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スノヘッタとsbpによる、アメリカの「セントリー・ブリッジ」。州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画。“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案。時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図
photo by Barrett Doherty

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スノヘッタアメリカ橋
スノヘッタとsbpによる、アメリカの「セントリー・ブリッジ」。州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画。“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案。時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図 photo by Barrett Doherty
スノヘッタとsbpによる、アメリカの「セントリー・ブリッジ」。州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画。“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案。時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図 photo by Barrett Doherty
スノヘッタとsbpによる、アメリカの「セントリー・ブリッジ」。州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画。“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案。時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図 photo by Barrett Doherty

スノヘッタとsbpによる、アメリカ・ニューヨーク州の「セントリー・ブリッジ」です。
州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画です。建築家は、“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案しました。また、時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図されました。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

スノヘッタとシュライヒ・ベルガーマン・パートナーが、ワトキンス・グレン州立公園で完成した「セントリー・ブリッジ」を公開

驚きを込めてつくられた新しい歩行者橋

ニューヨーク州公園・レクリエーション・歴史保全局(The New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation / OPRHP)は、ニューヨーク州で最も象徴的な自然の目的地の一つへのランドマークとなる玄関口である、ワトキンス・グレン州立公園の新しい「セントリー・ブリッジ」を公開しました。ニューヨークを拠点とするシュライヒ・ベルガーマン・パートナー(schlaich bergermann partner / sbp)とスノヘッタのスタジオが率いるチームによって設計されたこの橋は、エンジニアリングにおける革新性と、敷地の歴史的な特徴やドラマチックな自然景観への深い敬意とのバランスを取ったデザインによって、公園内で親しまれてきた横断箇所を再構想しています。

ワトキンス・グレン州立公園を冒険することは、洞窟のような岩壁、滝、静かな水たまり、苔に覆われた水の染み出す場所のある、驚きに満ちた旅です。ニューヨークを拠点とするsbp(シュライヒ・ベルガーマン・パートナー)とスノヘッタのスタジオが率いるチームによって設計された新しい「セントリー・ブリッジ」は、人々に親しまれているこの州立公園内の遊歩道構造物の伝統を基礎として発展させています。この橋は渓谷の入口を示すとともに、ニューヨーク州公園・レクリエーション・歴史保全局(OPRHP)が手がけてきた、そして今後手がける公共事業の100年を記念するものです。

「このプロジェクトは、この国で最も息をのむような渓谷の遊歩道の一つへのアクセスを回復するとともに、この重要なインフラが今後何世代にもわたって公園の訪問者に役立つことを確実にするものです。この重要な節目は、私たちの職員と、このプロジェクトを実現させた設計・施工チームの献身と専門知識がなければ、達成できなかったでしょう」と、ニューヨーク州公園・レクリエーション・歴史保全局のキャシー・モーザー(Kathy Moser)局長は述べました。

年間100万人以上の訪問者が、公園内の有名なゴージ・トレイルを通行します。新しい橋は、100年以上にわたって訪問者のために機能してきた、元の「セントリー・ブリッジ」に代わるものです。侵食や不安定な岩盤の状態による構造的な劣化が確認された点検を受けて、OPRHPは全面的な架け替えが必要であると判断し、敷地特有のエンジニアリング上の課題に対処しながら、歴史的な橋への敬意を示す恒久的な解決策を開発するよう、sbpとスノヘッタに依頼しました。

「セントリー・ブリッジの完成は、人々がワトキンス・グレンを楽しむことを継続させるとともに、世界中から訪れる新たな世代の自然を求める人々を迎え入れます」と、スノヘッタのパートナー兼建築家であるアラン・ゴードン(Alan Gordon)は述べました。プロジェクトディレクターのマット・マクマホン(Matt McMahon)はまた、こう述べています。「橋と遊歩道は、渓谷の歴史と工芸の伝統に敬意を払い、崖や小川の独特な生態系を保護し、石と水の体験を高めます」

特注で製作されたステンレス鋼の構造体は、渓谷を横断して46フィート(約14メートル)にわたり片持ち梁形式で張り出しています。この構造体は、岩盤がより強固で荷重を支えることができる北側で、完全に支持されています。橋の半アーチ状の身振りは南側の岩壁の背後に後退し、滝や崖、そしてその上方にある市民保全部隊(Civilian Conservation Corps / CCC)時代の渓谷の遊歩道への眺めを広げています。

「この橋は、熟慮されたエンジニアリングが、性能と体験の両方をどのように支えることができるかを示しています」と、シュライヒ・ベルガーマン・パートナーのマネージングディレクターであるマイケル・スタイン(Michael Stein)は述べました。「プレファブ化が可能で、渓谷への影響を最小限に抑えて設置できる、軽量な片持ち構造を開発することで、私たちは敷地の環境的な繊細さに対応しながら、ニューヨーク州で最も際立った景観の一つを巡る旅を高める、強靭な横断路をつくることができました」

職人技は、この橋の特徴の中心をなしています。素材である、ショットピーニング加工を施したステンレス鋼の構造体、ニセアカシア材の手すり、特注のブロンズ鋳物、粗挽きのヘムロック材を型枠に用いたコンクリート、そして新しいブルーストーンの踊り場は、それらが持つ文脈的、触覚的、耐久性のある性質を理由として、意図的に選定されました。

「地元で製作されたこの橋は、製作者たちの痕跡を帯びています」と、スノヘッタのプロジェクトデザイナーであるドネシュ・フェルドウシ(Donesh Ferdowsi)は述べています。「ディテールは明快で装飾がなく、時間の経過に抗うのではなく、それに耐えるように設計されています」

ブロンズ鋳物は、敷地のより細やかな要素を特徴としています。絶滅危惧種のトンボ、希少な植物、そして歴史的なアーチ橋の模型は、立ち止まってワトキンス・グレンの文化的・自然的遺産を観察するための、細やかで触覚的なひとときを提供しています。この橋はまた、ニューヨーク州公園局が定める厳格な100年間の耐久性要件を満たしており、この基準がすべての素材の選定を形づくりました。

体験的には、この作品は眼下の滝や地質への眺めを縁取り、霧や移り変わる光への意識を高め、単に景観の中を通過するのではなく、景観との身体的な出会いを生み出しています。熟慮された素材の切り替わりは、訪問者に手でつかむもの、感じるもの、そしてその場所との直接的なつながりを与えます。特注のニセアカシア材の手すりと、ピトン(岩に打ち込む登山用の金具)から着想を得た固定箇所は、岩壁やトンネルの不規則な表面を巧みにたどり、滝の裏側やトンネルの中、岩を削ってつくられた階段を上る際に、つかまる場所と心を引きつける動きを提供します。

建築、エンジニアリング、職人技、そして環境保全を熟慮して統合した新しい「セントリー・ブリッジ」は、入念につくられた公共事業を通じて人々と自然を結びつけるという、ワトキンス・グレンの長い伝統を継承しています。


以下の写真はクリックで拡大します

スノヘッタとsbpによる、アメリカの「セントリー・ブリッジ」。州立公園の渓谷の歴史ある橋を造り変える計画。“景観との身体的な出会い”の創出を求め、文脈・触覚・耐久性の観点で素材選定も行った“片持ち梁の橋”を考案。時間の経過に“抗うのではなく耐える”存在も意図 photo by Barrett Doherty
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以下、リリーステキストです。


Snohetta & schlaich bergermann partner Unveil Completed Sentry Bridge at Watkins Glen State Park

A New Pedestrian Bridge Crafted with Wonder

Watkins Glen, NY – July 30, 2026 – The New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation (OPRHP) has unveiled the new Sentry Bridge at Watkins Glen State Park, a landmark gateway to one of New York’s most iconic natural destinations. Designed by a team led by the New York-based studios of schlaich bergermann partner (sbp) and Snohetta, the bridge reimagines a beloved park crossing through a design that balances engineering innovation with deep respect for the site’s historic character and dramatic natural landscape.

Venturing through Watkins Glen State Park is a wondrous journey of cavernous rock walls, waterfalls, still pools, and mossy seeps. The new Sentry Bridge, designed by a team led by the New York-based studios of sbp and Snohetta builds upon a legacy of trail structures within the beloved state park. The bridge marks the entrance to the gorge and commemorates one hundred years of past and future public works built by New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation.

“This project restores access to one of the most breathtaking gorge trails in the country while ensuring this critical infrastructure will serve park visitors for generations to come. This milestone would not have been possible without the dedication and expertise of our staff and the design and construction teams who brought the project to life,” said New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation Commissioner Kathy Moser.

More than one million visitors traverse the park’s famed Gorge Trail annually. As the point of entry into the gorge, the bridge and trail improvements both welcome and set a tone for adventure. The new bridge replaces the original Sentry Bridge, which served visitors for more than a century. Following inspections that identified structural deterioration caused by erosion and unstable rock conditions, OPRHP determined that a full replacement was necessary and commissioned sbp and Snohetta to develop a permanent solution that honored the historic bridge while addressing the site’s unique engineering challenges.

“The completion of the Sentry Bridge continues public enjoyment of Watkins Glen and welcomes new generations of nature-seekers from across the world,” said Alan Gordon, Partner and Architect at Snohetta. Matt McMahon, Project Director also notes, “The bridge and pathways honor the histories and craft traditions of the gorge, protect unique cliff and creek ecosystems. and heighten the experience of stone and water.”

The custom-built stainless steel structure cantilevers 46 feet across the gorge. It bears entirely on the north side where the bedrock is stronger and able to support the load. The bridge’s half-arch gesture recedes behind the southern rock face, expanding views of the waterfall, cliffs, and Civilian Conservation Corps (CCC)-era gorge trails above.

“The bridge demonstrates how thoughtful engineering can support both performance and experience,” said Michael Stein, Managing Director at schlaich bergermann partner. “By developing a lightweight, cantilevered structure that could be prefabricated and installed with minimal impact on the gorge, we were able to create a resilient crossing that responds to the site’s environmental sensitivities while enhancing the journey through one of New York’s most remarkable landscapes.”

Craftsmanship is central to the bridge’s character. The materials – a shot-peened stainless steel structure, black locust wood rails, custom bronze castings, concrete formed of rough sawn hemlock, and a new bluestone landing – were purposefully selected for their contextual, tactile, and durable nature.

“Fabricated locally, the bridge carries the marks of its makers,” says Donesh Ferdowsi, a Project Designer with Snohetta. “The details are explicit and unadorned, designed to endure the passage of time rather than resist it.”

The bronze castings feature finer elements of the site. An endangered dragonfly, a rare plant, and a model of the historic arch bridge offer detailed, tactile moments to pause and examine the cultural and natural heritage of Watkins Glen. The bridge also meets New York State Parks’ rigorous 100-year durability requirements, a standard that shaped every material decision.

Experientially, the work frames views of the waterfalls and geology below, heightens awareness of the mist and shifting light, and creates a physical encounter with the landscape rather than mere passage through it. Considered material transitions give visitors something to hold, something to feel, a direct connection to place. Custom black locust handrails and piton-inspired anchor points navigate the irregular surfaces of rock walls and tunnels to provide grip and tantalizing movement behind waterfalls, through tunnels, and up rock-hewn staircases.

With its thoughtful integration of architecture, engineering, craftsmanship, and environmental stewardship, the new Sentry Bridge continues Watkins Glen’s long tradition of connecting people to nature through carefully crafted public works.

■Project Information

Owner: New York State Office of Parks, Recreation and Historic Preservation
Prime Consultant / Bridge Design and Engineering: schlaich bergermann partner, New York, NY
Bridge Design Architect and Landscape Architect: Snohetta, Brooklyn, NY
Civil and Environmental Engineering: Lu Engineers, Rochester, NY
Historic Preservation: Old Structures Engineering, New York, NY
Wayfinding and Signage: Moniteurs Communication Design, Berlin, Germany
Lighting Design: schlaich bergermann partner, New York, NY
Geotechnical Engineering: Langan, Parsippany, NJ
Electrical Engineering: SJH Engineering, Princeton, NJ
Land Surveyor: GdB Geospatial, A SAM Company, West Henrietta, NY
Contractor: Twin Tier Constructors, Inc., Scottsville, NY
Owner’s Representative: C & S Companies, Syracuse, NY
Steel Fabricator: LMC Industrial Contractors, Inc., Dansville NY
Bronze Castings: Erie Bronze & Aluminum, Erie, PA; Matthews International, Pittsburgh, PA
Wood Fabricator: Tri-Lox, Brooklyn, NY

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    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2026/10/5-10/11)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。(弊サイトでは、作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)


    1. 妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催。新たに、篠原一男の「地の家」、坂本一成の「代田の町家」が追加。東孝光の「塔の家」、伊東豊雄の「花小金井の家」「小金井の家」も対象。アートウィーク東京の一環として実施
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    11. スノヘッタによる、中国・香港の「パヴィリア・ファーム・クラブハウス」。レジデンシャル開発に伴う4つの共用施設の計画。様々な年齢と生活様式の居住者を支える為、探索と交流を促す“内省・娯楽・社会的交流”の場を志向。世界有数の高密度な都市における“緑のサンクチュアリ”も意図
    12. ピーター・ズントーによる、スイスの「ヴィース美術館」「ゲートハウス」「アマン・パヴィリオン」。バイエラー財団美術館を拡張する3つの建築。広い公園の中に建てる与件に、“異なる機能と素材の特性を備えた”小規模な建物を配置する計画を考案。人々が出会い・繋がり・考えを共有する“社会的な空間”をつくる
    13. 洲崎洋輔と片岡篤史による、東京・世田谷区の「中町の路地」。テラスハウスの一住戸の改修。街・集合住宅・住戸への“規模の段階的な縮小”に着目し、緩やかに連続する空間性を“内部へと引込む”計画を志向。風景に存在する“青”の導入や外部床仕上げの室内へ延長などを実践
    14. ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、香港での建築展「Herzog & de Meuron: In Focus」。自身が手掛けた“M+”を会場として開催。中国における過去20年間の主要10プロジェクトを、同事務所のアーカイブ保存施設で用いられている“木製展示ケース”のレプリカに収めて公開
    15. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
    16. 石上純也建築設計事務所による、韓国・大邱広域市寿城区の、橋設計コンペ「Suseongmot Lake Bridge(Skywalk) Development」の勝利案
    17. nendoによる、長野・御代田町の「土管のゲストハウス」。宿泊機能を備えた芸術作品等を収蔵する保管庫。インフラに用いられる“ボックス・カルバート”の考え方を応用し、土管を井桁状に積み重ねた様な建築を考案。保管物の増加に伴い“土管”の追加も想定
    18. SDレビュー2026の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペティション。若手建築家の登竜門としても知られる
    19. ヨネダ設計舎 / 米田雅樹による、三重・亀山市の住宅「野原の家」
    20. 伊東豊雄による「花小金井の家」(1983年) が公開へ。妹島和世の伊東事務所入所2年目の担当作品としても知られる。国際文化会館が公開や展示プログラムの運営を担う

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