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光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」 photo©山内紀人
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」 photo©山内紀人

光本直人+濱名直子 / ミハデザインが設計した、神奈川の住宅「yo 2018-」です。

キッチンからダイニング、リビング、庭のテラスへと続く壁にはクライアントが以前居住していた地域でなじみのあった大谷石を張り、その素材感が吹き抜けからの光を和らげつつもテラスへのつながりを強調している。
外部まで延長したこの大谷石張りの壁は防火壁としての役割もあり、庭テラスとリビングをつなぐ引き分けの大型アルミサッシの設置を可能にし、更に植栽・タイル・オーニングなどのしつらえも加わることで、外部をインテリア化し、リビングの延長として心地よく過ごせる場をつくり出している。
更にリビングは構造を木造と鉄骨のハイブリッドにすることで天井が高く、大きなスパンのゆったりとした公共空間のような佇まいを意識した

建築家によるテキストより
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA

町秋人建築設計事務所が設計した、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」です。店舗の公式サイトはこちら

近所の方が畳の交換相談に来て店主と話をしている。
畳屋さんは製造工場というよりは商店に近いのかもしれない。
どの地域にも畳屋さんが一軒はあり、幼い頃には開放的なガラスサッシ越しに中の様子を興味深く覗いた記憶もある。
考えてみると畳という存在は建築を構成する要素の中ではメンテナンスフリー(永遠)を理想とせず交換や張り替えを前提としている点で住み手が継続的に状態を見ながら関与できる、今となっては稀な存在なのかもしれない。

建築家によるテキストより

施主である松葉畳店さんは一般的な畳の他、イ草をつかった畳雑貨などの製造販売と日々精力的に活動している畳屋さんである。
今回は元々先代が建てた平屋建ての畳作業場が老朽化したことと、畳やイ草の魅力をさらに伝えていく場が必要となり建替える計画となった、畳作業場の他、奥さんが手掛けている畳雑貨の作業場、雑貨を販売する店舗とそれぞれのスペースを一つの建物の中に求められた。

建築家によるテキストより

建築はその人の価値観や人柄が自然と滲み出るものであると思う。
住宅は勿論、店舗や作業場も同じで、ただ使いやすく効率的に物を生産できればいいというわけではない。
その場で物を生み出し、世に出ていく場としてどんな場が必要なのかを考えていくことが大事であると考えている。

建築家によるテキストより
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」です。

奈良市郊外のマンションリノベーションである。
春日山の麓に位置し、窓からは四季折々の里山の風景を楽しむことができる。

4人家族が約70m2のフレームの中に、2人の子どもの成長に合わせて柔軟に変化可能な空間を目指し、廊下を挟んで北側にまとめた主寝室と子ども部屋のプライバシーを、8枚の引戸の開き方によってチューニング可能とした。さらに子ども部屋は、可動式の家具の重心によって2つのパーソナルスペースが伸び縮みする。

内装には敢えて数種類の広葉樹と針葉樹を用いてラフさを与えることで、これから始まる家族の日常を受け止める強さを備えたいと思った。

訪れる度に、僕たちの想像を超えた暮らしになっていることを楽しみにしている。

建築家によるテキストより
現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」のウェブサイトがリニューアル

現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」のウェブサイトがリニューアルされています。作品等が開設のテキスト付きで閲覧することができます。

【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中
【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中AOMORI HOME/特別養護老人ホーム桜木園

東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」の、設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

このたび、東京事務所の業務拡張に伴い、設計フルタイムスタッフおよび事務・経理スタッフを募集します。

waiwaiは東京とドバイを拠点とする建築設計事務所です。
東京とドバイを拠点としながら、日本国内をはじめ、中東・アジア・アフリカの様々な国や地域における大規模都市開発等のマスタープランから小規模なインテリア・ファニチャーデザインまで幅広い設計・デザイン業務を手がけています。

現在進行中のプロジェクトに、数万㎡規模の美術館・アートギャラリーやホテル、大規模住宅地開発、数千㎡規模のホテル・ヴィラ/別荘・商業施設・福祉施設、その他レストランや保育所、アウトドア施設等々、多種多様なプロジェクトが動いています。
日本国内においては、2019年以降、北海道で複数のプロジェクトが動き始めたことをきっかけに、waiwaiニセコ分室を設立しました。

私たちは、真の意味で世界に通じる新しい建築のあり方を常に模索しています。同時に、世界に通じるタフで元気な人材の育成に取り組んでいます。
大きな視点で様々なプロジェクトに共に挑戦してくれる方の応募をお待ちしています。

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”が設計した、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」です。UtAは、畝森泰行建築設計事務所金野千恵 / tecoの設計共同体で、プロポーザル等に共同で取り組んでいます。

革や装飾資材の問屋が多い浅草橋における、1964年竣工の一棟ビル改修のプロジェクト。
t e c oと、畝森泰行建築設計事務所のシェアオフィス。

コロナ禍において集まって働く意味やその空間とは?
この課題に向き合いながら、新しいオフィスのあり方を求めて2事務所共同でコンペも行い、考え深めた。2つの事務所は、各々で拠点を持ちながら4フロアを共有部とし、そこへ打合せスペースや水廻りを設けることで、メンバーが動き、建物をアクティベートすることを考えた。RC造の賃貸物件であり、耐震性能上も層間を跨ぐ吹抜けは難しかったことから、層ごとのコンセプトを明快にしながら、空間的な特徴づけを行った。

建築家によるテキストより

1階『SQUARE』 街の開けた角地として、鳥越神社の祭や街のイベントにも参加可能なつくりとした。前面のファサードはアルミサッシを木製サッシへと改修し、フルオープンとなる機構へと変更した。さらに、大きなキッチンを設け、日常的な調理の場としてはもちろん、定期的なワンデイレストランなどを招くことを構想している。

2階『GARDEN』この問屋街には緑地やゆったりした歩道が少なく、働く場のなかに自然を取り入れるよう外部建具を外した庭のフロアを設けた。床は外周近くを防水し大判のタイル張りとすることで、風雨を受け入れるつくりとした。こうした屋外空間を自らの日常のなかに取り込むことで、その空間の喜びや維持の難しさを体感するとともに、実験の場として、継続した活用のすべを考えていく。

建築家によるテキストより
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家トリュフ(スペイン、コスタ・ダ・モルテ、2010) photo©Iwan Baan
アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家ランドスケープの構造体 インバーテッド・ポータル(裏返された門) (米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016) photo©Iwan Baan

アンサンブル・スタジオTOTOギャラリー・間での建築展「Architecture of The Earth」の概要が発表されました。アンサンブル・スタジオは、スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家です。会期は2021年6月8日~9月12日。事前予約制での開催です。彼らの作品にはアーキテクチャーフォトも以前より注目しており、それらの記事はこちらから閲覧できます。
記事のトップで紹介している「トリュフ」というプロジェクトは、地面を掘った穴と干し草を型枠にしコンクリートを流し込み完成させた住宅で彼らの代表作の一つです。こちらで施工プロセスも含む写真と図面を、こちらで動画を見ることができます

地球規模の視点と、自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求するアンサンブル・スタジオ。TOTOギャラリー・間では、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける彼らの 、日本で初めての個展を開催いたします 。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰する 職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立されました。彼らは単に建物のデザインを行うだけでなく、実験を通して自らの手で考え、建設方法まで 考案することにより、他に類を見ない革新的な建築を生み出してきました。

彼らの活動は近年、よりダイナミズムを増し、広大なスケールのプロジェクトも手がけるようになりました。2016年にはアメリカのモンタナ州にあるティペット・ライズ・アート・センターにおいて、屋外彫刻のような一連の作品「ランドスケープの構造体」を発表。約48㎢の広大な敷地に点在する、先史時代の遺跡を思わせるような構築物は、大地を型枠に利用しながらも、現代の技術をベースに、モックアップによる検証、コンピューターを使ったモデリングなど、複雑な構造計算と建設プロセスを経て完成しました。

こうした彼らの活動は 、地球規模で建築を考える「Architecture of The Earth」という テーマに 結実 しています。本展覧会では、「地球」と「建築」の関係性の探究のなかから生まれたプロジェクトに焦点をあて、アンサンブル・スタジオ独自のリサーチ・設計・建設の過程を、模型や映像を通じて紹介します。

リリーステキストより

以下ではその他の作品画像と建築家による展覧会コンセプトを紹介します

多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」 photo©松村康平
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」 photo©松村康平
多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」 photo©松村康平

多田正治アトリエENDO SHOJIRO DESIGNが設計した、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」です。

下鴨神社の参道沿い、表は林のような公園で裏は鴨川という絶好のロケーションに建っている築約40年の木造2階建て住宅のリノベーションである。
この住宅には地下物置とロフトがあり、上下方向に広がりのある空間となる可能性があった。
そこで、地階からロフトまでの4層分を開放し、内部空間を林側と川側とに2分割する斜めの耐力壁を構想した。

林側は迫るような斜めの壁によって仄暗い篭るような空間で、個人が集中して作業を行う場所とした。
川側は上に広がる斜めの壁と東面からの自然光により上昇感のある明るい空間で、家族が集まる場所となっている。

建築家によるテキストより
シンガポール工科デザイン大学教授のエルウィン・ビライ、韓国科学技術院教授のチョン・ジェスンによる「アジアにおける都市の未来」をテーマとしたウェビナーが開催(日本語同時通訳付)
シンガポール工科デザイン大学教授のエルウィン・ビライ、韓国科学技術院教授のチョン・ジェスンによる「アジアにおける都市の未来」をテーマとしたウェビナーが開催(日本語同時通訳付)

シンガポール工科デザイン大学教授のエルウィン・ビライ、韓国科学技術院教授のチョン・ジェスンによる「アジアにおける都市の未来―ウェルビーイングを追求するスマートシティとは」をテーマとしたウェビナーが開催されます。日本語同時通訳付。
開催日時は2021年3月26日(金)7:00~8:00 pm。要事前申込、参加費無料です。

アジアは、世界で最も大都市が集中する地域です。しかし、近代以降続いてきた大都市化の流れに、3つの疑問が呈されています。第一に、既存の人口集中の課題に加えて新型コロナウィルスの流行を機に浮き彫りとなった密な環境。第二に、デジタル技術の進展により仕事のリモート化と分散化が可能となった現代の職場の在り方。第三に、より根本的に、ウェルビーイング(心身と社会的な幸福)を重視する人々が疑問をおぼえる効率化や経済成長を追求する都市型社会。コロナ対策やデジタル化などで先駆的な取り組みを行ってきた韓国とシンガポールから専門家をお迎えし、それぞれの国の取り組みや課題をもとに都市の未来についてお話しいただきます。

エルウィン・ビライ
(シンガポール工科デザイン大学教授)

京都工芸繊維大学工芸科学研究科デザイン学・建築造形学部門のグローバルエクセレンス教授および同大学KYOTO Design Lab客員教授を経て、シンガポール工科デザイン大学教授に就任。現在は、同大学建築・サステナブルデザイン学部長を務める。東京に所在するTOTOギャラリー・間の運営委員や、バルセロナの建築学校の諮問委員、シンガポールの最も権威あるデザイン賞である「プレジデントデザイン賞」の審査員(2013年より審査員長)を務めるなど、国内外で広く活躍。書籍の執筆を行う傍ら、建築雑誌や専門誌へ数多く寄稿。1996年からは和英バイリンガルの建築雑誌『a+u』の編集者を務めている。フィリピン大学建築学部卒業、京都工芸繊維大学大学院修士課程、東京大学大学院博士課程修了。シンガポールの「スマートネーション」構想を通じて、建築・デザインが新技術と連携することによって新しい体験や空間を創造する可能性を探究している。

チョン・ジェスン
(韓国科学技術院 [KAIST] 教授)

ソウル生まれ。KAIST物理学科で学士・修士・博士号を取得。米イェール大学精神科研究員、コロンビア大学精神科助教授などを経て、現在KAISTバイオ・脳工学科の教授および同大学院学際的研究科長を務める。意思決定の脳力学や、うつ病、中毒、認知症をはじめとする神経精神病の数理モデル化、脳情報を用いたロボット制御のためのインターフェース(BRI:ブレイン・ロボット・インターフェース)や、脳型の人工知能などを研究。2009年、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出。そのほかにも科学界より複数の賞を受賞。これまでに『ネイチャー』、『ネイチャー・メディシン』、『ネイチャー・コミュニケーションズ』などの学術誌に90以上の研究記事を寄稿。スマートシティ国家モデル都市として選ばれた世宗(セジョン)特別自治市のマスタープラン策定者として、2018年より活躍。

平田晃久建築設計事務所が、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポで優先交渉権者に

平田晃久建築設計事務所が、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポで優先交渉権者に選定されています。次点者はマル・アーキテクチャでした。今のことろ提案書は公開されていません。

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」 photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」です。また、APOLLO Architects & Associatesの新しく発売されたモノグラフの情報とプレビュー画像も末尾に掲載します。

閑静な住宅地に建つNOBLEは広い庭を中心につくられた二世帯住宅の建替え計画です。

敷地の周囲を杉板型枠RC造の高い壁で囲み、外部からの防犯とプライバシーを考慮しながら内部に設えたグリーンガーデンが特徴。以前より敷地にあった大きな二本の松の木をベースにしながら、あえて様々な樹種を散りばめながら世界観をつくりあげています。

建築家によるテキストより

1階に設えた母親の居間や寝室からは豊かな緑が借景となり、四季折々の風景を楽しめるようにしました。また、東側のビルトインガレージ脇には小さなワークプレイスを設け、コレクションされた車を眺めながら気持ちよく仕事ができるようにしました。

2階に設えた子世帯エリアのバルコニーからは庭の風景を見下ろすことに加え、大きなトップライトがついたインナーテラスが内部空間と連続していることで、たっぷりの光と風を浴びながらアウトドアライフを楽しめるのが特徴です。北側に設けた小さな中庭は寝室やバスルーム、階段に面しているため空間は優しい拡散光で充満しています。

建築家によるテキストより
伊東豊雄と藤森照信が2019年に行った講演「現代建築を語る」の詳細な内容

伊東豊雄と藤森照信が2019年に行った講演「現代建築を語る」の詳細な内容が、東西アスファルト事業協同組合のサイトに掲載されています。

槇文彦が2019年に行った講演「豊かな空間構成を目指して」の詳細な内容

槇文彦が2019年に行った講演「豊かな空間構成を目指して」の詳細な内容が、東西アスファルト事業協同組合のサイトに掲載されています。

光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」 photo©山内紀人
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」 photo©山内紀人
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」 photo©山内紀人

光本直人+濱名直子 / ミハデザインが設計した、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」です。

東京都杉並区 中央線沿線駅から続く商店街の賑わいが落ち着き、大通りから枝分かれした小道に面する敷地に建つ夫婦と子、3人家族の住宅である。
周辺は昔からの世帯に新しい世帯が混じり、建物が更新されるのと同時に少しずつコミュニティも変化しながら、通りに暮らしの様子がにじみ出て穏やかな日常の風景を作り出している。
敷地は数軒の戸建て分譲の宅地割りの1つで、大通りからの距離に応じて用途地域が敷地を分断し、道路側2M程度は低層住居専用地域、奥が商業地域となっている。

そのため、必要なボリュームを確保しようとすると、用途地域に応じた北側斜線がボリュームを切り取る形で手前が2層、奥が3層となり、並んだ建物がほぼ同様の外形となって通りのファサードを形成する。
また南側は隣地の北側斜線によって空いた3階からのみ光が得られる。1、2階では直射光を取り入れるのは困難で、3階は斜線に切られるために十分な床が確保できず、その結果、リビングやダイニングなどの主室は自然と2階となり、これも並んだ住宅同様のプログラムとなることが予想される。

異なるのは建て主が車を所有していないため、大抵は車庫となる1階の部分を他の用途にあてることが可能であったことだ。
「お祭りの時にはかき氷などをふるまえたら良いな」という近所のコミュニティとの関わりに積極的な建て主の気持ちもあり、1階の道路に面した部分は用途を限定しない大きな土間のエントランスとし、すべて開け放てることも出来る建具を設置して通りと繋げられるようにした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 nuリノベーションを運営する「株式会社ニューユニークス」が、設計デザイナーを募集中
【ap job更新】 nuリノベーションを運営する「株式会社ニューユニークス」が、設計デザイナーを募集中
【ap job更新】 nuリノベーションを運営する「株式会社ニューユニークス」が、設計デザイナーを募集中施工事例「箱の本質」

nuリノベーションを運営する「株式会社ニューユニークス」の、設計デザイナー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

■募集の背景
今回募集させていただくのは、設計デザイナー。

ニューユニークスは、リノベーションをはじめとして、企業CIやVI、販促物などのグラフィック全般を請け負うデザイン会社です。

その中のリノベーションブランド「nuリノベーション」における設計デザイナーとして、リノベーション住宅(中古マンション・戸建)、商業空間の設計監理業務を行っていただきます。

今後、nuリノベーションのさらなる業務拡大のためお客様の笑顔を一緒に創り出してくださる方を募集いたします。

■nuリノベーションについて
2007年より、リノベーションブランド「nuリノベーション」をスタート。
2009年より請負型リノベーション事業を開始し、今年で12年目を迎えております。

リノベーション向きの物件探しから、資金計画、設計・施工、インテリアコーディネートまでを提供するフルオーダー型ワンストップサービスが特徴。

業界初のインテリアコーディネートサービス「decoる」や、自社の買取再販事業「R-SELECT」など、手がけるサービスは多岐に渡ります。

また、2017年からは、リノベーション・オブ・ザ・イヤーにて例年受賞実績があり、お客様からのヒアリングを重視したフルオーダー型のリノベーションブランドとして業界内外からの認知が高まっております。

公式インスタグラム(@nu_renovation)のフォロワー数は6万人を突破!
毎日、施工事例を配信しています。

阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・橿原市の住宅「melodia」
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・橿原市の住宅「melodia」 photo©小川重雄
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・橿原市の住宅「melodia」 photo©小川重雄
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・橿原市の住宅「melodia」 photo©小川重雄

阿曽芙実建築設計事務所が設計した、奈良・橿原市の住宅「melodia」です。

スキップした床がリズムを刻み始めると
そのリズムに合わせるように
躯体、開口、階段、照明、などがゆらゆらと音を奏で始めました。
そして、一つのメロディを奏でるような建築ができあがりました。

真ん中にある大きなのボリュームを
左右の小さなボリュームが支え合うことで、大きな無柱空間が実現しました。

横にある母屋よりも控えめに建ててほしいとの希望から、屋根の庇を下げることで、若い新しい家族が集落の中で暮らして行くことの姿勢を示しながらも、内部空間を大きく膨らませた計画としました。

建築家によるテキストより

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