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「非接触のエレベーター開発相次ぐ 新型コロナ感染リスク削減へ」(NHK NEWS WEB)

「非接触のエレベーター開発相次ぐ 新型コロナ感染リスク削減へ」という記事が、NHK NEWS WEBに掲載されています。

富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司

富谷洋介建築設計が設計した、北海道・札幌市の二世帯住宅「宮の沢の家」です。

敷地は北海道札幌市内、自然と都市部の境に位置する二世帯住宅の計画である。

3方を道路と擁壁に囲まれており、道路の延長によって多角形に形成され、擁壁が敷地内にあるため建築面積は限られた。

与条件から「限られた敷地に対して求められる室用途をどう確保するか」「3方道路に対してのプライバシーの確保+恵まれた自然を室内に取り込む」「2世帯としての家族のあり方をどう考えるか」がプロジェクトのテーマとなった。

南側に将来にわたり無くなる事のない公園の森が広がることから、南の採光、借景のため森に正対する大開口を配し主要所室を配した。
内部は住まいの中で用途を二つの性格に分け、LDKを中心とした十字型に公共的な用途を、それによって分割され生まれる四つ角をプライベートな用途を配した。

建築家によるテキストより

北国の厳しい寒さに対し外皮は高断熱・高気密化、地中熱ヒートポンプの低温水によるセントラルヒーティング暖房を行い、基礎断熱によりコンクリートを蓄熱体として室内側に持たせることと合わせ、省エネルギーかつ家中どこに居ても暖かく心地よい温熱環境を計画した。

敷地環境を読み解き、活かし、都市と自然の中間に住まう家族のための豊かな居場所を検討した。

建築家によるテキストより
田根剛によるレクチャー「Archaeology of the Future」の動画。スイス建築博物館の主催で2020年11月に行われたもの

田根剛によるレクチャー「Archaeology of the Future」の動画。スイス建築博物館の主催で2020年11月27日に行われたものです。また同博物館では2021年2月28日まで田根の展覧会「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」が開催中。

What role can architecture play in mediating between the past and the future? This is a question that the architect Tsuyoshi Tane (b. Tokyo, 1979) has consistently engaged with throughout his international body of work. Each project by the Paris-based practice Atelier Tsuyoshi Tane Architects begins with an intensive research phase meant to excavate the memories embedded in a place and integrate these into the creative process: a method the architect terms the «Archaeology of the Future».
In the context of the exhibition «Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future», Tsuyoshi Tane will introduce his work and his approach in the form of a public lecture.

Language: English

Photo: Estonian National Museum, Dorell.Ghotmeh.Tane / Architects © Propapanda

最も注目を集めたトピックス [期間:2020/11/23-11/29]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/11/23-11/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/11/23-11/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 内藤廣の大判図面集『内藤廣設計図面集』の中身を先行プレビュー。Amazonと南洋堂で予約受付中
  2. 神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・名古屋市の住宅「House IT 三方吹抜けと密度」
  3. 長谷川洋平+長谷川大輔 / 長谷川大輔構造計画による、兵庫・三木市の遊戯施設「ネスタリゾート神戸スカイ・イーグル ジップラインデッキ」
  4. IKAWAYA建築設計による、東京の住宅「Concrete Shell House」
  5. 坂茂が完成させた、山梨の、既存別荘へのリビングルーム増築「小淵沢の家」の写真
  6. noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」
  7. 徳島の旧印刷工場を改修して活用するアイデアと空間提案を競う建築コンペ「awa 臨港プロジェクト」の一次審査結果と提案書が公開
  8. 藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」
  9. ハッセル+OMAの設計で完成した、オーストラリア・パースの、州立博物館「WA Museum Boola Bardip」がオープン。歴史的建造物を改修し、その上に新しいヴォリュームを追加。建築内外の様子をドローンで捉えた動画も掲載
  10. 矢口博幸 / ICA建築設計事務所+佐久間達也空間計画所による、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」
  11. ギャラリー・間での次回の建築展「中川エリカ展 JOY in Architecture」の概要が公開。新型コロナウイルス感染拡大防止の為、事前予約制ので開催
  12. アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラが完成させた、中国・寧波市のミュージアム「MoAE – Huamao Museum of Art Education」の写真と図面
  13. 富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」
  14. 畑友洋建築設計事務所による、兵庫・芦屋市の住宅「奥池の家」の写真
  15. 塩路優介 / シオジ事務所による、和歌山・有田郡の、テイクアウト式の店舗「ラトリエナチュラル」
  16. 水野芳康 / 水野建築事務所による、静岡・藤枝市の、設計者の自邸「下青島の家」
  17. 加瀬谷章紀+綱川大介 / I.R.A.による、東京・東村山市の住宅「spiral」
  18. 塩入勇生+矢﨑亮大 / アーキディヴィジョンによる、東京・墨田区の「新旧の店先」。既存の背景を尊重しファサード等を並置させることで街との関係を変化させ、より地域に根差したものになることを意図
  19. ザハ・ハディド・デザインが、ロンドンを拠点とするizé社の為にデザインしたレバーハンドル「NEXXA01」
  20. 青木淳と品川雅俊の AS が完成させた住宅「F」の写真と、青木へのインタビュー。撮影は高野ユリカが手掛ける

徳島の旧印刷工場を改修して活用するアイデアと空間提案を競う建築コンペ「awa 臨港プロジェクト」の一次審査結果と提案書が公開

徳島の旧印刷工場を改修して活用するアイデアと空間提案を競う建築コンペ「awa 臨港プロジェクト」の一次審査結果と提案書が公開されています。但し1次審査結果の感想を求め二次審査の参考とする仕組みの為、どの設計者がどの提案をしたかは公開されていません

「awa 臨港プロジェクト」は、今は使われなくなった印刷工場をリノベーションして、「建築の力」で地方における生活を豊かにするためのきっかけづくりを目指す、徳島県主催のプロジェクトです。

ー工場をどうやってリノベーションすれば良いのかー

いろいろ想像はふくらみますが、行政だけで考えるには、あまりにもったいない素材ですので、

できるだけ多くの方から自由なアイデアをいただけるよう、設計コンペを実施することとしました。

先行する「awaもくよんプロジェクト」と同様、参加資格は「徳島の建築士がチームに入っていること」だけに着目して、実績を問わず、門戸を開け放ったプロジェクトとしています。

興味のある方、ぜひ、のぞいてみてください!

一次審査通過者

令和2年11月12日(木)に、徳島県庁10階「TOKUSHIMA AWorking AI」において開催されました「awa臨港プロジェクト」設計競技の一次審査で選定された5者については、以下のとおりです。

(代表事務所の五十音順)
形態 応募者名

一次審査通過者の提案書のPDF

マリンピア沖洲に新たな“○○”が誕生します!

徳島県では、徳島市東沖洲にある徳島新聞社の「旧印刷センター」をリノベーションする事業、「awa臨港プロジェクト」を行っています。
災害時は支援物資の中継地点「広域物資輸送拠点」としますが、平時も有効活用するためリノベーションに関する提案を募集したところ、34作品の応募がありました。この中から一次審査において、つぎの5作品が選ばれました。

この5作品について、専門家による二次審査の参考とするため、みなさまからの「いいね!」を募集します。

富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」 photo©グレイトーンフォトグラフス 酒井広司

富谷洋介建築設計が設計した、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」です。

北海道は札幌市内、山すその傾斜地に建つ住宅の計画である。
2m程の傾斜を含む広々とした敷地に、高低差をまたぎ建物を配置することで自然の傾斜が建物内にも連続しその高低差を断面計画の手掛かりとした。

地盤段差から互い違いに積み重なり生まれた4層を階段で結んだスキップフロア空間を現し梁のフラット屋根で覆うことで屋内空間が生まれた。
吹き抜けを介し4層がひと繋がりで連続するワンルームは目線が互い違いに通り抜け、各層の雰囲気が次々と広がる。
自然豊かな周辺環境であったことから景観を室内に取り込み目線を遠方へ開放することを敷地調査時から検討し、山並みの緑・公園の植栽・眼下に広がる街並みの夜景を各所の窓からの借景とした。

建築家によるテキストより
内藤廣の大判図面集『内藤廣設計図面集』の中身を先行プレビュー。Amazonと南洋堂で予約受付中
内藤廣の大判図面集『内藤廣設計図面集』の中身を先行プレビュー。Amazonと南洋堂で予約受付中

オーム社より刊行される、内藤廣の大判図面集『内藤廣設計図面集』の中身を先行プレビューします。発売は2020年12月23日。【ap・ad】

現在、Amazonおよび南洋堂で予約受付中です。

長く待ち望まれた、内藤廣の図面集がついに刊行。

~初期の代表作「海の博物館」(1992)から近作「日向市庁舎」(2019)まで~
プロジェクトの最重要と位置づけられた図面のみで構成された全18作品。

建築家・内藤廣が、1981年に自身の建築事務所を設立してから現在に至るまでの仕事の中から18作品を選び出し、その設計図面を一冊にまとめた本です。設計図を目の前にすると、この図面からあのような建築がつくられるのかと感慨が押し寄せてきます。

公共建築など大規模なものとなれば、設計図面は1000枚を超えるといわれます。その中でも内藤がもっとも大事にしているのは、「技術やシステム、構造、設備、デザインのすべてを網羅した断面矩計図」です。この図面は建築の質を決定づけているといってよく、内藤廣が「建築に何を込めたか」を如実に伝えてくれます。

本書はそれらを中心に、要となるディテールや各種詳細図を含む、プロジェクトの最重要と位置づけられた図面のみで構成されています。内藤自身による解説はもちろん、描き下ろしの美しいドローイングも収録。

判型は大判サイズの「B4判」。開くと大迫力の図面が展開します。製本方法は180度見開きやすい、糸かがりのオープンバック製本を採用しています。

リリーステキストより
長谷川洋平+長谷川大輔 / 長谷川大輔構造計画による、兵庫・三木市の遊戯施設「ネスタリゾート神戸スカイ・イーグル ジップラインデッキ」
長谷川洋平+長谷川大輔 / 長谷川大輔構造計画による、兵庫・三木市の遊戯施設「ネスタリゾート神戸スカイ・イーグル ジップラインデッキ」 photo©山口伊生人

長谷川洋平+長谷川大輔 / 長谷川大輔構造計画が設計した、兵庫・三木市の遊戯施設「ネスタリゾート神戸スカイ・イーグル ジップラインデッキ」です。施設の公式サイトはこちら

広大な自然の中で遊び宿泊できるテーマパーク内に新設した、ジップライン注)というアトラクションのスタート、ゴールの乗降場となるデッキを設計しました。

この計画では1本が590mもの長さとなるワイヤーロープを4本設置するため、大きな張力が発生するワイヤーを支持する架構が必要なこと、またスタートデッキでは地上から13mの高さまで利用者を導く必要があることから、鉄骨造の架構を採用しました。

巨大ないわゆる鉄塔が自然の中に投げ出されることは避けられませんが、ジップラインデッキの機能を果たすことを最優先としながらも鑑賞の対象になりうるような造形的楽しさをデッキ自体にもたせたいと考えました。

建築家によるテキストより
矢口博幸 / ICA建築設計事務所+佐久間達也空間計画所による、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」
矢口博幸 / ICA建築設計事務所+佐久間達也空間計画所による、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」 photo©鳥村鋼一
矢口博幸 / ICA建築設計事務所+佐久間達也空間計画所による、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」 photo©鳥村鋼一
矢口博幸 / ICA建築設計事務所+佐久間達也空間計画所による、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」 photo©鳥村鋼一

矢口博幸 / ICA建築設計事務所佐久間達也空間計画所が設計した、茨城・日立市のモデルハウス「小さな領域のある家」です。

日立市の工務店が企画した、高断熱高気密のモデルハウスである。
特定のクライアントにだけ当てはまるという設計ではなく、多くの人に受け入れられるようにしなければならなかった。またこのモデルハウスの役割は、見学者(建築予定者)に対して、これから建てる住宅のイメージを喚起させる目的もある。そのため単一的な性質ではなく、特異なデザインも行っていない。非個性的なものの集合から生まれる多様性を目指し、さまざまな要素を内部に盛り込んだ。

住宅では家族それぞれが、ひとつの建物の中で日々繰り返される生活行為をいとなむ。住宅に必要な、安んじられる場や生活に必要な要素それぞれの領域は、決して大きい必要は無い。大きなワンルームから居場所を計画するのではなく、小さな領域が集まり全体をつくるアプローチを目指した。

建築家によるテキストより
設計を手掛けたハッセルやOMAのメンバーが参加して行われた、オーストラリアの博物館「WA Museum Boola Bardip」についてのシンポジウム等の動画。設計プロセスについても語られる

設計を手掛けたハッセルOMAのメンバーが参加して行われた、オーストラリアの博物館「WA Museum Boola Bardip」についてのシンポジウム等の動画。設計プロセスについても語られています。「WA Museum Boola Bardip」については、アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しました。

OMA, Hassell, WA Museum Boola Bardip, and the Netherlands embassy in Canberra will join a panel discussion with a focus on the architecture of the Museum.

Panelists
David Gianotten, Managing Partner – Architect, OMA
Paul Jones, Regional Director, OMA
Mark Loughnan, Principal, Hassell
Peter Dean, Design Director and Principal, Hassell
Irene Stainton, Chair of Aboriginal Advisory Committee, Western Australian Museum
Alec Coles, Chief Executive Officer, Western Australian Museum
Marion Derckx, Ambassador, Netherlands Embassy in Canberra

Moderator
Stephen Todd, Design Editor, Australian Financial Review

David Gianotten and Mark Loughnan will give a presentation about the Museum’s architecture. Panelists will discuss the significance of the project to Western Australia and a global audience, and its impact on the design of future museums.

アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラが完成させた、中国・寧波市のミュージアム「MoAE – Huamao Museum of Art Education」の写真と図面

アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラが完成させた、中国・寧波市のミュージアム「MoAE – Huamao Museum of Art Education」の写真と図面が45枚、archdailyに掲載されています。

ギャラリー・間での次回の建築展「中川エリカ展 JOY in Architecture」の概要が公開。新型コロナウイルス感染拡大防止の為、事前予約制ので開催

ギャラリー・間での次回の建築展「中川エリカ展 JOY in Architecture」の概要が公開されています。会期は2021年1月21日~3月21日。新型コロナウイルス感染拡大防止の為、事前予約制ので開催になるとの事です(12月下旬より予約できるようになるそう)。こちらのページに、展覧会と連動企画の中川エリカを紹介するテキストも掲載されています。

TOTOギャラリー・間では、中川エリカの個展「JOY in Architecture」を開催いたします。

中川エリカ氏は、初期の代表作「ヨコハマアパートメント※」、「桃山ハウス」で数々の賞を受賞するなど、今まさにエネルギッシュな活動を続けている若手建築家です。
中川氏の原点は、「新しい建築の表現を追求したい」という、飽くなき探求心にあります。「新しい組み立て方」や「街の細部の法則をヒントにした材料の発見」、「内と外の関係」といったさまざまな課題に取り組み、周囲の環境や人びとの営みを巻き込みながら、生き生きとした建築の表現を生み出し続けています。
中川氏は、街と建築が相互に補い合い連続する場を生み出すべく、街のリサーチを徹底的に行うことからスタートします。そして「建築を身体的に考える」ために、暮らしぶりまで表現した精緻で巨大な模型をのぞきこみ、思考と検証を上書きしていくことで、現実の建築体験へと展開していきます。こうした探求行為とそこから生まれる発見が、中川氏のよろこびと新たなエネルギーとなっています。

本展覧会では、設計の現場で活用されてきたさまざまなスケールの模型を一挙に公開し、中川氏が考える建築の「よろこび(JOY)」が躍動感いっぱいに展示されます。また、これからの建築の生きた発見につなげるため、南米チリで行った、小さな什器とともに現れる人びとの屋外での居場所のリサーチとその模型を展示します。
展覧会を、建築そのものとして実現しようとする中川氏の挑戦を、ぜひご覧ください。
※西田司/オンデザインと共同設計

藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」
藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」 photo©平桂弥(studioREM)
藤原・室 建築設計事務所による、奈良市の「学園前の店舗+住宅」 photo©平桂弥(studioREM)

藤原・室 建築設計事務所が設計した、奈良市の「学園前の店舗+住宅」です。

敷地は、交通量の多い道路に面した、傾斜のある変形地でした。

建築主は、店舗と住宅部分の動線を分けること、住宅としての気配感を抑え、店舗建築として見えるようにとの希望でした。

住宅街にある店舗ということで、奇抜な色彩や形態を採用するのは控えつつ、店舗の存在感を、通り過ぎる車に対して感じさせる必要もあるということが、デザインとしての検討事項でした。

スケール感を住宅街に合わせるよう、道路側は店舗、中央は階段室とホール、後方は住宅と3つのブロックに分けています。前後のエリアの仕上げを、同じにすることで、店舗が道路側からは、実際の3倍ほど大きく見えるようにしています。

建築家によるテキストより
IKAWAYA建築設計による、東京の住宅「Concrete Shell House」
IKAWAYA建築設計による、東京の住宅「Concrete Shell House」 photo©川辺明伸
IKAWAYA建築設計による、東京の住宅「Concrete Shell House」 photo©川辺明伸
IKAWAYA建築設計による、東京の住宅「Concrete Shell House」 photo©川辺明伸

IKAWAYA建築設計が設計した、東京の住宅「Concrete Shell House」です。

東京都心にある敷地は、間口9mに対して奥行き26mと長く、前面道路が走る北側以外、3方を隣地の建物に囲まれている。建て主はここに、コンクリート打ち放しの家族を守る堅牢な家を希望した。

そこで、斜線制限や高さ制限内で最大気積を確保した「殻」(=コンクリート)を作り、風通しや光、眺望を取り込みたいところに「孔」(=庭)を開けることにした。防火壁となる殻で囲むことで、孔に向けて非防火設備の大開口サッシで開くことができる。

孔には、隣接する室に関係した性格の違う庭を設けた。地階には光と風を取り込む庭、1階にはどんぐりや茶花が咲く庭、2階には野菜、果物、ハーブなど収穫できる庭と和庭、屋上には殻を破ることで生まれた眺望を得られる庭を配置した。そして、それぞれの庭を外部階段で繋いでいく。内部と外部を交互に移動できる動線によって、庭と室内が4フロアに渡って立体的に混ざり合い、生活と庭の密接な関係性をつくり出した。

建築家によるテキストより
内藤廣とデザイン評論家の森山明子が、写真家・石元泰博について語っている動画

内藤廣とデザイン評論家の森山明子が、写真家・石元泰博について語っている動画です。

写真家・石元泰博(1921-2012)の生誕100年を祝し、東京都写真美術館、東京オペラシティアートギャラリー、高知県立美術館の共同企画、「生誕100年石元泰博写真展」を各会場で開催、過去最大規模で石元泰博の作品を詳らかにします。
本動画は、写真家・石元泰博と出会い、関わり、共鳴したさまざまな人々が『石元泰博―写真という思考』著者・森山明子(武蔵野美術大学教授)と語らいます。
石元泰博の仕事、人生、その魅力を存分にお楽しみ下さい。

noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」
noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」 photo©Nacása & Partners Inc.
noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」 photo©Nacása & Partners Inc.
noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」 photo©Nacása & Partners Inc.

noizが設計した、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」です。店舗の公式サイトはこちら

三井不動産が新たにスタートさせたホテルブランド「sequence」の旗艦店、sequence MIYASHITA PARK最上階にオープンしたラウンジ&バー「SOAK」をnoizで設計する機会を得た。

渋谷にも再開発の波が押し寄せ、街並みだけでなく、文化にも大きな構造的、質的な地殻変動を起きつつある。その一つの象徴として新しい動線を形成するMIYASHITA PARKの端点にホテルは建つ。明治神宮の森越しの新宿の高層ビル街、代々木の屋内競技場や新国立競技場と新旧の東京を一望できる最上階からの景観は、昼夜を問わず圧巻のスペクタクルで、これを楽しみながらお酒を飲める、ちょっとだけ親密でスペシャルな場としての演出が、都市にあふれ出るデザインとしている。

建築家によるテキストより

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