リック・オウエンスと妻のミシェル・ラミー(michele lamy)がデザインを手掛けた、アメリカ・ニューヨークの、ファッションブランドのリック・オウエンスの新店舗「rick owens new york」の写真が9枚、designboomに掲載されています。妻のミシェル・ラミーが主に手掛けているようです。
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辻琢磨(403architecture [dajiba]、辻琢磨建築企画事務所他)に、西田司と学生が話を聞いている「コロナの時期の過ごし方を面白がる建築学生ラジオ」の動画です。2020年6月25日に配信されたものです。
ピーター・クックが、アマチュア・アーキテクチャー・スタジオのワン・シュー(Wang Shu)、ルー・ウェンユー(Lu Wenyu)とオンラインで対談している動画です。ワン・シューは2012年にプリツカー賞を受賞しています。バートレット建築学校の主催で2020年5月29日に行われたもの。
隈研吾に、東京の未来について聞いているインタビュー「10年後、東京は今よりも柔らかい街になっている」が、dime.jpに掲載されています。
デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、ドイツ・キュンツェルザウの、博物館・ホール・会議場などの複合施設「Carmen Würth Forum」の写真と図面が17枚、domuswebに掲載されています。
建築士による未来につながる社会貢献を評価する、東京建築士会主催のアワード「第6回 これからの建築士賞」の入賞作品が公開されています。審査したのは、藤江和子、藤村龍至、吉里裕也、吉村靖孝。入賞したのは、森信義、荒木源希+佐々木高之+佐々木珠穂、濱本真之+千代田彩華、能作淳平、山路哲生、神本豊秋。こちらで過去の受賞作品などを見ることができます。
以下はアワードの趣旨。
「建築士」は日本の都市と建築にかかわる重要な職能資格であり、設計監理、施工、行政、教育、まちづくり、発注者など幅広い業務に携わりながら、未来につながる社会の実現のため努力してきました。近年では防災、環境、高齢化と人口減少、歴史文化の喪失など多くの課題の中で、その専門的な知見を生かしながら、魅力的な社会、街並み、建築空間の実現を目指して活動しています。
なかでも最近は他の建築関係の会とも連携し、それぞれの地域をベースにした協働も盛んになってきており、これらの新たな活動が大きな波となって地域社会の未来に力となる事も期待されています。多様な分野における建築士ならではの新しい動きに光を当て、顕彰し、支援するとともに広く世の中に伝えようとするのが「これからの建築士賞」の目的です。
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・港区の店舗「ヨーガンレール青山店」です。店舗の公式サイトはこちら。
ヨーガンレールのための内装計画。
敷地は南青山の角地にあるRC造の建物で、そのボリュームの二面に大きなウィンドウ面を持つ、自然光の入り方が美しい場所であった。
小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSが設計した、兵庫・猪名川町の樹木葬墓地「猪名川霊園桜葬墓地」です。
樹木葬は、遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法で、イギリス、スイスやドイツの様に既存の自然樹林地全体を墓地としたものや、埋葬の際に植林していく里山型もあるが、里山は交通の便が悪い事が多いため、日本では公園の中の花壇状の墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画に遺骨を埋葬する方法が一般的である。
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSが設計した、北海道・札幌市の、集合住宅の一室の改修「25°」です。
壁や天井といった内装を施す代わりに、高さや幅の違う5つの大きな家具を分散して配置した。
大きな家具は、RCの既存躯体に対して 25°に角度を振って配置されることで、三角形状の小さな居場所がつくられる。三角形平面は一辺を長くもつことができるので、収納や机の幅を十分に確保したり、小さいながらも広がりを生むのに効果的な形状である。入口が狭く奥に広がる囲われた書斎や、オープンで広がりのある子供のスタディスペースなど、 変化に富んだ居場所がつくられる。
大きな家具と呼んでいるさまざまな形状の箱は、設備配線を覆い隠すという内装の役割も果たす。それぞれが本棚や飾り棚、AV機器やおもちゃ収納、DJブースであるだけでなく、コンセントや照明スイッチ、LANや音響機器コードなどあらゆる設備が統合されている。天井高さや面積を確保するために躯体を現して設備配管などを露出するという多くのリノベーション設計に見られる定型化した手法を避け、空間の中に独立して立ち現れる新しい内装のかたちを目指した。
MAD・アーキテクツが計画している、中国・深センの、クリエイティブデザインホールと科学技術博物館を含む複合文化施設「Shenzhen Bay Culture Park」です。2023年の完成を予定しています。地上に現れるヴォリュームは「古代」と「未来」を意図しているとの事。総敷地面積は約18万2000平方メートルで、建物上部の大部分は公共緑地となっています。
藤井亮介建築研究所が設計した、沖縄・浦添市の、セレクトショップ「Chocolate Jesus PARCOCITY」です。場所はPARCO CITYの2Fです。お店の公式サイトはこちら。
「ストリート」とは都市の中にある道であり、建物との関係で生まれる隙間でもある。
ここでは建物を象徴する要素として窓枠を抽出し、それらをフレームとして用いることで、ストリートの文脈を再現しながら物販店舗としての機能も満たすことを考えた。窓枠は、一般的に住宅で用いられているアルミサッシを使用しており、その内部を中空、鏡、ガラスの3種を使い分けることで、それぞれがハンガーかけ、姿見、ショーウィンドウへと変容する。
KUU / 佐伯聡子+タンK.M.が設計した、中国浙江省の宿泊施設「千島湖ホテル」です。
このホテルは中国浙江省にある千島湖という湖沿いに建っている。この湖は約60年前の大規模なダム工事で生まれた人工湖で、その湖底には複数の小さな村が沈んでいる。かつて山の頂上であったり起伏のある尾根線だった所は、今は無数の島(千の島)や湖岸の形となって現れており、それらが作る特徴ある景観によってこの湖は広く知られている。60年という歳月は人工湖の持つイメージをゆっくりとではあるが、より自然へ近いものに移行させつつある気がする。そんな独特な自然の中でのこのホテルのあり方を考えた。
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSが設計した、東京・杉並区の、集合住宅の一住戸の改修「ROOM 403」です。
家族や友人で囲む大きなキッチンダイニングテーブル。仕事場と日常を緩やかに仕切る背の高い本棚、一箇所にまとまっていて家事効率の良い水回り、ゆったり眠れる大きなベッド。
思い描く生活の風景と家具を、限られた大きさのワンルームに丁寧に配置していった。効果的に空間を利用するために、背の高い本棚と水回りがまとめられた箱はそれぞれ異なる角度で振られている。間にできる三角形状のスペースは、最小限の面積でありながら十分な奥行きを確保できる。
その結果として、真ん中に置かれたダイニングテーブルは北東側の窓越しに広がる神社の杜へ自然と意識が向くような形状へと導かれた。
今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪・八尾市の「突板のギャラリー」です。クライアントである安多化粧合板の公式サイトはこちら。
大阪府八尾市に位置する突板製造会社のギャラリーである。
日本中、世界中の山々から集められたこだわりの突板を、様々な建築家・デザイナーに供給し続ける工場には日々多くの人が見学に訪れており、彼らにじっくりとそれらをみてもらう機能が求められた。
まず初めに既存倉庫との間に中庭を設け、それを挟むように既存倉庫に合わせた屋根を持つギャラリー棟を北側に置き、敷地全体に新旧が一体となるランドスケープを生み出した。ギャラリー北側にはハイサイドライトを設け柔らかな光を取り込み、中庭のある南側は深い軒下空間として直射日光を遮ると同時に、中庭に強く意識が向かう矢印の役割を担う。
ピーター・ハイマール(Peter Haimerl)による、ドイツ・ハーゼルバッハの森の中にある、伝統的な農家の廃墟を、コンクリートの構築物を付加する独特のアプローチで改修した「house at schedlberg」の写真が13枚、designboomに掲載されています。archdailyで2008年に完成した改修プロジェクトや、2014年に完成したコンサートホールの写真を閲覧できますが、どちらも非常に独特な建築となっています。
中原崇志による、銀座ソニーパークでの、Ginza Sony Park「BULLETIN CUBES」展の会場構成です。この展示は2020年6月18日から約一カ月行われるとの事。詳細は公式ページにて。
Ginza Sony Parkにて、2020年6月から約一ヶ月開催される展覧会の会場構成。
各ジャンルで活躍されているアーティストやクリエイター等が、今だからこそ紹介したい物や事を、その思いを、伝言板という形で情報発信する展覧会です。
展示物が特にある訳ではなく、文章とQRコードのみがこの空間の中に展開されていく極めてシンプルな展覧会となっています。
少ない情報を空間化していく時に目指したデザインは、情報だけが浮かんでいる、透明感のある空間でした。