村田純 / JAMによる、大阪の飲食店「Meetin Japanese Dining」

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村田純 / JAMによる、大阪の飲食店「Meetin Japanese Dining」

architecture, feature

all photos©村田純

村田純 / JAMが設計した、大阪の飲食店「Meetin Japanese Dining」です。

上海を中心に中国各地に展開する和食レストランの日本一号店。
当初クライアントからは、“(中国国内の)各支店とは一線を画した、上品で落ち着いた和の雰囲気のデザインにしてほしい”という旨の要望があった。

※以下の写真はクリックで拡大します

以下、建築家によるテキストです。

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Meetin Japanese Dining

上海を中心に中国各地に展開する和食レストランの日本一号店。
当初クライアントからは、“(中国国内の)各支店とは一線を画した、上品で落ち着いた和の雰囲気のデザインにしてほしい”という旨の要望があった。

ファサードは、ガラス外側と庇に二連格子を交互に組み合わせて厚みを持たせ、周辺の猥雑な状況からは切り離している。前庭には大きな庭石を据え、垂直性と粗い岩肌とのコントラストを強調した構えとなっている。
エントランスからは、店の奥まで一直線に通路が貫く。途中、左右にも枝分かれ、さらに奥へと続く。導かれたゲストは路地に迷い込むような感覚を覚える。
幅広の通路には庭や余剰空間を携えており、厨房からのスムースなサービスを可能にしている。庭に敷き詰められたコブシ大の平丸石や艶のある黒玉石が、間接光により仄かに照らし出され、豊かな雰囲気を醸し出している。

近隣住民の利用に加え、コースランチ、会議・商談スペースとしての利用も見込まれたため、ベンチシート・カウンター席・大小の個室、円卓付きのVIPルームが用意されている。店全体を大きなワンルームと捉え、客室同士が直に接触しないように配置した。
エントランスとVIP ルームとの境壁を上下方向にわずかに傾けることで、陰影による濃淡を出し、簡素な仕上げの壁面に墨絵のような表情が浮かび上がらせている。カウンターの付け台とレジ台にも同じ傾斜をつけており、配膳スペースや足元に有効な奥行きをもたせている。

店内は照度を抑え漆黒に仕上げることで、色調を最小限にとどめ、テクスチャだけを際立たせた。
個々の客室は彩度を調整しながら、使う材料には微妙な差異を加えている。特に粗く仕上げた壁のスタッコには、鏝ムラの大きさと艶に微妙な変化を与えている。
喧騒から遠ざかった、穏やかな静けさに満ちた和のレストランとなった。

■建築概要
DATA :
Location : Osaka, Japan
Design : Nov. – Aug. 2017
Construction : Dec. 2017 – Apr. 2018
Function : Japanese Dining, Restaurant
Architect : Jun Murata / JAM
Floor Area: 180sqm


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