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【ap job更新】 株式会社ブルースタジオが、ポストコロナの社会環境を共に拓く仲間(正社員)を募集中
【ap job更新】 株式会社ブルースタジオが、ポストコロナの社会環境を共に拓く仲間(正社員)を募集中
【ap job更新】 株式会社ブルースタジオが、ポストコロナの社会環境を共に拓く仲間(正社員)を募集中賃貸共同住宅⼀棟丸ごと⼤規模リノベーション「GREEN BASKET」

株式会社ブルースタジオの、ポストコロナの社会環境を共に拓く仲間(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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仲間募集!ポストコロナの社会環境を「ブルースタジオ@東京オフィス&福岡オフィス」と共に拓こう。

 
—— コロナの与えた気づき。これから建築の役割、社会に与えた大きな影響がどうなるか。

賑わした花形建築の歴史。
短期的な経済効果が大きく、その在り方が生活者達の夢を背負っていた。
しかしこの時代に夢が変わった。コロナが与えた気づき。
首都圏、地方、世界中の人々、世界中あまたの場所で夢を見直すこととなった。
ポストコロナ時代の都市環境に求める理想の未来図、夢の世界が変わったモノと言えるだろう。
不安な要素。

それは何を考えているかわからないヒトが増え、信頼関係が強いもの同士のつながりが信頼を担保する。
知らないヒトがいる環境。高機能多機能高性能。知らない人との価値観をどう寄り添えるように考えるか。
人が集まる場所にはビジョン・コンセプトが強くなった。
ヒトが集まる・増えるはいい。

しかし減っていく現状においてはあらたなモノを開発し供給するのではなく、共感を得られる仲間を増やすことが重要であり、目指すべきビジョンを共有する時代へとなった。

2000年までは高度成長期時代。
人口減少期に日本が突入し、日本は歴史上経験したことのない現在を迎えている。
これまではマクロであった考え方とは異なり、ミクロの視点の持ち方が重要である。

 
—— そんな時代に必要な建築・都市環境の行方をブルースタジオはどうとらえるのか。

働き方において今まではオン・オフという時代だったが、現在は境目がない。両方が重なっている時代に変わった。オン・オフでは割り切ることのできない、マルチタスクからの暮らしの提案が必要だ。
それはひとりひとりの生活環境の中において、オフの日常の中に楽しみも含めたマルチな機能を持たすことが必然である。

コロナによるリモートワークは休みではない。
家の中で過ごすのであれば、家の中でマルチタスクをこなすことのできる生活環境をしつらえる必要がある。
自分の生活圏の中にマルチタスクがちりばめられていることが重要だ。これまでは自分の生活圏の中に取り入れることのなかったモノやコトが、自分の生活圏の中にマルチを置く時代へと変化し、非日常がなくなりつつある現在。サスティナブルの名のもとに、今までの日常の商業施設や住宅設計が変わるであろう。

 
—— ブルースタジオが考える暮らしのデザインとは。

建築のハコをつくることを目的とするのではなく、都市環境の中にあるハコ。
ハコがおかれる街をデザインすることを仕事としています。
国民意識・生活者意識を捉え分析し、パラダイムシフトに目を向ける。

そんな視点を持つ者同士が集まり、建築設計をはじめ不動産売買や賃貸借、マーケティングやプロモーションまで、住まいにまつわることを一貫し、街のデザイン、暮らしのデザインをしています。
私たちの考えるデザインに共感できる方のご応募をお待ちしています。

クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社の博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成。建築を特徴づける高さ15mのアトリウムは古典的で秩序を感じさせる空間
クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社の博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成。建築を特徴づける高さ15mのアトリウムは古典的で秩序を感じさせる空間 photo©LINDT&SPRUNGLI
クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社の博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成。建築を特徴づける高さ15mのアトリウムは古典的で秩序を感じさせる空間 photo©LINDT&SPRUNGLI / KEYSTONE / Alexandra Wey
クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社の博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成。建築を特徴づける高さ15mのアトリウムは古典的で秩序を感じさせる空間 photo©LINDT&SPRUNGLI

クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社 リンツ&シュプルングリの博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成しています。施設の公式サイトはこちら建築家のサイトのプロジェクトページには、別の写真や図面も掲載されています。

この博物館は、チューリッヒ湖の近くにあるリンツ&シュプルングリ社本社の敷地内に建設され、企業の新しい玄関口の役割を担うとの事。スイスで最も多くの人が訪れる建物の一つになることを目指しており、ユーザーに焦点を当てた複合的なプログラムによって、多様な体験空間を生み出しているそう。スイスのチョコレート産業の知名度を新たな高みに引き上げ、チョコレートの魅力で訪問者を魅了することを目的としています。

この建築には、チョコレートに関するインタラクティブな展示、将来のチョコレートレシピの研究開発施設、生産工場、チョコレートショップ、カフェ、オフィスなどの機能があり、そのすべてが螺旋階段と通路で結ばれています。中央には、展示の作者でもあるアトリエ・ブリュックナーが開発した、高さ9メートル、金色のチョコレートでできたドラマチックな噴水が設置されています。

建築的に建物を見ていくと、この博物館は、リンツ&シュプルングリの工場跡地の論理、歴史、都市構造を彷彿とさせるもので、周囲の工場の建物との対話の中で形作られたそう。主に赤レンガで構成されるファサードは、近隣の工場を参照し、既製の工業製品を抽象的に再解釈したものだとか。

この建築の特徴となっている、長さ64メートル、高さ15メートル、幅13メートルの広大なアトリウムは、ドラマチックな空間と建築秩序の初源的な存在感を示しています。丸みを帯びた耐荷重性のある柱と壁の連なりが、すべての活動を組織化する堅牢な構造を生み出していて、階段、エレベーター、通路、橋が空間的にも体験的にもつながり、コミュニケーションを生み出しているとの事。

MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工。鏡面パネルの貼られたお椀のような形状が特徴的で、周辺環境を映しだし環境に溶け込むことを意図
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工。鏡面パネルの貼られたお椀のような形状が特徴的で、周辺環境を映しだし環境に溶け込むことを意図2020年8月の様子。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工。鏡面パネルの貼られたお椀のような形状が特徴的で、周辺環境を映しだし環境に溶け込むことを意図2020年8月の様子。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工。鏡面パネルの貼られたお椀のような形状が特徴的で、周辺環境を映しだし環境に溶け込むことを意図2020年8月の様子。 photo©Rob Glastra

MVRDVが設計した、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工しました(写真は2020年8月時点の様子です)。これから2021年秋の開館に向けて美術作品の移動が始まるとの事。

建物は高さ39.5メートルで、お椀のような形をしており、これにより比較的小さなフットプリントを実現しています。この形状により地上階では既存の美術館へのアクセスやルートが妨げられることなく、また地下水への影響を軽減することができるのだそう。そして、1,664枚の鏡面パネルに分割された6,609m2のガラスで構成されたこの建物の反射ファサードは、周囲を行き交う人々、ミューズンパークの緑豊かな敷地、雲、ロッテルダムのダイナミックな街のスカイラインなど、あらゆるものを映し出します。
この反射のおかげで、15,000m2の大きさにもかかわらず、建物はすでに周囲の環境に完全に溶け込んでいるとの事。そして公園や近隣の建物との強い関係を確立しながら、周囲の環境を活性化させます。

建物内部の目玉となるのは、階段が交差するアトリウムと、学芸員が選んだ作品を展示するガラス製の吊り下げ式ディスプレイケース。このアトリウムから展示室や学芸員のアトリエへと案内され、世界的に有名な美術館がどのようにコレクションを維持・管理しているのか、その舞台裏を知ることができます。1階のロビーを皮切りに、館内の至る所にアートが展示されており、屋上のレストランに至るまで、館内の至る所にアートが展示されています。このレストランの外には、高さ35メートルの屋上の森があり、1階から高速エレベーターでアクセスでき、数メートルの高さに立つ75本の白樺の木が植えられています。屋上からはロッテルダムの街並みが一望できます。

また、こちらのyoutubeページで2020年9月24日に行われたプレスカンファレンスの様子を見ることができます

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsが設計した、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」です。

仕事をリタイアする夫婦が、南軽井沢という地で第2の人生を再スタートさせるための住宅の計画である。夫婦が避暑や週末を過ごし、家族やゲストが集い、夫婦の終の住処として機能した後、次世代へと渡すことを前提としている。

人生100年時代のセカンドライフとは。日本古来の「共生」という生き方をヒントに、夫婦の暮らしに寄り添う家を考えた。

計画地は、モミの高木に囲まれ、浅間山への眺望が広がる別荘地の一角にある。南東のモミの高木の緑陰、南西に広がる木立の奥行、北東に見える山の稜線、北西に遠く望む浅間山。計画地に立った時、景観が方位ごとに異なり、様々な緑に抱かれた環境であることを強く感じた。そこで私たちは、この緑豊かな周辺環境と東西に長い敷地形状を活かし、軽井沢らしい景観を創出すると同時に、建物の中を歩く中で移り変わるように現れる四季折々の庭々に囲まれた住環境にしたいと考えた。

まず、長い敷地形状に沿って夫婦が暮らすメイン棟とゲストが過ごすゲスト棟の2棟を配置し、それらを回廊がつなぐ構成とし、回廊と部屋の開口部に面して景観の異なる複数の庭を配置した。外観は周囲の山並みと調和するコンクリートの勾配屋根とし、南側の森や庭への眺望と採光を確保しつつ、北側の隣地に対しては控えめな佇まいとした。コンクリート打放しの大屋根の内部は、夫婦の距離感を適度に保てる伸びやかで天井の高い空間としている。

建築家によるテキストより
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣

山﨑健太郎デザインワークショップが設計した、静岡の「熱海の茶房」です。店舗のウェブサイトはこちら

計画は60平米ほどの小さな建築で、仕事をリタイアしたご夫婦が営む茶房である。

敷地は、来宮神社から急な坂を登ってしばらくのところにある。斜面地を敷地分だけ削り取られ、その環境は暴力的に感じられた。しかしながら、奥行きの長い敷地には、奥に向かってわずかに勾配があったり、敷地に沿って、心地よいせせらぎの音が聞こえる。このように暴力的な環境から客を守り、周辺に見えがくれする小さな魅力を存分に味わえる建築をイメージした。

細長い敷地の長手方向に崖条例のため、崖上からの土砂崩れに対してコンクリート擁壁、一方崖下からからは安息角の下までの基礎を下げた深基礎になっている。この地面から持ち上げられたL字型のRC造の上に、軽やかな木造の架構をかけた。

建築家によるテキストより
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIが設計した、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」です。

中国浙江省嘉興市海塩県にある1980年台後半に麻糸を生成する工場として建てられた建築のリノベーションである。

元々は一般的なラーメン構造の工場建築であり、ごく一般的な換気用の開口と採光のための窓が並ぶ建築であった。15年以上放置されていたこの建築に麻の生産を営む施主は思い入れがあり今回麻をテーマにした展示を行なうギャラリーを計画することにした。
この建物のコンセプトは時間の変化による光の体験である。その為、複数の建築言語を工場建築に追加し豊かな環境を構成することを目指した。

東立面に新規で挿入された黒い鉄板でできたBOXは室内へのアプローチ空間であり。幅2.5m高さ4.1mの大型回転ドアを開け進んでいくとまず曲面鉄板の緩やかな階段のある展示空間に進む。
そこを抜けると10mmの鉄板による螺旋階段と吹き抜けの展示空間が訪れこの施設のメイン空間へと導かれる。室内はランダムな開口からの採光とトップライト、光庭の影響で古材のタイル、鉄板、竹圧縮材などの素材の表情変化はとても美しいものになっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中

資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」の、設計スタッフ(正社員・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【スタッフ募集のお知らせ】
事業拡大に伴い新しいスタッフを募集することになりました。現在井上と吉村2名のため新しいスタッフはこれから事務所を拡大していくメンバーとして、1から種々の案件を経験することができます。実務未経験でも1からサポートし教えていきます。ワクワクするような未知の空間を一緒に創造したい方、是非ご応募ください。

【事務所の業務方針・考え方】
・決まった時間内での業務の遂行に力を入れています。効率よい仕事の進行で決まった時間の中で業務を行えるようにしています。
・新しい発案はどんどん取り入れ変化を楽しんでいます。時代と共に常に変化していく空間をつくりたいと考えています。
・楽しい雰囲気と良い人間関係が新しい発想の建築を生み出すと考えています。リラックスした空間の中で新しい現代的な建築デザインを発見したいと思っています。

【IYsで学べるスキル】
・主宰する井上、吉村は、小規模住宅から大規模な公共建築まで、幅広い経験値があります。井上は、住宅系のディベロッパーにて管理職をしていた経験から、デザインだけではなく、建築に必要な資金計算やローンの計算、不動産の知識に明るく大学で学ばないプロジェクトをまとめるスキルがあり、吉村は公共建築を多数経験しています。

ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮
ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©Arqui9
ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©MIR
ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©PixelFlakes

ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」です。写真の末尾には動画も掲載します。

香港の金融街の中心部に位置するこのプロジェクトは、香港の高架歩道ネットワークの東西南北の分岐点に位置していて、周辺の庭園やショップ、レストラン、大手金融機関や市民機関のオフィスと直接つながっています。
この特徴的な形態は、バウヒニア(香港蘭)のつぼみを再解釈し考案されたそうで、敷地が隣接する公園の自然との連続性・調和を意図しているとの事。
ファサードは、この地域の強力な夏の台風にも耐えられるように設計されていて、香港では初となる4層構造のガラスユニットで構成され、建物を効果的に断熱し、冷房負荷を軽減するのだそう。
また、構造的には、高張力鉄骨構造(high-tensile steel structure)により、階高が5m、スパン26mの柱のないオフィス空間が実現していると言います。
そして、環境へも配慮した建築とのことで、ヘンダーソンランドとアラップのビルサステナビリティチームとの協力により、この設計はLEEDプラチナとWELLプラチナの事前認証を取得し、中国のグリーンビルディング評価プログラムで最高の3つ星評価を受けています。更に、スマート管理システムを導入し、道路からオフィスまでを非接触でアクセスできるようになっているのだそう。

ライトの弟子としても知られる遠藤新が手掛けた葉山の「加地邸」が、神谷修平らの設計で改修。民泊事業も開始されるとの事

『建築家・遠藤新が手掛けた葉山の「加地邸」で民泊事業 建物を残すために』という記事が、逗子葉山経済新聞に掲載されています。民泊の開始についてはこちらが伝えています。

加地邸は、フランク・ロイド・ライトの弟子として知られる遠藤新の設計で1928年竣工した建築です。事業開始にあたり修繕が行われたようで、それを手掛けたのは、隈研吾建築都市設計事務所やBIGの事務所を経験した神谷修平と戸井田設計です。こちらのページに改修後の写真が5枚掲載されています。
また修繕にあたってはクラウドファウンディングが行われており、そちらのページには改修前の写真や建物の背景が掲載されています。

改修後の様子はこちらの動画でも紹介されています。

【葉山加地邸】
フランクロイドライトの弟子・遠藤新が設計し、1928年に建設。国登録有形文化財のプレーリースタイルの建築です。
カミヤアーキテクツがCD・インテリアデザインを担当し、ホテルへと改修されました。

※本体改修設計:カミヤアーキテクツ+戸井田設計

【KA IDEAS-葉山加地邸】
企画・監修:神谷修平/KAMIYA ARCHITECTS
映像ディレクション:小野友資 /映像制作:studio horizont/写真:太田拓実

ネット上には加地邸のfacebookページがあるので、民泊についての情報は今後こちらなどでリリースされると思われます。

沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」
沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」 photo©山根朋子
沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」 photo©YUJI OKITSU
沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」 photo©山根朋子

沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」です。

「lightflakes for Star Micronics」はスター精密株式会社の本社エントランスに設計した常設のインスタレーションです。

このフロシェクトは、電子機器・工作機械・精密部品のグローバル企業であるスター精密のコーポレートステートメント「小さな技術で大きな世界を作る」を、薄く精巧な「lightflakes」を秩序立てて組むことで細やかに光を拾い上げ、大きな光のオブジェを作り上げることで体現しています。

建築家によるテキストより

lightflakesとは光の再構築をコンセプトにデザインしたアートピースです。
直径40mm、薄さ0.3mm のレンズを細工した繊細なパーツlightflakesを室内に精緻に組上げると、光はレンズの効果で幾重に 透過、反射し、風景と共に複製され具象していきます。

建築家によるテキストより

エントランスロビーに吊り下げられた2体のスクリーン状のオブジェは、レンズである 53,900枚のlightflakesを水平鉛直に組み合わすことで構築しており、エントランス正面の壁に投影されている映像の反射光と、ガラスファサードから室内に入る自然光を受け、形の無かった光は再構築して空間を演出します。

建築家によるテキストより
ロシアの公園の国際設計コンペの結果が公開。最終候補にはH&deM、BIG、隈研吾などのチームが名を連ねる

ロシアの公園「tuchkov buyan」の国際設計コンペの結果が公開されています。最終候補にはH&deMのチーム、BIGのチーム、隈研吾のチームなどが名を連ねていました。一等に選出されたのは、スタジオ44ウエスト8のチームでした。2等に選出されたのは、フォーグトヘルツォーグ&ド・ムーロンのチームでした。コンペの公式サイトはこちら

以下は、それぞれの計画案の動画です。

1等に選出された、スタジオ44+ウエスト8の提案の動画

2等に選出された、フォーグトとヘルツォーグ&ド・ムーロンのチームの提案の動画

大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアル。「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家
大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアル。「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家新ウェブサイトの作品ページのスクリーンショット。

大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアルされています。最新作品や過去作品の写真を大きい画像で閲覧できるようになっています。アーキテクチャーフォトでも紹介した「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家です。

菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開。作品集や論考もPDFで閲覧可能
菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開。作品集や論考もPDFで閲覧可能アーカイブサイトのスクリーンショット。

菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開されています。作品集や論考もPDFで閲覧可能です。運営は松井源吾に学び、事務所のOBでもあるムーサ研究所の磐田正晴が手掛けています。

今年(2020年)は松井源吾先生の御誕生百年に当たる。先生がご逝去されてはや24年の歳月が過ぎ、次第にその御人柄や御業績も遠い記憶となって忘れ去られようとしている。
生前から「死んだあとに、弟子たちの手を煩わせない様、論文や作品集などを取りまとめておく。また遺言の代わりではないけれど、毎年その年の出来事を随筆集として記録しておく」と言っておられた。その影響もあって、7回忌や13回忌などの追悼の機会も失われて今日に至っている。
しかしながらその資料も自費出版であることから、その存在を知る人は門下生や建築関係の方々に限られていて、広く世間に行き渡っていないのが現状である。これらの貴重な資料を公開し建築に携わる方々だけでなく、これからこの分野を目指す若い方々のために伝えることが使命であると思い、ホ-ムぺ-ジ(HP)を開設するものである。
またこのHPに対するご意見や情報提供などを頂くことでより内容の充実を図って行きたいと考えている。
尚、開設に際し政枝夫人と松井家を代表して丸山昭夫氏の御了解を頂くと共に、プライバシ-保護に留意して作成した。

松井源吾教授は1920(大正9)年6月3日に佐渡に誕生され、1996(平成8)年1月11日に慶応病院で75歳の生涯を閉じられました。
その間に建築構造に於いて研究と設計の両分野で 多大の功績を納められ、また早稲田大学教授として多数の技術者育成に貢献されました。
私は大学院の2年間を松井研究室、更に引き続きORS事務所に7年間在籍した合計9年と、独立した後も公私に亘って終生ご指導を頂きました。
先生が早稲田大学を定年退職される際に、授業で使用されていた教材の全てを、専門学校で私が担当していた講座の教材として引き継ぐように託されました。更にその後も研究資料や出版書籍の原稿やスライドなど数多くの資料をお預かりしたままとなっていました。
この御生誕百周年を丁度良い機会ととらえ、その資料を用いてホ-ムぺ-ジを開設する事と致しました。本来であれば先輩諸兄の方々にご意見を頂いてからと思いましたが、もろもろの制約を踏まえ敢えて私個人の責任において作成いたしました。従いまして不備な点、過不足な内容など多々あるかと思いますが、閲覧者の御投稿や御叱責を頂き、より精度の高いものとしたいと考えております。

中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)

中本尋之 / FATHOMが設計した、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」です。

現在井口は周辺にマンションが乱立していて新たなファミリー層など新規顧客の獲得への改装としてクライアントより依頼を受けた。

建物の形状は線路と並行の方向で奥に向かう細長い空間。
人通りは多いが、ファサードが少し奥まって間口も狭いため存在感が感じられず。
既存店舗は店頭に大きな縦型の赤い箱を看板として取付ることで調和ではなく違和感として悪目立ちしていたように感じる。
この特殊な環境因子を上手く空間に落とし込む事はできないだろうかと考えた。

人通りの視線は流れるような動的、人だまりの視線は踏切で待つ静的である。
この二つの視線に対応するためにファサードには二つのギミックを考えた。

動的視線に対しては人工的な変化
静的視線に対しては自然的な変化が

産まれるようにファサードをデザインしている。

奥に細長い空間の特性をポジティブにとらえ、それをより強調するためにエントランスから奥まで細長い道を作るプランを考えた。
その道から人々は様々なサロンの機能的な空間へと進んでいく。

建築家によるテキストより
塩塚隆生アトリエによる、大分の事務所「柳井電機工業中津オフィス」の写真と図面

塩塚隆生アトリエのウェブサイトに、大分の事務所「柳井電機工業中津オフィス」の写真と図面が掲載されています。

社会インフラ関連事業を営む企業の支店オフィスの改装計画。鉄骨造2階建ての1階部分をワンルームのオフィスとして改装し、2階は既存のまま会議室や更衣室として利用する。15Mx11Mのコンパクトな平面形状を活かして、まわりの環境と連動した執務空間をつくろうとした。敷地は、田園風景の中に溜め池やクリークが巡らされた瀬戸内海に面した平野にあり、そうした穏やかで開かれた自然環境が空間の質として感じられるようにしようとした。まず、これまでは会議室でふさがれていた、南西方向にある大きな桜の木への眺望を取り込むことで、全方向に開口された明るく風通しの良い状態をつくろうとした。水回りの位置は変えずに既存の内装材を撤去し、現れた鉄骨の躯体・天井のデッキプレートはシルバーペイント、外周まわりの壁面はグレーで塗装、接客エリアの床は既存土間コンクリートのまま、執務エリアはOAフロア現しとするなど、床・壁・天井が窓で切り取られた風景や持ち込まれる家具や人の背景となるような色調・素材を選んだ。また、水回りを囲む壁面はホワイトボードシート仕上げ、2階への階段まわりは中空ポリカーボネート板の可動壁とし、空間を分節する新たな設えには機能を付加することで空間にアクティブな影響をもたらすようにした。受付・打ち合わせを兼ねたハイカウンターや水回りのユニット、デスクやスタッフラウンジを囲うバンク、これらは室内を巡る光や風の流れを促すように、流動的で有機的な並置・形状としている。それによって人の動きが促され、部署を超えた情報の交換や業務への対応、来客との交流、執務と休憩のオン/オフのスムースな切り替えなど、オフィスにポジティブな変化をもたらすと考えた。現しになった柱・梁に沿って設けたラワン合板によるモールディングは、その流動的な執務空間の秩序、活動のための補助線となっている。

森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗

森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所が設計した、東日本の住宅「L-house」です。

とある郊外に建つ住宅である。周辺には僅かに畑が残り、長閑な雰囲気が感じられる環境であった。

2台分の駐車場を確保するという条件と、解体を行なった既存家屋の半地下駐車場の範囲について、地盤を考慮し庭として計画することにより、コンパクトな庭を囲むL字型の配置・平面計画となった。

1階では庭を囲む様にダイニング、リビング・和室を配置し、アプローチを含めて庭を3方向から眺めることが出来る。また、高度斜線による高さ方向の制限に対して、キッチン及びリビング・和室の床の高さを下げることで天井高さの確保と、スケールの変化を生み出した。このことにより、それぞれの場所がL字型のワンルームの一部でありながらも、異なるスケールと庭への眺めを持つ居場所となる。

建築家によるテキストより

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