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谷口幸平 / and to建築設計事務所による、東京の「2人のワンフロアハウス」。高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修。其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築。植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現
谷口幸平 / and to建築設計事務所による、東京の「2人のワンフロアハウス」。高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修。其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築。植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現2人の共用部、セミパブリックからシェアリングを見る。 photo©Koji Fujii / TOREAL
谷口幸平 / and to建築設計事務所による、東京の「2人のワンフロアハウス」。高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修。其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築。植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現2人の共用部、ダイニング・キッチンからインナーバルコニーを見る。 photo©Koji Fujii / TOREAL
谷口幸平 / and to建築設計事務所による、東京の「2人のワンフロアハウス」。高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修。其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築。植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現プライベートリビング photo©Koji Fujii / TOREAL
谷口幸平 / and to建築設計事務所による、東京の「2人のワンフロアハウス」。高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修。其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築。植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現プライベートリビング photo©Koji Fujii / TOREAL

谷口幸平 / and to建築設計事務所が設計した、東京の「2人のワンフロアハウス」です。
高齢の施主と知人の為に同フロアの2住戸を改修する計画です。建築家は、其々の住戸を往来する生活に着目し、専有部内に共有使用するパブリックな性質の空間を構築しました。また、植栽と開口の意匠で自然豊かな環境も実現しました。

建主の女性は、80年以上の人生を緑豊かな地方の戸建で過ごしてきた。
窓の外は自然に囲まれ、家を出ると外である事が当たり前の生活。しかし、車が無いとどこへも行けず、高齢となるに連れ、地方での生活に不便さも感じていた。

建築家によるテキストより

今の生活圏では新たな学びや、体験は出来ないと考え、知人と共に2人で都心の集合住宅へ移り住む事を決めた。
それは、今まで当たり前だった生活環境を変える大きな決断である。集合住宅の玄関の外は共用部であり、外との距離を遠く感じる。窓の外に緑は見えず、今までと大きく異なる都心の生活環境。

都心の暮らしに、田舎の家の自然豊かな環境を蘇らせ、同じフロアに暮らす知人との適度な距離感を保つ。そんな生活を実現し、都心に移り住むことに不安を感じる建主を勇気づけたいと考えた。

建築家によるテキストより

計画フロアには住戸が2つしかないため、改修前には互いの住戸を頻繁に往来する姿を目にした。それは、まるで2人が共用部も生活空間の延長であるかのように暮らす印象的な風景であった。フロア全体に暮らしを拡張する提案ができないだろうか。新しい土地で2人が別の住戸で暮らすのでは無く、生活を共にする居場所があれば、2人の暮らしは豊かになるのではないかと考えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

HUNE Architectsでは業務拡大の為、設計スタッフを募集します。

弊社は伊東豊雄建築設計事務所出身の玉木浩太とJulia Liそして林盛による設計事務所です。
国内外の美術館、大学施設、商業施設、オフィスや公共建築など幅広い設計の経験をもとに活動してきました。
私たちはこれまでのプロジェクトにおいて、新たな建築の可能性を模索し、実験的な建設プロセスや越境的なデザインスタディによって新しい建築や場所のあり方を提案しています。

現在、国内では東京のシェアハウスや住宅の設計、オフィスの企画提案、国外の商業施設の監修などが進行中です。
誰もやったことのない新しいことに挑戦したい方、我々の持っていない才能やひらめきのある方、設計の好きな方、海外のクライアントや協力者とコミュニケーションの取れる方など、そのような若い協働者を探しています。
特に基本設計~実施設計を経験され、一人で図面を作成できる方を優遇いたします。

山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる
山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる北側外観 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる西側外観 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れるテラス photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる西側外観 photo©黒住直臣

山﨑健太郎デザインワークショップが設計した、千葉・八千代市の「52間の縁側」です。
高齢者の為のデイサービス施設の計画です。建築家は、問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向しました。また、一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる事が意図されています。

「52間の縁側」は、高齢者のためのデイサービスである。
クライアントの石井さんは、これまでに認知症などシリアスな問題を抱えていたとしても、ありのままその人らしい日常の暮らしを送れる介護を実践してきた。この設計にあたっては、認知症や障害があったとしても、年老いていくことが日常と切り離されずに過ごしていけるような環境の実現を目指して計画された。

建築家によるテキストより

敷地は南北に細長く、崖条例により建物を建てられる範囲が限定されていた。悪条件ではあったが、奥行き2.5間を持った縁側のような床を一直線に設け、メインストラクチャーである木架構と、さまざまなアクセスが可能な開かれた縁側で、地域に対する構えをつくろうと考えた。そこに街の人が利用する「カフェ・工房」、「高齢者が過ごすリビング」、「はなれのような座敷と浴室」の3つの機能に外部スペースを挟み込んで配置している。

建築家によるテキストより

大きな構えとしての架構に対し、負けるように小さな壁やボリュームを挿入することで、ひとのための小さな居場所を散りばめていった。特に、挿入された建築要素の境界、つまり窓辺を丁寧に設えた。例えば、カフェとテラスの間の窓辺にはデイベッドを設け、厚みのあるニッチに体をあずけられるように寸法や建具の種類、素材の選定を行うことで、一人だけれど、他者と一緒に過ごせるような「居方」を生み出している。

建築家によるテキストより
栗生明+北川・上田総合計画と小石川建築 / 小石川土木による、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」。建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎。“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向。“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る
栗生明+北川・上田総合計画と小石川建築 / 小石川土木による、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」。建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎。“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向。“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る左:建築学科棟、右:土木工学科棟 photo©新建築社
栗生明+北川・上田総合計画と小石川建築 / 小石川土木による、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」。建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎。“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向。“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る土木工学科棟、外観 photo©ナカサアンドパートナーズ
栗生明+北川・上田総合計画と小石川建築 / 小石川土木による、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」。建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎。“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向。“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る土木工学科棟、1階、エントランスホール photo©新建築社
栗生明+北川・上田総合計画と小石川建築 / 小石川土木による、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」。建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎。“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向。“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る土木工学科棟、3階、ラウンジ photo©新建築社

栗生明+北川・上田総合計画小石川建築 / 小石川土木が設計した、静岡・袋井市の「静岡理工科大学土木工学科棟・ 土木工学実験棟 」です。
建築学科棟の隣に計画された土木学科の校舎です。建築家は、“土木と建築の融合”を目指し、隣接建物との“対比と一体性を同時に表現する形態”を志向しました。そして、“面”と“ヴォリューム”の構成で“量感ある”建築を作る事が意図されました。施設の公式サイトはこちら

土木工学科棟は県内で初めて創設される土木分野専門の学科の校舎として計画されました。
キャンパスモールを主軸とした全体計画との調和や、隣接する建築学科棟との接続による建築・土木分野の融合、土木工学の各分野の横断的な交流が求められました。

建築家によるテキストより

「土木と建築の融合」を目指し、建築学科棟と隣り合う土木工学科棟は、両者の対比と一体性を同時に表現する形態を構想しました。
3つのRCコアが2.7mグリッドのワッフルスラブを支える構成とし土木的スケールを表現しています。樹状の柱やルーバーなど繊細な〈線〉の集積で丁寧に表現された建築学科棟に対して、土木工学科棟は〈面〉や〈ボリューム〉で構成し、シンボリックで量感ある意匠を目指しました。

建築家によるテキストより

土木的スケールの建築のもとに広がる大らかな居場所が、充実した学生生活・研究活動の支えとなることを願っています。

建築家によるテキストより
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、東京・世田谷区の、二世帯住宅「LOAM」。暮らしが街路に現れる地域に計画。家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案。関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、東京・世田谷区の、二世帯住宅「LOAM」。暮らしが街路に現れる地域に計画。家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案。関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図外観 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、東京・世田谷区の、二世帯住宅「LOAM」。暮らしが街路に現れる地域に計画。家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案。関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図1階、テラス photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、東京・世田谷区の、二世帯住宅「LOAM」。暮らしが街路に現れる地域に計画。家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案。関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図子世帯、2階、リビングダイニング photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、東京・世田谷区の、二世帯住宅「LOAM」。暮らしが街路に現れる地域に計画。家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案。関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図2階、コモンテラスから中庭を見る。 photo©田中克昌

鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の二世帯住宅「LOAM」です。
暮らしが街路に現れる地域に計画されました。建築家は、家族間が“繋がり”ながら“適度な距離”もある状態を求め、道を引込んだ様な“立体路地”を中央に配置する構成を考案しました。また、関東ロームの土を用いた建材も開発して資源循環も意図されました。

敷地のある祖師ヶ谷大蔵の住宅街は、私道や位置指定道路が多く、道路を共有した街区が密集しているため、閉鎖的な家は少なく、互いが配慮し合い街路を介して暮らしが感じられる街並みになっています。

建築家によるテキストより

敷地にはもともと祖父母が二人で住まわれていたが、祖父の他界を機に、息子夫婦との二世帯住宅に建替えることになりました。
都内では比較的広い土地にあって、世帯で土地を小割にしてしまうような建ち方を避けるため、二世帯を南北に連棟し、街路を両棟の間に導くようにして、ボリュームを雁行させてできた「立体路地」を共有しています。

路地に介在する自然を通して、家族のつながりと距離を保つことができます。両棟の各スペースが路地越しに多層化して見え、敷地環境を回遊する空間になっています。

建築家によるテキストより

資源循環のための素材開発と環境建築を目指すプラットフォーム「クリエイティブ・リソース」を展開している私たちは、建設発生土の不適切な処理で社会問題になっている関東ロームの循環利用を目指し、これまで建材化が難しかった関東ロームを配合した「関東ロームブロック」の製造開発に成功しました。

その関東ロームブロックを内外の壁や床にふんだんに利活用して、5トンの関東ロームを循環利用しました。関東ロームの断熱性・吸放湿性・蓄熱性を活かし、快適な温熱環境を実現しました。

建築家によるテキストより
OMAによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」。天然石を扱う企業の為に計画。地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案。屋外庭園では石用いた様々な作家の作品を展示
OMAによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」。天然石を扱う企業の為に計画。地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案。屋外庭園では石用いた様々な作家の作品を展示地下の展示空間 Photograph by Marco Cappelletti, Courtesy of OMA and SolidNature
OMAによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」。天然石を扱う企業の為に計画。地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案。屋外庭園では石用いた様々な作家の作品を展示地下の展示空間 Photograph by Marco Cappelletti, Courtesy of OMA and SolidNature
OMAによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」。天然石を扱う企業の為に計画。地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案。屋外庭園では石用いた様々な作家の作品を展示地下の展示空間 Photograph by Marco Cappelletti, Courtesy of OMA and SolidNature
OMAによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」。天然石を扱う企業の為に計画。地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案。屋外庭園では石用いた様々な作家の作品を展示屋外庭園 Photograph by Marco Cappelletti, Courtesy of OMA and SolidNature

OMA / エレン・ヴァン・ルーン+ジュリオ・マルゲリによる、イタリア・ミラノでの、インスタレーション「Beyond the Surface」です。
天然石を扱う企業の為に計画されました。建築家は、地層から製品になるまでの“天然石の旅”を主題とし、形成・抽出・加工の過程を伝える為の荒々しい石で覆われた空間を考案しました。また、屋外庭園では石用いた様々な作家の作品が展示されます。

こちらはリリーステキストの翻訳

エレン・ヴァン・ルーンとジュリオ・マルゲリがSolidNatureのためにデザインした展覧会「Beyond the Surface」がミラノで開幕

今年のミラノデザインウィークのために、エレン・ヴァン・ルーンとジュリオ・マルゲリは、ブレラ地区にあるネオロマネスク様式のカサ・マヴェリの地下と庭で、ソリッドネイチャーの依頼によるインスタレーションをデザインしました。

地下には、天然石の形成と加工の過程を説明する一連の部屋が設けられています。招待されたさまざまなデザイナーとのコラボレーションにが行われ、庭では、天然石を加工してオブジェを作るという、彼らの個性が紹介されています。

OMAのパートナー、エレン・ヴァン・ルーンは言います。
「今年の展示は、自然の力をテーマにしています。現在の私たちが知っている天然石が形成されるまでの圧縮と固化のプロセスを印象づけるものです」

OMAのアソシエイト、ジュリオ・マルゲリは言います。
「このインスタレーションでは、天然石を使ったデザインの様々な取り扱い、応用、アプローチの可能性を体験することができます」

【ap job更新】 施主との“セッション”で建築を作り上げる「ファーイースト・デザイン・ラボ」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 施主との“セッション”で建築を作り上げる「ファーイースト・デザイン・ラボ」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 施主との“セッション”で建築を作り上げる「ファーイースト・デザイン・ラボ」が、設計スタッフ(経験者)を募集中

施主との“セッション”で建築を作り上げる「ファーイースト・デザイン・ラボ」の、設計スタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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わたしたちが目指していること。
なるべくいろいろなことにとらわれずゼロベースから考え設計したいと思っていますが、そんな中でも設立時から続いている指針みたいなものがあります。

・施主と私たちのセッションで生まれることを表現する。
施主の具体的なご要望をかなえるだけではなく、そのプロジェクトでの「たくらみ」の共犯者になること。

・絶妙な「バランス」を設計する。
必ずしもバランスの良い建物を目指すということではなく、プロジェクトの諸条件を統合していく過程で、建物が運用されてから継続して愛されることを念頭におきつつ、その案件ならではのユニークなバランスを設計する。

厳しい事もありますが…。
十分ご存じだとは思いますが、建築を完成させる過程はスムーズに行かないことが多くあります。高い目標を目指せば新しい事を勉強する必要もあるし、長い設計施工期間には様々なトラブルがつきものです。そんなときでも粘り強く問題を突破することを、楽しんで働ける人とチームを組みたいと思っています。

人と建築が好きな設計・監理経験者の方を募集しています。

【仕事について】
どうしても平日に調整のつかないクライアントの打合せやお引き渡し以外事務所は土日休みです。ほとんどのプロジェクトをチームで担当して複数プロジェクトを兼任することで急な事態にも対応できるようにしています。

今年の日本建築学会賞(作品)を、魚谷繁礼・魚谷みわ子・柳室純による「郭巨山会所」、大西麻貴・百田有希・平岩良之による「コパル」、金野千恵による「春日台センターセンター」の3作品が受賞

今年(2023年)の日本建築学会賞(作品)を、魚谷繁礼・魚谷みわ子柳室純による「郭巨山会所」、大西麻貴・百田有希・平岩良之による「山形市南部児童遊戯施設 シェルターインクルーシブプレイス コパル」、金野千恵による「春日台センターセンター」の3作品が受賞しています。

下記に、公式に公開された各作品の資料を掲載します。

作品賞以外の各賞はこちらのページからご覧ください

五十嵐淳建築設計事務所とオンデルデリンデによる、北海道・札幌市の店舗「〆のい」。街の中心部にあるダイニングバーの計画。整然と同じ方向を向く“効率的な配置”に違和感を持ち、ムーアの言葉から着想して“海岸の地形”の様なテーブルを考案。“偶然に導かれた居場所の集合体”の様な空間を作る
五十嵐淳建築設計事務所とオンデルデリンデによる、北海道・札幌市の店舗「〆のい」。街の中心部にあるダイニングバーの計画。整然と同じ方向を向く“効率的な配置”に違和感を持ち、ムーアの言葉から着想して“海岸の地形”の様なテーブルを考案。“偶然に導かれた居場所の集合体”の様な空間を作るファサード photo©繁田諭
五十嵐淳建築設計事務所とオンデルデリンデによる、北海道・札幌市の店舗「〆のい」。街の中心部にあるダイニングバーの計画。整然と同じ方向を向く“効率的な配置”に違和感を持ち、ムーアの言葉から着想して“海岸の地形”の様なテーブルを考案。“偶然に導かれた居場所の集合体”の様な空間を作る photo©繁田諭
五十嵐淳建築設計事務所とオンデルデリンデによる、北海道・札幌市の店舗「〆のい」。街の中心部にあるダイニングバーの計画。整然と同じ方向を向く“効率的な配置”に違和感を持ち、ムーアの言葉から着想して“海岸の地形”の様なテーブルを考案。“偶然に導かれた居場所の集合体”の様な空間を作る photo©繁田諭

五十嵐淳建築設計事務所オンデルデリンデが設計した、北海道・札幌市の店舗「〆のい」です。
街の中心部にあるダイニングバーの計画です。建築家は、整然と同じ方向を向く“効率的な配置”に違和感を持ち、ムーアの言葉から着想して“海岸の地形”の様なテーブルを考案しました。そして、“偶然に導かれた居場所の集合体”の様な空間を作る事が意図されました。店舗の公式ページはこちら

札幌中心部の路面電車通りに面する「鮨いその」が運営する「〆のい」というダイニングバーの計画である。

建築家によるテキストより

飲食店の設計では席数や効率化によるレイアウトが一般的であるが、整然と同じ方向を向くことへの違和感から、チャールズ・ムーアの言葉を想い浮かべた。

ムーアは「地図を見ると湾や港、島や群島、入江や河口など変化に富んだ海岸線は、陸がただ海にぶつかるシンプルな海岸線より面白い」といい、「大きなホールや広々とした部屋などは建築の中の海原」であるという。そして「海原に対して複雑な地形の様な場所がアルコーヴなどであり、人間の基本的な行為を可能にする」といっている。

建築家によるテキストより

今回、テナント空間が海原であり、海に浮かぶ群島のようにテーブルを配置する。
そのテーブルは海原と出会う海岸の地形のような形とした。シンプルな海岸もあれば複雑な入江もある。お店に入り小舟に乗り浮遊するように、テーブルの入江にたどりつく。そういうキッカケに充ちた偶然に導かれた居場所の集合体のような空間を目指した。

建築家によるテキストより
遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視
遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視外観 photo©takeshi noguchi
遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視出入口を見る。 photo©takeshi noguchi
遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視ホールからカフェの方向を見る。 photo©takeshi noguchi
遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視 photo©takeshi noguchi

遠野未来建築事務所が設計した、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」です。
遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗の計画です。建築家は、数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践しました。また、設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視して完成しました。施設の公式サイトはこちら

縄文時代から信州に根付く「おやき」の老舗「いろは堂」の新たな展開として長野市の市街地につくられた新工場とカフェ・直売所である。

建築家によるテキストより

長野盆地はかつて海の中にあり、約2万年前に人が住み始め針葉樹森が広がっていたという。
敷地は弥生中期の「赤い土器」と環濠遺跡が多く残る地域にありこの建築も数万年という長い時間軸の中で「大地から生まれ大地に還る」「自然と一体となる生命力のある」建築を目指し、「1大地の記憶、2地域の自然素材と技術、3運動・変化・成長、4大地の隆起、5設計と施工の共同」を考慮し県産の製材と現場の工事残土を用い時間と空間、素材、技術を「編み上げ」てつくられた。

建築家によるテキストより

「工場・地域」と「店舗・社会」を表す「2つの円」が重なり連動しながら、孤を描く屋根が周囲の山並と共振している。

本棟は杉とヒノキの製材を構造とする約1500m2の木造45分準耐火建築物で、手刻みと燃え代設計による柱梁表しの円弧状の「ホール」とプレカットによる最大スパン10.4mの矩形の「工場」から成り、ホールに円形土器と森の記憶を、トイレ棟・休憩所を含む全体配置に集落の記憶を重ねた。地域の自然素材と技術を生かし伝承するためホールは手刻みの木組と版築・左官の伝統的技術を現代の意匠・技術と組合せて使用し、円弧状に変化する木の柱と方杖は太陽と月の運行に呼応した森と麦穂の運動と成長を示している。

建築家によるテキストより
西和人一級建築士事務所による、石川の住宅「能美の高床」。建築家が過去に設計した母屋の隣に計画。既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案。年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与
西和人一級建築士事務所による、石川の住宅「能美の高床」。建築家が過去に設計した母屋の隣に計画。既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案。年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与道路側の外観 photo©迎崇
西和人一級建築士事務所による、石川の住宅「能美の高床」。建築家が過去に設計した母屋の隣に計画。既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案。年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与左側:母家、右側:能美の高床 photo©迎崇
西和人一級建築士事務所による、石川の住宅「能美の高床」。建築家が過去に設計した母屋の隣に計画。既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案。年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与新規軒下空間(ピロティー)を見る photo©迎崇
西和人一級建築士事務所による、石川の住宅「能美の高床」。建築家が過去に設計した母屋の隣に計画。既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案。年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与LDK photo©迎崇

西和人一級建築士事務所が設計した、石川・能美市の住宅「能美の高床」です。
建築家が過去に設計した母屋の隣に計画されました。建築家は、既存建物の快適性を“更に押し進める”在り方を目指し、大きな“軒下空間”が母屋と連動して人の流れを促す建築を考案しました。また、年間降水量の多い地域の日々の快適な生活にも寄与します。

計画敷地は10年前に計画、建設した母屋の隣の敷地である。

建築家によるテキストより

母屋の住人は、今の生活に十分に満足に暮らしており、今回の住宅の建設において、その快適さを阻害せぬよう考慮の上設計を行っていった。それと同時に、その快適性をさらに押し進め、計画建物との良好な関係を図ることにより、この敷地内における新たな活力、ひいてはこの地域の元気に寄与できる建築となることを目指し計画を行なっていった。

建築家によるテキストより

具体的手法としては建物を持ち上げ、大きな軒下空間を作り、母屋と連動した人の流れを生む仕組みを考えた。
広く取られた軒下空間は人を自然と誘い、天候にかかわらず自由に楽しく日々の生活を守ると同時に、人々の交流も促していく。内と外、既存母屋と計画建物、軒天と空がシームレスにつながっていく。構造も積極的に表し仕上げとする事で、木陰のような気持ちの良い空間が広がっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “設計的価値”と“施工的価値”の両面から建築を捉える「株式会社ルーヴィス」が、設計施工管理スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
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“設計的価値”と“施工的価値”の両面から建築を捉える「株式会社ルーヴィス」の、設計施工管理スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社ルーヴィスでは現在、2024年新卒者および経験者の設計施工管理スタッフを募集しています。

ルーヴィスは、住宅や店舗・事務所のリノベーションから新築まで色々な規模の設計施工を行う工務店です。

私たちは、リノベーションを通じて建築の選択肢を広げていくために、メンバーがお互いのアイデアを交流させながら日々取り組んでいます。

近年では「カリアゲ」事業など、社会に対してスピード感のあるアイデアを実行・実現しています。
また、設計施工のみならず設計事務所の施工も行っている為、幅広いプロジェクトに携わることが可能です。

この設計的価値と施工的価値の両面から建築を捉えることが私たちの強みです。

私たちの建築に興味があり、常に新しいデザインや知識を学ぶ好奇心に満ちた方、コミュニケーション能力が高く、明るく楽しんで仕事に取り組むことのできる方を求めています。

【ap job更新】 名古屋を拠点とし、“つなぎかえ”をテーマに設計に取り組む「吉村真基建築計画事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 名古屋を拠点とし、“つなぎかえ”をテーマに設計に取り組む「吉村真基建築計画事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 名古屋を拠点とし、“つなぎかえ”をテーマに設計に取り組む「吉村真基建築計画事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中やまさと保育園増築棟

名古屋を拠点とし、“つなぎかえ”をテーマに設計に取り組む「吉村真基建築計画事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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吉村真基建築計画事務所|MYAOは吉村真基が率いる設計事務所です。
2023年とそれ以前卒業の方を対象に設計スタッフを募集いたします。

現在、当事務所では住宅、施設、店舗などの設計を中心に様々なプロジェクトが進行しています。
国内、海外の展覧会への参加や、プロポーザル・コンペにも継続的にチャレンジしています。

「つなぎかえ」
人と人、人と事物、事物と事物を、建築的要素を通してさまざまなスケールでつなぎかえることが建築設計だと考えています。
つなぎかえによって、より多様で豊かな時間と空間を生み出すことが私たちの仕事です。
ケースに応じて、的確で意味のあるつなぎかえを発見するために、目の前の人や場所や事物をつぶさに観察すること、同時に広い視野を持つこと、思考の射程を深く遠く構えることを大切にしています。

建築設計にできることは限られていますが、それでも建築によって世界が少し変わる瞬間を、何度か感じたことがあります。
私自身、まだ建築に憧れている一人です。
建築への憧れと好奇心を持っている方のご応募をお待ちしています。

設計スタッフは、吉村とやりとりの中でコンセプトの立ち上げから、基本設計、実施設計、現場監理まで一貫して携わります。最初は力量を見ながら任せる範囲を調整します。
最近では建築設計以前の、プロジェクトの萌芽の段階から関与することも多くなってきています。
勉強会、建築訪問なども随時行っています。

田中圭+藤沢和哉 / hut建築事務所による、長野市の住宅「上野の家」。郊外の往来のある道に面した敷地。南側の採光と私生活の保護を求め、生活の拠点となる居間を“半層持ち上げる”構成を考案。街に対して“おおらかに開いた関係性”を作り出す
田中圭+藤沢和哉 / hut建築事務所による、長野市の住宅「上野の家」。郊外の往来のある道に面した敷地。南側の採光と私生活の保護を求め、生活の拠点となる居間を“半層持ち上げる”構成を考案。街に対して“おおらかに開いた関係性”を作り出す外観 photo©藤沢和哉
田中圭+藤沢和哉 / hut建築事務所による、長野市の住宅「上野の家」。郊外の往来のある道に面した敷地。南側の採光と私生活の保護を求め、生活の拠点となる居間を“半層持ち上げる”構成を考案。街に対して“おおらかに開いた関係性”を作り出す2階、居間 photo©藤沢和哉
田中圭+藤沢和哉 / hut建築事務所による、長野市の住宅「上野の家」。郊外の往来のある道に面した敷地。南側の採光と私生活の保護を求め、生活の拠点となる居間を“半層持ち上げる”構成を考案。街に対して“おおらかに開いた関係性”を作り出す2階、居間 photo©藤沢和哉

田中圭+藤沢和哉 / hut建築事務所が設計した、長野市の住宅「上野の家」です。
郊外の往来のある道に面した敷地に計画されました。建築家は、南側の採光と私生活の保護を求め、生活の拠点となる居間を“半層持ち上げる”構成を考案しました。そして、街に対して“おおらかに開いた関係性”を作り出されました。

長野市の中心部から少し外れた郊外に計画された、夫婦と子供2人が暮らす郊外型住宅である。

建築家によるテキストより

敷地は南側と西側に接道する角地。南側には2mを越える擁壁の上に隣家が建ち、西側は田畑が広がっている。
また、小学校に近い立地であることから、前面道路には通学する児童の笑い声が響く。50坪の典型的な郊外型の敷地に対して南からの日射取得への懸念とプライバシー確保の両面を、生活の拠点である居間を半層持ち上げる操作を加えることで解決することを試みた。

建築家によるテキストより

1階に水回りとファミリークローゼットなどの収納をまとめ、半層上に居間とキッチンを、もう半層上に子供の部屋と寝室を配置したスキップフロアとし、廊下スペースを省略したコンパクトなプランとなっている。

2階は間仕切壁をなるべく設けず、大きな屋根が全体をやわらかく包む空間構成とした。ワンルームのような空間の中で視線の抜けや空間の奥行を家具と開口部により生み出している。

建築家によるテキストより
梅岡恒治 / 梅岡設計事務所による、大阪市の、住戸改修「喜連団地リノベーション」。若年世帯向けに2タイプ6戸を改修。既存開口の採光の良さに魅力を見出し、機能を備えた厚みのある“窓辺空間”を作り回遊動線で全体と繋げる構成を考案。緩やかな仕切りで多様な使い方も許容
梅岡恒治 / 梅岡設計事務所による、大阪市の、住戸改修「喜連団地リノベーション」。若年世帯向けに2タイプ6戸を改修。既存開口の採光の良さに魅力を見出し、機能を備えた厚みのある“窓辺空間”を作り回遊動線で全体と繋げる構成を考案。緩やかな仕切りで多様な使い方も許容団地風景 photo©天野せいら
梅岡恒治 / 梅岡設計事務所による、大阪市の、住戸改修「喜連団地リノベーション」。若年世帯向けに2タイプ6戸を改修。既存開口の採光の良さに魅力を見出し、機能を備えた厚みのある“窓辺空間”を作り回遊動線で全体と繋げる構成を考案。緩やかな仕切りで多様な使い方も許容浴槽設置タイプ、リビング photo©トロロスタジオ
梅岡恒治 / 梅岡設計事務所による、大阪市の、住戸改修「喜連団地リノベーション」。若年世帯向けに2タイプ6戸を改修。既存開口の採光の良さに魅力を見出し、機能を備えた厚みのある“窓辺空間”を作り回遊動線で全体と繋げる構成を考案。緩やかな仕切りで多様な使い方も許容シャワーブース設置タイプ、リビング photo©トロロスタジオ

梅岡恒治 / 梅岡設計事務所が設計した、住戸改修「喜連団地リノベーション」。
若年世帯向けに2タイプ6戸を改修する計画です。建築家は、既存開口の採光の良さに魅力を見出し、機能を備えた厚みのある“窓辺空間”を作り回遊動線で全体と繋げる構成を考案しました。また、緩やかな仕切りで多様な使い方も許容する事も意図されました。

このプロジェクトは、2022年に大阪府住宅供給公社が開催した公開コンペにより選定された住戸改善事業である。
事業の趣旨として、築50年以上が経過した団地の住戸を、若年世帯をターゲットに設備更新をしながら団地暮らしの新たなスタンダードとなるような提案が求められた。

建築家によるテキストより

喜連団地の魅力は、南北に設けられた開口部がつくる日当たりの良い窓辺の空間だと感じた一方で、既存住戸では、各部屋同士が仕切られており、十分にその魅力を感じることができなかった。

建築家によるテキストより

そこで、今回の提案では、窓辺空間に厚みを持たせ、機能を持たせながら、回遊動線で繋げることで、それぞれの部屋が緩やかに仕切られながら、窓辺空間によって繋がる暮らし方を提案している。

建築家によるテキストより
芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加する「建築のための香り展」が、東京・西麻布で開催。昨年開催され好評を博した展覧会が、新たな会場にて“予約不要”で公開。其々の建築の為にアットアロマが制作した“香り”等を展示
芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加する「建築のための香り展」が、東京・西麻布で開催。昨年開催され好評を博した展覧会が、新たな会場にて“予約不要”で公開。其々の建築の為にアットアロマが制作した“香り”等を展示
芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加する「建築のための香り展」が、東京・西麻布で開催。昨年開催され好評を博した展覧会が、新たな会場にて“予約不要”で公開。其々の建築の為にアットアロマが制作した“香り”等を展示

芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加する「ARCHITECTURE × SCENTING DESIGN 建築のための香り展」が、東京・港区西麻布のKarimoku Commons Tokyoで開催されます。
昨年開催され好評を博した展覧会が、新たな会場にて“予約不要”で公開されます(※展示のご案内・ワークショップ(有料)は事前予約が必要)。会場では、其々の建築の為にセンティングデザイナーが制作した“香り”等を展示します。会場構成は、芦沢啓治が手掛けます。会期は、2023年4月7日~4月29日(※日曜休館)。入場無料です。展示のご案内の予約はこちらから、土曜日開催のワークショップの予約はこちらからどうぞ。【ap・ad】

100% 自然素材のアロマオイルを調香し、多様なシーンに提供してきたアットアロマ。その専門家であるセンティングデザイナーが 6組の気鋭の建築家とともに、それぞれの代表作にふさわしい香りをつくりました。

本展では、各建築のためにつくられた6種類の香りを実際に体験することができます。これは、新しい香りの体験の創造です。本展は2022年に続き2回目の開催です。完全予約制で開催した前年度は全日程満席となりました。今回の開催はより多くの方にご来場いただけるよう、会期を拡大し、ご予約不要にて実施いたします。

また、空間に合わせた香りのスタイリングや、センティングデザインを体験できるワークショップも新たに開催。アロマ空間デザインを様々な角度から体感できるエキシビションです。

リリーステキストより

以下に、第1回開催時の会場写真や出展建築家のプロフィール等も掲載します。

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