architecture archive

佐々木勝敏建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「城山の工房」。街と森の境界にあり法規制によって9坪に限られた敷地に計画、小さな建物の内部に多様な風景を作る事を意図して周辺と内部を繋ぐ3つの大開口を設計、その環境の中にいる様な感覚も生み出す
佐々木勝敏建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「城山の工房」。街と森の境界にあり法規制によって9坪に限られた敷地に計画、小さな建物の内部に多様な風景を作る事を意図して周辺と内部を繋ぐ3つの大開口を設計、その環境の中にいる様な感覚も生み出す photo©佐々木勝敏建築設計事務所
佐々木勝敏建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「城山の工房」。街と森の境界にあり法規制によって9坪に限られた敷地に計画、小さな建物の内部に多様な風景を作る事を意図して周辺と内部を繋ぐ3つの大開口を設計、その環境の中にいる様な感覚も生み出す photo©佐々木勝敏建築設計事務所
佐々木勝敏建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「城山の工房」。街と森の境界にあり法規制によって9坪に限られた敷地に計画、小さな建物の内部に多様な風景を作る事を意図して周辺と内部を繋ぐ3つの大開口を設計、その環境の中にいる様な感覚も生み出す photo©佐々木勝敏建築設計事務所

佐々木勝敏建築設計事務所が設計した、愛知・名古屋市の「城山の工房」です。
街と森の境界にあり法規制によって9坪に限られた敷地に計画、小さな建物の内部に多様な風景を作る事を意図して周辺と内部を繋ぐ3つの大開口を設計、その環境の中にいる様な感覚も生み出しました。

敷地西側は住宅地であり、その先に中高層建築が立ち並んでいる名古屋の都心部である。
東側は神社が所有する森が広がっており、都市と森の境界という特異な場所に、この小さな工房は立っている。

建築家によるテキストより

興味深い敷地の法規確認を行ったところ、複雑な法規制がかかることがわかった。北側の歩行者階段は道路扱いということで2面道路に接する。それらは42条2項道路であったため、道路中心から2m後退した位置が敷地境界となる。

さらに第一種風致地区のためその道路境界からさらに2m後退した位置にしか建物が建てられない。隣地境界からも1.5m後退が必要となる。道路のセットバックで縮小した敷地に対して建蔽率は30%。第一種低層住居地域のため高さ制限もあった。

その他宅地造成区域、高度地区、緑化地域、居住誘導区域、都市計画公園区域、埋蔵文化財発掘区域、がけ条例と小さな敷地に盛沢山の法規制が重なるというのがこの敷地の特徴であった。そこから導かれた約9坪がここで建設可能な敷地である。

建築家によるテキストより

クライアントは陶芸作家であり、1階を工房、2階はギャラリーやセカンドハウスとして要望された。
敷地東西の異なる個性を持った環境と、内部空間をつなぐことで小さな建築に多様な風景とおおらかさが生まれると考え、3つの開口を計画した。

建築家によるテキストより
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・ときがわ町の住宅改修「山頂のハナレ」。外壁を共有し建ち並ぶ空き家のひとつの改修計画、1階と2階で機能を分け其々を隣接する作業空間と生活空間を拡張する“ハナレ”となるよう構想、家族の暮らしや環境との繋がり自体の拡張も目指す
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・ときがわ町の住宅改修「山頂のハナレ」。外壁を共有し建ち並ぶ空き家のひとつの改修計画、1階と2階で機能を分け其々を隣接する作業空間と生活空間を拡張する“ハナレ”となるよう構想、家族の暮らしや環境との繋がり自体の拡張も目指す photo©田畑信行
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・ときがわ町の住宅改修「山頂のハナレ」。外壁を共有し建ち並ぶ空き家のひとつの改修計画、1階と2階で機能を分け其々を隣接する作業空間と生活空間を拡張する“ハナレ”となるよう構想、家族の暮らしや環境との繋がり自体の拡張も目指す photo©田畑信行
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・ときがわ町の住宅改修「山頂のハナレ」。外壁を共有し建ち並ぶ空き家のひとつの改修計画、1階と2階で機能を分け其々を隣接する作業空間と生活空間を拡張する“ハナレ”となるよう構想、家族の暮らしや環境との繋がり自体の拡張も目指す photo©田畑信行

小野晃央 / シグマ建設+ONO一級建築士事務所が設計した、埼玉・ときがわ町の「山頂のハナレ」です。
外壁を共有し建ち並ぶ空き家のひとつの改修計画、1階と2階で機能を分け其々を隣接する作業空間と生活空間を拡張する“ハナレ”となるよう構想、家族の暮らしや環境との繋がり自体の拡張も目指されました。

埼玉県中部の山頂付近、ミカン畑やご神木の有る自然豊かな敷地。
外壁を共有し3棟並ぶ母屋・旧母屋・作業倉庫がご両親が亡くなられた後空き家となっていた。

建築家によるテキストより

今回息子さん夫婦が住み移る事となり、中央に建つ最も古い旧母屋の改修を相談される中、これからのご夫婦の生活に合わせ、1階を隣接する作業倉庫の作業場の延長としての「農のハナレ」、2階を母屋2階の生活空間の延長としての「住のハナレ」として改修する事を提案した。

建築家によるテキストより

広大な山林を抱えるご夫婦の暮らしは、季節を問わず敷地内の手入れや牧割り等屋外での様々な作業に追われる。
そんな山の生活スタイルから、1階の「農のハナレ」は土間+腰掛高さの床によって作業スペースや休憩・たまに来るゲストとのコミュニティスペースとして計画した。

2階の「住のハナレ」はゲストの宿泊スペースや、母屋2階の寝室から直接往来可能なワークスペースやリラックススペースとする事で、作業倉庫・母屋それぞれでの生活がハナレへ拡張し、これから住む世代の家族にとってより多様な生活の場となるよう設計した。

建築家によるテキストより
添田貴之 / 添田建築アトリエによる、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」。住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置
添田貴之 / 添田建築アトリエによる、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」。住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置 photo©太田拓実
添田貴之 / 添田建築アトリエによる、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」。住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置 photo©太田拓実
添田貴之 / 添田建築アトリエによる、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」。住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置 photo©太田拓実

添田貴之 / 添田建築アトリエが設計した、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」です。
住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置されています。

敷地は栃木県宇都宮市の栃木街道(日光街道)沿い、住宅や低層の店舗が混在するエリアで、本敷地に関しては前面道路をのぞく3方が住宅に囲まれている。ここに50平米程のテナントスペース4室含む木造の建物と8台の駐車スペースを計画することを求められた。

建築家によるテキストより

テナントスペースはオフィスを想定して計画を進め、2台分の駐車場の屋根を兼ねる共用テラスを加えて全体ボリュームとした。途中1室を飲食店舗とすることとなり、空調換気設備等大幅な変更を行った。
 

建築家によるテキストより

住宅に囲まれた敷地において、不特定多数の人々が利用する建物を計画するにあたり、懸念するのは隣接する住宅への配慮である。日影規制の対象外となるよう建物高さを10m未満に抑え、周辺の環境に馴染ませる形態を模索した。結果、直方体上部の4つの頂点のレベルを下げることで4面を家型の立面とし、軒高さを周辺建物と揃え、住民に対してのインパクトを抑えることを意図した。
 

建築家によるテキストより
林昂平 / Studio 「 」による、東京・渋谷の店舗「渋谷〇〇書店」。個人に棚を貸し運営にも携わって貰う“シェア型書店”として計画、公平性を考慮した箱型本棚やアイキャッチになり出張可能な屋台自転車を設計、この形式の書店の認知向上も目指す
林昂平 / Studio 「 」による、東京・渋谷の店舗「渋谷〇〇書店」。個人に棚を貸し運営にも携わって貰う“シェア型書店”として計画、公平性を考慮した箱型本棚やアイキャッチになり出張可能な屋台自転車を設計、この形式の書店の認知向上も目指す photo©長谷川健太 photo courtesy of 渋谷ヒカリエ
林昂平 / Studio 「 」による、東京・渋谷の店舗「渋谷〇〇書店」。個人に棚を貸し運営にも携わって貰う“シェア型書店”として計画、公平性を考慮した箱型本棚やアイキャッチになり出張可能な屋台自転車を設計、この形式の書店の認知向上も目指す photo©長谷川健太 photo courtesy of 渋谷ヒカリエ
林昂平 / Studio 「 」による、東京・渋谷の店舗「渋谷〇〇書店」。個人に棚を貸し運営にも携わって貰う“シェア型書店”として計画、公平性を考慮した箱型本棚やアイキャッチになり出張可能な屋台自転車を設計、この形式の書店の認知向上も目指す photo©長谷川健太 photo courtesy of 渋谷ヒカリエ

林昂平 / Studio 「 」が設計した、東京・渋谷の店舗「渋谷〇〇書店」です。
個人に棚を貸し運営にも携わって貰う“シェア型書店”として計画、公平性を考慮した箱型本棚やアイキャッチになり出張可能な屋台自転車を設計、この形式の書店の認知向上も目指されました。店舗の公式サイトはこちら

渋谷駅直結の高層複合施設である渋谷ヒカリエの8階は、「コート」と呼ばれる多目的スペースを中心とし、人々の交流をテーマにギャラリーやショップ、シェアオフィスなどが設けられたクリエイティブフロアとして位置付けられている。
そんな渋谷ヒカリエ8階に“本”を通じて人々の交流が生まれる「シェア型書店」を計画した。

建築家によるテキストより

オンライン書店の浸透や電子書籍、オーディオブックの普及に伴い、いわゆる「まちなかの本屋」は年々減少傾向にある中で、店舗オーナーが店内の本棚を個人に貸し出し、そこを借りた「棚主」たちが売りたい本を自由に販売し、運営まで共同で行う「シェア型書店」は「まちなかの本屋」が生き残っていく、ひとつの可能性を示す新たな書店の形式である。

建築家によるテキストより

一般的に書店では、目線に近い高さに置かれた本が手に取られやすい傾向にある。そのため、それぞれの棚ごとに異なる棚主がいる「シェア型書店」では、公平性に欠ける状況が生まれてしまう。

そこで定期的に場所をシャッフルできるよう、棚主に貸し出す棚を箱型にし、グリッド状に組んだスチールのフレームに挿入する構成とすることで、棚の中の本を取り出すことなく、箱ごと簡単に入れ替えができる本棚とした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/4/25-5/1]
最も注目を集めたトピックス [期間:2022/4/25-5/1]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/4/25-5/1)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 茨城・日立市の「常陸多賀駅周辺地区整備事業デザイン監修者選定プロポ」で、マウントフジが最優秀者に選定され提案書も公開
  2. 長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す
  3. 植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる
  4. 建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催
  5. 平田晃久・加藤耕一・曽我部昌史・山田紗子・吉村靖孝が審査した、東京建築士会の「住宅建築賞2022」の審査結果
  6. 永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」。万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現
  7. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪の「箕面南の家」。様々な法規制が掛かる三角形状の敷地に計画、諸条件から導かれる形の中での可能性を検討して小さなブロックが積み重なる様な構成を考案、周囲への圧迫感を抑えると共に内部に様々な居場所をつくる
  8. イランイランによる、愛知・半田市の住宅「K house」。住居機能と趣味仲間が集まる場づくりの要望に、楽しみを創造する施主の振舞を“FACTORY”と捉えて素材と空間構成で要望に応えるべく設計、素地素材や構造の現しにより“抽象化された工場”を目指す
  9. 藤原徹平が総合ディレクションを、フジワラボが会場構成を手掛けた「Gマークの住まいデザイン」展の会場写真。グッドデザイン賞を受賞した住宅の中から、“個からのアクション・希求”等の独自の四つの視点に沿って28作品を選出し展示、模型や図面等も多数
  10. 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、神奈川・川崎市の住宅「河童の家」。建面と法規で縦動線が空間の全てを決めるような条件に、中央配置した階段に椅子等の機能と構造的役割も担わせ45mmの薄床を可能とし、立体的で回遊性のある連なりの空間をつくる
  11. 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・港区の店舗「moln」。“雲”の名を持つスーツケースブランドの為に計画、軽やかな製品を“大地の様な強さ”の対比的空間に置く事を構想して多数の天然素材を選択、製品と空間の融合で旅への新たな価値観の発信を目指す
  12. 湯浅良介による、神奈川・大磯町の住宅「FLASH」。人間としてあることの喜びを表層に見出し、建物の“面”に注目して在るべき姿を求めスケッチを描き続け検討、模様・形・色の自由な選択で“見せる”と“隠す”を突き詰めるプロセスで建築をつくる
  13. 池田励一デザインによる、京都市のオフィス「日本新薬─コク」。施主の創立百周年を記念したフリーアドレス空間の計画、敷地内の一角で公道に面さない事に着目して内外を繋げる為に“V字ガラス壁”を設計、和室の“続き間”の考えを取り入れ領域の緩やかな形成を目指す
  14. 黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる
  15. 高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが設計を進めている、静岡の「伊東市新図書館」の基本計画書が公開
  16. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、中国・景徳鎮のグランドシアター。地域産業である磁器工場跡地の開発計画の一環として建設、工業建築の伝統的素材の煉瓦を踏襲した二つの劇場を内包する建築で、ガラス張りのホワイエが光を放ちランドマークになる事も意図
  17. UENOA architectsによる、東京・台東区の住戸改修「北上野のリノベーション」。建て込んだ地域のビル内住戸を改修、解体後の躯体状態で見た光景から空間が持つ外部との繋がりの可能性を発見、外周に連続する空間を設けてその環境を生かしつつ建具による分割で生活変化へも対応
  18. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、中国・景徳鎮の音楽アカデミー。地域産業である磁器工場跡地の開発計画の一環として建設、20世紀半ばに建てられた元陶磁器製造工場2棟を改修して利用、既存の素材や詳細に沿って修復すると共に新用途に合わせ機能も向上させる
  19. デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、イタリア・ヴェネチアの旧行政館の修復と増築。世界で最もよく知られる広場“サン・マルコ”に面する歴史的建築を修復増築、既存の複雑さに対してひとつの建築的態度でなく柔軟なアプローチで挑み設計、機能としては保険会社の事務所や講堂などが入る
  20. くまもとアートポリス「湯浦地区地域優良賃貸住宅整備設計」プロポで、片山+龍口+太宏JVが最優秀賞に選定され提案書も公開

松隈洋が2022年12月に行ったレクチャー「村野藤吾の建築講義」の動画

松隈洋が2022年12月に行ったレクチャー「村野藤吾の建築講義」の動画です。横浜市、横浜歴史資産調査会、JIA神奈川の三団体が共催したシンポジウムの中で行われたものです。

横浜市役所は2020年6月に新築移転し、昨年まで使われていた村野藤吾設計の旧横浜市庁舎(1959年竣工)は一部が解体されます。それに先立ち、横浜市、横浜歴史資産調査会、JIA神奈川の三団体が共催し、「旧横浜市庁舎の歴史・文化的価値を探る!」というシンポジウムを開催しました。2020年12月5日に横浜新市役所1階市民協働推進センタースペース(オンライン同時開催)で行われました。米山淳一氏(公益社団法人横浜歴史資産調査会)の司会の元その歴史的価値について各方面の研究者から評価いただき、その中で、松隈洋氏(京都工芸繊維大学教授)の講義は視聴者への反響が極めて大きく、ここに講義録としてアップしました。(JIA神奈川)

【ap job更新】 自社で設計から施工までを手掛け、明日からの新しい常識を創造する「株式会社 前田工務店」が、設計スタッフ・現場スタッフを募集中
【ap job更新】 自社で設計から施工までを手掛け、明日からの新しい常識を創造する「株式会社 前田工務店」が、設計スタッフ・現場スタッフを募集中
【ap job更新】 自社で設計から施工までを手掛け、明日からの新しい常識を創造する「株式会社 前田工務店」が、設計スタッフ・現場スタッフを募集中

自社で設計から施工までを手掛け、明日からの新しい常識を創造する「株式会社 前田工務店」の、設計スタッフ・現場スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

□私たちが形にしたいもの□
私たちは、建築を手法だと捉えています。私たちが目指しているのは、良い建築を形にするという行為を通じて、関わる方達の毎日が豊かになっていくという事です。良い建築を形にするという事だけが、私たちが仕事をしている目的ではありません。

私たちが形にしたいのは、関わる全ての人の毎日が豊かになるという事です。

素晴らしい建築を形にしたいと思うのは当然の事ですが、素晴らしい建築を形にするだけでは、共に働くメンバーの毎日が豊かになるとは思えません。良い建築を形にする事で、お施主様の毎日が豊かになっていくことは当然の事、共に働くメンバーの毎日もより豊かになっていく。そんな状況の質をあげるために、私たちは日々、建築と向き合っています。

良い建築を形にするという事は目的ではなく、目的を達成させるために必要な、ひとつの過程だと考えています。目的は関わる全ての人の毎日を豊かにし続けていくという事です。

□私たちの仕事□
私たちは年間12棟程度の住宅を設計から施工まで請負い形にしています。繁忙期には外部設計事務所様とのコラボもありますが、基本自社で設計・施工管理を行なっています。

私たちの住宅を形にしている職人さんはいつも同じメンバーです。不定期で開催されるキャンプ会や食事会で職人さんとの親交を深める事により、日々の業務における質問などがしやすくなります。素晴らしい建築を形にするためには現場での知識は必要不可欠です。一般的な設計事務所とは異なり、そんな現場で必要な知識を同時に学んでいけるという事、現場との近さや現場との友好的な関係性も工務店である私たちの特徴であります。

くまもとアートポリス「湯浦地区地域優良賃貸住宅整備設計」プロポで、片山+龍口+太宏JVが最優秀賞に選定され提案書も公開
くまもとアートポリス「湯浦地区地域優良賃貸住宅整備設計」プロポで、片山+龍口+太宏JVが最優秀賞に選定され提案書も公開

くまもとアートポリスプロジェクト 湯浦地区地域優良賃貸住宅整備設計 公募型プロポーザルで、片山+龍口+太宏共同企業体が最優秀賞に選定されています。提案書も公開されています。

4月20日(水曜日)に芦北町地域活性化センターで実施した公開二次審査の結果は、次のとおりです。

最優秀賞

優秀賞

佳作

伊東豊雄による審査員長講評

茨城・日立市の「常陸多賀駅周辺地区整備事業デザイン監修者選定プロポ」で、マウントフジが最優秀者に選定され提案書も公開
茨城・日立市の「常陸多賀駅周辺地区整備事業デザイン監修者選定プロポ」で、マウントフジが最優秀者に選定され提案書も公開

茨城・日立市の「常陸多賀駅周辺地区整備事業デザイン監修者選定プロポーザル」で、マウントフジアーキテクツスタジオが最優秀者に選定されています。PDFにて提案書も公開されています。審査委員には建築家の妹島和世も参加していました。

常陸多賀駅周辺地区整備におけるデザイン監修者を公募したプロポーザルについて、選定委員会での審査の結果、デザイン監修者を選定しましたので報告書とともに報告します。

デザイン監修候補者(最優秀者)

次点者

2次審査(ヒアリング)参加者

審査結果報告書(講評等を掲載)

隈研吾建築都市設計事務所による、宮城の、復興の象徴となる人道橋「中橋」の写真

隈研吾建築都市設計事務所のウェブサイトに、宮城の人道橋「中橋」の写真が16枚掲載されています。

2013年から携わった南三陸町の復興の象徴となる、木と鉄を組み合わせた人道橋。
南三陸さんさん商店街のあるにぎわいのエリアと、旧防災対策庁舎を中心とする祈りの場である復興祈念公園とをつなぎ、橋自体を祈りの場としてデザインした。

様々なものをこの橋はつないでいる。まず、旧防災対策庁舎からこの橋を渡った先には上山八幡宮があり、この橋は神社にいたる参道である。日本の神社では神聖な世界と日常をしばしば太鼓橋で区切る。中橋で太鼓橋のアーチは反転され、橋全体でレンズ型のトラス構造を形成し、80mのワンスパン構造が実現した。反転された下部の逆反り部分は、水面に近いもう一つの人道橋として機能し、海を望む上の橋と、川面を眺める下の橋の2つの反り橋を一つに合体した。
下部の橋へアプローチするスリットの両側には木製の高欄支柱が並び、地元の皆さんはこの連続する支柱を千本鳥居と評した。
鉄の構造に付加された木材は、変形抑制の役割も果たし、「海のまちの人道橋」にふさわしいやさしい表情が生まれた。鉄と木もまた、ここで一つにつながれることになった。

長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す
長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す photo©楠瀬友将
長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す photo©楠瀬友将
長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す photo©楠瀬友将
長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す photo©楠瀬友将

長谷川駿+猪又直己 / JAMZA小林千尋+KEIYO DESIGNが設計した、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」です。
農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築が目指されました。

これは、千葉県船橋市の駅から少し離れた農地と宅地が混在するエリアにおける、子どもの医療と福祉の両面をサポートする新たな複合建築の計画である。

建築家によるテキストより

医療と福祉の垣根を越えて、子育ての様々な課題に応えたい、という事業者の想いのもと、小児科診療所、 調剤薬局、 病児保育事業、医療的ケア児の受け入れ事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)を一つの建物の中に集約し、それぞれの機能が重なり合い全体が緩やかに繋がる、一体的な場をつくることを試みた。

建築家によるテキストより

敷地は、東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間あたりの市街化調整区域で、南西に低地が広がり、北東には舌状台地が控える。
農地と雑木林、高架鉄道、幹線道路に囲まれた中に宅地が点在し、郊外の駅圏外の風景が広がる場所である。一方で、2026年に新駅が敷地付近に建設される予定であり、それにともなって周囲も宅地化されていく計画が描かれている。このような大きな転換を迎える敷地において、現在の広大な農地に馴染む建ち方を模索するとともに、これからの開発に対しても何か少し前向きに作用できるような建ち方ができないかと考えた。

建築家によるテキストより
平田晃久・加藤耕一・曽我部昌史・山田紗子・吉村靖孝が審査した、東京建築士会の「住宅建築賞2022」の審査結果
平田晃久・加藤耕一・曽我部昌史・山田紗子・吉村靖孝が審査した、東京建築士会の「住宅建築賞2022」の審査結果

平田晃久加藤耕一曽我部昌史山田紗子吉村靖孝が審査した、東京建築士会の「住宅建築賞2022」の審査結果が公開されています。住宅建築賞 金賞を受賞した、畠山鉄生+吉野太基による「河童の家」や、住宅建築賞を受賞した武田清明による「鶴岡邸」は、アーキテクチャーフォトでも特集記事として掲載しています。また、審査した建築家らの講評が掲載されたPDFも公開されており読みごたえがあります。

「住宅建築賞2022」入賞者発表
この度、本会主催による「住宅建築賞」の受賞が下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。

住宅建築賞2022 審査結果(応募点数58点)
入賞4点(内金賞1点)
【審査員】
審査員長:平田晃久 / 審査員:加藤耕一 曽我部昌史 山田紗子 吉村靖孝

<住宅建築賞 金賞>
●河童の家(神奈川県)
・設計者 畠山鉄生+吉野太基(アーキペラゴ アーキテクツ スタジオ)
・建築主 奥田翔
・施工者 株式会社山田建設
【建物構造:木造】

<住宅建築賞> (受付順)
●菊名貝塚の住宅(神奈川県)
・設計者 小林佐絵子+塩崎太伸(アトリエコ)
・建築主 塩崎太伸・佐絵子
・施工者 株式会社相川スリーエフ
【建物構造:木造】

●ニセカイジュウタク(東京都)
・設計者 横井創馬(横井創馬建築設計事務所)+佐瀬和穂(佐瀬和穂建築設計事務所)+大沢美幸(みゆき建築計画設計部)
・建築主 株式会社大三栄建築設計
・施工者 株式会社大三栄建築設計
【建物構造:木造】

●鶴岡邸(東京都)
・設計者 武田清明(武田清明建築設計事務所)
・建築主 鶴岡清一
・施工者 株式会社大平建設
【建物構造:鉄骨造】

黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる
黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる photo©歌津亮悟
黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる photo©長谷川健太
黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる photo©長谷川健太
黒川智之建築設計事務所による、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」。都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる photo©長谷川健太

黒川智之建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の「東玉川の集合住宅」です。
都市住居の周辺に閉じ領域区分が明快な特徴を再考、環境を生活の一部と捉え“都市と住居が未分化な状態”を目指して量塊に“孔”となる空間を挿入、領域が階調的に繋がる新しい風景をつくる事が意図されました。

都心の幹線道路沿いに建つ19戸の集合住宅の計画。

建築家によるテキストより

今日、所有や帰属といった制度上の区分を横断して、新たな価値観が様々な分野で展開されている一方、都市居住においては、周辺環境に対して閉じ、セキュリティを一層強化し、所有区分を明確にする考えが支配的であり、従来型の区分意識の囚われが未だに強い。

本計画では都市環境を生活の一部として捉え、閉じられた量塊に孔を穿つことで、都市と住まいが未分化な状態を目指す。

建築家によるテキストより

孔として位置づけられた土間空間は、外部の都市環境と、建物内部の共用部の両方に対して開かれ、都市環境・生活空間・共用空間といった明確な区分で捉えられていた領域区分を階調的に捉え直す端緒となる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 福祉施設を中心に大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート・業務委託)と学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 福祉施設を中心に大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート・業務委託)と学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 福祉施設を中心に大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」が、設計スタッフ(正社員・パート・業務委託)と学生アルバイトを募集中

福祉施設を中心に大小様々な規模の建築を手掛ける「わくわくデザイン」の、設計スタッフ(正社員・パート・業務委託)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

わくわくデザインでは、設計スタッフ(正社員、設計パートタイム、外部パートナー設計者)、アルバイトを募集いたします。

私たちは価値ある建物を作りたいと考えています。
その価値とは、事業主を含め建物を使う多くの人々、地域の人々に愛着を持ってもらい、楽しく使い続けていただけることだと考えています。そのような場の実現を目指し、「わくわくするデザイン」をモットーにした設計業務をしています。

これまでに携わった案件は、規模は公共施設から戸建住宅まで新築・大規模改修・古民家改修など、場所は日本各地と様々で、業務は企画・計画、基本設計、実施設計、工事監理と幅広く行なっています。

現在、福祉施設を中心に業務が進行中で、直近では、公益財団法人日本財団主催の「日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト 2021」(https://fukushi-kenchiku.jp/)において、助成決定事業に選定されました。

業務拡大につき、ともに考え、よりよいものを提案するチームの一員になってくれる方を募集します。

小さい事務所ということを活かして、スキルアップを重視しつつ、楽しく仕事ができるように、各人の将来の希望や状況に合わせて、柔軟な勤務条件を相談しながら決めていければと思っています。

永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」。万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現
永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」。万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現 photo courtesy of 2020年ドバイ国際博覧会日本館
永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」。万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現 photo courtesy of 2020年ドバイ国際博覧会日本館
永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」。万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現 photo courtesy of 2020年ドバイ国際博覧会日本館

永山祐子建築設計がデザインアーキテクトを担当した、アラブ首長国連邦の「2020年ドバイ国際博覧会日本館」です。
万博テーマを受け日本と中東の繋がりを表現する事を目指し計画、両文化の伝統的な“幾何学文様”に注目して建物を覆う立体格子を考案、遠く離れた地で素材や工法によらず日本を表現する事が意図されました。
本館は、総合プロデュースを電通ライブ、設計統括・意匠設計をNTTファシリティーズ、構造・設備・ファサードエンジニアリングをArupが担当しています。ドバイ国際博覧会は、2021年10月1日から2022年3月31日まで開催されました。

2020年ドバイ国際博覧会のテーマ「Connecting Minds, Creating the Future」を受けて、本館では日本と中東の繋がりを文化、環境、技術の側面から表すことを考えた。

建築家によるテキストより

両文化の伝統的な「幾何学文様」。どこか似通っている文様はシルクロードを介した両文化の繋がりを想起させる。日本の伝統的な麻の葉文様を立体格子にし、建物を覆う構造体とした。立体格子は見る角度によって複雑なアラベスクのような文様が生まれ、ふたつの文化を示す文様が表現される。

格子に約2,000枚の小さなPTFEメッシュ膜を張り、強い日差しから建物を守る。小さな膜が風に揺れ建物全体が微振動し、繊細な光と影を生む。折り紙を思わせる膜の集積。折り紙はもともと折形礼法が発祥であり、来場者をお迎えする顔にふさわしいと考えた。

建築家によるテキストより

遠い中東、使用材料の制限や現地の建設事情も考慮してグローバルな素材、明快なシステムを使い、素材や工法によらずに日本を表現したいと考えた。コロナ禍でなかなか現地に赴くことができなかったが、思い描いた形で実現できた。
一度消えそうになった水盤は、理念に賛同した協賛者の方々のご支援によって復活した。まさに万博テーマを体現した日本、ドバイの設計チームおよび賛同して下さった方々の多大なる尽力があってこそである。ここから新しい繋がりが生まれ、次の2025年大阪・関西万博に続くことを願う。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 建築設計・地域拠点の運営・ブランディングまでを手掛ける、菅原大輔率いる「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、様々な役職の設計スタッフ(常勤・非常勤・業務委託)を募集中
【ap job更新】 建築設計・地域拠点の運営・ブランディングまでを手掛ける、菅原大輔率いる「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、様々な役職の設計スタッフ(常勤・非常勤・業務委託)を募集中
【ap job更新】 建築設計・地域拠点の運営・ブランディングまでを手掛ける、菅原大輔率いる「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、様々な役職の設計スタッフ(常勤・非常勤・業務委託)を募集中瀬戸内醸造所 / AXIS (web magazine) / 新建築2021年7月号/ 商店建築2021年8月号 / JAPAN SHOP 2022 「タカハシ・ツキイチ 30人展」JCD Talk Lounge 出展/ Archidaily (web magazine) 記載など

建築設計・地域拠点の運営・ブランディングまでを手掛ける、菅原大輔率いる「SUGAWARADAISUKE建築事務所」の、様々な役職の設計スタッフ(常勤・非常勤・業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

※今回は、常勤設計スタッフを特に実務経験者を優遇して募集しています。

SUGAWARADAISUKE建築事務所は、「物語る風景」を合言葉に、地域性を発見・継承し、新しい世界観を提示する建築事務所です。代表の菅原が経験した欧州の雇用体系に倣い、新型コロナウィルス感染拡大以前から、フレックスやリモートワークなど設計業界でも先駆的な待遇を切り開いてきた建築事務所です。

昨年は国内の公共プロポーザルを3連続で獲得し、その中でも注目を集めていた「隠岐の島西郷港」のプロポーザルは、10年かけて町の骨格をデザインしていきます。同時に、ルイ・ヴィトンやロレアルなどのグローバル企業さまのために、地域と世界をつなぐ先進的デザインにも挑戦しています。ウィズコロナ時代やポスト資本主義に求められる新時代のプロトタイプを創造するため新しい仲間を募集しています。(特に常勤設計スタッフ、企画戦略+総務スタッフを急募しています)

国内外の政府系組織、法人から個人のお客様まで、様々なクライアントからご依頼いただきその仕事は、世界三大デザイン賞IF Design Award3作同時受賞、日本建築学会作品選集新人賞、東京建築賞最優秀賞、都市景観賞、DFA Awardなど、国内外40近い受賞実績に繋がっています。

デザインの射程は、まちづくりの拠点となる「○○×交通・地域拠点」でワイナリーや地域診療所の設計、教育・商業・業務施設の設計、6次産業のブランディングなど、様々な設計領域を捉えています。また、新しい公共性と交通の実験場として「FUJIMI LOUNGE」の設計・運営も行っており、企画・空間設計・施工監理・運営コンサルタントまで、一貫したサービスも行います。

カタチの背景となる企画から運営までを視野に入れながらも、ソフトに甘えず、理論に終わらない、審美的なカタチの創造を目指してきました。その全ては未来に求められる建築の可能性を追求する活動でもあります。

僕らの建築と社会の未来像に共感し、ダイナミックな時代に応答する実践で共に成長する、そんな思いを持った人たちと一緒に仕事がしたいです。建築系の学部卒・大学院修了の方で、実務経験者の方を募集します。

また、社会復帰を希望する女性建築設計者や、建築を志す女性設計者の働きやすい労働環境づくりにも力を入れています(現在3人の女性スタッフ・アルバイトが働いています)。

加えて、事務所で運営するコミュニティカフェ「FUJIMI LOUNGE」をスタッフが割引価格で利用できる仕組みや、18歳未満のこどもに扶養手当、事務所から2KM以内に住む場合に住宅手当をつくるなど、福利厚生の充実にも力をいれています。

海外経験が豊富なスタッフ(フランス等からの外国人スタッフ・パートも在籍)と一緒に、未来の世界を「物語る風景」をつくっていきましょう。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。