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萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」
photo©黒坂明美

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architecture|feature
fabricscape黒坂明美山本紀代彦石川製作所鎌谷潤b-side studio建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)図面あり世田谷区住戸リノベーション東京萬玉直子中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」三方枠。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」寝室。 photo©中村絵

萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioが設計した、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」です。

世田谷の閑静な住宅街にある築 50 年の自邸マンションのリノベーションである。

標準の住戸スパンに合わせて耐力壁があるラーメン構造で、この住戸では全体の空間を 1:2 で分割するように耐力壁が位置している。その両空間をつなぐのは 幅900 mmの開口のみという特殊な構成であった。50㎡の西の空間は、バルコニーに面して南面にのみ開口がある一方、30㎡の東の空間は南・東・北面に開口があり、東に隣接してテラスがある。その両空間の光、風、熱環境の強いコントラストが印象的であった。

そこで、そのコンテクストをもとに、西の空間に LDK・水回り・寝室等の生活する上での最低限の機能をすべて集約し、東の空間は棚と机だけを用意した。

それぞれの空間を〈A 面〉〈B 面〉と呼ぶこととした。

仕上げも対比的で〈A 面〉は床をウールカーペット、壁・天井は躯体を白色に塗り上げ、一部タイルを施し解像度の高いインテリアとしたのに比べ、〈B 面〉は床にフレキ、壁は既存プラスターをサンダー掛けするにとどめ、天井はクロスを剥がしたままであっけらかんとしている。

両空間をつなぐ開口部には奥行き850mmのゲートを施し、空間として連続させながら、体験的、視覚的に緩やかに分節した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 / 内部専用面積の実に40%を割いたアトリエ。〈B 面〉と呼んでいる。仕事をしたり、子供の遊び場になったり、ヨガをしたり、時々刻々風景が変わる。散らかしっぱなしでもこの部屋はOKとしている。ある種のサンクチュアリ。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 / 大黒柱の耐力壁。空間を二つに二分する耐力壁には家族みんなの本棚と机を配置。この住まいを特徴づける耐力壁にみんな寄り添い生活する。一家の大黒壁。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 / フレキシブルな木製棚。いわゆるガチャ棚のように棚位置をフレキシブルに変えられる木製棚をデザインした。壁 に固定した木の支持柱にブラケットを6φの真鍮棒で引っ掛けるだけのディテールとしている。ブラケットの形状をかえれば、フックやコート掛け等にもなる。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」三方枠。 / LDK側と唯一繋がる開口部には奥行きを1mとした三方枠を配した。扉はないが視線は制御され、動線体験として空間が切り替わる。B 面からは向こうの生活の風景が垣間見える。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」三方枠。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」ダイニングキッチン。 / カーテンの奥には寝室がある。LDK+寝室スペースをファブリックや家具のレイアウトでコンパクトにまとめている。それぞれの機能はなんとなくゾーニングされ、分節が曖昧なので、使い方によって有機的につながり実際の空間の以上の広がりを感じる。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」寝室リビング。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」寝室。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」浴室。/ バランス釡の浴槽があった小さな浴室と脱衣所は拡張し、水回り全体の気積を大きくとった。種々のタイルを既存躯体に精緻に割り、ホテルライクな空間は、この住宅にとって最もインテリアの解像度が高い空間である。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」浴室トイレ。 / どことなく高級感ある浴室の裏にはトイレがあり、まるで浴室という舞台の書割の裏のようなざっくりした仕上げ にしている。そこには本や趣味の鉱物などを気分にあわせてレイアウトできる自由な場所としている。浴室とトイレはどちらも防水カーテンにより簡易に間仕切っている。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」脱衣所。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」カーテン。 / 対比的な〈A 面〉と〈B 面〉の空間を柔らかく包むように開口部にはレースカーテンを設えている。間口の2,3倍の幅の布地をかけ、襞の量により光と視線をゆるやかにコントロールしている。間仕切りにはステンレスを蒸着させ皴加工した布を配し、時々刻々と光の移ろいを表情豊かに魅せてくれている。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」カーテン。 photo©山本紀代彦
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」三方枠。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」リビングダイニング。 / リビングダイニングを住居空間の中央に配置し、すべての生活の起点となるようにしている。コンパクトなスペースではあるが、ウールタイルカーペットの床とし、隅々まで居心地のいい居場所を見いだせる場所としている。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」リビング。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」リビングダイニング。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」寝室 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」照明 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」トイレ。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」クローク棚。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」クローク棚。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」植物。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」リビング。 photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」 image©b-side studio

以下、建築家によるテキストです。


〈A面〉と〈B面〉

世田谷の閑静な住宅街にある築 50 年の自邸マンションのリノベーションである。

標準の住戸スパンに合わせて耐力壁があるラーメン構造で、この住戸では全体の空間を 1:2 で分割するように耐力壁が位置している。その両空間をつなぐのは 幅900 mmの開口のみという特殊な構成であった。50㎡の西の空間は、バルコニーに面して南面にのみ開口がある一方、30㎡の東の空間は南・東・北面に開口があり、東に隣接してテラスがある。その両空間の光、風、熱環境の強いコントラストが印象的であった。

そこで、そのコンテクストをもとに、西の空間に LDK・水回り・寝室等の生活する上での最低限の機能をすべて集約し、東の空間は棚と机だけを用意した。

それぞれの空間を〈A 面〉〈B 面〉と呼ぶこととした。

仕上げも対比的で〈A 面〉は床をウールカーペット、壁・天井は躯体を白色に塗り上げ、一部タイルを施し解像度の高いインテリアとしたのに比べ、〈B 面〉は床にフレキ、壁は既存プラスターをサンダー掛けするにとどめ、天井はクロスを剥がしたままであっけらかんとしている。

両空間をつなぐ開口部には奥行き850mmのゲートを施し、空間として連続させながら、体験的、視覚的に緩やかに分節した。

3人家族で住まうには、機能・環境をコントロールされた〈A 面〉のみで最低限の生活を充足できるが、少々手狭だ。そこで、コントロール仕切れない〈B 面〉での生活の仕方を考える。その不安定さが住まうことの主体性を揺り起こす。そこでは日々、家族それぞれのふるまいは変化し、雲のように風景が変わる。

そんな粗野で自由な空間で、日々環境をケアしながら、生活を更新していくうちに、〈B面〉という空間は「住む」というより、観葉植物や愛犬の成長を愛でるような「飼う」感覚に近いのだと気づいた。「空間を飼っている」。

その見立てによって、空間と人の潜在的な包含関係は解きほぐされ、あくまで並列な存在であると認識することができる。その瞬間、両者の関係は複雑にせめぎあい、双方にとっていきいきとした状況がそこに立ちあらわれてくるものなのだろう。

〈B面〉の成長をこれからも愛でていこうと思う。

■建築概要

設計:b-side studio(萬玉直子+鎌谷潤)
施工:合同会社ウェルカムトゥドゥ(佐藤麻紀)
家具:石川製作所(石川徳摩)
カーテン:fabricscape(山本紀代彦)
用途:住宅
所在地:東京都世田谷区
構造:RC造
規模:地上6階建
専用面積:78.00㎡
テラス面積:31.80㎡
築年数:49年
撮影:中村絵、黒坂明美、山本紀代彦

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床リビング・ダイニング・寝室床

タイルカーペット:ウールタイル(堀田カーペット)

内装・床キッチン床

ビニル床タイル:ザ・Pタイル(三和カンパニー)

内装・床アトリエ床

フレキシブルボード:チヨダセラフレキ(チヨダウーテ)

内装・床水回り床

磁器質タイル:BEREN(平田タイル)

内装・壁ダイニング一部壁

塗装:オスモカラー1211(オスモ)

内装・照明ダイニング照明

Bullet wide shade / brass(ニューライトポタリー)

内装・キッチンシステムキッチン

オリジナルキッチン(北沢産業)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2020.09.21 Mon 07:20
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    2020.09.21 Mon 07:16
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    村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集中。賞金総額は約150万円

    SHARE 村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集中。賞金総額は約150万円

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    村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集中。賞金総額は約150万円
    村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集しています
    www.energia-support.com

    村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワード「ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト2020」が、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集しています。賞金総額は157万円です。応募締切は2020年11月30日※当日消印有効。
    新築住宅部門・リフォーム住宅部門は、応募用紙に「作品の平面図と完成写真・カラープリント等」を貼り付けることで提出が可能。学生部門は、A2用紙(横)片面1枚に「配置図、平面図、断面図、その他設計意図を自由に表現した図面にコンセプト(主旨)を添えて提出(学生部門は全国からの応募が可能)。

    募集テーマ:家族で築く新たな住まい

    新しい環境、新しい時代に 家族の個性が溢れ新たな世界がひろがる そんなアイデアがつまった作品を募集します。

    energia-support.com

    応募条件

    新築住宅部門・リフォーム住宅部門
    ①応募者は、設計または建築した個人および法人とします。
    ②応募作品は、給湯・厨房・空調などにエコキュートなどの高効率機器を採用した戸建住宅および集合住宅(電化住宅に限定しない)とし、原則として2018年1月1日~2020年10月31日の期間に、当社サービス区域内(首都圏を除く)で竣工した作品とします(こちらのページに対象地域の住所が掲載されています)。ただし、過去の当コンテストに応募された作品は対象外。

    ※応募作品については、中国電力の広報活動の中で紹介する場合があるため、応募者はあらかじめ施主を含む全関係者の同意を得てからの応募を条件とします。また、応募作品に事実と相違していることが判明した場合、失格とする場合があります。

    学生部門
    ①応募者は2020年4月1日時点で、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)等に在籍する学生の個人またはグループ(上限3名)とします。
    ②応募作品は、未発表作品とし、過去の当コンテストに応募された作品は対象外。

    応募作品については中国電力の広報活動の中で紹介する場合があるため、応募者はあらかじめ了承したうえでの応募を条件とします。

    energia-support.com
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    2020.9.20Sun
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    • 隈研吾がスノーピーク社の為に設計した、長野・白馬村の商業施設「snowpeak LANDSTATION HAKUBA」の写真。ショップ、レストラン、カフェと屋外アクティビティを一体化した施設
    • アーティスト ウーゴ・ロンディノーネの、スイス・チューリッヒのギャラリー エヴァ・プレゼンフーバーでの展覧会「Nuns + Monks」の動画
    • 杉本博司と浅田彰が対談している動画。京都市京セラ美術館での杉本の展示の関連企画として収録されたもの
    • ほか
    2020.9.22Tue
    • 森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」
    • 日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・前編 「まずモノクロームから考えてみる」
    • 麻生征太郎建築設計による、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」

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