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OMA NYの重松象平が、2022年4月にデルフト大学で行った講演「Search Term: OMA NY」の動画

OMA NYの重松象平が、2022年4月1日にオランダのデルフト大学で行った講演「Search Term: OMA NY」の動画です。

(翻訳)
重松象平はOMAのパートナーであり、ニューヨークオフィスを拠点としています。過去10年にわたり、OMAのアメリカ大陸における多様なポートフォリオをリードし、多くのプロジェクトの推進役を担ってきました。最大限の具体性とプロセス指向のデザインを重視する象平は、コンセプトの立ち上げから竣工までのプロジェクトにおいて、全社的にデザインのリーダーシップとディレクションを発揮しています。

ベルラーヘ・キーノーツは、国際的に著名な建築家、デザイナー、思想家を招き、デザイン談義と革新の最前線に立つレクチャーシリーズです。異なる分野、異なる地理的、文化的、政治的文脈で活動する講演者が、自らの作品が現代の問題や議論にどのように関わっているかを紹介します。

(原文)
Shohei Shigematsu is a Partner at OMA, based out of the New York office. He has been a driving force behind many of OMA’s projects, leading the firm’s diverse portfolio in the Americas for the past decade. With an emphasis on maximum specificity and process-oriented design, Sho provides design leadership and direction across the company for projects from their conceptual onset to completed construction.

The Berlage Keynotes is an ongoing lecture series featuring internationally prominent architects, designers, and thinkers who are at the forefront of design discourse and innovation. A selection of speakers working from different disciplinary perspectives and in different geographic, cultural, and political contexts present how their work engages with contemporary issues and debates.

【ap job更新】 ハイエンドな住宅からホテルまで様々な建築を手掛ける「直井建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・パート)と秘書兼広報スタッフを募集中
【ap job更新】 ハイエンドな住宅からホテルまで様々な建築を手掛ける「直井建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・パート)と秘書兼広報スタッフを募集中
【ap job更新】 ハイエンドな住宅からホテルまで様々な建築を手掛ける「直井建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・パート)と秘書兼広報スタッフを募集中Villa Tsukuba@Hiroshi Ueda

ハイエンドな住宅からホテルまで様々な建築を手掛ける「直井建築設計事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・パート)と秘書兼広報スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

直井建築設計事務所のスタッフ募集です。

直井建築設計事務所では、ハイエンドな住宅から別荘、集合住宅、ホテル、テナントビル、インテリアデザインなど様々なプロジェクトを手掛けています。

千代田区にある事務所には7名のスタッフが在籍し、20以上のプロジェクトが進行中です。
都心にありながらも、大きく開いた窓からは1面緑が広がる気持ちのいい環境で働けます。

クライアントも含めチームと捉え、スタッフみんなで会話を重ねながら作品のポテンシャルを最大限に引き出していく事務所です。

常勤のスタッフに加え、非常勤とのスタッフも合わせて募集いたします。
産休・産後に仕事復帰したい方、独立まもなく他の事務所のやり方が見たい方、時短勤務、プロジェクト契約、テレワーク勤務などフレキシブルに対応いたします。

OMAの設計で完成した「台北パフォーミングアーツセンター」の動画

OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンの設計で完成した「台北パフォーミングアーツセンター」の動画です。写真や図版は、こちらのページで多数公開しています。

以下は、リリーステキストの翻訳の一部です。

OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテン設計の台北パフォーミングアーツセンターが竣工しました。台北の活気ある士林夜市に位置するこのコンパクトで柔軟な空間は、舞台芸術の新たな可能性を生み出す場となります。無料でアクセスできるパブリック・ループは、大衆を建物の中に招き入れ、劇場のさまざまな側面を体験させます。

建物は、球状の800席のグローブ・プレイハウス、1,500席のグランド・シアター、800席のブルー・ボックスが中央のキューブに差し込まれた構造になっています。このキューブには、3つの劇場のステージ、バックステージ、サポートスペースが収容されており、グランドシアターとブルーボックスを連結してスーパーシアターとして、工場並みの巨大な空間で、思いもよらないパフォーマンスを実現することができるのです。グローブ・プレイハウスは、ユニークなプロセニアムを持ち、舞台構成の実験が可能です。

中央のキューブは地面から持ち上げられ、景観の良い広場になります。そこから、3つの劇場の内部を見ることができるポータルウィンドウを備えたパブリック・ループが、通常は隠されている舞台芸術制作のためのインフラと空間を貫いています。

創設者のレム・コールハースは言います。
「劇場は非常に長い伝統を持っています。現代の劇場は、保守的な内部運営方針で画一化されつつあるように見受けられます。私たちは、劇場の歴史に貢献したいのです。ここ台北では、3つの客席を特殊な方法で組み合わせることができました。この建築が、劇場でできることを拡張するという意味で、どのような影響を与えるのかに興味があります」

OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供
OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供 ©OMA by Chris Stowers
OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供 ©OMA by Chris Stowers
OMAによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供 ©OMA by Chris Stowers

OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンが設計した、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」です。
約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設、中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が差し込まれた構成を特徴とし、全体を貫く“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供します。

こちらはリリーステキストの翻訳です

OMA設計の台北市立舞台芸術センターが竣工

OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテン設計の台北パフォーミングアーツセンターが竣工しました。台北の活気ある士林夜市に位置するこのコンパクトで柔軟な空間は、舞台芸術の新たな可能性を生み出す場となります。無料でアクセスできるパブリック・ループは、大衆を建物の中に招き入れ、劇場のさまざまな側面を体験させます。

建物は、球状の800席のグローブ・プレイハウス、1,500席のグランド・シアター、800席のブルー・ボックスが中央のキューブに差し込まれた構造になっています。このキューブには、3つの劇場のステージ、バックステージ、サポートスペースが収容されており、グランドシアターとブルーボックスを連結してスーパーシアターとして、工場並みの巨大な空間で、思いもよらないパフォーマンスを実現することができるのです。グローブ・プレイハウスは、ユニークなプロセニアムを持ち、舞台構成の実験が可能です。

中央のキューブは地面から持ち上げられ、景観の良い広場になります。そこから、3つの劇場の内部を見ることができるポータルウィンドウを備えたパブリック・ループが、通常は隠されている舞台芸術制作のためのインフラと空間を貫いています。

創設者のレム・コールハースは言います。
「劇場は非常に長い伝統を持っています。現代の劇場は、保守的な内部運営方針で画一化されつつあるように見受けられます。私たちは、劇場の歴史に貢献したいのです。ここ台北では、3つの客席を特殊な方法で組み合わせることができました。この建築が、劇場でできることを拡張するという意味で、どのような影響を与えるのかに興味があります」

マネージング・パートナーでアーキテクトのデイヴィッド・ジャーノッテンは言います。
「3つの劇場を中央のキューブに差し込む構成は、舞台空間の新しい内部構造を生み出し、想像もしなかったような作品を生み出すきっかけとなりました。パブリック・ループは、チケットを持っている人も持っていない人も、これらの新しい作品とその創作過程に触れることができます。私たちは、この建物がアーティスト、観客、そして一般の人々の間に常に新しい関係を生み出していくことに興奮しています」

【ap job更新】 コンペやプロポーザルにも積極的に参加し、幅広く施設の設計に取り組む「株式会社 佐野建築研究所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 コンペやプロポーザルにも積極的に参加し、幅広く施設の設計に取り組む「株式会社 佐野建築研究所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 コンペやプロポーザルにも積極的に参加し、幅広く施設の設計に取り組む「株式会社 佐野建築研究所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中健康相談所(東京都):プロポーザル最優秀賞  令和4年10月竣工予定

コンペやプロポーザルにも積極的に参加し、幅広く施設の設計に取り組む「株式会社 佐野建築研究所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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頭の中のイメージをカタチにしていく。
建物をつくる面白さを共に経験しませんか。

株式会社 佐野建築研究所では設計スタッフ(正社員)を募集します。

当社は1971年に設立して以来、病院やホテル、保育園、子どもセンター、区民センター、複合施設、商業施設などの幅広い建築を行う設計事務所です。コンペ・プロポーザルにも積極的に参加し競り勝つ設計力が強みです。

基本構想から設計、工事監理まで携わり、建物をつくる面白さの本質を味わいながら能動的に参加してくれる、やる気のある設計スタッフを募集します。

岩成尚建築事務所による、神奈川の住宅「Aquarium」。複層が成立条件の都市住居の計画、窮屈でない大らかさを求めて“水族館の水槽”の状態に注目し多様な場が区切りなく繋がる空間を構想、水面に近づくほど明るくなる様に地上から離れるほど開かれる建築
岩成尚建築事務所による、神奈川の住宅「Aquarium」。複層が成立条件の都市住居の計画、窮屈でない大らかさを求めて“水族館の水槽”の状態に注目し多様な場が区切りなく繋がる空間を構想、水面に近づくほど明るくなる様に地上から離れるほど開かれる建築 photo©繁田諭
岩成尚建築事務所による、神奈川の住宅「Aquarium」。複層が成立条件の都市住居の計画、窮屈でない大らかさを求めて“水族館の水槽”の状態に注目し多様な場が区切りなく繋がる空間を構想、水面に近づくほど明るくなる様に地上から離れるほど開かれる建築 photo©繁田諭
岩成尚建築事務所による、神奈川の住宅「Aquarium」。複層が成立条件の都市住居の計画、窮屈でない大らかさを求めて“水族館の水槽”の状態に注目し多様な場が区切りなく繋がる空間を構想、水面に近づくほど明るくなる様に地上から離れるほど開かれる建築 photo©繁田諭

岩成尚建築事務所が設計した、神奈川・大和市の住宅「Aquarium」です。
複層が成立条件の都市住居の計画、窮屈でない大らかさを求めて“水族館の水槽”の状態に注目し多様な場が区切りなく繋がる空間を構想、水面に近づくほど明るくなる様に地上から離れるほど開かれる建築です。

水族館でガラス越しに海の中を再現した水槽を見ていると、大きく開かれた場所、岩や植物の陰、洞窟のような穴など、多様な性質をもつ場所が区切りのないスペースの中に混在している。それは上部の水面に向かって開かれて明るくなっていき、魚たちはそれぞれの階層でその場所に適した活動を行いながら往来している。

建築家によるテキストより

複層にすることが成立条件となるような都市型の住居で、こうした水面下のようなスペースを展開できれば、窮屈さを感じない大らかな居住の場ができるのではと考えた。

建築家によるテキストより

実際の建築内部に身を置くと水面下の様に性質の異なる各階層のスペースが区切りなく繋がっていて、上部から底まで差し込む光に誘われ上へ上っていくと、四周の壁に囲まれ上部だけが開かれた半外部的なスペースへ到達する。

その上部に開かれた壁の上端が水中から見上げる水面のようで最も開かれたゾーンにいることを感じる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに、集合住宅から大規模開発までを手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ・技術パート・学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに、集合住宅から大規模開発までを手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ・技術パート・学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 “まちを創る建築”をテーマに、集合住宅から大規模開発までを手掛ける「SKM設計計画事務所」が、設計スタッフ・技術パート・学生アルバイトを募集中

“まちを創る建築”をテーマに、集合住宅から大規模開発までを手掛ける「SKM設計計画事務所」の、設計スタッフ・技術パート・学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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SKM設計計画事務所では設計スタッフを募集しています。

建築計画、デザインに熱意のある方を求めています。
併せて、技術パートタイマー・アルバイトも随時募集しております。

SKMは、「まちを創る建築」をテーマに生活空間・環境づくりの視点から集合住宅と周辺環境、ランドスケープ、大規模開発などの設計監理及びデザイン監修を行っています。

藤本章子+村部塁 / farmによる、東京・世田谷区の住宅改修「ROKA」。木造戸建のLDK部分の改修計画、外部や人と物の関係の再構築を目指して既存ワンルームを空地に開くホールとサブルーム群の構成に変更、其々を異なる素材や色味で仕上げ多様な奥行を作る
藤本章子+村部塁 / farmによる、東京・世田谷区の住宅改修「ROKA」。木造戸建のLDK部分の改修計画、外部や人と物の関係の再構築を目指して既存ワンルームを空地に開くホールとサブルーム群の構成に変更、其々を異なる素材や色味で仕上げ多様な奥行を作る photo©鈴木淳平
藤本章子+村部塁 / farmによる、東京・世田谷区の住宅改修「ROKA」。木造戸建のLDK部分の改修計画、外部や人と物の関係の再構築を目指して既存ワンルームを空地に開くホールとサブルーム群の構成に変更、其々を異なる素材や色味で仕上げ多様な奥行を作る photo©鈴木淳平
藤本章子+村部塁 / farmによる、東京・世田谷区の住宅改修「ROKA」。木造戸建のLDK部分の改修計画、外部や人と物の関係の再構築を目指して既存ワンルームを空地に開くホールとサブルーム群の構成に変更、其々を異なる素材や色味で仕上げ多様な奥行を作る photo©鈴木淳平

藤本章子+村部塁 / farmが設計した、東京・世田谷区の住宅改修「ROKA」です。
木造戸建のLDK部分の改修計画、外部や人と物の関係の再構築を目指して既存ワンルームを空地に開くホールとサブルーム群の構成に変更、其々を異なる素材や色味で仕上げ多様な奥行を作る事が意図されました。

築30年の戸建て住宅のLDKの改修である。

建築家によるテキストより

既存のL字型のLDKは4面に窓を持ち、東側は緑道、西側は空地があることで明るく風も抜ける可能性を持っていたが、東側施設との距離感や、窓周りと人・モノの関係が上手く機能していなかった。そこで、ワンルームのLDKを中心のホールスペースとそれをサポートするサブルームや収納などに分節し、内部同士や内部と外部の関係を再構築しようと考えた。

建築家によるテキストより

まず、前面道路側の空地に開いていくように斜めの分割線を引いた。斜めの分割を起点にL字型のワンルームは不整形なスペースの集合となり、中心をホールスペースとして周囲のサブルームとの間に多様な奥行きが生まれるようにした。

北西に開けた大きめのキッチンルーム、TVや物の収納たち、本などを詰め込めるスタディルーム、人や空気が上下するステアルーム、サンルーム(バルコニー)とのバッファーとなるランドリールーム、それぞれを異なる素材や色味で仕上げ、ホールとの間を空気の抜ける透過の折戸建具で間仕切り開放度を調整できるようにした。

建築家によるテキストより
矢橋徹建築設計事務所による、熊本の住宅「下江津の家」。新興住宅地の畑や公園に囲まれた仕事場を持つ住宅、矛盾する開放性と堅牢性の両立を求めて“レベル差”と“ズレ”で距離感を作り応答、周囲の切妻を参照しつつも要素に新規性を忍ばせ公共的建ち方を志向
矢橋徹建築設計事務所による、熊本の住宅「下江津の家」。新興住宅地の畑や公園に囲まれた仕事場を持つ住宅、矛盾する開放性と堅牢性の両立を求めて“レベル差”と“ズレ”で距離感を作り応答、周囲の切妻を参照しつつも要素に新規性を忍ばせ公共的建ち方を志向 photo©八代写真事務所
矢橋徹建築設計事務所による、熊本の住宅「下江津の家」。新興住宅地の畑や公園に囲まれた仕事場を持つ住宅、矛盾する開放性と堅牢性の両立を求めて“レベル差”と“ズレ”で距離感を作り応答、周囲の切妻を参照しつつも要素に新規性を忍ばせ公共的建ち方を志向 photo©八代写真事務所
矢橋徹建築設計事務所による、熊本の住宅「下江津の家」。新興住宅地の畑や公園に囲まれた仕事場を持つ住宅、矛盾する開放性と堅牢性の両立を求めて“レベル差”と“ズレ”で距離感を作り応答、周囲の切妻を参照しつつも要素に新規性を忍ばせ公共的建ち方を志向 photo©八代写真事務所

矢橋徹建築設計事務所が設計した、熊本の「下江津の家」です。
新興住宅地の畑や公園に囲まれた仕事場を持つ住宅、矛盾する開放性と堅牢性の両立を求めて“レベル差”と“ズレ”で距離感を作り応答、周囲の切妻を参照しつつも要素に新規性を忍ばせ公共的建ち方を志向しました。

敷地は熊本市中心部にある新興住宅地にある。
約20年前に開発が始まり徐々に宅地範囲を広げ、今では熊本市のベッドタウンとして多くの世帯が住む住宅地である。
計画地は北入り道路の整形地である。南側と西側には住宅が建ち、東側には隣家の住人が大切にしている大きな畑に面している。
接道面の北側には道路を挟んで地区の子供達で賑わう公園が広がる明るい土地である。

建築家によるテキストより

計画は小さな仕事場を必要とする4人家族のための職住一体の住宅である。
配置計画は南北に長い長方形のフットプリントを置き、東側に空地を持った2階建ヴォリュームとした。
北側の道路から敷地奥の南に向かってプライバシー要求の高い諸室を並べ、街との関係を調整しつつ、東側の大きな畑に開く構成としている。

建築家によるテキストより

住宅を開放的につくりたい欲求と生活を守る器としての堅牢性との矛盾に対し、開放と遮蔽が入り混じった距離感の創出で応答した。
外観は周辺の住宅に多く見られる切妻屋根を参照しつつも、プロポーションや素材、肌理を新規的に忍ばせることで、公園の管理棟のような公共性を纏った建ち方となっている。

建築家によるテキストより
スキーマ建築計画の長坂常が、尾道の築110年の古民家を買い取り“アーティスト・イン・レジデンス”として再生させるプロジェクトを始動。修繕方法のオープン化を行い、風景の保存も目指し、クラファンを実施中
スキーマ建築計画の長坂常が、尾道の築110年の古民家を買い取り“アーティスト・イン・レジデンス”として再生させるプロジェクトを始動。修繕方法のオープン化を行い、風景の保存も目指し、クラファンを実施中 photo courtesy of スキーマ建築計画

スキーマ建築計画の長坂常が、広島・尾道市の築110年の古民家を買い取り“アーティスト・イン・レジデンス”として再生させるプロジェクトを始動させています。本プロジェクトでは、車の入る事ができない尾道での古い家屋の修繕方法のオープン化を行うことで、風景の保存も目指しています。また、それに伴いクラウドファウンディングも実施されています。

こちらは長坂からのメッセージ。

大切な風景を「残す」仕組みをつくりたい
―築110年の建物を活用し、課題解決の仕組みづくりへ

建築家、スキーマ建築計画代表として東京で活動する私、長坂常は、旅先の広島県尾道市の山手地域で、築110年以上の今は誰も住んでいない建物に一目惚れし、縁あって前オーナーから譲り受けることになりました。

そこにしばらく滞在し、この地域に魅了されると同時に、他の地方都市と同様、高齢化に伴う人口減少の問題、さらに、車が入ることのできない斜面地のため、古くなった建物の改修が容易ではないなど、この地域が抱える様々な課題を実感した私は、よそ者ではありますが、「建物だけではなく、心から大切にしたいと感じたこの美しい尾道の風景を、このままでは残していくことができない」という危機感から、今回のプロジェクトを立ち上げました。

まずは、この歴史ある建物を次の時代に残していけるように、修繕工事を実施します。尚、この工事の詳細をオープン化することで、尾道や近しい条件の他の地域で、同じような境遇で困っている人たちのガイドの一つになればと考えています。

さらに完成後の建物は「LLOVE HOUSE」と名付け、世界中から訪れるクリエーターに中長期的に滞在してもらえる、アーティスト・イン・レジデンスとして活用していく予定です。そこで新しい文化交流のあり方を提案しながら、クリエーターと地域の人々が相互に影響を与え合うことで、山手での暮らしを豊かにするきっかけをつくっていきたいと計画しています。

今回、「一人が多くの資金を投じたから、残すことができた」というあり方ではなく、この取り組みに賛同くださる方々に参加してもらい、「この場所を一緒につくっていく一員」として、まずは建物を残すこと、その先の新しい文化交流、それを通じたコミュニティづくり…できるだけ多くの皆さまと私たちの経験を共有する方法を模索していきたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。

大切な風景を残したいという一建築家の思いとこれからの取り組みに賛同いただける方からのあたたかいご支援をお待ちしております。

以下に、長坂が修繕を手掛けている建物の写真を掲載します。

狩野一貴建築設計事務所による、富山・高岡市の増築「荻布の家」。親の住宅に子世帯の居住空間を増築する計画、限られた面積内に大らかさを求めて心理的奥行きを作るべく動線上に多様な性質を持つ場が展開するように設計、風景や光も取込んで豊かな住まいを目指す
狩野一貴建築設計事務所による、富山・高岡市の増築「荻布の家」。親の住宅に子世帯の居住空間を増築する計画、限られた面積内に大らかさを求めて心理的奥行きを作るべく動線上に多様な性質を持つ場が展開するように設計、風景や光も取込んで豊かな住まいを目指す外観 photo©狩野一貴建築設計事務所
狩野一貴建築設計事務所による、富山・高岡市の増築「荻布の家」。親の住宅に子世帯の居住空間を増築する計画、限られた面積内に大らかさを求めて心理的奥行きを作るべく動線上に多様な性質を持つ場が展開するように設計、風景や光も取込んで豊かな住まいを目指すダイニング・書斎 photo©dot DUCK 内山昭一
狩野一貴建築設計事務所による、富山・高岡市の増築「荻布の家」。親の住宅に子世帯の居住空間を増築する計画、限られた面積内に大らかさを求めて心理的奥行きを作るべく動線上に多様な性質を持つ場が展開するように設計、風景や光も取込んで豊かな住まいを目指すリビング photo©dot DUCK 内山昭一

狩野一貴建築設計事務所が設計した、富山・高岡市の増築「荻布の家」です。
親の住宅に子世帯の居住空間を増築する計画、限られた面積内に大らかさを求めて心理的奥行きを作るべく動線上に多様な性質を持つ場が展開するように設計、風景や光も取込んで豊かな住まいが目指されました。

富山県高岡市に建つ私たち家族4人のための住宅である。
親世帯が住まう住宅敷地の一角に子世帯の居住部分を増築し、玄関を共有する二世帯住宅の計画としている。
クライアントである妻は、風通しが良い明るい生活空間と、敷地の残余スペースでの増築に起因する窮屈さを感じさせない大らかな暮らしを求めていた。

建築家によるテキストより

敷地は三方を住宅で囲まれているが、幸いにも東方向には抜けが得られ、晴れた日の遠方には富山県のシンボル立山連峰を望むことができる環境であった。近くには緑豊かな街区公園も位置している。この恵まれた自然環境を建築内部に取り込むとともに、雲天が多い北陸の気候の中でも光を十分に享受し、地域のシンボルや時と共に移ろう風景を巻き込んだ豊かな住まいをつくりたいと考えた。

建築家によるテキストより

建蔽率の制限から、敷地内に増築可能な建築面積が約15坪と限られている中での計画であった。既存住宅の1階にある書斎を将来の子供室へと内部改修し、増築部分に残りの必要諸室を納めている。プランは1階に個室や水廻りを、2階にLDKを配置することで、1階にLDKを有する親世帯との適度な距離感を保ちつつ、東側に広がる眺望と採光を確保している。

建築家によるテキストより
山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiによる、ベトナム・ホーチミンの住戸改修「A Suite in Thao Dien」。北欧家具等を体験し宿泊する滞在型展示室の計画、“この国らしさ”を求めて5つの色鮮やかな円形床とエリア分節も担う南国の植栽で家具類を引き立てる空間を考案、モダンと地域性が共存した空間をつくる
山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiによる、ベトナム・ホーチミンの住戸改修「A Suite in Thao Dien」。北欧家具等を体験し宿泊する滞在型展示室の計画、“この国らしさ”を求めて5つの色鮮やかな円形床とエリア分節も担う南国の植栽で家具類を引き立てる空間を考案、モダンと地域性が共存した空間をつくる入口から空間全体を見る photo©大木宏之
山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiによる、ベトナム・ホーチミンの住戸改修「A Suite in Thao Dien」。北欧家具等を体験し宿泊する滞在型展示室の計画、“この国らしさ”を求めて5つの色鮮やかな円形床とエリア分節も担う南国の植栽で家具類を引き立てる空間を考案、モダンと地域性が共存した空間をつくるベッドエリアからエントランス方向を見る photo©大木宏之
山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiによる、ベトナム・ホーチミンの住戸改修「A Suite in Thao Dien」。北欧家具等を体験し宿泊する滞在型展示室の計画、“この国らしさ”を求めて5つの色鮮やかな円形床とエリア分節も担う南国の植栽で家具類を引き立てる空間を考案、モダンと地域性が共存した空間をつくるオリジナルのシェルフを見る photo©大木宏之

山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiが設計した、ベトナム・ホーチミンの住戸改修「A Suite in Thao Dien」です。
北欧家具等を体験し宿泊する滞在型展示室の計画、“この国らしさ”を求めて5つの色鮮やかな円形床とエリア分節も担う南国の植栽で家具類を引き立てる空間を考案、モダンと地域性が共存した空間をつくる

ベトナム・ホーチミン市内の高層アパートの一室のリノベーション。
デンマークの家具ブランド<フリッツハンセン>を中心に、セレクトされた家具や照明器具を体験しながら宿泊できる住居兼滞在型ショールームです。

建築家によるテキストより

平面に配置された5つの円形のカラフルな床は、エントランス、リビング、ダイニング、スタディ、ベッドエリアに置かれた家具のためのショーステージとなります。各エリアの隙間には、異形のツリーポットがぐにゃりと立ち上がり、トロピカルな植栽が開放的なワンルームをゆるやかに分節しています。

建築家によるテキストより

クライアントによって選定された数々の家具の写真を眺めていると、それぞれが北欧のモダンインテリアはもちろん、雑多な廃墟や屋外空間、日本家屋に置いてもしっくりとくる普遍的なデザインだと改めて気づきます。であるならばこのショールームも、美術館のようなホワイトキューブとするのではなく、緑豊かな空間に家具がそっと置かれているような、南国ベトナムらしい在り方が模索されるべきだろうと考えました。

建築家によるテキストより
末光弘和+末光陽子 / SUEP.による、ギャラリー・間での建築展「自然を受け入れるかたち」の予告動画

末光弘和+末光陽子 / SUEP.による、TOTOギャラリー・間での建築展「自然を受け入れるかたち」の予告動画が公開されています。会期は、2022年6月8日(水)~9月11日(日)。

以下、展覧会公式の概要です。

SUEP.の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。
彼らは地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションして設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会を目指しています。また建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしています。

本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。展覧会では、彼らが行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたかが明かされます。

彼らの取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展覧会を通して、彼らの思考と試行の全貌をご覧いただきます。

長坂常 / スキーマ建築計画による、可動屋外家具「Tokyo Torch Parkのためのベンチ / テーブル / スツール」。東京駅近くの屋外広場の為に計画、隣接ビルの工事で敷地内の仮囲いが移動し続ける条件に管理者がハンドリフターで移動可能なように設計、コンクリート製脚部は重さがあり安定感にも寄与
長坂常 / スキーマ建築計画による、可動屋外家具「Tokyo Torch Parkのためのベンチ / テーブル / スツール」。東京駅近くの屋外広場の為に計画、隣接ビルの工事で敷地内の仮囲いが移動し続ける条件に管理者がハンドリフターで移動可能なように設計、コンクリート製脚部は重さがあり安定感にも寄与 photo太田拓実
長坂常 / スキーマ建築計画による、可動屋外家具「Tokyo Torch Parkのためのベンチ / テーブル / スツール」。東京駅近くの屋外広場の為に計画、隣接ビルの工事で敷地内の仮囲いが移動し続ける条件に管理者がハンドリフターで移動可能なように設計、コンクリート製脚部は重さがあり安定感にも寄与
長坂常 / スキーマ建築計画による、可動屋外家具「Tokyo Torch Parkのためのベンチ / テーブル / スツール」。東京駅近くの屋外広場の為に計画、隣接ビルの工事で敷地内の仮囲いが移動し続ける条件に管理者がハンドリフターで移動可能なように設計、コンクリート製脚部は重さがあり安定感にも寄与 photo©太田拓実

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・千代田区の、可動屋外家具「Tokyo Torch Parkのためのベンチ / テーブル / スツール」です。
東京駅近くの屋外広場の為に計画、隣接ビルの工事で敷地内の仮囲いが移動し続ける条件に管理者がハンドリフターで移動可能なように設計、コンクリート製脚部は重さがあり安定感にも寄与しています。設置場所の公式ページはこちら

可動屋外家具の提案である。

建築家によるテキストより

この家具が置かれるTOKYO TORCH PARKは最初2021年に1棟竣工し、その後2027年に2棟目が竣工することから敷地内の仮囲いが移動し続けることにより、屋外家具自体も移動しないとならなかった。

建築家によるテキストより

そこで人のアクティビティを誘発する家具として考案するインターフェースシステムのうち、ハンドリフターで動かせる家具を提案した。管理者がハンドリフターを使用して、コンクリート製の脚部を持つテーブルや椅子を動かすことができる。

重さがあるので素手のエンドユーザーには動かせず、強風で倒れることもなく、安全な屋外家具が実現した。

建築家によるテキストより
赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、群馬の「共愛学園前橋国際大学5号館」。教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす
赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、群馬の「共愛学園前橋国際大学5号館」。教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす photo©阿野太一+楠瀬友将
赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、群馬の「共愛学園前橋国際大学5号館」。教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす photo©阿野太一+楠瀬友将
赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、群馬の「共愛学園前橋国際大学5号館」。教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす photo©阿野太一+楠瀬友将
赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、群馬の「共愛学園前橋国際大学5号館」。教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす photo©阿野太一+楠瀬友将

赤松佳珠子+大村真也 / CAtが設計した、群馬・前橋市の「共愛学園前橋国際大学5号館」です。
教育や運営の向上の為に学習・交流・事務の一体化を担う施設、地域と大学の結節点として人々を繋ぐ事も目指して全方向に開いた建築を志向、様々な用途の場を緩やかに繋いで空間をアクティビティで満たす事も意図されました。大学の公式サイトはこちら

共愛学園は、133年の歴史を誇る子ども園から大学までを有する総合学園で、その一翼を担う共愛学園前橋国際大学はGLOCALな人材育成を目指し、(GLOBAL+LOCAL)地学一体となった取組で注目を集めている。

アクティブラーニング、キャンパスライフの拠点となっている「4号館KYOAI COMMONS(以下COMMONS)」(乾久美子建築設計事務所)に加え、さらなる教育環境・学生生活の向上、大学の事務・運営機能の集約・充実を図るために、「学習の場」「集い・交流の場」と「事務機能」を一体化した新たな建築を求めて、建築家の倉田直道さんがアドバイザーとして参画した指名プロポーザルが行われた。

建築家によるテキストより

計画地はサクラ並木の美しい「キャンパスモール」の始点、COMMONSと広場を挟んで並ぶ関係にある。既存の大学の中枢機能がある事務棟(1号館)は、「キャンパスモール」の終点に位置していたが、今回キャンパスの奥から玄関口に移転するにあたり、地域とキャンパスの結節点として、人々を繋ぎ、流れを生み出す裏表なく全方向に開いた建築が必要だと考えた。

建築家によるテキストより

職員・学生・地域住民が緩やかに関係をつくることができるように、大学事務のワークプレイスと学生や地域住民が自由に使うことができるFLAとの境界は、壁やカウンターで区切るのではなく、ベンチや書架、建具を組み合わせた家具で緩やかな境界をつくりその廻りにアクティビティを誘発させる。

さらに、大階段と一体となった段状のデッキや、手すりと一体となったカウンターデスクなど、「ミドルスケール」と定義した家具以上建築未満のエレメントによって、より人間の身体に近いスケールのエレメントが、ささやかな日常に佇まいや気配を与え、空間や建築の外側に対しても場を生み出し、あらゆる場所が多様なアクティビティに満ちた空間となる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 noizが、建築設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 noizが、建築設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
【ap job更新】 noizが、建築設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中Industrial Technology Research Institute (ITRI) (2014), Photo: 阿野太一

noizの、建築設計スタッフ(経験者・新卒既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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noizでは、現在、住宅から大規模プロジェクトを含む、建築・インテリアプロジェクトが複数進行中です。

この度、建築設計スタッフ(シニアアーキテクト、ジュニアアーキテクト)を募集します。

noiz は、2007 年に豊田啓介と蔡佳萱が設立、2016 年より酒井康介が新たにパートナー として加わる形で、東京と台北、ワルシャワの三拠点で活動している建築設計事務所で、今年15年目を迎えました。

コンピューテーショナルな手法および知見を駆使し、建築設計やインテリアデザインを軸としながら、デジタルインスタレーションから都市計画、コンセプトデザインまで幅広いジャンルで国際的に活動しています。最新のデジタル技術と建築設計の知見とを融合しながら、国内外から集まった多様な背景やスキルを持ったメンバーによるチームで、新しい知識や技術のリサーチや導入なども積極的に行っています。

noizではCAD や BIMにとどまらず、ゲームエンジンやプログラミングなど、建築とその周辺の最新のテクノロ ジーを駆使し、建築ならではの場所や素材の力を引き出すプロジェクト、データや行動を間接的にデザインするシステム構築、多様な企業やアーティスト、プログラマーとのコラボレーションを前提としたインスタレーションやプロダクトのデザイン、さらにはメタバースやコモングラウンドと呼ばれる、バーチャル空間での建築や空間設計の在り方、およびそれらと物理世界との接続に関する新しい技術とデザインの開拓に積極的に取り組んでいます。
また、毎月、東京・台湾・ワルシャワを繋ぐミーティングとプロジェクトのプレゼンを行い、全スタッフで共有しています。

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