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松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る

378.91松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る

architecture|feature
Atelier komaリノベーション八代写真事務所八代哲弥図面あり建材(内装・その他)建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)松井大佑樋口建設福岡複合施設錆枝
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

松井大佑 / Atelier komaが設計した、福岡・田川市の「light and dark」です。
廃校を改修した施設の飲食部分の計画です。建築家は、施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向しました。そして、周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間が作られました。施設の公式サイトはこちら。

毎年数百におよぶ廃校施設が生まれている。地域の実情やニーズを汲み、有効活用していくことが求められているが、改修 / 運営には法律をはじめ地方ならではのさまざまな課題がある。本施設も例外ではない。ここではその課題である「集客」「浄化槽」「コスト」に空間で解答しようと試みた。

建築家によるテキストより

1期工事では与件であった音楽施設をメインに宿泊機能やワーキングスペースをもった多機能型の交流施設へと改修した。補助金として約2500万円の改修費を得たが、その殆どが用途変更に伴う法整備と求められた音楽用途の空間にあてられた。8割は未改修のまま、おおきな余白を残し開業した。

建築家によるテキストより

開業後から4年が経った。余白は音楽フェスや野外映画鑑賞など多目的な会場に利用され、施設は人気ポッドキャスト「コテンラジオ」の収録場所となり、その聖地巡礼として訪れるコアなファンも増えた。イベントや限定的な目的のためであれば集客も増えてきたが、福岡市や北九州市から車で1.5時間ほどの「わざわざ来る」距離にあり公共交通の利便性もよくない。もっと日常的に訪れ滞在できる場所や、地域住民の施設利用も増やしたい。そのような想いが重なってフラッグシップとなる飲食施設の計画がはじまった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る image©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る image©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る image©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る突板工場で加工後に廃材とされる端材、フリッチ photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る解体前 photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る工事中 photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る工事中 photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る工事中 photo©Atelierkoma
松井大佑 / Atelier komaによる、福岡・田川市の「light and dark」。廃校を改修した施設の飲食部分の計画。施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向。周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間を作る工事中、現場塗装 photo©Atelierkoma

以下、建築家によるテキストです。


毎年数百におよぶ廃校施設が生まれている。地域の実情やニーズを汲み、有効活用していくことが求められているが、改修 / 運営には法律をはじめ地方ならではのさまざまな課題がある。本施設も例外ではない。ここではその課題である「集客」「浄化槽」「コスト」に空間で解答しようと試みた。

いいかねpalette
母体となる「いいかねpalette」の背景に触れる。舞台となる田川市は筑豊炭田の中心地として栄え、わたしが生まれ育った故郷でもある。最盛期には10万人いた人口は現在その半数となり、結果、廃校も増えた。廃校のままでは年間約300万円の維持管理費がかかるにも関わらず、生産性のある活動がなされていなかった。

2016年、国の地方創生補助金を利用し、改修設計 / 施工 / 運営まで一貫したプロポーザルが行われた。地方創生で大切なことは「持続的に関わること」だと思う。運営も設計も地元出身の20-30代が地元の工務店と協働し、三味一体でプロポーザルに挑み受注に繋がった。

1期工事では与件であった音楽施設をメインに宿泊機能やワーキングスペースをもった多機能型の交流施設へと改修した。補助金として約2500万円の改修費を得たが、その殆どが用途変更に伴う法整備と求められた音楽用途の空間にあてられた。8割は未改修のまま、おおきな余白を残し開業した。

課題「集客」
開業後から4年が経った。余白は音楽フェスや野外映画鑑賞など多目的な会場に利用され、施設は人気ポッドキャスト「コテンラジオ」の収録場所となり、その聖地巡礼として訪れるコアなファンも増えた。イベントや限定的な目的のためであれば集客も増えてきたが、福岡市や北九州市から車で1.5時間ほどの「わざわざ来る」距離にあり公共交通の利便性もよくない。もっと日常的に訪れ滞在できる場所や、地域住民の施設利用も増やしたい。そのような想いが重なってフラッグシップとなる飲食施設の計画がはじまった。

課題「浄化槽」
廃校で飲食施設をつくるとき浄化槽問題は避けて通れない。浄化槽の人槽計算で小学校は「定員」に比例する。当時設置された浄化槽は建物規模としては非常に小さく、1期工事で設置された宿泊機能でその人槽をほぼ使い果たしていた。飲食店の人槽計算は店舗の「延床面積」に比例するため、あたりまえに飲食店舗をつくると浄化槽は数千万円規模の改修が必要だった。もちろんそんな予算はない。1期工事でもその理由から移設可能なキッチンカーを用意し、適法の中でできることを行ってきたが、常設するには別のアイデアが必要だった。

課題「コスト」
与えられた予算は備品を含めて税込約650万円。最小限の操作で多様な場づくりとフラッグシップとなりうる演出が求められた。既存の給排水設備を利用することを前提に、手付かずだった校舎北側の給食調理場(約115㎡)を計画場所に選定したが、浄化槽の人槽計算では場内のすべてを飲食店舗にすることは難しい。

管轄行政機関との協議の末、コロナ禍も後推ししてくれたのだろうか、テイクアウト形式を前提とした場合、キッチン部分のみを飲食店舗として取り扱うことができた。既存の給排水ルート、ダクトルートを拠り所に、キッチンは隅に寄せられ、給食調理場の中央にぽっかりと空間が産まれた。

コストの関係もあり照明や備品も最小限にしたいと考えていた。飲食施設の照明は「必要照度確保」や「装飾」を目的として明るく計画するのが定石だ。計画場所は北側に位置し、周囲の雑木林に囲まれ、すこし暗がりのなかにある。明るく華やかにするには相当数の照明が必要だったがコストに難が残った。次第に、この薄暗さを利用して自然光を引き立てよう、という思いが込みあげてきた。

2枚のプレート
そこで、おおきな家具のような空間のような存在を考えた。通常、テーブルやソファ、照明など多くの装飾備品によって彩られていくであろう中央のスペースに楕円状の床と天井(4.5mx6.5m)を配した。2枚のプレートは全身を真黒に覆い、天井高さを1850mmに抑えた。優しく、そして黒くつつまれた空間をつくるとともに、中央に向かって光を絞ることを狙った。

闇夜のような暗がりのプレートのあいだに立つと、光に近い外縁の先の風景は過敏なほど明るく輝いてみえた。もし、光を知覚するものを照明と呼ぶのであれば、この2枚のプレートもまた照明だろうか、周辺の自然光や風景は美しくかがやきだした。

外縁はおおきな腰掛けともなり、その光や風景を向いて座ることができる。座卓が置かれた中央は、天井の低さと相まってグラデーショナルに伸びる光を背に浴びる。ここではテイクアウトの食事をしたり、寝転んで黒い天井を見上げたり、時にはライブイベントの会場となったり、夜間には灯火の中での読書会などが催されたりする。

入口にも拘った。校舎全体は要所要所に運営していくなかでのDIYなど「素朴な改修」がなされているが、ここはフラッグシップとなる演出を奏でたい一心で、ローコストながら「派手な改修」をしようとした。その境界となる入口も利用者に新鮮に映るように配慮したいと考えた。コストの都合で建具工事にはできなかったが、大工と協力し、躙口のようなドアを手作りした。長年の汚れが蓄積した床と壁には赤みがかったグレーを上塗りし、2枚のプレートの背景となるトーンマナーとした。

座卓の脚やコーヒーのソーサー、段差解消の踏石には突板工場で廃材とされる丸太から切り出された余りの「フリッチ」の端部を用いた。フリッチは突板の材料となるほどの濃密な木目と密度を呈していて木材としての質も高い。にもかかわらず廃棄の末路を辿る、潜在性の高い端材だ。これらは有志のワークショプで塗装し、空間に浸透させた。

ありのままの光や風景を美しく。光のために暗さを。課題だらけの廃校改修に携わりながら、そんなことを考えていた。

■建築概要

題名:light and dark

所在地:福岡県田川市

主用途:キッチンと休憩所

設計:Atelierkoma一級建築士事務所 松井大佑、尾上朋洋
施工:株式会社樋口建設 樋口宏房
運営:株式会社BOOK

食器:錆枝 花田勇樹、花田智枝子
延床面積:115㎡

設計期間:2020年6月~2021年4月

工事期間:2021年5月~2021年7月

竣工:2021年8月

写真:YASHIRO PHOTO OFFICE

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床楕円床

コンパネ+ロールカーペット巻込:レモードⅢ MD3118(東リ)

内装・床床

既存+塗床:アーキフロアUT(エスケー化研)

内装・壁壁

既存+EP 日塗工17-60B

内装・天井楕円天井

ベニヤ+コバウ+EP 日塗工N-10

内装・建具エントランス建具

大工造作

内装・キッチンSUSフード

既存給食室時のものを再利用

内装・造作家具カウンター

SUS-HLt0.5+フレキシブルボード

内装・その他食器

(錆枝)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Hundreds of abandoned school facilities are created every year. While there is a need to make effective use of these facilities by taking into account local conditions and needs, there are various issues unique to rural areas, including laws and regulations, that must be addressed when renovating and operating these facilities. This facility is no exception. Here, we attempted to answer the issues of “attracting visitors,” “septic tanks,” and “costs” with a space.

What is Iikane Palette
I would like to touch on the background of the parent company, “Iikane Palette. The city of Tagawa, where the project takes place, prospered as the center of the Chikuho coalfield, and is also the hometown where I was born and raised. The population, which was 100,000 at its peak, is now half that number, and as a result, the number of closed schools has increased. The number of closed schools has increased as a result, and despite the annual maintenance costs of approximately 3 million yen, no productive activities have been undertaken to maintain the schools.

In 2016, a national grant for local development was used to make a proposal for an integrated renovation design/construction/operation. The important thing in local development is to be involved in a sustainable manner.

In the first phase of the project, a music facility was renovated into a multi-functional facility with lodging and working space.The company received a subsidy of approximately 25 million yen for the renovation, most of which was allocated to the legal preparations for the change of use and the required space for the music use.Eighty percent of the building was left unrenovated, leaving a large blank space for the opening of the new building.

Issues / Attracting Customers
Four years have passed since its opening. The margins have been used for music festivals, outdoor movie screenings, and other versatile venues, and the facility has become a recording location for the popular podcast “Koten Radio,” attracting an increasing number of core fans who visit as pilgrims to the sacred site. Although the number of visitors for events and limited purposes has been increasing, it is a 1.5-hour drive from Fukuoka City and Kitakyushu City, and public transportation is not convenient. We would like to create a place where people can visit and stay on a daily basis and increase the use of facilities by local residents. These thoughts came together in the planning of the flagship restaurant facility.

Issue / Septic Tank
When building a restaurant facility in a closed school, the septic tank problem is unavoidable. In the septic tank calculation, an elementary school is proportional to the “capacity” of the septic tank. The septic tank installed at that time was very small for the size of the building, and the accommodation function installed in the first phase of construction almost used up the man tank. Since the human tank calculation for a restaurant is proportional to the “total floor area” of the restaurant, the septic tank would have required tens of millions of yen in renovations if a restaurant was built as a matter of course. Of course, there was no such budget, and for this reason, even during the first phase of construction, we prepared a kitchen car that could be relocated and did what we could within the legal limits, but to make it permanent, we needed a different idea.

Issue / Cost
The budget given was approximately 6.5 million yen including tax, including equipment. The project required the creation of a diverse place with minimal operations and a staging that could become a flagship. Based on the assumption that the existing water supply and drainage system would be used, the school lunch kitchen (approx. 115 m2) on the north side of the school building, which was untouched, was selected as the planned site. However, it was difficult to turn the entire site into a restaurant based on the human tank calculation for the septic tank. After discussions with the competent administrative agencies, and perhaps with the backward recommendation of the Corona disaster, we were able to treat only the kitchen area as a restaurant, assuming a take-out style. Based on the existing water supply and drainage routes and duct routes, the kitchen was moved to the corner, and a space was created in the center of the food service kitchen.

Due to cost considerations, lighting and fixtures were kept to a minimum. The lighting in a food service facility is usually planned to be bright for the purpose of “securing the necessary illuminance” and “decoration. The planned site is located on the north side of the building, surrounded by a wooded area, and slightly dark. A considerable number of lights were needed to make it bright and colorful, but the cost remained a problem. Gradually, the idea of using this dimness to enhance the natural light came to the fore.

Two plates
Then, we thought of a space like a large piece of furniture. The two plates cover the entire space in black, and the ceiling height is kept at 1,850 mm. The ceiling height was kept at 1850mm. The aim was to create a gentle, blackened space and to focus the light toward the center. Standing between the plates in the darkness of a dark night, the landscape beyond the outer edge, close to the light, appears hypersensitive and shining brightly. If we call the perception of light “illumination,” then these two plates must also be illuminated, and the surrounding natural light and landscape glowed beautifully.

The outer rim of the table also served as a large seating area, where visitors could sit facing the light and the landscape. The center of the room, where the tables are placed, is bathed in gradational light, which is combined with the low ceiling. This is where take-out meals are served, where people can lie down and look up at the black ceiling, where live events are sometimes held, or where book readings are held at night by the light.

Even the entrance was carefully designed. While the entire school building has undergone “simple renovations” such as DIY in key areas during the course of its operation, we wanted to create a flagship performance here, so we decided to make a “showy renovation” at a low cost.

We also wanted to make the entrance, which serves as the boundary between the two, look fresh to the users. Although the cost of the project did not allow for the construction of fixtures, we worked with a carpenter to create a handmade door that resembled an overpass. The floor and walls, which had accumulated dirt over the years, were coated with a reddish gray to provide a tonal manner for the background of the two plates.

The legs of the table, coffee saucers, and treads to eliminate the difference in level were made from the ends of “flitch” that was cut from logs discarded at a veneer mill. Flitch is of high quality as wood, with a grain and density dense enough to be used for veneer. Despite this, it is an end material with high potential that is destined for the landfill. These were painted in a volunteer workshop and permeated the space.

Beautiful light and scenery as they are. Darkness for light. I was thinking about this while working on the renovation of an abandoned school full of challenges.

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    【ap job更新】 平田晃久事務所で経験を積んだ 高田彩実が主宰する「ayami takada architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 平田晃久事務所で経験を積んだ 高田彩実が主宰する「ayami takada architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

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    【ap job更新】 平田晃久事務所で経験を積んだ 高田彩実が主宰する「ayami takada architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
    【ap job更新】 平田晃久事務所で経験を積んだ 高田彩実が主宰する「ayami takada architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中RIBAの共催する国際コンペでTOP30に選出された提案です。古代樹に寄り添い、共存しながら新しい風景を描く、木の枝葉のように地形の上に浮かぶボリュームでできた建築を、歴史や文化的価値、そこにしかない植物の魅力をいろんな角度から味わうことができるよう計画しました。
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
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    平田晃久事務所で経験を積んだ 高田彩実が主宰する「ayami takada architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    家具や住宅の設計から空間演出、公共施設、まちづくりなど、様々な種類とスケールの創作活動をオーバーラップさせるクリエイティブな環境を目指しています。

    海外の建築家や組織設計事務所、プログラムに応じて各種の専門家やデザイナーとも共同しながら、プロジェクトを進めるため幅広い価値観や視点で設計活動に向き合うことができると思います。

    8年間務めた平田晃久建築設計事務所から独立し、まだ駆け出しの状況ですが、今までの経験を活かして、新たな価値を創出するプロジェクトに挑戦します。

    少しでも興味のある方、事務所と一緒に成長していくことを希望される方、ぜひ一度ご連絡くださいませ。

    ayami takada architectsの強み
    +劇場のような非日常の体験と日常生活の共存により生まれる豊かさ
    +身体表現や環境解析による動きを伴う空間の捉え方
    +マーケティングの視点によるアイデアの創出とデザイン思考
    +ランドスケープ/インテリアと建築の融合
    +仮想空間のデザイン

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    2023.03.06 Mon 14:32
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    【ap job更新】 都内を中心に施工等を手掛けながら、週末に書店も運営する「TOKYOKENCHIKUPLUS」が、施工管理スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中

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    【ap job更新】 都内を中心に施工等を手掛けながら、週末に書店も運営する「TOKYOKENCHIKUPLUS」が、施工管理スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
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    都内を中心に施工等を手掛けながら、週末に書店も運営する「TOKYOKENCHIKUPLUS」の、施工管理スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    TOKYOKENCHIKUPLUSは、東京都内を中心に、内装設計や施工管理を手がけながら、事務所の隣りで、週末に開く本屋を運営しています。人と人、街と人をつないでいくコミュニケーションがうまれる空間づくりを行なっている会社です。
    事業拡大に伴い施工管理スタッフを募集しています。

    【会社について】
    TOKYOKENCHIKUPLUSの主な仕事は、店舗が完成するまでの“施工管理”。多くの場合、設計(事務所)から依頼がくることで仕事がスタートします。まずは、設計図をもとに、より詳細なつくり方や寸法を書き込んだ施工図を作成したり、工事にかかる金額やスケジュールを調整していきます。重要なのは、はじめにしっかりとした工程表をつくること。職人さんたちがスムーズに作業できる基盤を作るのが役目です。

    施工がはじまると、常に現場に通って工事の進捗を管理していきます。内装、電気、水道など、さまざまな業者さんが関わります。おなじみの職人さんと会話しながら進めることができるのは、楽しい部分かもしれません。
    担当案件が施工期間に入ると、オフィスに全員が揃わないことも多いので、可能な場合は昼食をみんなでとるなど、社内のコミュニケーションも円滑にすすむような工夫をしています。

    お客さんによっては、打ち合わせやデザイン以上に、スピードや予算を重視する方もいます。自分のやりたいことにこだわりすぎず、お客さんが求めているものを最優先させることを大切にしています。分担できる仕事はあえてみんなで担当するなど、ひとつのチームとして取り組むこともあります。仕事へのプライドや責任感を持ちつつ、楽しむ気持ちも忘れないのがTOKYOKENCHIKUPLUSの社風です。

    【こんな方に働いていただきたいです。】
    施工管理という仕事は、専門的な知識と多くの方と調整をする仕事になります。わたし達が求めていますのは、専門的な知識やスキルよりも、多くの方と笑顔でコミニケーションをとれる方を求めております。人が好きな方、本が好きな方ご応募お待ちしておます。

    お問い合わせご応募お待ちしております。

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    建築求人情報
    2023.03.06 Mon 10:05
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    青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む

    162.39 青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む

    日程
    2023年1月28日(土)
    –
    7月2日(日)
    architecture|exhibition|feature
    丸山直文会場構成青木淳
    青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示空間の入り口を見る。 photo©Ken KATO
    青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む左:《水を蹴る(この間に)》 2022年 作家蔵、右:《水を蹴る(しかしやがて)》 2022年 タグチアートコレクション photo©Ken KATO
    青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示風景 photo©Ken KATO

    青木淳の会場構成による、神奈川の、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」です。
    美術館のある“地域”を描いた新作を含む、“水”が主題の絵画を展示する計画です。建築家は、外部の世界と内部に展示される絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案しました。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む様な状況が生まれています。
    会期は、2023年1月28日~7月2日。展覧会の公式ページはこちら。

    本展では、当館の位置する箱根・仙石原の地をテーマに、周囲に広がる豊かな森の取材から生まれた新作2点、ならびに初公開作品2点を含む6点の作品を、建築家・青木淳による特別な空間の中でご覧いただけます。

    リリーステキストより

    展覧会の会場構成は、丸山と親交の深い建築家・青木淳が担当しました。
    青木は、丸山の絵画からインスピレーションを得て、重ね合わせた布によるモアレを水面に見立てた空間を構想しました。
    壁一面を覆いつくす半透明の布は、展示空間に水面の反射のような光と、やわらかな揺らぎを生み出し、ギャラリーの内側から私たちを誘い込むかのようです。
    作家にとって初の試みとなる建築家との協働を通じて、丸山作品の新たな魅力に迫ります。

    リリーステキストより
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    丸山直文会場構成青木淳
    2023.03.06 Mon 07:08
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    0.00 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/2/27-3/5)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」
    2. 山之内淡 / AWGLによる、東京の「ある漫画家の自邸」。都心の住居兼仕事場。“物語性”を持った創作に貢献する存在を目指し、大地が“めくれ上がる”様な外観と“アメーバ状”のヴォイドが作る複雑な内部を持つ建築を考案。コロナ禍以降に変化した働き方にも応える
    3. 西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る
    4. スノヘッタとA49による、タイ・バンコクの複合施設「Cloud 11」。約25万㎡の文化・労働・商業等の機能を内包する建築。アジアで有数の緑地面積が少ない都市の為に、地域に貢献する公共的な立体庭園を内包する空間を構想。持続可能な都市の新しいスタンダードも目指す
    5. 駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る
    6. coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる
    7. 村上康史建築設計事務所と郡司圭による、大阪市の「新森の住宅」。住宅地の細分化された敷地。周辺の駐車場や庭等の“余白”の援用を求め、高さ“6.5m”の空間を家の中心に据えて“周囲の余白と紡ぐ”ように開口を配置。限られた条件下で外部環境を享受できる在り方を示す
    8. 小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす
    9. ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供
    10. 片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択
    11. 小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す
    12. 長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの
    13. 三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図
    14. 玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る
    15. 増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る
    16. 隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開
    17. 近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る
    18. SANAAが設計した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画
    19. 東孝光が1966年に完成させた自邸「塔の家」の現在の様子と、娘で建築家・東利恵のインタビューも収録した高クオリティの動画
    20. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る

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    • 【ap job更新】 ディテールを大切にした、ハイエンドな集合住宅等を手掛ける「アーキサイトメビウス」が、デザイナー(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 伊藤維建築設計事務所による、東京・豊島区の「池袋のまちなかリビング」。官民連携の実証実験の為の仮設家具。“まちを使いこなす想像”の端緒を目指し、地域の廃材等を転用して敷地の文脈と呼応する形態と構成を考案。人と植物に等価に使われる様な風景を思い描き設計
    • 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計

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