宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北東側外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計 / mmar が設計した、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」です。
既存建物を改修した電動工具の企業の社屋です。建築家は、“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向しました。また、新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置しています。
電動ドライバーのパイオニアとして知られるHIOSの本社移転に伴い、約1700m²の新本社ビル改修プロジェクト。
既存の建物を再利用し、新しい本社の要望に適応させた。日本の古い基準で建てられた築28年の鉄骨造5階建てビルの改修であり、挑戦の多い再生プロジェクトとなった。
この企業は、「社員が楽しめる環境づくり」を理念に10年ごとに移転を行っている。2019年に50周年という大切な節目を迎えるにあたり、2017年に計画した新社屋プロジェクトである。歴代社屋への想いを受け継げるように「働く人にやさしい環境づくり」をコンセプトに掲げた。
そのメインエントランスの新たな吹抜けの空間へ「HIOSの象徴である電動ドライバーで、天空から締められた“ネジ”」のイメージから生まれた螺旋階段をシンボルとして存在させた。
1階エントランス、ラウンジから、2階ショールーム、応接室へと繋ぐ、この螺旋階段は、大切なビジターをお迎えする新たな動線となる。社員とビジターの動線を明確化し、それぞれに属する空間を構成した上で、建物内の自然採光の向上を計画した。自然採光は、社員への健康を配慮すると共に、照明負荷の低減も目的としている。
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宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北西外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 エントランスドアとベンチ photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 ベンチ photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、倉庫 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、倉庫 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、倉庫 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、天井をみる。 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 吹抜け photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 吹抜け photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 吹抜け photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム。HIOS製品を紹介するためのショールームを新設。
ショールーム内の造作家具、それに付随するプロダクトも設計した。メインの展示台は、簡単に移動できる家具とし、自由な組み合わせで、イベント等、様々な用途に対応可能。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム。メインの展示台へは、手に取った本来の姿が分かるよう、宙に浮くディスプレイとなるドライバースタンドを設計。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム。メインの展示台の引出し内部に、歴代のドライバーが並び、歴史を物語るように収める専用の収納台を設計。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 2階、ショールーム。多種多様なネジを商品ごとに触れ、それぞれネジの特徴が見えるよう、ネジ専用のディスプレイ台も考案。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 サイン。内観サインは、建築デザインの一貫性を重視し、建築の一部とし創出。
建築を主体としたグラフィックスのバランスを考慮しデザイン。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 サイン。当初コンセプトにある社員とビジターの動線の明確化による空間構成に適するように、サインのカラーコードで、社員とビジターの使用区分を分別できるように工夫。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 サイン。素材は、HIOS製品からインスピレーションを受け、ドライバーを握る動作の「やさしさ」と、操る動作の「シンプルさ」を表現できるよう選定。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 サイン photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 3階、オフィス photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 3階、オフィス photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 屋上庭園 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1階、ラウンジ photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 東側外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北東側外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 メインエントランス photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 メインエントランス photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北西側外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北東側外観 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 北西側外観。 photo©Cody Ellingham
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 敷地。 image©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 1~3階レイアウト。 image©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 コンセプト。 image©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 コンセプト模型。設計初期の組立式模型。
模型ケースのデザインは、電動ドライバーや電動工具のケースからインスピレーションを受け製作。後に、この模型ケースのアイデアは、堀上げ天井などの内観デザインに繋がっていく。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 天井模型。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 改修前外観。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 改修前。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段施工中。 photo©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 image©mmar
宮本雅士建築設計による、東京・墨田区の「HIOS 新本社プロジェクト」。既存建物を改修した電動工具の企業の社屋。“働く人にやさしい環境”を目指し、様々な部屋への“自然採光”を実現する設計を志向。新設の吹抜には“ネジ”を想起させる螺旋階段を象徴として配置 螺旋階段模型。 photo©mmar
以下、建築家によるテキストです。
ものづくり企業のための新社屋
電動ドライバーのパイオニアとして知られるHIOSの本社移転に伴い、約1700m²の新本社ビル改修プロジェクト。
既存の建物を再利用し、新しい本社の要望に適応させた。日本の古い基準で建てられた築28年の鉄骨造5階建てビルの改修であり、挑戦の多い再生プロジェクトとなった。
この企業は、「社員が楽しめる環境づくり」を理念に10年ごとに移転を行っている。2019年に50周年という大切な節目を迎えるにあたり、2017年に計画した新社屋プロジェクトである。歴代社屋への想いを受け継げるように「働く人にやさしい環境づくり」をコンセプトに掲げた。
計画時、日本ではまだSDGSが昨今のように謳われていなかったが、企業の先を見据え、英国で1990年代から経験取得したサステナブルデザインを意識的に取り入れた。
日本のBELSや改正省エネ法には、含まれていない英国LEEDや米国BREEAMにもあるグリーンビルディングの概念も重要なプランとして取り込み、動線、自然採光、中庭と屋上庭園、断熱と機械設備性能の向上もふまえて計画した。
既存の建物は、日本の古い基準で建てられ、天井が低く、開口や廊下、階段が狭く、薄暗い閉鎖的な印象を持っており、それらを解消するために、動線と構成を思考し、広く、明るい空間をつくる為のレイアウトを新たに生み出す事が大切であった。
そこで、企業の顔となるメインエントランスへ新たに広い開口を設け、吹抜けと折り上げ天井を造り、閉鎖的な建物の印象を明るく開放的な空間へと改新する事とした。
そのメインエントランスの新たな吹抜けの空間へ「HIOSの象徴である電動ドライバーで、天空から締められた“ネジ”」のイメージから生まれた螺旋階段をシンボルとして存在させた。
1階エントランス、ラウンジから、2階ショールーム、応接室へと繋ぐ、この螺旋階段は、大切なビジターをお迎えする新たな動線となる。社員とビジターの動線を明確化し、それぞれに属する空間を構成した上で、建物内の自然採光の向上を計画した。自然採光は、社員への健康を配慮すると共に、照明負荷の低減も目的としている。
シャッターで閉ざされた1階倉庫の既存外壁開口を活かし、ガラス壁へと変え、その空間へ吹抜けを新設することで、1階エントランス、ラウンジ、更には、2階ショールーム、応接室へも自然光の採りこみを可能とした。吹抜けに加え、ルーフテラスを設けたことでも、自然光を採りこみ、明るく開放的な空間を新たに生み出す構成となり、且つ省エネにも配慮した設計となる。
ファサードの再生では、意匠として新たな素材を加えるのではなく、既存の外壁を計画的に必要な分だけを削り取り、ファサードのボリュームとして新構築させた。都市環境での日照条件を検証し、開口位置、大きさを調整、既存建物の開口と素材を活かす外観デザインとした。その結果、建築廃棄物削減ともなる。
又、緑化は、グリーンビルディングの概念のもと実施され、緑に囲まれたオフィス空間が生まれた。今も建物の一部として成長を楽しみ親しまれている。
本プロジェクトでは、什器、家具、扉、サイン等、細部に至るまで設計を行った。
HIOS新本社へHIOS製品を紹介するためのショールームを新設し、ショールーム内の造作家具、それに付随するプロダクトを設計。
メインの展示台は、簡単に移動できる家具とし、自由な組み合わせで、イベント等、様々な用途に対応可能とした。
そのメインの展示台へは、手に取った本来の姿が分かるように、宙に浮くディスプレイとなるドライバースタンドや、引出し内部に、歴代のドライバーが並び、歴史を物語るように収められる専用の収納台を設計。又、多種多様なネジを商品ごとに触れ、それぞれネジの特徴が見えるよう、ネジ専用のディスプレイ台も考案。
新社屋は「働く人にやさしい環境」の中、個人の意識も高まり、自主的な環境配慮へとつながる担い手として、愛着が湧き居心地がよい持続可能なオフィスとして存在していく。
※本プロジェクトは、国土交通省が定める建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)」認定3つ星を取得
■建築概要
建物名:HIOS新社屋
所在地:東京都押上
用途:事務所、倉庫
建物主:HIOS
設計:宮本雅士建築設計/mmar
施工:大竹建窓
構造設計:フレームワークス
スチール製階段施工:石鍋鉄工
植栽施工:庄司愛 ressources、金子未由 MdM
什器・家具施工:櫂工舎
サイン:Madoca
規模:リノベーション、再生、5階建て
延べ床面積:1719.4m²
構造:RC造
敷地面積:578.9m²
設計・工事期間:2017年~2019年
写真:Cody Ellingham、mmar