年春から計画、2021年秋に竣工となった6戸で構成される集合住宅。
地元に親しまれる神社や商店街があり、落ち着いた住宅街の小路に隣接する。

建築家によるテキストより

「住・働 空間」をプログラムとし、自宅兼事務所を要する人、恋人、兄弟、友人、1~2人暮らしを想定。同時に「その土地や住人にとって愛着が湧く居心地の良い空間とは何か」を追求した。近隣住人と新規住人との交わりとなる小路との繋がりを考察し、光・風・人がつながり、小路の習慣を継承する居住空間である。

建築家によるテキストより

建物のボリュームを計画するにあたり、ボリュームを分節し、6戸のモジュールで構成することで、ヒューマンスケールの実現を図った。フタバソウは、柔らかな粘土や羊羹が一切れずつ積み重なるように敷地に配列され、RCの無機質さを消し、近隣の家との調和を図っている。その一切れが、1戸となり、ひとつの「家」としての役割を担うように構成される。1戸を、部屋(ROOM)ではなく、家(HOME)という認識に変えることで、愛着が湧くのではないかと考えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中まきのさんの道の駅・佐川

OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と既卒の設計スタッフを募集します。

【STUDIO YYってどんな事務所?】
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって2015年に設立された設計事務所です。
進行中のプロジェクトを含め、マンションの一室のリノベーションから個人住宅や飲食店、こども園、オフィスビル、道の駅、3万平米超えの海外物件まで多岐にわたるスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。
2020年から公共のプロポーザルにも積極的に参加しており、現在までに4度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

【STUDIO YYはどんな建築を作るの?】
STUDIO YYの建築には決まった建築のスタイルはありません。
我々が重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共の物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や持続可能な地域づくりにつながる大切さを学び、そこに住む方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。
また、これからの地球環境を考え、地産地消の建築を謳い、地場の素材を積極的に採用し、CLTと伝統建築を掛け合わせた建築や世界初となる木造吊り構造の建築など、今までにない建築をつくる挑戦を行っている設計事務所です。

【STUDIO YYでは、どんな業務をするの?】
特定の業務に特化されることはありません。新しいプロジェクトやコンペが始まれば、代表の中本や田中も含めて事務所総出で案出しをします。模型や3Dを使ったスタディ、BIMやCADを使った設計業務、CG作成やスケッチ、プレゼン業務など多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。STUDIO YYに在籍することで、多岐にわたる技術を身につけることができます。

馬場兼伸 / B2Aarchitectsによる、東京・立川市の「生活介護事業所 絲」。ハンディキャップのある人達が活動する施設。大きさや時間概念の新たな広がりを意識し、建材の“こと”の側面にも注目して下地材を主役に設計。社会との連続性を感じられる空間をつくる
馬場兼伸 / B2Aarchitectsによる、東京・立川市の「生活介護事業所 絲」。ハンディキャップのある人達が活動する施設。大きさや時間概念の新たな広がりを意識し、建材の“こと”の側面にも注目して下地材を主役に設計。社会との連続性を感じられる空間をつくる photo©山岸剛
馬場兼伸 / B2Aarchitectsによる、東京・立川市の「生活介護事業所 絲」。ハンディキャップのある人達が活動する施設。大きさや時間概念の新たな広がりを意識し、建材の“こと”の側面にも注目して下地材を主役に設計。社会との連続性を感じられる空間をつくる photo©山岸剛
馬場兼伸 / B2Aarchitectsによる、東京・立川市の「生活介護事業所 絲」。ハンディキャップのある人達が活動する施設。大きさや時間概念の新たな広がりを意識し、建材の“こと”の側面にも注目して下地材を主役に設計。社会との連続性を感じられる空間をつくる photo©山岸剛

馬場兼伸 / B2Aarchitectsが設計した、東京・立川市の「生活介護事業所 絲」です。
ハンディキャップのある人達が活動する施設です。建築家は、大きさや時間概念の新たな広がりを意識し、建材の“こと”の側面にも注目して下地材を主役に設計しました。そして、社会との連続性を感じられる空間をつくる事も意図されました。

東京郊外の古いオフィスビルの一画に設えた生活介護事業所。

ハンディキャップのある比較的若い方が創作活動やちょっとした作業をして昼間の時間を過ごす場所で、入浴や排泄、食事などの介護を行って家族をサポートする役割も担います。

建築家によるテキストより

こうした活動の運営と許認可上必要な機能として、相談室、事務室、トイレ、給湯室の各室を設けて、残りのスペースをエントランスホール、リビングとして計画しました。スタッフがいつでも利用者の様子を感じられるように、各室(相談室以外)を区画する壁は天井まで上げず2mほどの高さとし、床から自立する作りとしています。

一般的にこうしたテナントビル内の造作工事では、こういった間仕切り壁を軽量鉄骨に石膏ボードという安価な不燃板を張って下地とし、表面をビニルクロスなどで仕上げて作りますが、ここではその石膏ボードをガラスのように建具枠に入れ、下地ではなく主役として扱いました。枠材も通常家具や建具の下地として使用されるランバーコアという材料です。

建築家によるテキストより

建材には由来があり社会活動の一端の現れであることから、「もの」として存在しているだけではなく、そこには「こと」が内包されています。両者を対象とすることで、大きさや時間の概念に新しい広がりを生み出すことができるのではないかと考えています。

建築家によるテキストより
大村廣介 / ko design officeによる、兵庫・神戸市の住戸改修「+α」。繁華街に近い集合住宅での計画。立地と施主の意向から“価値”の向上を求め、未来の在り方を見据えて“多様・継続・甘美”を考慮し設計。シンプルな構成で不足も充足も超過しない空間を作る
大村廣介 / ko design officeによる、兵庫・神戸市の住戸改修「+α」。繁華街に近い集合住宅での計画。立地と施主の意向から“価値”の向上を求め、未来の在り方を見据えて“多様・継続・甘美”を考慮し設計。シンプルな構成で不足も充足も超過しない空間を作る photo©長谷川健太
大村廣介 / ko design officeによる、兵庫・神戸市の住戸改修「+α」。繁華街に近い集合住宅での計画。立地と施主の意向から“価値”の向上を求め、未来の在り方を見据えて“多様・継続・甘美”を考慮し設計。シンプルな構成で不足も充足も超過しない空間を作る photo©長谷川健太
大村廣介 / ko design officeによる、兵庫・神戸市の住戸改修「+α」。繁華街に近い集合住宅での計画。立地と施主の意向から“価値”の向上を求め、未来の在り方を見据えて“多様・継続・甘美”を考慮し設計。シンプルな構成で不足も充足も超過しない空間を作る photo©長谷川健太

大村廣介 / ko design officeが設計した、兵庫・神戸市の住戸改修「+α」です。
繁華街に近い集合住宅での計画です。建築家は、立地と施主の意向から“価値”の向上を求め、未来の在り方を見据えて“多様・継続・甘美”を考慮し設計しました。また、シンプルな構成で不足も充足も超過しない空間を作る事も意識しました。

神戸の繁華街から歩いて数分、築20年ほどのマンションのリノベーション計画です。

建築家によるテキストより

立地条件と、クライアントが終の住処とは考えていないことから、この一住戸の価値を高めるため、これからの都市の集合住宅の「あり方」を考え、「多様性」「継続性」「甘美性」の3点を満たす空間を考えました。

建築家によるテキストより

2LDKだった間取りの余計な壁を無くし、まとまっていた水廻りを活かして、大きなワンルームの中にウォークインクローゼットと小さな寝室を設けたシンプルな空間構成としました。リノベーションをする上で、既存の要素をどこまで引き、新たな要素をどれだけ足すのか、足りなさ過ぎず、満たし過ぎない余白空間を意識しました。

テクスチャーの表現を最小限とし、塗装の壁や造作家具、ファブリックも無彩色で構成し、無彩色のグラデーション操作によりシンプルでマッシブな印象にすることで、住宅、オフィス等、どんな用途にも対応する「多様性」のある空間としました。

建築家によるテキストより
ファラによる、ポルトガルの住宅「house around a chimney」。街路ファサードが保護指定された建物の改修。既存への敬意と主張的態度の両立を求めて、手入れのない既存の裏ファサードも街路側と同列に扱い設計。内部では暖炉の煙突を中心とした遠心的作法の構成も意図
ファラによる、ポルトガルの住宅「house around a chimney」。街路ファサードが保護指定された建物の改修。既存への敬意と主張的態度の両立を求めて、手入れのない既存の裏ファサードも街路側と同列に扱い設計。内部では暖炉の煙突を中心とした遠心的作法の構成も意図 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガルの住宅「house around a chimney」。街路ファサードが保護指定された建物の改修。既存への敬意と主張的態度の両立を求めて、手入れのない既存の裏ファサードも街路側と同列に扱い設計。内部では暖炉の煙突を中心とした遠心的作法の構成も意図 photo©fala
ファラによる、ポルトガルの住宅「house around a chimney」。街路ファサードが保護指定された建物の改修。既存への敬意と主張的態度の両立を求めて、手入れのない既存の裏ファサードも街路側と同列に扱い設計。内部では暖炉の煙突を中心とした遠心的作法の構成も意図 photo©ivo tavares

ファラが設計した、ポルトガル・アマランテの住宅「house around a chimney」
街路ファサードが保護指定された建物の改修です。建築家は、既存への敬意と主張的態度の両立を求めて、手入れのない既存の裏ファサードも街路側と同列に扱い設計しました。また、内部では暖炉の煙突を中心とした遠心的作法の構成も意図されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

美しい建物のリノベーションには、敬意を払い、礼儀正しくあるべきだという人がいます。また、自己主張が強く、パンクな態度がいいという人もいます。選ばないというのは、熱意に欠けるのでしょう。その両方を実現するための試みが、ここにあります。

この建物の街路のファサードは、リストアップされて保護されています。この建物は、縦に積み重ねた増築部分において、かなりハンサムな工芸菓子のようで、互いにうまく調和しています。一方、裏側のファサードは、2階分の高さしかなく、いつものように手入れがされていません。窓枠の再生、古い御影石、新しい大理石の部材、バラ色の頬など、このプロジェクトは両者を同じような手段で扱っています。手前がレイヤーケーキなら、奥は奇妙な形のスコーンです。形がなく、対立的で、アプローチの仕方を知っていれば素晴らしいものです。

この計画は、すべての階層を貫く新しいコンクリートの煙突を中心に展開されます。この煙突は、1階のメインルームの暖炉として機能し、すべての空間を遠心的な作法で構成しています。鮮やかなピンクに覆われた階段は、床や天井のミント色とは一線を画し、独自の蛇行したルートを辿っています。全室同じ素材で統一され、バスルームの設備が充実しているだけです。スポーツのトラックと同じように、大胆なパターンが旅の始まりと終わりを告げています。

最も注目を集めたトピックス [期間:2022/6/27-7/3]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/6/27-7/3]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/6/27-7/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. BIGによる、スウェーデンの宿泊施設「Biosphere」。森林の中に“ツリーホテル”が運営するキャビンを作る計画。鳥類の生態系に貢献する事を目指し、ファサードに350の巣箱を持つ建築を考案。親密で没入感のある自然体験も提供
  2. 阿曽芙実建築設計事務所による、奈良の店舗兼住宅「T house Renovation」。築40年の木造住宅をネイルサロンと住居に改修。家族の暮らしに主眼を置く在り方を目指して、私より公が優先された典型的な田の字プランの逆転を構想。既存の“鴨居”等は残して空間の緩やかな分節に援用
  3. 桐山啓一 / Airhouseによる、東京の「小平の家」。郊外に建つ核家族の住宅。求められた“良い意味での違和感”に応える為、建築に“斜め”や“段差”を導入。尺貫法の順守と各要素に空間体験創造の視点を重ねる事で合理性と豊かさの実現も目指す
  4. 重名秀紀 / studio junaによる、岡山市の住宅「江並の家」。新たに造成された分譲地に計画。他区画との良好な関係を目指して、区域の共通要素を再構成する事で風景に擬態し馴染みつつ“らしさ”が表れる建築を志向。平面でも“普通”である事を肯定的に扱う
  5. 梅澤竜也 / ALA建築設計事務所による、山梨の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」。生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設。工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案。全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献
  6. 仙田満の環境デザイン研究所が、新石川県立図書館設計プロポで、設計候補者に選定
  7. BIGによる、デンマーク・オクスボルの博物館「FLUGT」。第二次世界大戦時の病院を改修した“難民”に関する施設。二棟の既存建物を建築的にも歴史的にも繋げる、カーブを描くヴォリュームを増築。展示資料に加え体験でも難民と地域への理解を促す
  8. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「新富士のホスピス」。末期癌患者のケアを行い家族と過ごす為の施設。病院と在宅の間の役割を求めて、日常と地続きの“住まい”の様な在り方を構想。木々の中を散策する様な連続性のある廊下が“居場所”としても機能
  9. 武田清明建築設計事務所による、照明器具「石のライト」。石を無加工で用いたプロダクト。個性をもった唯一無二の製品を目指して、自然がつくる形・色・手触りに着目し構想。設置個所を“小さな石庭”に変える
  10. 建築家の永山祐子によるトークイベント「素材使いの極意」が、オンラインで開催。近作のドバイ万博日本館や東急歌舞伎町タワーに加え、様々な作品を通して“素材”について語る
  11. 市瀬喬之+中野達文 / ダルマトーキョーによる、東京の住戸改修「目黒の集合住宅」。庭付きオーナー住戸を賃貸用に改修する計画。借手の間口を広げる事を目指して、庭との関係に焦点を絞りつつ住人の創意工夫の余地がある空間を構想。各所から庭を望め緑を享受する暮らしを作る
  12. 牛島隆敬建築設計事務所による、滋賀の、デザインセンター「長浜カイコー」。公設民営の施設。住民や利用者に応える場を目指して、行政や運営者を含むチームを作り“モニターワーク”等で様々な声を集め機能や空間を構想。地域の川を想起させる高低差のあるテーブルで繋がりを表現
  13. ツバメアーキテクツによる、東京・港区の「cobacoのポップアップ」。神戸のブランドの為の期間限定店舗。短時間での施工と撤収の条件に対し、“参勤交代”のイメージを重ねて“ジュエリーを乗せた籠”をテーマに設計。メッシュ素材の囲いと現場組立の什器で場を構築
  14. ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」。女王の在位70周年記念行事の為に計画。世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案。アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈
  15. 大嶋励+小阿瀬直+山田優 / SNARK Inc.による、大阪市の「天満橋の家」。都心の高層集合住宅での計画。開けた眺望と充分な採光が得られる環境に、手触りや光の質感を意識して天然素材を採用し設計。家具や小物の選定も担う事で細部まで意志が届いた空間をつくる
  16. 2025年大阪・関西万博会場内の、休憩所とトイレ等20施設の設計コンペが開催。平田晃久・藤本壮介・吉村靖孝が審査員を務める
  17. ピーター ・ズントーの家具コレクション展をフォトレポート。半世紀に渡り自らの建築の為にデザインした家具が製品化され公開。綿密なやり取りを行い、日本の素材と技術を取り入れTime & Styleが制作。実物に加えインタビューや製造工程の動画等も展示
  18. ツバメアーキテクツによる、長野・塩尻市の宿泊施設「上原屋 BYAKU Narai」。古い街並みが残る“奈良井宿”の町屋改修。地域の建築保存のロールモデルを目指して、参照可能な施策を積み重ねる設計を志向。追加要素を空間の主題に昇華する“金継ぎ”の態度を実践
  19. ヤツシャハルアーキテクツによる、アラブ首長国連邦の「スシロードバイ万博店」。日本館の傍らに計画された飲食店。日本の食文化の魅力を伝える為の施設で、本館の立体格子に呼応する“魚子文様”の天井を特徴とする空間を考案。経済合理性や環境負荷に配慮した工法も採用し実現
  20. 笠井太雅+鄭愛香 / KACHによる、群馬の住宅「House in Yanakacho」。新興住宅地の一角に計画。穏やかに賑わう周辺環境と家との関係を模索して、遮蔽と連続を両立し家の輪郭となる“宙に浮く囲い”を考案。混ざり合う境界によって生き生きとした建築をつくる

ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」の動画

ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」の動画です。
エリザベス女王の在位70周年記念行事の為に計画されました。デザイナーは、世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案しました。また、アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈されます。アーキテクチャーフォトでは、本作品を特集記事としても紹介しています。

また、以下に、施工風景を収めたタイムラプス動画も掲載します。

ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ウェストサセックスの温室「kinetic Glasshouse」の動画

ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ウェストサセックスの温室「kinetic Glasshouse」の動画です。
新しく作られた庭園に据えられた施設です。デザイナーは、機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案しました。そして、時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える事も意図されました。
アーキテクチャーフォトでは、本作品を特集記事としても紹介しています。

ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Hufton+Crow
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Raquel Diniz_Heatherwick Studio
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Hufton+Crow

ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室「kinetic Glasshouse」です。
新しく作られた庭園に据えられた施設です。デザイナーは、機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案しました。そして、時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える事も意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

ヘリテージフラワー:ヘザウィック・スタジオとナショナル・トラストによるキネティック・グラスハウスとシルクロードガーデンが公開

ヘザウィック・スタジオは、ウェストサセックスの歴史的な土地にあるナショナル・トラストのウールベディング・ガーデンの端に、最新プロジェクトであるキネティック・グラスハウスを設置した事を発表しました。

この作品は、古代のシルクロードが今日の英国庭園に与えた影響を明らかにする新しい庭園の中心的な役割を担っています。ガラスとアルミニウムのファサードを持つ10枚のスチール製の「がく」が4分かけて開き、王冠の形をした141m2の巨大な空間を作り出します。

ウールベディング・チャリティーとナショナル・トラストの協力のもと、グラスハウスはヴィクトリア時代のテラリウムの精神からインスピレーションを得て設計されました。最先端の技術を駆使し、機能的な保護構造であると同時に、新しいシルクロードガーデンの魅力的な装飾要素にもなっています。

暖かい日には、グラスハウスの「がく」が油圧機構によって開き、植物に日光と風通しを与える一方、寒い日には閉じたまま、亜熱帯種のコレクションにシェルターを提供します。

トーマス・ヘザウィックは次のように述べています。
「これは、文字通り展開する場所であり、プロジェクトなのです。この妖しくも美しい庭園に足を踏み入れると、宝石のように始まり、王冠のように終わるオブジェを発見することができます。グラスハウスがゆっくりと開かれていく時に」

「それはまた、驚くべき過去を創造し続ける必要性を物語っているのだと思います。歴史的な環境に現代の発明を織り込み、それぞれが互いに語り合う自信を持つことです」

グラスハウスを囲むシルクロード・ガーデンは、アジアとヨーロッパを結ぶ古代の交易路の影響を受けた景観の中を、12ステップの旅へと誘います。

梅澤竜也 / ALA建築設計事務所による、山梨の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」。生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設。工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案。全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献
梅澤竜也 / ALA建築設計事務所による、山梨の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」。生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設。工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案。全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献 photo©ライトパブリシティ
梅澤竜也 / ALA建築設計事務所による、山梨の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」。生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設。工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案。全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献工房 photo©西川公朗
梅澤竜也 / ALA建築設計事務所による、山梨の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」。生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設。工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案。全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献ショップとカフェ photo©西川公朗

梅澤竜也 / ALA建築設計事務所が設計した、山梨・山中湖村の工場「暮らしの香り 山中湖アトリエ」です。
生産機能に加え店舗やカフェ等を備える施設です。建築家は、工場然とせず地域に馴染む存在を目指して、其々の機能が収められた5つの箱が雁行する形態を考案しました。またこの形態は、全居室からの眺望確保や庭園の一体利用にも貢献します。施設の公式ページはこちら

新しく立ち上げられるホームフレグランスブランドのための工場。

建築家によるテキストより

敷地は山中湖にほど近い森の中で、西側に富士山を望む東西方向に長い形をしている。ここに製品の生産機能や事務所だけでなく、その製品を販売する店舗兼カフェ、そして開かれた庭園を求められた。または“ひとの暮らしに寄り添った香り”をブランドのテーマとしていることから、その生産拠点も工場然とするのではなく、地域になじみ、人が集う親しみある存在となることが望まれた。

建築家によるテキストより

我々は求められた機能を5つの箱型ボリュームとして整理し、それらを平面的立体的に雁行させるように並べた。その3次元的なズレによって、間口の狭い奥深い敷地でもすべての居室から富士山への眺望を可能とし、一体的な庭園スペースをできるだけ確保することを試みた。また5つのボリュームから富士山へ向かって片流れ屋根の庇を伸ばすことで、来館者へ対して優しく出迎えるジェスチャーをつくりだした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 リノベの書籍も執筆する岸本千佳が代表の、建物と街のプロデュース会社「アッドスパイス」が、建築設計と不動産仲介のメンバーを募集中
【ap job更新】 リノベの書籍も執筆する岸本千佳が代表の、建物と街のプロデュース会社「アッドスパイス」が、建築設計と不動産仲介のメンバーを募集中
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リノベの書籍も執筆する岸本千佳が代表の、建物と街のプロデュース会社「アッドスパイス」の、建築設計と不動産仲介のメンバー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社アッドスパイスは、業務拡大に伴い、①建築設計+運営管理、②不動産仲介+運営管理のメンバーを募集します。

設計・仲介だけでなく、プロジェクトの始まりやその後の運営領域まで拡げて、プロジェクト全体に責任を持って携わる仕事にチャレンジしたい方を募集します。

【アッドスパイスとは】
アッドスパイスは、岸本千佳が代表を務める建物と街のプロデュースの会社です。企画・設計・仲介・運営と、建物の最初から最後まで一貫してやりきることが特徴です。エリア・建物・関わる人を鑑みた企画アイディアと、責任をもって適切な借り手を見出だすリーシング力を評価いただき、多方面から仕事をご依頼いただいております。

代表の岸本は、大学で建築を学び、前職の不動産ベンチャー勤務を含めて10年以上不動産プロデュースの仕事をしています。常にプロジェクトの先頭に立ち、これまで、設計は外注する形でプロジェクトを進めてきました。

今回、企画と設計を社内で一緒に取り組むことで、より質高く、依頼主の期待に応えるプロジェクトをつくっていきたい。また、不動産仲介においても、管理運営に取り組みながらリーシング力を高めていきたく、建築設計と不動産仲介のスタッフ募集に至りました。

【現在の業務について】
・依頼案件の種類:リノベーションが多いですが、新築案件もあります。新築でも、敷地内にとどまらず、エリアの解釈をより丹念に行うため、仕事の仕方はリノベーションと変わりません。複数の物件を所有するオーナーによる、エリアプロデュースの仕事も増えています。
・依頼案件の特徴:木造アパート一棟、大型ビル一棟、エリア一帯の開発など、建築にも不動産事業者にも頼みづらい物件が多いです。
・依頼主の特徴:建物・土地に思いを持つ地主や家主、地域に根差した企業等です。個人・法人は問わず、法人からの依頼は近年増えています。京都ならではの伝統ある老舗事業者からの依頼などもあります。
・エリア:京都を中心に関西が多いですが、東京・日本全国・海外もあります。
事業規模も年々拡大しております。建物だけではなく、エリアプロデュースの仕事もあります。

ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」。女王の在位70周年記念行事の為に計画。世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案。アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」。女王の在位70周年記念行事の為に計画。世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案。アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈 photo©Jonathan Banks
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」。女王の在位70周年記念行事の為に計画。世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案。アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈 photo©Raquel Diniz_Heatherwick Studio
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」。女王の在位70周年記念行事の為に計画。世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案。アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈 photo©Raquel Diniz_Heatherwick Studio

ヘザウィック・スタジオが設計した、イギリス・ロンドンの「Tree of Trees」です
エリザベス女王の在位70周年記念行事の為に計画されました。デザイナーは、世界中で植樹を行ってきた女王を称える為に、350本の樹木を用いた高さ21mの彫刻を考案しました。また、アルミ製の鉢と樹木は記念祭後に全国の植樹家達に贈呈されます。

こちらはリリーステキストの抄訳

バッキンガム宮殿の外には、2022年6月に行われる女王のプラチナ・ジュビリー(※70周年記念行事)の目玉として、350本のイギリス原産の樹木を使った高さ21メートルの壮大な「Tree of Trees」の彫刻が制作されます。

ヘザウィック・スタジオがデザインしたこの彫刻は、「クイーンズ・グリーン・キャノピー(QGC)」の一環として、2021年10月から2022年3月までの最初のシーズンに100万本以上の植樹を促し、全米を席巻した記念祭の楽しい植樹を反映したものです。

この彫刻は、70年の在位期間中に世界中で1,500本以上の木を植えた女王陛下を称え、この歴史的な節目の中心に木と自然の重要性を据えることを目的としています。

350本の木は、女王陛下の紋章が刻印されたアルミニウム製の鉢にセットされます。記念祭の週末が終わると、樹木は選ばれたコミュニティグループや団体に贈られ、その活動を称えるとともに、全国の次世代の植樹家たちを刺激することになります。樹木は夏の間、慎重に保管され、10月の植樹シーズンに向けて配布される予定です。選考方法の詳細については、追ってお知らせします。

クイーンズ・グリーン・キャノピーは、都市の緑化、田園地帯の再生、コミュニティの団結を支援するために活動しています。パートナーとの協力のもと、クイーンズ・グリーン・キャノピーの主要な要素として、社会経済的な困窮度が高く樹冠被覆率の低い地域での都市緑化プロジェクトを支援するプログラムがあります。トーマス・ヘザウィックとそのチームは、木と自然をデザインの中心に据えており、このテーマを忠実に反映したクリエイティブなアプローチをとっています。

この彫刻は、クリーブランド、ハル、ケンブリッジシャー、ホーブなど、地元のサプライヤーから材料と専門知識を得て、再生鋼材と新鋼材で作られています。クイーンズ・グリーン・キャノピーは、慈善事業として行われています。彫刻「Tree of Trees」は、ブルームバーグ・フィランソロピーズの支援を受けています。

トーマス・ヘザウィックは次のように述べています。
「『Tree Of Trees』を制作できることは、私たちにとって名誉なことです。350本のイギリス原産の木とリサイクルされたスチールから作られたこの構築物は、文字通り国の風景を変えようとしている素晴らしいコミュニティキャンペーンの一環として、国中の工房や苗床から集まってきています」

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