



ICADA / 岩元真明が設計した、福岡市の、住戸改修「桜坂の自宅」です。家族の変化に合わせ平面形式を変えられる住戸を構想し、可動書架を間仕切りに用ることで実現、素材とディテールでの実用性と即物性の追求と共に熱シミュレーションに基づく断熱施工も行いました。また、本作品は八代写真事務所と高野ユリカによる写真で作品を紹介します。
アーキテクチャーフォトでは、岩元がこちらの自宅の設計にあたって考えたことをまとめた論考「用の再考:自宅の設計について」も特集記事として掲載しています。
福岡市に所在する築30年超のRC造マンションの一住戸改修。
夫婦と子2人の住宅である。可動書架を寝室の間仕切りに用いることによって、家族の変化にしたがって1LDKから3LDKへ、あるいは個室のない一室空間へと変化する住戸を考えた。
素材とディテールについては、実用性と即物性を追求した。枠のないポリカーボネート引戸、波板を転用した鴨居・敷居、アルミ箔が輝く反射天井、片持ちのピボット照明など、多くの建築要素と家具に工夫を凝らしている。
隣戸との境界を含め、すべての壁・床・天井に断熱材を施工し、高い断熱性能を確保した(HEAT20 G1相当)。RC造マンションの断熱改修では壁体内結露が発生するか否か、検証した事例は少ない。そこで、室内および壁体内に温湿度センサーを組み込み、結露に関する実証実験とデータ解析を行っている。













