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坂茂の設計で完成した、栃木・那須郡の宿泊施設「アートビオトープ・スイートヴィラ」の写真

坂茂のウェブサイトに、栃木・那須郡の宿泊施設「アートビオトープ・スイートヴィラ」の写真が5枚掲載されています。施設の公式サイトはこちら

約16,000m²の広大な敷地に計画された分棟形式の宿泊施設である。敷地の両脇を流れる渓流を間近で楽しめるように、土地の形状を活かして、全棟木造60m²の14棟(計15室)のヴィラが配置されている。緩やかな傾斜の土地に沿うように、室内はスキップフロア形式になっており、大開口の4枚引戸を開けると、大きく外へ張り出した屋根の下に設けられた奥行き3mのテラスと室内が一体的に結ばれる構成になっている。幅5.4mの大開口部は、450mmピッチで並ぶ12m長の登り梁を束材として木製上下弦材で挟み、筋交いを入れてトラスを形成することにより大梁をなくすことで、屋内外の空間が途切れず連続している。浴室は2面を開けることで半屋外空間となる。外壁には敷地の造成中に出土した石が使われている。

仙台市役所本庁舎建替設計プロポで、石本建築事務所・千葉学建築計画事務所JVが受注候補者に。提案書も公開

仙台市役所本庁舎建替基本設計プロポーザルで、石本建築事務所千葉学建築計画事務所設計共同企業体が受注候補者に選定されています。次点者は、久米・AL設計共同企業体でした。

こちらのPDFで選定結果と提案書が公開されています。

技術提案書等の審査を行い、下記のとおり受注候補者を決定いたしました。

受注候補者:石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体

次点者:久米・AL設計共同企業体

選定結果については下記の受注候補者の選定結果についてをご覧ください。

なお、本公募型プロポーザルは最も適切な設計者の選定を目的としており、下記技術提案書に含まれる提案内容をそのまま実現するものではありません。今後、本市と設計者の共同作業により、本市が抱える課題や目指す方向性を踏まえた建築設計の実現を目指します。

堀部安嗣と横内敏人による対談「住宅設計の現場で考えること」の動画。2017年2月に行われたもの

堀部安嗣横内敏人による、対談「住宅設計の現場で考えること」の動画です。2017年2月に行われたものが、2020年11月22日に公開されました。

2017年2月17日に行われ、たいへん好評だった建築家・堀部安嗣さん×横内敏人さんの対談記録。
住宅設計の現場にどんな試行錯誤が隠されているのか、普段なかなか語られることはありません。『堀部安嗣 小さな五角形の家』(2017年刊)では、“30坪の住宅”に込める設計思想の全貌を、エスキス、実施図、施工図にはじまり多様なプロセスから紐解きました。
本書の出版を記念して、堀部さんと長年親交をお持ちの建築家・横内敏人さんに、一つとして同じものはない「設計の現場」の楽しさ・家という手仕事の醍醐味を、丁寧かつざっくばらんに語りつくしてもらいました。
聞き手は京都大学准教授(当時 名城大学准教授)の柳沢究さんです。

青木淳の講演会「アップデート(対話)」がオンラインで開催

青木淳の講演会「アップデート(対話)」がオンラインで開催されます。開催日は2020年12月15日18:30~。千葉工業大学建築学科の主催で行われるものです。事前申し込み制で、学外の参加も可能だそう。

2013年度より始まりました千葉工業大学 建築学科レクチャーシリーズも、今年で8年目になります。本年度はコロナ禍の影響により2回のオンライン開催といたします。2回目は建築家の青木淳氏をお招きし、今年開館した「京都市京セラ美術館」を中心に、お話を伺います。「アップデート(対話)」というタイトルは青木さんのご提案ですが、青木さんの設計思考などについて、議論の展開をご期待ください。

■日時:2020年12月15日(火) 18:30〜20:30
■対象:千葉工業大学の学生、および学外の方も参加できます。
■場所:ZOOMによるオンライン形式

日本全国の道路や橋などのインフラ老朽化問題を取り上げたNHKのウェブ特集記事「壊れたら もう直せない…」

日本全国の道路や橋などのインフラ老朽化を取り上げたNHKのウェブ特集記事「壊れたら もう直せない…」が公開されています。

岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所による、大阪市の住宅「大正の家」
岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所による、大阪市の住宅「大正の家」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所による、大阪市の住宅「大正の家」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所による、大阪市の住宅「大正の家」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所による、大阪市の住宅「大正の家」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平

岸本将太+姫野友哉 / 岸本姫野建築設計事務所が設計した、大阪市の住宅「大正の家」です。

木津川沿いに建つ住宅である。

準工業地域のこのエリアには、工場や商店と住宅が一体になった建物が多く建ち並んでいる。ここに建っていた以前の住まいも元々は1Fに建て主の会社が入っており、その上が住居となっていた。築約50年の建物は改築が繰り返され、一度訪れただけでは迷子になるほど入り組んで造られていた。大変面白い建物であったが、老朽化や構造的に不安な事もあり建て替える事となった。

本計画では住宅用途のみとし、将来的に息子夫婦が同居する予定として計画をした。
1Fは駐車場、2Fは子世帯、3Fは共有スペースや客間、4Fは親世帯としてフロア毎に区切る計画としている。

建築家によるテキストより

元々会社が入っているような大きな建物に住んでいた建て主の持ち物(一般的な住宅にはないスケールのもの)が入るように設計を進めたところ、住宅のはずが工場のような何とも言えない不思議なスケール感が生まれ、それが周囲の風景と馴染みつつも何か少しズレがあるような建築ができたように思う。

建築家によるテキストより
馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」
馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」 photo©長谷川健太
馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」 photo©長谷川健太
馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」 photo©長谷川健太
馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」 photo©長谷川健太

馬場正尊 / Open A(監修)、塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計が設計した、東京・港区の、複合ビルの低層部のファサード改修「南麻布の幕屋」です。

三菱地所レジデンスがおこなうReビル事業のプロジェクト。

オフィスの上に集合住宅が積まれた複合ビルを2017年取得し、段階的に改修を行っている。今回はこのザ・パークレックス南麻布のファサードを改修し、建物や地域の魅力を高めることが求められた。

この一帯はかつて徳川綱吉の離宮があった場所で、北側にはお寺が点在する閑静な住宅地が広がっているが、南側は明治通りと首都高速があり騒然としていた。そこで南側の環境を和らげると同時に、点在する寺院と共に街並を形成していくことを考えた。

既存建物のアプローチは2層吹き抜けとなっていたが、その中央にガラス間仕切と入口があり屋内外に中途半端なスペースができていた。そこで入口の位置を吹抜けの端まで後退させ、少し過剰とも言える大きな軒下をつくり、敷地境界に沿って木製のスクリーンを掛けることにした。

このスクリーンは60mm角の桧材にM6の寸切りボルトを2列通したユニットを2階床梁から吊るし、それにM6寸切りボルトを横繋ぎしてできている。桧は寺院で良く使われている木材で耐久性が高く、その油分は排気ガスの成分を軽減してくれる。角材をボルトで編み込んだ様な裏表の無いつくりは、風圧に対して十分な強度を生みだすと共に、街路にも屋内にも美しい表情を見せてくれる。奥行き100mmに調整された角材はスクリーンとの距離や視線の向きによってその透明性を変化させ、車通りの多い南側の風景を様々な形で抽象化する。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 合同会社わくわくデザインが、設計スタッフ(正社員・パートタイム、外部パートナー)、模型製作アルバイトを募集中
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合同会社わくわくデザインの、設計スタッフ(正社員・パートタイム、外部パートナー)、模型製作アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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わくわくデザインでは、設計スタッフ(正社員、設計パートタイム、外部パートナー設計者)と模型製作アルバイトを募集いたします。

私たちの事務所は、現在、福祉施設、自然の中の利用促進施設等の業務が進行中です。
小さい事務所なりのフットワークの軽さを活かして、みんながわくわくするような設計を提案することを心がけています。

スキルアップを重視しつつ、現在の楽しく仕事ができるように、各人の将来の希望や状況に合わせて、柔軟な勤務環境を相談しながら決めていければと思っています。

詳細は、ホームページをご覧ください。
https://wkd.jp/news/

中村堅志 / 中村建築による、神奈川の「2棟の住宅〜横浜市の3世帯住宅〜」
中村堅志 / 中村建築による、神奈川の「2棟の住宅〜横浜市の3世帯住宅〜」 photo©平井広行
中村堅志 / 中村建築による、神奈川の「2棟の住宅〜横浜市の3世帯住宅〜」 photo©平井広行
中村堅志 / 中村建築による、神奈川の「2棟の住宅〜横浜市の3世帯住宅〜」 photo©平井広行

中村堅志 / 中村建築が設計した、神奈川の「2棟の住宅〜横浜市の3世帯住宅〜」です。

敷地は、最寄り駅から徒歩2分ほどの住宅地にある46坪の旗竿形状。元の住人であるご両親と兄夫婦・弟夫婦の3世帯のための住宅を、兄弟の資金により建て替える計画である。世帯間の関係は非常に良好であるが故に、世帯相互のプライバシーの確保を望まれた。

一般的な銀行融資では、一つの建物を兄弟で組むことが慣習的にできないこともあり、「長屋建て」が前提条件として導き出された。「長屋建て」特有の界壁一枚を隔てて隣り合わせになることのないように「戸建て」に近い建ち方を模索した。それがこの住宅地での過度なボリュームを抑えることにもつながるだろうと考えた。

そこで、ひとつの敷地にひとつの建物として解釈される最低限の条件で、2棟の住宅を建てることとした。構造的に別々に成立している2棟は、内部空間で意匠的に接していることによって法的にひとつの建物として定義されている。

建築家によるテキストより
トラフ建築設計事務所による、JR東日本東京駅構内の飲食店舗「ゴンチャ 東京駅 グランルーフ フロント店」
トラフ建築設計事務所による、JR東日本東京駅構内の飲食店舗「ゴンチャ 東京駅 グランルーフ フロント店」 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、JR東日本東京駅構内の飲食店舗「ゴンチャ 東京駅 グランルーフ フロント店」 photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、JR東日本東京駅構内の飲食店舗「ゴンチャ 東京駅 グランルーフ フロント店」 photo©楠瀬友将

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・千代田区のJR東日本東京駅構内の飲食店舗「ゴンチャ 東京駅 グランルーフ フロント店」です。店舗の公式ページはこちら

2006年に台湾で誕生し、世界に1,400店舗以上*を展開するアジアンカフェ「Gong cha(ゴンチャ)」の東京駅 グランルーフ フロント店の内装計画。東京駅という場所柄、幅広い客層に受け入れられる店舗が求められた。
*2020年11月現在

既存躯体の段差を利用し、店舗の手前と奥で利用者のニーズに合わせてエリア分けする構成とした。手前の一段低いモルタル床のエリアには、ビッグテーブルやハイカウンター席を配し、利用者が一人でも気軽に立ち寄りやすくしている。ブランドカラーでもある赤色のリノリウムのスロープを上ると、奥にはレジカウンターと、ベンチやテーブルセットのあるエリアが設けられている。

建築家によるテキストより
OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」
OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」 photo©井出野下貴弘
OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」 photo©井出野下貴弘
OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」 photo©井出野下貴弘
OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」 photo©井出野下貴弘

OSTR / 武井良祐+太田翔が設計した、東京・文京区の「湯島の住宅」です。

[生きるための環境]をつくる開口
壁に開口を開けることは、生きるための環境をつくる行為だと思う。
内部に風や光、風景が入り込み、暮らしていて気持ちが良いという根源的な住宅。

この住宅では、隣地の建物と視線が交差しないように調整した開口と、周辺も関係なしに、この位置にあると光や風が気持ちが良いだろうと感覚的設けた開口もある。
その矛盾した両者を同居させることで隣家との間合い、都市との距離感、親と子の距離を離しつつ繋ぐ関係を目指した。

建築家によるテキストより
アルド・ロッシの、イタリア国立21世紀美術館で行われる回顧展「Aldo Rossi. The Architect and the Cities」のプレビュー動画。1990年にプリツカー賞を受賞した建築家で、日本にもいくつかの作品が存在

アルド・ロッシの、イタリア国立21世紀美術館で行われる回顧展「Aldo Rossi. The Architect and the Cities」のプレビュー動画です。会期は2020年12月17日~2021年8月29日まで。展覧会の公式ページはこちら。1990年にプリツカー賞を受賞した建築家で、日本にもいくつかの作品が存在しています。

【ap job更新】 建築・土木の領域を越えて公共空間のデザインを手がける「株式会社設計領域」が、新規スタッフ(設計、広報・事務)を募集中
【ap job更新】 建築・土木の領域を越えて公共空間のデザインを手がける「株式会社設計領域」が、新規スタッフ(設計、広報・事務)を募集中
【ap job更新】 建築・土木の領域を越えて公共空間のデザインを手がける「株式会社設計領域」が、新規スタッフ(設計、広報・事務)を募集中松山市花園町通り

建築・土木の領域を越えて公共空間のデザインを手がける「株式会社設計領域」の、新規スタッフ(設計、広報・事務)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設計領域では新規スタッフを募集します。

私たち設計領域は、駅や広場、街路などの公共空間のデザインを中心に活動する設計事務所です。新堀大祐、吉谷崇の2人の代表によるコラボレーションを軸に、建築や土木といった領域にとらわれず、これからの地域に求められる空間のデザイン、設計を全国各地で展開しています。

現在、JR長崎駅(長崎市)駅前広場や、リニア中央新幹線長野県駅(飯田市)駅前広場の実施設計など、大規模なプロジェクトが進行しています。さらに飲食店や病院、住宅などの建築設計から、広場やウォーターフロントなどのランドスケープデザイン、都内や地方のまちづくりまで、全国各地で数多くのプロジェクトが進行中です。このように、扱うデザインの領域やスケールが多岐にわたっていることが、他にはない弊社の大きな特徴であり、面白さでもあります。現在、20~30代前半の若いスタッフを中心に、総勢8名で各地のプロジェクトに取り組んでいます。

今回は新卒の方だけでなく、実務経験を持ち、プロジェクトを共に遂行して頂ける方を、特に募集いたします。まちづくりやパブリックスペースの設計に興味ある建築設計やランドスケープ設計の実務経験者、土木デザイン・土木設計の経験者など、領域を越えた活動をともに展開していく仲間を幅広く求めています。

さらに事務・広報スタッフも募集いたします。時短勤務、曜日指定など、働き方についても柔軟に対応可能ですので、ご相談頂ければと思います。

ご応募お待ちしております。

「非接触のエレベーター開発相次ぐ 新型コロナ感染リスク削減へ」(NHK NEWS WEB)

「非接触のエレベーター開発相次ぐ 新型コロナ感染リスク削減へ」という記事が、NHK NEWS WEBに掲載されています。

富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司

富谷洋介建築設計が設計した、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」です。

敷地は北海道札幌市内、自然と都市部の境に位置する二世帯住宅の計画である。

3方を道路と擁壁に囲まれており、道路の延長によって多角形に形成され、擁壁が敷地内にあるため建築面積は限られた。

与条件から「限られた敷地に対して求められる室用途をどう確保するか」「3方道路に対してのプライバシーの確保+恵まれた自然を室内に取り込む」「2世帯としての家族のあり方をどう考えるか」がプロジェクトのテーマとなった。

南側に将来にわたり無くなる事のない公園の森が広がることから、南の採光、借景のため森に正対する大開口を配し主要所室を配した。
内部は住まいの中で用途を二つの性格に分け、LDKを中心とした十字型に公共的な用途を、それによって分割され生まれる四つ角をプライベートな用途を配した。

建築家によるテキストより

北国の厳しい寒さに対し外皮は高断熱・高気密化、地中熱ヒートポンプの低温水によるセントラルヒーティング暖房を行い、基礎断熱によりコンクリートを蓄熱体として室内側に持たせることと合わせ、省エネルギーかつ家中どこに居ても暖かく心地よい温熱環境を計画した。

敷地環境を読み解き、活かし、都市と自然の中間に住まう家族のための豊かな居場所を検討した。

建築家によるテキストより
田根剛によるレクチャー「Archaeology of the Future」の動画。スイス建築博物館の主催で2020年11月に行われたもの

田根剛によるレクチャー「Archaeology of the Future」の動画。スイス建築博物館の主催で2020年11月27日に行われたものです。また同博物館では2021年2月28日まで田根の展覧会「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」が開催中。

What role can architecture play in mediating between the past and the future? This is a question that the architect Tsuyoshi Tane (b. Tokyo, 1979) has consistently engaged with throughout his international body of work. Each project by the Paris-based practice Atelier Tsuyoshi Tane Architects begins with an intensive research phase meant to excavate the memories embedded in a place and integrate these into the creative process: a method the architect terms the «Archaeology of the Future».
In the context of the exhibition «Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future», Tsuyoshi Tane will introduce his work and his approach in the form of a public lecture.

Language: English

Photo: Estonian National Museum, Dorell.Ghotmeh.Tane / Architects © Propapanda

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