



ヴァージル・アブローとOMAのリサーチ&デザイン部門AMOが完成させた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド オフホワイトの旗艦店です。ヴァージル・アブローは建築出身のファッションデザイナーで、ルイヴィトンのメンズラインのディレクターも務めています。オフホワイトは彼が以前より手掛けているブランドです。
ここは単なるショップではなくプラットフォームであると、アブローとAMOは説明します。
ここでは、訪問客に交流とブランドエンゲージメントのための物理的なコミュニティスペースを提供することで、現代的な物流拠点のアイデアを探求したと言います。探索されるアクティビティや体験の多様性は、スペースの柔軟性によって促進されるそうで、床から天井までの壁が稼働することにより、それが第二のファサードとして機能し、ブランドの周囲に公共の通りを招き入れることができるのだと言います。それによって、パブリックアートの展示、ミニキャットウォーク、音楽パフォーマンスなど、様々な機能を持つパブリックスペースにもなるのだとか。
この1階のフレキシブルなフロアプランは、オフホワイトの世界をより親密に、そして独占的に楽しむことを目的としているとの事。建築に使用されたマテリアルに関しては、マイアミの温暖な気候に合わせて、床はコンクリートで仕上げられたそうで、棚板はステンレススチール製、手すりはブラックのマーキーナとホワイトのカララ大理石、コルゲートメタルの壁、メッシュの天井パネル、筒状の天井照明。それらが、オフホワイトのインダストリアルな印象を増幅させ現代的な物流拠点の美学を連想させることを意図したそう。
またこのマイアミの旗艦店には、2フロア合計で262m2の広さがあり、40m2がストックルームに充てられており、それが完全に透明なガラス壁を通して通行人や買い物客から見えるようになっています。そしてレイアウトやフレームワークにカスタマイズ可能な要素を取り入れ、先に記載した店舗フロアを多目的に使用できるイベント・プラットフォームに早変わりさせることができるような可変性のある什器を設置しています。この店舗のためにイタリアでカスタムメイドされた店舗の家具にはすべて車輪が付いており、簡単に配置を変えられるようになっているとのこと。














