服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の北東側より見る。 photo©Benjamin Hosking
服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、左:ダイニング、右:リビング photo©Benjamin Hosking
服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©Benjamin Hosking
服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、子供部屋から1階のリビングを見下ろす。 photo©Benjamin Hosking
服部信康+古賀将太 / 服部信康建築設計事務所が設計した、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」です。
様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画されました。建築家は、“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案しました。また、“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出しています。
「馬小屋と橙の納屋」は、愛知県豊橋市に計画された住宅である。
敷地は工場や老人ホームが点在する都市の片隅にある旗竿状の小さな砂利敷きの土地で、周囲には異なるスケールや機能が混在している。私たちは、美容室を営む夫とその家族の生活のリズムや外部との関わり方を丁寧に観察し、彼らにとっての住まいのあり方を探ることから設計を始めた。
家族が同じ気配を共有して暮らすことを価値の中心に据え、限られた予算の中で過剰な機能を排した。
馬小屋のように潔い一室空間として生活機能をまとめた箱を、大屋根の下に置く構成としている。
間口5,904mm、ピッチ606mmの木造架構にスチールを組み合わせ、中央に浴室・脱衣所・クロークなどの必須機能を収めたコアを配置した。
その周囲にリビング、ダイニングキッチン、洗面、子供室が緩やかに連続し、大屋根の下に広がる余白として住まい手の解釈によってかたちを変えていく居場所となる。
敷地の一角には小さな納屋状の離れを配置した。
個人サロンや作業場、近隣の集まりにも使える半屋外の場所であり、主屋とのあいだに生活がにじむ中間的な環境を生み出している。
主屋と離れは温かみのある赤系の色彩によって連続させながらも、構造は対比させた。
主屋は606mmピッチの木架構と曲線鋼タイロッドによって棟高約6mの大空間を成立させ、離れは軽量フレームとビニール膜、ロープといった身近な素材で組み立てた仮設的な構成としている。こうした差異は内部と外部のあいだに曖昧な領域をつくり出す。
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服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、東側より見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の北東側より見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の東側より見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、東側より屋根を見上げる。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の北東側を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の北西側から屋根を見上げる。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、敷地内の北側より見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、北側よりエントランスを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、ダイニング側からエントランス横のラウンジエリアを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、左:ダイニング、右:リビング photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビング、架構の詳細 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビング、照明の詳細 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビング photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビングから開口部越しにテラスを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、テラス photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、ダイニングから架構を見上げる。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階から2階への階段 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階から2階への階段、手摺の詳細 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、キッズルーム photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、キッズルーム、造り付けデスクの詳細 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、キッズルームから吹抜側を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、子供部屋から1階のリビングを見下ろす。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、キッズルーム photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階、キッズルームからベッドルーム側を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、廊下からサービスエントランス越しにポーチを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、洗面所 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、廊下からリビング側を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、ダイニングから開口部越しに離れ側を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階、廊下から開口部越しに離れを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出主屋側から離れを見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出左:離れ、右:主屋 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出離れから主屋を見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、離れと主屋の間から見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出外観、離れと主屋の間から見る。 photo©Benjamin Hosking

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出1階平面図 image©服部信康+古賀将太

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出2階平面図 image©服部信康+古賀将太

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出断面図 image©服部信康+古賀将太

服部信康+古賀将太による、愛知・豊橋市の住宅「馬小屋と橙の納屋」。様々な規模や機能の建物が混在する地域に計画。“家族が同じ気配を共有する暮らし”を求め、大屋根の下に“馬小屋の様に潔い一室空間”を配する構成を考案。“納屋状”の離れで主屋との間に“中間的な環境”も創出断面図 image©服部信康+古賀将太
以下、建築家によるテキストです。
「馬小屋と橙の納屋」は、愛知県豊橋市に計画された住宅である。
敷地は工場や老人ホームが点在する都市の片隅にある旗竿状の小さな砂利敷きの土地で、周囲には異なるスケールや機能が混在している。私たちは、美容室を営む夫とその家族の生活のリズムや外部との関わり方を丁寧に観察し、彼らにとっての住まいのあり方を探ることから設計を始めた。
家族が同じ気配を共有して暮らすことを価値の中心に据え、限られた予算の中で過剰な機能を排した。
馬小屋のように潔い一室空間として生活機能をまとめた箱を、大屋根の下に置く構成としている。
間口5,904mm、ピッチ606mmの木造架構にスチールを組み合わせ、中央に浴室・脱衣所・クロークなどの必須機能を収めたコアを配置した。
その周囲にリビング、ダイニングキッチン、洗面、子供室が緩やかに連続し、大屋根の下に広がる余白として住まい手の解釈によってかたちを変えていく居場所となる。
敷地の一角には小さな納屋状の離れを配置した。
個人サロンや作業場、近隣の集まりにも使える半屋外の場所であり、主屋とのあいだに生活がにじむ中間的な環境を生み出している。
主屋と離れは温かみのある赤系の色彩によって連続させながらも、構造は対比させた。
主屋は606mmピッチの木架構と曲線鋼タイロッドによって棟高約6mの大空間を成立させ、離れは軽量フレームとビニール膜、ロープといった身近な素材で組み立てた仮設的な構成としている。こうした差異は内部と外部のあいだに曖昧な領域をつくり出す。
本計画は、40年以上の経験を持つ服部信康と、金属加工を背景に持つ若手 古賀将太の協働によるものである。
鉄工所で家具や建築金物を制作してきた古賀の経験をもとに、住宅に点在する金物と設計を深く接続させた。
屋根架構、照明、手摺りといった部材を単なるパーツとして扱うのではなく、素材固有の力学的特性や造形の可能性、構造の成立条件までも設計プロセスとして読み替えている。
鉄だけでなく、木、煉瓦、ビニール、紐など異なる素材の質感を引き出しながら、細部に至るまで形が生まれる理由を探った。
その結果、手摺りは装置にとどまらず、空間の濃淡を調整する存在へと変化した。
壁と線で構成された空間に物質の曖昧な影が奥行きをもたらしている。
私たちが目指しているのは、「空間をかっこよく見せる」や「光が美しい」といった明快な言葉で語られる建築ではありません。
手すりなのかオブジェなのか判然としないもの、しかし確かに機能を持つもの。
外壁を覆う布のように曖昧でありながら、確かに建築の一部として息づくもの。
その“曖昧さ”の中に、暮らしの豊かさと余白を見出しています。
その余白があるからこそ、建築が「住まい」へと変わる時だと考えています。
名詞や動詞のように方向を限定するのではなく、形容詞のように静かに、ものと人、機能と感覚のあいだをつなぐ。
そんな曖昧で確かなものづくりを一つひとつ積み上げながら、家族の緩やかな時間を築き上げていければと考えています。
服部と古賀が協働で設計することで、共に暮らしの豊かさを育む建築のあり方を探っている。
■建築概要
題名:馬小屋と橙の納屋
所在地:愛知県豊橋市
主用途:住宅
設計:服部信康建築設計事務所 担当/服部信康、古賀将太
構造設計:高橋俊也構造建築研究所 担当/高橋俊也、山本桂也
施工:荒木工務店
金物製作 / 特注手摺・照明:古賀将太
構造:木造
階数:地上2階
敷地面積:600.26㎡
建築面積:150.42㎡
延床面積:134.21㎡
設計期間:2022年7月~2023年12月
工事期間:2023年12月~2024年12月
竣工:2024年12月
写真:Benjamin Hosking
建材情報| 種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | | 外装・床 | 玄関 床 | 焼過レンガ 100×100×60(岡田煉瓦製造所)
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| 内装・床 | リビング、ダイニング、廊下、ソファコーナー 床 | オーク系フローリング(IOC)
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| 内装・床 | キッチン、WIC、脱衣室、トイレ 床 | フレキシブルボード t=3+床クリート仕上 [松煙下地]
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| 内装・壁 | リビング、ダイニング、廊下、ソファコーナー 壁 | ラワン合板 t=5.5、t=9.0 ベンガラ下地+バトン塗布
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| 内装・壁 | キッチン、WIC、脱衣室、トイレ 壁 | ラワン合板 t=5.5 松煙下地+シルバー塗装(ローバル)
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| 内装・天井 | リビング、ダイニング、廊下、ソファコーナー 天井 | 杉無垢ボード t=24 ベンガラ下地+バトン塗布
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| 内装・天井 | 居室一部 天井 | ラワン合板 t=9.0 ベンガラ下地+バトン塗布
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| 内装・天井 | キッチン、WIC、脱衣室、トイレ 天井 | ラワン合板 t=9.0 松煙下地+シルバー塗装(ローバル)
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| 外構・床 | 外構 | 焼過レンガ 100×100×60(岡田煉瓦製造所)
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