
パナソニックが運営する、東京・新橋のライブオフィス“BRIDGEHEAD Shimbashi”を会場に「『現し』を考える。展ver.3.0」が開催されます。
スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修を手掛ける、“現し”をテーマとした展示です。次なる展開として“壁”と“床”に注目し、“配線方法”を検討します。ver.2.0で製作した“現し天井標準化マニュアル”等も出品されます。開催日は、2025年12月5日(金)・6日(土)。参加費無料です。【ap・ad】
「現し」を考える。展ver.3.0 を開催します。
2025年5月に開催しましたver.2.0では現しの「天井」に注目し、現し天井の作り方を検討しました。その成果として、実物が確認できる展示と「現し天井標準化マニュアル」を製作し、展覧会を行いました。
Ver.3.0では次なる展開として現しの「壁」、「床」に注目し、主に配線方法を検討しています。壁の場合は、一般的には露出配線と言われる方法ですが、後の更新の容易さや現し空間との相性の良さもあり、電線管などは一般的に使われています。ここでは電線管以外にも、メタルモールやフレキ管も使用し、露出配線の新しいスタンダードを提案しています。そして、これらの実物で確認できる展示を製作しています。
また、床への配線方法として、パナトラックというタイルカーペットの下に配線する製品も、実物で確認できるようになっています。
加えて、ver.2.0の現し天井のための展示什器や「現し天井標準化マニュアル」や、パナソニック製の多様なプレート、スイッチ、コンセントも見ることができます。壁や床は手が触れられる部分であり、配線の末端であるスイッチやコンセントも普段手を触れる部分です。今まであまりデザインの対象ではなかった「配線」を考えることで、現し空間の配線に留まらず、建築に必要不可欠な配線の可能性を考えることに繋がると思っています。
スタジオパルマコン 西原将
以下に、展示会の詳細を掲載します。










