トラフのウェブサイトに、東京・東銀座の、電通アイソバー社の多目的スペース「GARAGE Dentsu isobar」の写真が掲載されています
トラフのウェブサイトに、東京・東銀座の、電通アイソバー社の多目的スペース「GARAGE Dentsu isobar」の写真が14枚掲載されています。
東銀座にある電通アイソバーのオフィス8Fの一角に、新たな多目的スペースの改装を手がけた。
ショールームやワークショップ、あるいはプレゼンテーションなど、多様な目的のための、”ガレージ”と呼ぶフレキシブルな場所が求められた。
ガレージ内は、丸・三角・四角の幾何学形状の什器とアートピース、壁面の映像とで構成され、それらを目的に応じて自由に組み合わせて使うことができる構成とした。共用廊下から黒いトンネルを抜けると、アーティストユニットのmagmaによって製作されたネオンのアーチ“えんとつレインボー”が出迎える。室内の大きな白い壁には、天井から吊られた4台のプロジェクターで継ぎ目無く映像が投影される。
半円と三角のテーブルは染色した特注のAAスツールの脚にキャスターを付けて可動にしたもので、可動式の四角い階段とともに、人数や目的にあわせて空間をしつらえることが出来る。この幾何学的な形状が、単なる四角いテーブルを並べるのとは違って、使い手の創造性を刺激すると考えた。
magmaが製作した“フェイスサウンドシステム”と“ドッグシェルフ”は、いずれも裏面がホワイトボードでありながら、それぞれスピーカー付きベンチ、引き出し付きテーブルという、別々の機能が融合したアートピースとなっている。テーブルや椅子のレイアウトに合わせてこれらの什器も自由に動かすことが出来る。
クライアントも社員もインスピレーションを得られる空間として、多様なアクティビティを受け入れることの出来る余白のある空間を目指した。