坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る 座席、側面より見る。 photo©ATELIER WRITE
坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る 座席、出入口から見る。 photo©長谷川健太
坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る 座席 photo©ATELIER WRITE
坂本拓也 / ATELIER WRITE が設計した、東京・港区の「owns pop up space “beyond the office”」です。
企業のPRイベントの為に計画されました。建築家は、緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案しました。また、強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作られました。※開催期間は終了しています
NTT都市開発による「owns」開業に先駆けたPRイベントの空間デザイン。
「owns」は働く場所を主体的に選択することが一般的になった現代において、「集まりたくなる場所」を追求してうまれたオフィスブランド。
計画地のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAは、都心の一等地にありながら閑静で豊かな緑を感じられる都市計画公園区域内遊休地の暫定利活用施設。イベントスペースが緑豊かな広場に面することから、階段状の座席をつくりその風景を皆で眺められるようにした。
同じ方向を向くことで、それぞれの視線が交わることなくリラックスした雰囲気がうまれる。その名のとおり「緑を共有する」ことで、この場所に集りたくなる空気感が醸成されると考えた。
人が乗れる強度と施工の手早さから建築工事用のくさび緊結式足場を構造材とし、支柱を傾けることで緩やかな勾配を作った。廃棄を抑えるため、足場はレンタル材を採用。床板などの木工は各部材の寸法を全スパン統一することで施工を効率化している。
テーブルは支柱先端のホゾへの差し込み式とすることで、転倒の恐れなく安全ながらも軽く、利用者自身で移動可能なつくりとした。さらに植物やカーペット、コンセント、展示用メッシュなどを所々に配置し様々な拠り所を作った。