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河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図
photo©ToLoLo studio

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architecture|feature
河部圭佑建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・浴室)建材(内装・水廻り)ToLoLo studio図面あり住戸リノベーション愛知名古屋
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外観、庭側から「バスガーデン」(バルコニー)を見る、夜景 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンを見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン越しに収納側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」 photo©ToLoLo studio

河部圭佑建築設計事務所が設計した、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」です。
二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。建築家は、一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現しました。また、状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図されました。
もうひとつの住戸は、アーキテクチャーフォトにて「名古屋みなとのアトリエ住居」という作品名で掲載されています。

名古屋市港区に建つ築50年の集合住宅のリノベーションである。

この集合住宅は賃貸であり、オーナーからは共用部分も含め全体的・断続的な改修を依頼されている。今回は、鉄骨造4階建のうち202号室と204号室の2住戸を改修し、外廊下を屋外テラスのように内包するひとつの住居兼アトリエを計画した。202号室は以前アーキテクチャーフォトに「名古屋みなとのアトリエ住居」として掲載されている。今回はその続編にあたる。

建築家によるテキストより

森の中で心地よい居場所を見つけるように、状況に応じて場を獲得していくような流動的空間をつくろうと考えた。
集合住宅の改修は住戸という枠組みに束縛されるが、2つの住戸をひとつにすることで、特に水回りを自由に計画することができるようになる。202号室には最小限の水回り(ミニキッチン / シャワーブース / トイレ / 小さな洗面台)を設け、居間と寝室を広く取った。一方、204号室はほとんど全体が水回りと言えるほど最大限の水回りを計画している。

建築家によるテキストより

家事は、楽しい時もあれば、面倒くさい労働と感じられる時もある。忙しい時には小さな水回りで簡単に済ませ、余裕がある時には大きな水回りで、のびのびと料理をしたり、入浴したり、洗濯をしたりすることができる。また、大きな水回りには余白が生まれるため、時にはそこで仕事や読書などをすることもできる。

行為と場所が1対1で対応しておらず、1つの行為には複数の場所がある。
[例:入浴する→シャワーブースで簡単に済ませる or バスガーデンでくつろぐ]

また、1つの場所には複数の行為がある。
[例:大きなL型キッチン→料理をする and 来訪者とミーティングをする and 洗濯物をたたむ]
流動的に、状況に応じて場所を選びながら暮らす。そのような日常生活を想像した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外観、外廊下側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外廊下、みなとの連結住戸 [204号室]側から、名古屋みなとのアトリエ住居 [202号室]側を見る。(ベンチは、1.2m幅を確保して設置されている) photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンから玄関側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン越しに玄関側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」(バルコニー)側から空間全体を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンを見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンを見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンと椅子 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図玄関側からバルコニー(「バスガーデン」)側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図部屋のコーナー部分を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図左:デスク、右:キッチン photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図左:デスク、右:キッチン(カーテンを閉めた状態) photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図デスク photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図デスク photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン越しに収納側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図収納の詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図収納の詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン側から「バスガーデン」(バルコニー)を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン側から「バスガーデン」を見る。(カーテンを閉めた状態) photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図「バスガーデン」 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図カーテンの詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンから洗面室側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンから洗面室側を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンと洗面室 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図洗面室 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図洗面室 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチン越しに玄関を見る。 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンの詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンの詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンの詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図キッチンの詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図壁の詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図床の詳細 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外観、庭側から「バスガーデン」(バルコニー)を見る(カーテンを閉じた状態)、夜景 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外観、庭側から「バスガーデン」(バルコニー)を見る(カーテンを開けた状態)、夜景 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図外観、庭側から「バスガーデン」(バルコニー)を見る、夜景 photo©ToLoLo studio
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図平面図(左:みなとの連結住戸 [204号室]、右:名古屋みなとのアトリエ住居 [202号室]) image©河部圭佑建築設計事務所
河部圭佑建築設計事務所による、愛知・名古屋市の「みなとの連結住戸」。二住戸をセットとして捉えて行った改修のひとつ。一住戸の枠組みに囚われない設計を行い、キッチンや浴槽が中心となる“全体が水回り”と言える空間を実現。状況に応じて場を獲得していく“流動的空間”も意図断面図 image©河部圭佑建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


名古屋市港区に建つ築50年の集合住宅のリノベーションである。

この集合住宅は賃貸であり、オーナーからは共用部分も含め全体的・断続的な改修を依頼されている。今回は、鉄骨造4階建のうち202号室と204号室の2住戸を改修し、外廊下を屋外テラスのように内包するひとつの住居兼アトリエを計画した。202号室は以前アーキテクチャーフォトに「名古屋みなとのアトリエ住居」として掲載されている。今回はその続編にあたる。

森の中で心地よい居場所を見つけるように、状況に応じて場を獲得していくような流動的空間をつくろうと考えた。
集合住宅の改修は住戸という枠組みに束縛されるが、2つの住戸をひとつにすることで、特に水回りを自由に計画することができるようになる。202号室には最小限の水回り(ミニキッチン / シャワーブース / トイレ / 小さな洗面台)を設け、居間と寝室を広く取った。一方、204号室はほとんど全体が水回りと言えるほど最大限の水回りを計画している。

・5メートルx3メートルの大きなL型キッチンは、広々と使える上に動線がコンパクトである。透明な天板は光を透過するため明るい空間になる。収納は壁側に大きく設けた。

・バルコニーをリノベーションした風呂は、明るく広く、風が気持ち良い。植物を置くことができ、1階の庭の樹木とも連続しているため、温室のような庭のような空間になっている(バスガーデンと名付けた)。シャワーは植物の水やりにも使われる。サッシの内側を脱衣、外側を風呂にしている。室内側には入浴中に休むことができるデイベッドを設けた。(なお、この住戸のバルコニーは避難通路及び避難器具設置室に該当せずバスタブ等の設置が問題ないことを消防に確認している。また、この集合住宅は元々バルコニーに洗濯機を置く仕様となっており、バルコニーは床面積に含まれていたため、今回の改修は増築には当たらない。)

・洗面室は、自然光を透過しながら視線を遮る壁によって仕切られている。洗面台に立った時の正面左右に2つの窓があるため、より自然な光環境の中で洗顔・歯磨き・化粧などができる。洗面台は幅1mと大きく、隣の洗濯機ともスムーズに家事の連携ができる。

家事は、楽しい時もあれば、面倒くさい労働と感じられる時もある。忙しい時には小さな水回りで簡単に済ませ、余裕がある時には大きな水回りで、のびのびと料理をしたり、入浴したり、洗濯をしたりすることができる。また、大きな水回りには余白が生まれるため、時にはそこで仕事や読書などをすることもできる。

行為と場所が1対1で対応しておらず、1つの行為には複数の場所がある。
[例:入浴する→シャワーブースで簡単に済ませる or バスガーデンでくつろぐ]

また、1つの場所には複数の行為がある。
[例:大きなL型キッチン→料理をする and 来訪者とミーティングをする and 洗濯物をたたむ]
流動的に、状況に応じて場所を選びながら暮らす。そのような日常生活を想像した。

この集合住宅には断続的に改修に携わっており、ファサードデザインや共用部分、他の住戸の改修も行っている。

北側の外壁は素人でも簡単に手の届く高さを各住人が自由に塗装できる範囲に設定し、全体のまとまりをつくりながらも住人のアイデンティティが現れる外観となるように計画している。共用部分の改修として、外廊下には廊下幅1.2mを確保しながらベンチを設け、隣接する公園の緑や空を眺められる半屋外の居場所としている。

他の住戸の住人も利用するため、パブリックとプライベートの中間領域になっており、アトリエとしての外部とのつながりと住居としてのプライバシーを両立している。よりオープンな使い方を想定している204号室は玄関ドアをガラスとした。

ストック活用が注目されている中で、住戸という単位を超えた集合住宅のリノベーションは、多様化するライフスタイルを受け入れる、建築の1つの可能性であると感じている。
(河部圭佑)

■建築概要

作品名:みなとの連結住戸

所在地:愛知県名古屋市港区

主用途:住戸(改修)

設計:河部圭佑建築設計事務所 担当/河部圭佑、松井宏樹

構造:鉄骨造

階数:地上4階塔屋1階
敷地面積:274.24㎡
建築面積:127.70㎡
延床面積:546.90㎡
改修対象面積:84.89㎡

竣工:2024年1月

写真:ToLoLo studio

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・キッチンキッチン

浄水器水栓:ミンタ 浄水器一体型シングルレバーキッチン混合栓・JPK61802(GROHE)
アンダーシンク:トヨウラ N800BIA(ミラタップ)

内装・浴室浴室

バスタブ:バルカ BT14051S(ミラタップ)
スパサーモシャワー水栓:TA03109(ミラタップ)

内装・水廻り洗面室

テオレマ2.0 1000 WA08911(ミラタップ)
ニューベガ混合水栓 TA01699N(ミラタップ)

内装・照明スポットライト

DSL-4720FWG(DAIKO)

内装・照明浴室 照明

屋外用スポットライト:DSL-5327YW(DAIKO)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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河部圭佑建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・浴室)建材(内装・水廻り)ToLoLo studio図面あり住戸リノベーション愛知名古屋
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    磯崎新の展覧会が、水戸芸術館現代美術センターで2025年11月に開催

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    日程
    2025年11月1日(土)
    –
    2026年1月25日(日)
    architecture|exhibition
    磯崎新建築展
    磯崎新の展覧会が、水戸芸術館現代美術センターで2025年11月に開催磯崎 新《水戸芸術館》1988年 シルクスクリーン・プリント

    磯崎新の展覧会が、水戸芸術館現代美術センターで2025年11月に開催されます。会期は2025年11月1日~2026年1月25日です。

    最も創造的で先駆的な20世紀を代表する建築家・磯崎新の回顧展。本展では、作品模型、スケッチ、インスタレーション、絵画、映像などの様々なメディアを通じ、彼の思考の軌跡を辿りながら、磯崎の建築の枠を超えた文化的・思想的活動を総体的に紹介します。

    リリーステキストより
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    磯崎新建築展
    2024.12.13 Fri 15:18
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    【ap job更新】 様々な用途の建築を手掛け、BIMの使用に加えて実務効率化ツールも開発して使う「胡実建築設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中

    ap job 【ap job更新】 様々な用途の建築を手掛け、BIMの使用に加えて実務効率化ツールも開発して使う「胡実建築設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 様々な用途の建築を手掛け、BIMの使用に加えて実務効率化ツールも開発して使う「胡実建築設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
    【ap job更新】 様々な用途の建築を手掛け、BIMの使用に加えて実務効率化ツールも開発して使う「胡実建築設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中東海道沿いの家
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    様々な用途の建築を手掛け、BIMの使用に加えて実務効率化ツールも開発して使う「胡実建築設計事務所」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    胡実建築設計事務所は日本をはじめ海外でさまざまな個人邸や集合住宅、クリニック、保育園、店舗等のプロジェクトを手がけてきました。

    現在、東京を中心に、関西、中国四国地方でも住宅やクリニック、店舗のプロジェクトが進行中です。
    企画立案・基本設計・実施設計・現場監理とさまざまなファーズのプロジェクトが動いており、建築ができていく流れを横断的に携われる職場となっています。

    弊社ではBIM(REVIT)を使用して業務を進めています。経験者は優遇しますが、未経験者でもスムーズに習得できるようにBIMに慣れながら業務を進めていきます。BIMと連動したパラメトリックデザイン(Grasshopper、Dynamo for Revitなど)も行い、様々な建築手法を試しながら、各プロジェクトを進めていくため、プログラムごとにふさわしいデザイン手法を試すきっかけが多くあるのも特徴です。

    所内にエンジニアもおり、確認申請をはじめ、建築を効率化するツールも開発しております。BIM(REVIT)による作業効率向上やスキルアップにもつながります。

    自社のみならず、建築業界の建築業務効率化とデザインの両立を図るやり方を日々模索しています。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2024.12.13 Fri 09:49
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    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識
    photo©西岡潔

    SHARE 瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識

    architecture|feature
    建材(内装・天井)符川工業Atelier Satoshi Takijiri Architectstmsd萬田隆構造設計事務所建材(内装・造作家具)建材(外装・建具)建材(内装・その他)建材(外装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり瀧尻賢西岡潔店舗京都
    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識外観、北側の道路より見る、夕景 photo©西岡潔
    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識1階、エントランスから店内全体を見る。 photo©西岡潔
    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識1階、カウンター越しに「バリスタエリア」を見る。 photo©西岡潔
    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」。伝統的な長屋を改修したコーヒースタンド。地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築。耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識1階、天井とスチール柱、照明の詳細。 photo©西岡潔

    瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsが設計した、京都・宇治市の店舗「OUTSTANDING」です。
    伝統的な長屋を改修したコーヒースタンドです。建築家は、地域が持つ“水の歴史”に着目し、鮮やかな青と透明の素材を用いて“水を抽象化”した空間を構築しました。また、耐震補強の役割も担う金属柱のランダムな配置は“日本的な間”を意識しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    京都府宇治市に位置するこのコーヒースタンドは、伝統的な長屋建築をリノベーションしたプロジェクトである。

    建築家によるテキストより

    Atelier Satoshi Takijiri Architectsは、歴史的建築の記憶を残しつつ、耐震補強のために「ほぞ継ぎ」の伝統工法と現代的なスチールパイプを融合。ランダムに配置されたスチール柱が空間に日本的な「間」を生み出している。

    また、宇治の水の歴史に着目し、鮮やかな青と半透明の波板、色付きアクリル板を用いて「水」をテーマにした抽象的なデザインを展開。必要最小限の機能と余白を活かした空間構成が、歴史と革新の共存を体現している。

    建築家によるテキストより

    このプロジェクトは、地域の歴史的背景と現代のデザインが調和する新たな風景を創出し、伝統と現代が共存する建築の可能性を示している。

    建築家によるテキストより
    • 残り23枚の写真と建築家によるテキスト
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    建材(内装・天井)符川工業Atelier Satoshi Takijiri Architectstmsd萬田隆構造設計事務所建材(内装・造作家具)建材(外装・建具)建材(内装・その他)建材(外装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり瀧尻賢西岡潔店舗京都
    2024.12.13 Fri 06:57
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    2024.12.12Thu
    • 【ap job更新】 “デザインの力で世界を美しくする”を掲げ、“未来の古典”となる建築を目指す「STAR / エスティエイアール」が、建築設計とインテリアデザインに携わるスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 中山拓也建築事務所による、東京・港区の店舗「木漏日のカウンター」。飲食店の一部にカウンター席を作る計画。内装ではなく“建築を考える”ように取組み、全体を“手仕事の判”で覆って新旧が緩やかに繋がる空間を構築。約1m×5mの天板は9mm厚鉄板をT字型に溶接して支える
    2024.12.14Sat
    • 藤本壮介建築設計事務所とアイエイ研究所の設計で完成した、北海道・東神楽町の「大雪葬斎場」の様子を伝えるニュース動画。2024年12月に放送されたもの
    • 堀部安嗣が、自身の新しい書籍『堀部安嗣作品集 Vol.3』を解説している動画。2024年12月に公開されたもの

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