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2023.3.06Mon
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青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む

162.39青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む

日程
2023年1月28日(土)
–
7月2日(日)
architecture|exhibition|feature
丸山直文会場構成青木淳
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示空間の入り口を見る。 photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む左:《水を蹴る(この間に)》 2022年 作家蔵、右:《水を蹴る(しかしやがて)》 2022年 タグチアートコレクション photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示風景 photo©Ken KATO

青木淳の会場構成による、神奈川の、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」です。
美術館のある“地域”を描いた新作を含む、“水”が主題の絵画を展示する計画です。建築家は、外部の世界と内部に展示される絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案しました。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む様な状況が生まれています。
会期は、2023年1月28日~7月2日。展覧会の公式ページはこちら。

本展では、当館の位置する箱根・仙石原の地をテーマに、周囲に広がる豊かな森の取材から生まれた新作2点、ならびに初公開作品2点を含む6点の作品を、建築家・青木淳による特別な空間の中でご覧いただけます。

リリーステキストより

展覧会の会場構成は、丸山と親交の深い建築家・青木淳が担当しました。
青木は、丸山の絵画からインスピレーションを得て、重ね合わせた布によるモアレを水面に見立てた空間を構想しました。
壁一面を覆いつくす半透明の布は、展示空間に水面の反射のような光と、やわらかな揺らぎを生み出し、ギャラリーの内側から私たちを誘い込むかのようです。
作家にとって初の試みとなる建築家との協働を通じて、丸山作品の新たな魅力に迫ります。

リリーステキストより

以下の写真はクリックで拡大します

青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示空間の入り口を見る。 photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む左:《水を蹴る(この間に)》 2022年 作家蔵、右:《水を蹴る(しかしやがて)》 2022年 タグチアートコレクション photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む展示風景 photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む《水を蹴る(しかしやがて)》 2022年 タグチアートコレクション photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む《水を蹴る・仙石原(あたりに)》 2023年 作家蔵 photo©Ken KATO
青木淳の会場構成による、ポーラ美術館での展覧会「丸山直文 水を蹴る─仙石原─」。美術館のある“地域”と“水”が主題の絵画を展示。外部の世界と内部の絵画を媒介する“くうき”を作る為に、重ねた布が生み出す“モアレ”を水面に見立てた空間を考案。光と揺らぎで内側から鑑賞者を誘い込む重ね合わせた布によるモアレ。 photo©Ken KATO

以下、建築家と作家によるテキストです。


青木淳による「会場構成について」

地面が液体としての水を含んでいる。
木々がそれを吸い上げ、葉っぱから、気体としての水を放散している。
放散された水、つまり水蒸気が、空気に満ちている。

水が媒体となって、土、木、葉、空気の垣根を溶かし、魍魎となる。
林、森。
とはいえ、仙石原の魍魎は混沌ではない。
滲み合いながらも、揺らぎながらも、くっきりとして明るい。

丸山さんの絵画は、水の上に成り立っている。
流れる水面ではない。
綿布に含まれ蓄えられた、そこからわずかに放散する水と、
測りあえる色と形。

丸山さんが、仙石原をテーマとして新作を描く、と言う。
その絵画を仙石原で展示する、と言う。
私に託されたのは、
外に広がる仙石原の明澄な混沌と、内に掛けられる丸山さんの玲瓏とを、
媒介する空気をつくりだすこと。


丸山直文による「水を蹴る―仙石原―」

私たちはどこに立っているのか
雨上がりの道、水たまりに私の視線は吸い寄せられる
そこには木々や空、街並みが映っている
足下だけが映っていない
私はどこに居るのか
二つの相似の世界
水を蹴る
水面は揺れ、二つの世界が混じりあう
その繋がれた場所に私たちは立っている
絵画が生まれる

─────────
 
わたしは制作する時、床にカンヴァス(綿布)を置いてそこに水を張り、その上に画像を映すように描き始めます。ですが描かれた像は介在された水により安定せず、揺らぎ、滲み広がっていきます。
変化に富む水の存在は様々なことを考える上でのメタファーとして、わたしを刺激します。それは、雨になり、雪になり、氷にもなり、霧にもなる。
仙石原は昔、カルデラ湖の一部でした。仙石原の豊かな森の中を歩いていると水の気配を感じ取ることができます。
私たちの居る世界とは、多くの見えないヴェールの内に在るのではないかと思うのです。古く仙石原を満たしていた水は知らず知らずに今と溶けあい、私たちを包み込みます。

■展覧会概要

HIRAKU Project Vol.14
丸山直文「水を蹴るー仙石原ー」
会場:ポーラ美術館
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
会期:2023年1月28日(土)~7月2日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:会期中無休 ※悪天候による臨時休館あり
会場構成:青木淳
協力:シュウゴアーツ
企画協力:AS、安東陽子デザイン、株式会社岡安泉照明設計事務所
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
入館料:大人¥1,800 / シニア割引(65歳以上)¥1,600 / 大学・高校生¥1,300
中学生以下無料 / 障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000
※すべて税込 団体割引あり

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丸山直文会場構成青木淳
2023.03.06 Mon 07:08
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    松井大佑 / Atelier komaが設計した、福岡・田川市の「light and dark」です。
    廃校を改修した施設の飲食部分の計画です。建築家は、施工費や設備等の制約下での“フラッグシップ”的な存在を目指し、既存空間の“薄暗さ”を活かした設計を志向しました。そして、周辺を美しく見せる“黒く包まれた”客席を持つ空間が作られました。施設の公式サイトはこちら。

    毎年数百におよぶ廃校施設が生まれている。地域の実情やニーズを汲み、有効活用していくことが求められているが、改修 / 運営には法律をはじめ地方ならではのさまざまな課題がある。本施設も例外ではない。ここではその課題である「集客」「浄化槽」「コスト」に空間で解答しようと試みた。

    建築家によるテキストより

    1期工事では与件であった音楽施設をメインに宿泊機能やワーキングスペースをもった多機能型の交流施設へと改修した。補助金として約2500万円の改修費を得たが、その殆どが用途変更に伴う法整備と求められた音楽用途の空間にあてられた。8割は未改修のまま、おおきな余白を残し開業した。

    建築家によるテキストより

    開業後から4年が経った。余白は音楽フェスや野外映画鑑賞など多目的な会場に利用され、施設は人気ポッドキャスト「コテンラジオ」の収録場所となり、その聖地巡礼として訪れるコアなファンも増えた。イベントや限定的な目的のためであれば集客も増えてきたが、福岡市や北九州市から車で1.5時間ほどの「わざわざ来る」距離にあり公共交通の利便性もよくない。もっと日常的に訪れ滞在できる場所や、地域住民の施設利用も増やしたい。そのような想いが重なってフラッグシップとなる飲食施設の計画がはじまった。

    建築家によるテキストより
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    Atelier komaリノベーション八代写真事務所八代哲弥図面あり建材(内装・その他)建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)松井大佑樋口建設福岡複合施設錆枝
    2023.03.06 Mon 13:07
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    TOKYOKENCHIKUPLUSは、東京都内を中心に、内装設計や施工管理を手がけながら、事務所の隣りで、週末に開く本屋を運営しています。人と人、街と人をつないでいくコミュニケーションがうまれる空間づくりを行なっている会社です。
    事業拡大に伴い施工管理スタッフを募集しています。

    【会社について】
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    お問い合わせご応募お待ちしております。

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    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    0.00 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/27-3/5]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/2/27-3/5)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」
    2. 山之内淡 / AWGLによる、東京の「ある漫画家の自邸」。都心の住居兼仕事場。“物語性”を持った創作に貢献する存在を目指し、大地が“めくれ上がる”様な外観と“アメーバ状”のヴォイドが作る複雑な内部を持つ建築を考案。コロナ禍以降に変化した働き方にも応える
    3. 西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る
    4. スノヘッタとA49による、タイ・バンコクの複合施設「Cloud 11」。約25万㎡の文化・労働・商業等の機能を内包する建築。アジアで有数の緑地面積が少ない都市の為に、地域に貢献する公共的な立体庭園を内包する空間を構想。持続可能な都市の新しいスタンダードも目指す
    5. 駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る
    6. coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる
    7. 村上康史建築設計事務所と郡司圭による、大阪市の「新森の住宅」。住宅地の細分化された敷地。周辺の駐車場や庭等の“余白”の援用を求め、高さ“6.5m”の空間を家の中心に据えて“周囲の余白と紡ぐ”ように開口を配置。限られた条件下で外部環境を享受できる在り方を示す
    8. 小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす
    9. ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供
    10. 片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択
    11. 小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す
    12. 長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの
    13. 三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図
    14. 玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る
    15. 増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る
    16. 隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開
    17. 近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る
    18. SANAAが設計した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画
    19. 東孝光が1966年に完成させた自邸「塔の家」の現在の様子と、娘で建築家・東利恵のインタビューも収録した高クオリティの動画
    20. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る

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    2023.3.07Tue
    • 【ap job更新】 ディテールを大切にした、ハイエンドな集合住宅等を手掛ける「アーキサイトメビウス」が、デザイナー(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 伊藤維建築設計事務所による、東京・豊島区の「池袋のまちなかリビング」。官民連携の実証実験の為の仮設家具。“まちを使いこなす想像”の端緒を目指し、地域の廃材等を転用して敷地の文脈と呼応する形態と構成を考案。人と植物に等価に使われる様な風景を思い描き設計
    • 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計

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