隈研吾のウェブサイトに、イギリス・ロンドンの寿司バー「Endo Sushi Restaurant」の写真が7枚掲載されています。
ロンドンの旧BBC本社の象徴でもあった、ガラスのシリンダーのペントハウスに、ロンドンの夜景を一望できる特別な寿司バーをデザインした。
空間の象徴として、書道の筆の運び(brush stroke) にヒントを得た、有機的形態のヒノキ製カウンターをデザインした。このカウンターによって、職人とゲストの間に、新しいインタラクティブが生まれ、作る行為を食べる行為とが、ひとつになる。
ヒノキは神社などに用いられる特別な木材で、その香りと人の肌のような質感によって、古代から、日本人にリスペクトされてきた。
カウンターの上部には日本の伝統的な和紙を折りたたんで作った、雲のようなオブジェクトが吊るされ、その「雲」が発する光が絶え間なく変化し続け、あたかも天上の実際の雲のようにして、ウエストロンドンの空に浮かんでいる。