藤原徹平が総合ディレクションを、フジワラテッペイアーキテクツラボが会場構成を手掛けた「Gマークの住まいデザイン」展の会場写真です。
グッドデザイン賞を受賞した住宅の中から、“個からのアクション・希求”等の独自の四つの視点に沿って28作品を選出し展示、模型や図面等も多数閲覧可能です。会場は、東京ミッドタウン・デザインハブです。会期は、2022年4月7日(木)~6月12日(日)11:00-19:00 会期中無休・入場無料。
藤原徹平によるメッセージ
グッドデザイン賞を住宅が初めて受賞してから32年になります。
その後グッドデザイン賞に住宅部門ができ、ものとしての住宅、つまり建物の性能や品質や空間についてのさまざまなチャレンジを社会的に評価し、その試みを推進してきました。
近年では、ものとしての住宅ということにとどまらず、住宅という対象を通じて、私たちがどう生き、どう暮らすのか、未来の住まい方に向けてその本質的な問題を提起するプロジェクトが増えてきました。
これらの素晴らしいチャレンジをグッドデザイン賞から振り返り、未来への道標として社会へ紹介するとともに、そのチャレンジの担い手たちの交流・応答・思考の場として、この展覧会を実施することになりました。
展覧会概要
「Gマークの住まいデザイン」展では、これまでにグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞した全国の住宅の中から選んだ28件の住宅を紹介します。それらの住宅は、各地の建築家、デベロッパー、工務店などが設計した戸建住宅、集合住宅、住宅地などで、提案性や革新性などにおいていずれもこれまでにグッドデザイン賞の審査委員から高い評価を得た事例です。
紹介される住宅は、施主や住人に豊かで充実した生活をもたらすだけでなく、地域の人や関わりを持つ人などにもいかに良い影響をもたらすかを考えてデザインされています。そのため一般的な成り立ちの戸建住宅や集合住宅に加えて、店舗や銭湯、地域の人が利用できる食堂を備えた住宅や、サービス付き高齢者住宅など、特色ある取り組みが認められます。さらに最近注目されている木造建築の高層化に挑んだ集合住宅など、技術的な革新も見られます。
新型コロナウイルス感染症の影響などで人々の暮らしの場としての「家」の存在がより重要になっているいま、グッドデザイン賞を受賞した住宅に込められた意図やそこで繰り広げられる暮らしの様子を通じて、私たちがどのように住まい、生きるのかを考えるきっかけを提供します。
会場へのアプローチ
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現代の町家・働くことと住むことの創造的シェア
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地方の暮らしの形
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現代の理想郷
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個からのアクション・希求
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■展覧会概要
会期:2022年4月7日(木)~6月12日(日)11:00-19:00 会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関/公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学TUB)
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会
総合ディレクター:藤原徹平(建築家/フジワラテッペイアーキテクツラボ)
会場構成・設計:フジワラテッペイアーキテクツラボ
ロゴデザイン・アートディレクション:木住野彰悟(6D)
撮影:高野ユリカ、片岡杏子、重松美佐、野見山明子
編集:鶴田真秀子(あとりえP)、平塚 桂(ぽむ企画)
展示協力:株式会社石巻工房、Artek