デンマークの設計事務所 COBEの設計で完成した、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラハの、屋根の架構の力強さが印象的な、アディダス社の新社屋の写真が14枚、designboomに掲載されています。
architecture archive
ミハエル・ハンスマイヤー(michael hansmeyer)による、森美術館での1500本のアルミパイプを使用したインスタレーション「muqarna mutation」の写真が18枚、designboomに掲載されています。この作品は2020年3月29日まで開催の「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」展で見ることができます。
ミハエル・ハンスマイヤーは自身を、建築家・プログラマーと紹介していて、ヘルツォーグ&ド・ムーロンやマッキンゼーとJ.P.モーガンなどでも働いていた経験があるそうです。
UNスタジオが設計した、オランダ・アムステルダムの、既存建物の文脈を踏襲しつつも、優雅な曲線のデザインと素材感で、独特の華美さを生み出している店舗のファサード改修「looking glass」の写真と図面が9枚、designboomに掲載されています。
隈研吾による、自身の建築家としてのキャリアの起点というNYでの思い出を綴ったエッセイが公開されています。
隈研吾のウェブサイトに、オーストラリア・シドニーの、マーケットホール・図書館・保育園・飲食店含むコミュニティ施設「The Exchange」の写真が14枚掲載されています。
シドニーのダウンタウンの中心、ダーリング・ハーバーの中心にたつ、「木のコミュニティセンター」。
周囲の高層集合住宅群とは対極的な、広場と一体化した、低層でやわらかく、暖かい建築をめざした。
アクティブなストリートシーンコミュニティーの日常に溶け込めるように、1階のマーケットには、開放可能なガラススクリーンの内部に、フードが、ランダムに配置され、木製のスパイラル状のファサードは、広場まで延長されて、広場に日陰を作るパーゴラとなっている。上階には保育園、市民図書館、レストランなど、コミュニティの必要とする機能が配置され、各階のフロアプレートをシフトすることで、各階のビュー、テラスの住宅に変化をつけている。
周囲の高層ビルとは対極的表情をもつ、糸をぐるぐると巻いたパターンで校正された木スクリーンは、アコヤ材を曲げたものをランダムに配置したものをパネル化し、そのパネル同士を現場で重ね合わせ、ジョイントが見えないような形で取り付けている。
インテリアには蚕のようなやわらかな空間が生まれ、鳥の巣のようなプリミティブなファサードで大都市の中に、オアシスが出現した。プロジェクトチーム: 池口由紀, Marc Moukarzel, Diego Martin, Mira Yung, Laura Sandoval Illera, Taylor Park
設計: Lendlease
ランドスケープ: ASPECT Studios
構造: Lendlease
ファサード: ARUP, F&D Normoyle
ファサード最適化: ARMA
設備: Lendlease
施工: Lendlease
2019年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100をご紹介します。
2019年に厳選して紹介された1,540記事を含む、総計21,616記事の中から2019年1月1日~12月31日の期間で訪問者数の高かった順に記事を並べています(2019年以前に公開した記事もランキングに入っています)。
集計方法としては、各記事のユニークユーザー数を基準としています。(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります。)また、トップページやカテゴリーページなどに関しては除外し、個別記事ページのみを抽出しています。
2019年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10をご紹介します。
弊サイトで特集記事として紹介させていただいた実作品を対象としています。集計方法としては、各記事の閲覧ユニークユーザー数を基準としています。(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります。)
また、最も注目された作品を「ap賞」の受賞作品としてトロフィーを贈呈させていただきます。
2018年には、石上純也による「JINS SWFC Shop(JINS上海環球金融中心店)」が、
2017年には、佐々木慧+佐々木翔 / INTERMEDIAによる「あたご保育園」が、
2016年には、五十嵐淳建築設計事務所による「hat H」が、
2015年には、長坂常 / スキーマ建築計画による「鳩ヶ谷の家」が、
2014年には、吉村靖孝建築設計事務所による「窓の家」が、
最も注目され、トロフィーをお送りさせていただきました。
2019年の結果は以下よりご確認ください。
本年も皆様のご連絡・ご投稿をお待ちしております。
- 【ap賞】松葉邦彦 / TYRANTによる、群馬・吾妻郡の住宅「町田邸」
- 佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
- 西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」
- Arup 東京 プロジェクトチームによる、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」
- 佐々木慧+佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎県長崎市の「あたご保育園」
- 五十嵐淳建築設計事務所による、北海道・北見市の「褶曲の回廊」
- 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京の、集合住宅の1戸改修プロジェクト「光と風が通る家 / House of Wind and Light」
- 田辺雄之建築設計事務所による、神奈川・鎌倉市の商業施設「鎌倉笹目座 / Kamakura Sasameza」
- 佐藤信 / 青木茂建築工房による、大分の、住宅の改修「だぶるすきんの家」
- 2019年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2018年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2018年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
- 2017年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2017年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
- 2016年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2016年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
- 2015年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2015年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
- 2014年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
- 2014年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
音楽プロデューサーのファレル・ウイリアムスがデザインに関わっている、カナダ・トロントの高層集合住宅の新しい画像が7枚公開されています。実務的にはローカル事務所の、studios IBI GroupとU31が担っているようです。
ロシアの企業「Apis Cor」がドバイに完成させた、3Dプリントで完成させた世界最大の建築物の動画です。写真や解説はこちらのサイトに掲載されています。
GAME CHANGER. Apis Cor is happy to announce the recent huge project! Hired by Dubai Municipality we 3D printed the 2-stories administrative building. That’s the biggest building ever 3D printed on-site! The project is unique and groundbreaking and opens a new chapter both in the concrete 3D printing industry and construction industry. The main goal of the project was extensive R&D work dedicated to testing the equipment under harsh climatic conditions, developing the 3D printing material and construction technologies, and testing the equipment during a long period of time. The next project are scheduled in California and Louisiana as part of affordable housing initiatives.
ザハ・ハディド・アーキテクツ出身で、インド・ムンバイを拠点とするヌル・カリム(Nuru Karim)率いるNudesが設計した、ブックパヴィリオンの写真が10枚、dezeenに掲載されています。
アトリエ・タオ+C(Atelier Tao+C)が設計した、中国・浙江省の、既存建物にガラス張りの空間を拡張して改修した、図書館付きカプセルホテルの写真と図面が13枚、dezeenに掲載されています。archdailyで同建築家の他の作品が見ることができますが、どこれも見ごたえがあります。

ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、新しいウェスタン・シドニー空港設計コンペの勝利案です。情報が公開されたのは2019年10月でした。
The new Western Sydney International Airport will be built in four stages of expansion, beginning with the initial stage of 10 million annual passengers (MAP) by 2026, with further increments up to 82 MAP, making it the largest international gateway to Australia by 2060. As Master Architect, ZHA/COX will provide an overarching design for the entire airport precinct including design guidelines for future expansion. At the same time, the team will prepare the design documents for the execution of the first phase of the new Terminal Precinct.
藤村龍至・門脇耕三がモデレーター、和田隆介がオブザーバーを務める、建築家同士が議論し問題意識を共有した上で受賞作品を決めるアワード「WADA賞」の今年(2019年)の受賞作品が発表されていました。
今年選考したのは、加藤誠、五十嵐淳、久野浩志、髙木貴間、道尾淳子、三木万裕子、宮城島崇人。メディア側ではなく設計者側の有志によって継続されているアワードとして注目すべき事例と言えるでしょう。ちなみに弊サイトでは、完全にアクセス解析結果によって受賞者を決める「ap賞」を毎年1月に発表しています。
遅くなりましたが、WADAA2019結果報告です。
河谷家の住宅
伝統的な都市住宅の内部空間での奥行きの独自の現代的表現による町並みへの参加を引き出した作家性#WADAA2019— 和田隆介 (@wadaryusuke) December 30, 2019
6つの小さな離れの家
地方都市の住宅空きストックの外部空間の実現によるポジティブな高齢者の生活像の表現延岡市駅前複合施設 エンクロス
地方都市の公共空間像における非作家的作家性の現出#WADAA2019— 和田隆介 (@wadaryusuke) December 30, 2019
以上の3作品を選出するにいたりました!
年の瀬に長時間にわたる議論ありがとうございました。
それでは、良いお年をお迎えください!— 和田隆介 (@wadaryusuke) December 30, 2019
WADA賞に選出された3作品への関連ページのリンクはこちら。
開催概要や今年の選考委員等の情報は以下に掲載します。
SHARE 伊東豊雄による、せんだいメディアテーク開館20年プレイベントの講演会「メディアテークは、なにを目指していたか」が開催
- 日程
- 2020年1月26日(日)
伊東豊雄による、せんだいメディアテーク開館20年プレイベントの講演会「メディアテークは、なにを目指していたか」が開催されます。開催日は2020年1月26日です。
2021年1月に開館20年を迎えるせんだいメディアテークのプレイベントとして、当館の設計者である伊東豊雄氏をお迎えし、開館当初のねらいや、当時思い描いた未来像をあらためてふりかえります。また、オープン記念の展示や開館10周年事業など、作家として当館と関わりの深い港千尋氏をお招きし、鷲田清一館長とともに、メディアテークで日々繰り広げられる諸活動から得られる雑感を交えながら、2020年以降の仙台および東北地方における当館の役割、その新たな未来像について考察します。
◎耳の不自由な方のための、手話通訳・要約筆記が付きます!
要約筆記とは、話されている内容(音声)を、その場で要点をまとめ、文字にして伝える通訳です。パソコンのキーボードで入力した文字をスクリーンに投影します。
2020年1月26日(日)14:00-16:00
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
参加無料・申込不要・先着160席
主催:仙台市、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:【集計期間】)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 著者が一級建築士試験に合格するまでを綴った漫画『一級建築士になりたい』のKindle版がamazonで無料公開中
- 高橋勝建築設計事務所による、京都の「深草の工房住宅」
- トラフによる、京都の店舗「FREITAG Store Kyoto」の写真
- Arup 東京 プロジェクトチームによる、東京・千代田区の「Arup 東京 新オフィス」
- 高橋勝建築設計事務所による、山口・周南市の「TOMONi保育園」
- 矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、多機能スペース「方丈の屋根」
- STA土屋辰之助アトリエによる、神奈川・葉山町の住宅「House HY」
- 隈研吾による、ベトナム・ホーチミンの集合住宅「Waterina Suites」の写真
- 伊藤維建築設計事務所による、京都・中京区の事務所「office mui Lab」
- 渡邉明弘 / 渡邉明弘建築設計事務所が改修を手掛けた、東京・新宿区の、住宅・貸店舗・ギャラリー「art BLD.」
- タチアナ・ビルバオの設計で建設が進められている、メキシコの、廃墟のにも見える水族館の画像
- 青木淳が外装のデザインを担当して建設が進められている、ルイ・ヴィトン御堂筋店の新しい外観写真
- 辻琢磨による連載エッセイ ”川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第1回「初めての修行」
- ヘルツォーグ&ド・ムーロンがコンペで勝利した、中国・杭州市の「The Grand Canal Museum Complex」の画像
- ミースのバルセロナパヴィリオンで行われている、ニュージーランドのデザイナー サビネ・マルセリスによるミース建築の素材感と呼応するようなインスタレーションの写真
- 小堀哲夫が2019年2月に完成させた、山口・下関の梅光学院大学新校舎「The Learning Station CROSSLIGHT」の動画
- 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる建築展「Overlay Multiple Values」がプリズミックギャラリーで開催
- 福山博之 / 福山建築事務所による、自宅のリノベーション「Room 301 renovation」の写真
- 世界的に注目を集めるメキシコの建築家 タチアナ・ビルバオのウェブサイトがリニューアルしていて、進行中のプロジェクトの画像なども閲覧可能に
- 本野精吾が1924年京都に完成させた自邸「旧本野精吾邸」の1日限定一般公開が開催