山下PMC・川原秀仁による、設計や建築について「ビジネス」という視点で学ぶことができる書籍『施設参謀』の中身をプレビューします。
『施設参謀』には「クライアントが建築を建てる際に何を求めているのか」「ビジネスという視点において建築が担う事ができる役割について」「設計業務の周辺でどのような配慮がなされるべきか」が、詳細な実例と共に分かりやすく記されています。ここでは、建築・設計に関わりの深いトピックスを抜粋してプレビューします。
第一回目のプレビューは「施設はイノベーションを生み出せるか」です。
また、現在、この書籍のプレゼントキャンペーンも開催されています。
architecture archive
all photos©Nacása& Partners
長坂常 / スキーマ建築計画による、インスタレーション「boingboing」です。
この作品は、2015年10月24日-11月3日の期間、「Kvadrat Japan ショールーム」にて公開されました。
本来立たせることを生業としている我々が、ファブリックを垂らさずに、かつ素材の透明感や繊細さを損なわずにどうやって立体にできるかを考えた。そのために、それ自体そんな硬くないが透明でしなやかな動きをする光ファイバーを編み込むことで、布をファイバーが支え、同時にファイバーを布がつなぎとめ、互いに支え合って面強度を上げ、それで輪っかを構成することで立体化させた。
テレビ東京・WBSの特集動画「トランクルームが大進化 そのワケは…」が公式サイトで公開されています
テレビ東京・WBSの特集動画「トランクルームが大進化 そのワケは…」が公式サイトで公開されています。
相模原市に住む石橋さんは、平日はワンルームの部屋で、寝て着替えをするだけ。しかし、休日はある場所で車いじりの趣味を楽しみます。そこは、業界大手ライゼが展開するメゾネットタイプのトランクルーム。長時間滞在しやすいようにトイレや24時間のセキュリティやネット接続サービスなども完備されています。今、人々がトランクルームに求めているのは、モノの保管+アルファ。千葉県松戸市の住宅街に今年できたトランクルームを借りた主婦の林さんも「今の住まいプラスもう1部屋」の感覚で使っているといいます。実は、トランクルームは、不動産ビジネスとしても注目されています。ワンフロア全部ではなく、細切れにして多くの顧客に貸すことで、借り手がつきにくい古い物件にも、新たな商機が生まれているといいます。急拡大するトランクルーム市場の今後の行方に注目が集まっています。
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
羽田設計事務所の中途・新卒スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードのページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
中途・新卒スタッフの募集
羽田設計事務所では建築設計並びに工事監理スタッフを募集しています。
羽田設計事務所は、山形と東京を拠点に活動している建築設計事務所です。公共・医療・教育・文化施設を中心とし、個人住宅から店舗など建築全般における企画、設計、監理を行っています。
社会と向き合い、私達の生活にとって本当に必要なものは何か、本当の美しさ、豊かさとは何かを常に問い続けがら、10年、20年後も大切にされ続ける空間、必要とされる建築を目指しています。
建築に情熱のある方、大歓迎です。
all photos©後藤周平建築設計事務所
後藤周平建築設計事務所が設計した、静岡県湖西市の住宅「湖西の家」です。
アーキテクチャーフォトでは、過去に、同事務所の「小笠の浮き家」を特集記事として紹介しています。
採光条件に厳しい敷地条件の中で、家全体に採光を確保するために、建物を高さの異なる4つのボリュームに分割して構成し、屋根と外壁の段差部分から家の奥まで南からの採光を計画した。1階リビングでは南側2階のインナーバルコニー越しに採光が得られ、バルコニーのプランターで栽培する花や観葉植物が鑑賞できる。
ダニエル・リベスキンドが、リトアニア・ヴィリニュスに計画している、モダン・アート・センターの画像がdesignboomに掲載されています
ダニエル・リベスキンドが、リトアニア・ヴィリニュスに計画している、モダン・アート・センターの画像が1枚、designboomに掲載されています。
西沢立衛とアーティストの宮島達男によるトークセッション「”ぐにゃぐにゃ” 形成と形態について」のレポートが21_21 DOCUMENTSに掲載されています
西沢立衛とアーティストの宮島達男が参加して行われたトークセッション「”ぐにゃぐにゃ” 形成と形態について」のレポートが21_21 DOCUMENTSに掲載されています。現在行われているフランク・ゲーリー展の関連イベントです。
SHARE 松島潤平のインタビュー「アートと建築。」
松島潤平のインタビュー「アートと建築。」がLIMIAに掲載されています
松島潤平のインタビュー「アートと建築。」がLIMIAに掲載されています。
谷口吉生のインタビュー「”残したいニッポンの美”を語る」が掲載されている雑誌『和樂 2015年12月号』がamazonで発売されています
谷口吉生のインタビュー「”残したいニッポンの美”を語る」が掲載されている雑誌『和樂 2015年12月号』がamazonで発売されています。雑誌の公式ページで目次などを見る事ができます。
安部良による、東京・渋谷の住居兼オフィス「ノーマルビルディング」の写真がjapan-architects.comに掲載されています
安部良が設計を手掛けた、東京・渋谷の住居兼オフィス「ノーマルビルディング」の写真が26枚、japan-architects.comに掲載されています。
all photos©長谷川健太
403architecture [dajiba]が設計した、浜松市中区の店舗「鍵屋の基礎」です。
洋服店に勤めていたクライアントから、独立するにあたって依頼された、新店舗の計画。クライアント自らが洋服のリメイクを制作・販売するとのことであったため、その工房を中心に据え、周囲を販売・陳列スペースとしている。制作している雰囲気が通りからなるべく見えやすいように、工房を通りに対して最も近づけ、出入口とショーウィンドウはセットバックさせた。
アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2015/11/16-11/22)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
1、大西麻貴+百田有希 / o+hによる、銀座のメゾンエルメスのウィンドウデザイン「建築のような、生き物のような」
2、藤村龍至らが審査した住宅実施コンペ「未来の風景をつくる」の最優秀作品(脇坂圭一研究室)が完成、オープンハウスが開催[2015/11/28]
3、SANAA、BIG、ラカトン+ヴァッサルが、デンマーク・オーフスの建築専門学校の校舎設計コンペで最終候補者に
5、落合守征デザインプロジェクトによるレストラン「Dream Dairy Farm Restaurant」
6、ヘルツォーク&ド・ムーロンが新たに計画している、ニューヨークの、ファサードに曲面を取り入れた集合住宅の画像
7、静岡県と島田市が、旧金谷中学校跡地(面積約5.5ha)の活用アイデアコンペを開催
8、書籍『特集:久保都島建築設計事務所 KJ 2015年12月号』のプレビュー
9、MVRDVによる、台湾の水没した商業施設を、人工的なビーチとプールに改修する提案の画像
10、石上純也、大西麻貴+百田有希らが審査を務める「シェルターインターナショナル学生設計競技2015」の最終公開審査が開催 [2015/11/28]
12、オーキッドスタジオによる、コロンビアの、布を型枠として作られたRC造のコミュニティーセンターの写真など
13、デイヴィッド・チッパーフィールドによる、中国・杭州市の、敷地に池をつくり、その中に建物が点在している集合住宅の写真
14、オラファー・エリアソンの、ウイーンのバロック建築「冬の宮殿」にて行われている展覧会「baroque baroque」の会場写真
16、日建設計+良品計画+PARTYが、グッドデザイン賞関連で「成田国際空港 第3旅客ターミナルビル」についてプレゼンしている動画
17、UNスタジオによる、オランダ・アーネムの、床・壁が曲面で有機的に連続している新駅の写真
18、木下昌大が、グッドデザイン賞関連で、集合住宅「AKASAKA BRICK RESIDENCE」についてプレゼンしている動画
19、黒崎敏 / APOLLOによる、東京・港区の住居兼オフィス「TERMINAL」の写真
20、ゲーリーの、ルイヴィトン表参道ギャラリーでの展示会場を、360°見渡すことができるスマホ用ページが公開
五十嵐太郎・原田真宏・藤村龍至・間宮晨一千が審査した住宅実施コンペ「未来の風景をつくる」の最優秀作品(名古屋大学脇坂圭一研究室)が完成して、そのオープンハウスが開催されます
五十嵐太郎・原田真宏・藤村龍至・間宮晨一千が審査した住宅実施コンペ「未来の風景をつくる」の最優秀作品(名古屋大学脇坂圭一研究室)が完成して、そのオープンハウスが開催されます。開催日は2015年11月28日。場所は愛知県日進市です。要事前連絡。
また、建築家間宮晨一千がディレクターを務める『なごや百貨不動産』が企画したこのコンペの施工プロセス等は、コンペのfacebookページ等でも見ることができます。
コンペの公式サイトには、コンペ開催にあたっての審査員による座談会の記録なども掲載されています。(ap・pr)
2013年に開催された学生実施コンペ「未来の風景をつくる」で、最優秀に選定され設計が始まった住宅プロジェクトが、この度3棟目の竣工を迎えます。先に竣工しました 2 棟に続いて、残る1 棟につきましてもお施主様のご厚意により、オープンハウスを開催させて頂く運びになりましたので、皆様にご案内申し上げます。境界線の 曖昧なコミュニケーションの場として「ソトマ」を 3 棟で緩やかに囲む配置構成を主なコンセプトとし、複数のボックス同士の 貫入から生まれる分節的かつ一体的な内部 空間、敷地の高低差をボックス内に延長した複数の床レベルによる多様な居場所、計画段階の施主参加型ワークショップによる 外構計画、研究成果を還元した環境解析、 これらを統合した本プロジェクトをご高覧ください。(今回は B,C 棟の内観はご覧頂けませんのでご注意ください。)
日時:2015年11月28日 (土) 10:00~16:00
敷地住所:愛知県日進市赤池町箕ノ手
アクセス:地下鉄赤池駅より南東へ徒歩15分 (和合ゴルフ場方面)
問い合わせ:見学を希望される方は来場者数把握のため、下記までご連絡下さい。
現地案内図をお送り致します。
keiichi.wakisaka@gmail.com
山﨑健太郎 / 山﨑健太郎デザインワークショップが、グッドデザイン賞関連で、「はくすい保育園」について説明している動画です。また、過去に、アーキテクチャーフォトでもこの作品を特集記事として紹介しています。
自治体の課題解決のためのシステム「シティマート」を開発したサシャ・ハゼルマイヤーの講演『21世紀型「市区町村の課題解決法」』が開催されます
自治体の課題解決のためのシステム「シティマート」を開発したサシャ・ハゼルマイヤーの講演『21世紀型「市区町村の課題解決法」』が開催されます。モデレータを務めるのはコミュニティデザイナーの山崎亮です。開催日は、2015年12月10日。場所は、東京の「政策研究大学院大学 (GRIPS) 想海楼ホール」です。参加費:無料。参加申し込みはこちらから。(ap・pr)
「より住みやすい環境を創る」という目的のために市町村それぞれの課題は何かを見極め、その解決のための策を世界中の企業やリサーチセンターから公募し、最適な案を選び実施まで手伝うのがシティマートの仕組みです。これまでに、ロンドン、サンフランシスコ、ニューヨーク、バルセロナ、南アのケープタウン、モスクワなど50を超える自治体で導入されてきました。また、1000を超える世界中の企業やリサーチセンターが、解決策の提供側としてシティマートに登録しています。
またシティマートは、あらゆるサイズの企業に海外の公共プロジェクトに入札する扉をも開きました。これまでに導入が決まった解決テクノロジーの89%は中小企業から寄せられています。 国境や企業の規模という「壁」を乗り越え、課題解決のために連携する、それがシティマートというソリューションの魅力なのです。
それぞれの市区町村が抱える問題は何か、そしてその解決のために世界中からの提案をつなぎ、よりよい解決方法を考える、そんな取り組みを日本で導入するためには何が必要か、考えてみませんか?
当日はコミュニティデザインの生みの親である山崎亮氏を聞き役に、市区町村の抱える問題は何かを明確にするとともに、その問題解決のための手法の調達方法について、世界各地の事例をもとに対話します。コミュニティデザインに関心のある方、グローバルな市町村との協働の可能性に関心のある個人や企業の皆様、ぜひふるってご参加ください!
日時:2015年12月10日(木)18:30-20:30(受付開始:18:10)
会場:政策研究大学院大学 (GRIPS) 想海楼ホール
アクセス:
都営大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩5分
東京メトロ日比谷線「六本木駅」4A出口から徒歩10分
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」5出口から徒歩6分
MAPはこちら→http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
主催:一般社団法人アショカ・ジャパン
申し込みはhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/5627d015396198よりお申し込みください。
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、銀座のメゾンエルメスのウィンドウデザイン「建築のような、生き物のような」の動画です。こちらがエルメスのサイトの作品解説ページ。
今回のウィンドウディスプレイを手がけた建築家の大西麻貴と百田有希は、パーソナリティーのある建築、個性に満ち溢れた建築こそ、人々の記憶に強く残ると考えています。たとえば、フランス人建築家のル・コルビュジェがマルセイユに設計した巨大な集合住宅、ユニテ・ダビタシオンは二人にとって建築というよりも、まるで豊満な女性が今にも走り出そうとしているような、生命力に満ち溢れた存在として感じられるのです。
私たちは建築を動かないものだと思っていますが、もし建築が生き物のように街のなかを歩くと考えてみたならば、思わぬ想像が膨らみます。たとえば、眠る街をひそかに徘徊するビル。雲のようにふわふわと浮かぶ屋根。下町を威勢よく練り歩く神輿は文字通り神様のお家ですが、家が町中を動いて回るというだけで、町全体に素晴らしい祝祭性が生まれます。
ウィンドウディスプレイのなかにはそんな自由な想像が詰まっています。小さな建築のようでいて、生き物でもある何か。女性の肩越しに広がるランドスケープのようなかたちは、子供が遊ぶ空間を包み込む温かな屋根になっています。夜になったら銀座のビルの谷間をそぞろ歩くかもしれない、あいまいで自由気ままな小さな建築は、きっと街のいたるところに潜んでいるに違いありません。生命力に溢れる建築を探して、そぞろ歩きをしてみませんか。