architecture archive

トラフ建築設計事務所による、栃木の「ONIBUS COFFEE那須店」。“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画。都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案。お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る
トラフ建築設計事務所による、栃木の「ONIBUS COFFEE那須店」。“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画。都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案。お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る photo©青木勝洋
トラフ建築設計事務所による、栃木の「ONIBUS COFFEE那須店」。“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画。都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案。お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る photo©青木勝洋
トラフ建築設計事務所による、栃木の「ONIBUS COFFEE那須店」。“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画。都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案。お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る photo©青木勝洋

トラフ建築設計事務所が設計した、栃木の「ONIBUS COFFEE 那須店」です。
“環境に配慮する”店舗が集まる施設内に計画されました。建築家は、都外初の出店として“新たなプレゼン”の場を目指し、“珈琲の豆かす”を混ぜた左官床等を考案しました。また、お客と店員が円滑に交流でき気持ちよく働ける場を作る事も意図されました。
店舗が入る施設「GOOD NEWS NEIGHBORS」の設計は、刈谷建築設計事務所が手掛けています。店舗の場所はこちら

スペシャルティコーヒーを提供するコーヒーショップONIBUS COFFEEが都外に初めて出店する店舗、那須店の内装計画。
日常的に環境に配慮した事業にも取り組む店舗が集まった、森に隣接する商業施設「GOOD NEWS NEIGHBORS」の中にあり、焙煎所を併設する。

建築家によるテキストより

店舗の半分を客席とし、残りの半分に焙煎室を中心とした豆保管庫、バックヤード、キッチンを設けた。キッチン上部から張り出す客席以外の部分の天井は低い位置で二重天井とし、曲線を描く庇が客席との境界を和らげている。

建築家によるテキストより

コーヒーを提供するカウンターを外部に面してつくることで、窓の外にいる客とスタッフがコミュニケーションをとりやすく、気持ちよく働くことが出来る環境となるよう心がけた。

建築家によるテキストより
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐

川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツが設計した、兵庫・神戸市の「京地H邸」です。
郊外住宅地に計画されました。建築家は、自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整しました。また、デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図されています。

自然豊かな郊外の住宅地に家を設計するにあたり、自然環境と生活環境が連続的につながったような家をつくれないかと考えました。そこで一つの大きな家を建て周辺環境と分け隔てるのではなく、小さなボリュームの結合体として家を設えることで、自然環境との多様な関係性を構築することを考えました。

建築家によるテキストより

家を部屋に求められる機能性や外部空間との関係性等から分類していくと、4つの性格の異なるボリュームが生まれてきました。

①寝室・水廻り棟(プライバシー性の高いコンパクトなボリューム)
②玄関棟(水平の屋根を掛けただけの外部と連続したボリューム)
③リビング・キッチン棟(大きな天井高のある、ゆったりとしたボリューム)
④ダイニング棟(天井高が低く、3方をガラス面とした自然との距離感がとても近いボリューム)

建築家によるテキストより

そしてこれら特徴的な4つのボリュームを北側に広がる公園の緑地帯や隣家配置、斜面との関係性等の物理的特性や、高さ制限、延焼ライン等の法規的な特性等を細かく読み解きながら配置を調整していきました。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大阪・関西万博の若手プロポでも選定された「ナノメートルアーキテクチャー」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博の若手プロポでも選定された「ナノメートルアーキテクチャー」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博の若手プロポでも選定された「ナノメートルアーキテクチャー」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中大阪・関西万博 サテライトスタジオ東 完成イメージ(大阪)

大阪・関西万博の若手プロポでも選定された「ナノメートルアーキテクチャー」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

設計スタッフを若干名募集します。今回は実務経験者を優先しますが新卒・既卒も募集します。

2016年に東京で独立し、現在は愛知県名古屋市の繁華街である栄を拠点に活動しています。
新築から改修、住宅や店舗などから2000㎡ほどの福祉施設、駅前再開発の商業施設なども進行中です。

また昨年は大阪・万博の若手プロポーザルで選定され、サテライトスタジオも設計を進めており2025年の開催に向けて取り組んでいます。毎年1つはプロポーザルは取るという意気込みで独立以降チャレンジしており、継続的に公共建築にも関わっています。

東海エリアを中心に関西や関東でもプロジェクトは進行しており、多岐にわたる経験を積むことが可能です。
他社と組むことも積極的に行うことが多いのも弊社の特徴です。

将来独立されたい方はもちろん、長く勤めてチーフとして活躍していただける方も大歓迎です。

慶應SBCチームによる、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」。大学敷地内の滞在型教育施設。“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案。自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る
慶應SBCチームによる、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」。大学敷地内の滞在型教育施設。“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案。自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る photo©鳥村鋼一
慶應SBCチームによる、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」。大学敷地内の滞在型教育施設。“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案。自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る photo©鳥村鋼一
慶應SBCチームによる、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」。大学敷地内の滞在型教育施設。“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案。自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る photo©鳥村鋼一
慶應SBCチームによる、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」。大学敷地内の滞在型教育施設。“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案。自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る photo©鳥村鋼一

慶應SBCチームが設計した、神奈川・藤沢市の「慶應SFC SBCプロジェクト 滞在棟3」です。
大学敷地内の滞在型教育施設です。建築家は、“使い方を限定しない学びの場”を求め、空間に“微小な方向性や性格の変化”を生み出す“湾曲するグリッド”を考案しました。そして、自立する建築システムで利用者の“拠り所”を作る事が意図されました。
慶應SBCチームは、西願公登 / アーキスコープ篠原勲+今村水紀 / miCo.長岡勉 / POINTスティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattori黒川彰+土佐谷勇太 / Sho Kurokawa architectsによって構成されています。施設の公式サイトはこちら

可変性と経済性を備えた一室空間について考える時、木造であれば均等グリッドをつくるところから設計が始まるのが通例である。
そうしてでき上がる空間の中に、場所ごとの性格の違いを生み出そうと試みる際、間仕切りや家具といった副次的な要素にそれを委ねるのではなく、グリッドのシステム自体に微小な方向性や性格の変化を持たせることができないだろうか。

建築家によるテキストより

“使い方を限定しない学びの場“という構想の下、敷地形状から導かれた緩やかに湾曲するグリッドを設定し、その交点に柱を置いてゆく。
僅かに湾曲する2m間隔のグリッドは、少しずつ異なる歪みを持つ単位空間つくり出す。そのわずかに異なる性質を持った場の連続に加え、周囲の地形と連続するように床レベルを操作し、上階に外部広場と繋がるワークスペース、下階にベッドブースや水回りといった機能を納める。

建築家によるテキストより

湾曲グリッドには幾何学上の調整を加え、構造材の接合部を数種類のパターンに統一することで、部材の均一性と施工の単純化を計る。さらに、柱の四面には溝と穴を設け、フレキシビリティとアダプタビリティを備えたグリッドシステムに、利用者が自ら空間をカスタマイズしていくための手掛かりとなるようなディテールを与える。

コンテクストやプログラムといった与件に過度な依存をせず、自立する建築のシステムそのものが居場所を作る拠り所となり、建物内外の経験の繋がりを予見させる、そんな空間構成を目指した。

建築家によるテキストより
伊庭野大輔と藤井亮介による、和歌山の「高野山 café 雫」。世界遺産の地に新設された拠点内の店舗。場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案。木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す
伊庭野大輔と藤井亮介による、和歌山の「高野山 café 雫」。世界遺産の地に新設された拠点内の店舗。場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案。木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
伊庭野大輔と藤井亮介による、和歌山の「高野山 café 雫」。世界遺産の地に新設された拠点内の店舗。場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案。木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
伊庭野大輔と藤井亮介による、和歌山の「高野山 café 雫」。世界遺産の地に新設された拠点内の店舗。場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案。木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平

伊庭野大輔藤井亮介が設計した、和歌山・伊都郡の「高野山 café 雫」です。
世界遺産の地に新設された拠点内の店舗です。建築家は、場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案しました。そして、木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

標高900mの山々に囲まれた山上盆地である高野山に新設された新拠点「高野山デジタルミュージアム」内のショップとカフェの内装計画。

建築家によるテキストより

計画地は高野山の中心である金剛峯寺のすぐ近くに位置している。既存施設は横長の切妻屋根の建物で、その手前半分側にショップとカフェが計画された。計画範囲はほぼ3方がガラス面となっており、内外の視認性も高いため、内部からは外の景色を見通しやすく、外部からはカフェとしての特徴が伝わるような内装が求められた。

建築家によるテキストより

高野山は言わずと知れた世界遺産であり、特に弘法大師御廟へと続く奥之院と呼ばれる樹齢約700年の杉木立がそびえたつランドスケープは圧巻である。また、それを作り出したのは紀伊山地の山々に降り注ぐ豊かな降水であり、豊かな森を育む水は古来より人々に信仰を集めてきた。そこで本計画では、これらのランドスケープと水を想起させるべく、高野山由来の高野霊木を多用しながら、その風景を再構成することを試みた。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/1/9-1/15]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/1/9-1/15]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/1/9-1/15)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整
  2. トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す
  3. 蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る
  4. OKDOによる、東京・杉並区の「線路のとなりの小さな家」。線路沿いの高台に計画。人が集まる“公”の空間を持つ住宅を目指し、“公”と“私”の出入口を別けて開放的な“サロン”をメインに空間を構成。“よそ行き”の場が新しい生活や繋がりを生み出す
  5. MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激
  6. OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。22のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案
  7. 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第9回 ap賞 発表)
  8. 長坂常 / スキーマ建築計画による、ドイツ・ベルリンの店舗「Cowboy Bikes Berlin Store」。“eバイク”を販売するショップ。世界展開も見据えて、店前の“舗装素材”を内装床に用いる規則を考案。“碁盤目状”の電気配線で照明や自転車スタンド等を移動可能として空間に可変性も付与
  9. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  10. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  11. 東海林健建築設計事務所による、新潟の「燕の歯科医院 PLUS」。カフェ併設の医院。エリア全体をまとめ“公共性”を感じられる場の形成を目指し、ガラスや折版屋根等の“シンプルな材料”を用いて“寛容”な空間を志向。“展開性と汎用性”のある建築の作り方も意図
  12. 山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す
  13. 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  14. 大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる
  15. 三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す
  16. 中西昭太建築事務所による、石川の住宅「金沢の家」。雨が多い北陸で“帰りたくなる家”との要望に、北陸伝統建築を参照しつつ室内から光風音に触れ生活できる建築を目指し設計、図式でなく小さな思考を重ねた形態が季節毎の魅力を生む
  17. OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備える
  18. スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮
  19. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る
  20. 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築

【ap job更新】 若手が活躍する土壌があり、新しい仕事にもチャレンジする「株式会社 白砂孝洋建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 若手が活躍する土壌があり、新しい仕事にもチャレンジする「株式会社 白砂孝洋建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 若手が活躍する土壌があり、新しい仕事にもチャレンジする「株式会社 白砂孝洋建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中あざみ野の家

若手が活躍する土壌があり、新しい仕事にもチャレンジする「株式会社 白砂孝洋建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

いくつかの新しいプロジェクトが動き出したので一緒に働いてくれる仲間を募集します。

事務所は若手スタッフが数名活躍しているので新卒の方でもすぐに馴染める雰囲気です。みんなで一緒に新しい仕事にチャレンジしていきたいです。
※たまに犬も出社しますので癒やされます。

住宅などの新築及びリノベーション/古民家改修/インテリアなどの場所づくりを行う設計事務所です。
「地元は日本でしょ」を合言葉に都内近郊だけでなく、北は秋田~西は愛媛と小さなプロジェクトから大きなプロジェクトまで活動の幅を広げており、プロジェクトの大小問わず、お客様に寄り添える空間づくりを大切にしています。

より一層おもしろい仕事ができるよう今後に向けて共に働いてくださる仲間を募集します。

【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中
【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中
【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中

長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【長坂常からのメッセージ】
コロナ禍がはじまって早3年になります。
その間、仕事内容が少し変わってきました。もちろん、海外でも国内でも観光系の案件が減ったのですが、同時に日本国内しかも地方から生き残りをかけた力強いプロジェクトにお声をかけていただくようになり、この2〜3年取り組んできました。
渡航制限がゆるむにつれ、海外案件がまた少しずつ動き始めているところ、その間にやってきた地方の案件が複数立ち上がります。これによって少しスキーマの見え方が変わるかもしれません。

そして、出張が減ったこともあって組織の課題に向き合った3年でもありました。
そろそろ問題の本質が見えてきたこともあって、昔の仲間に参加してもらいながら、組織のあり方をゼロから創りなおすつもりで新たな挑戦が始まります。
通常、設計というのは請負業ですが、これからの時代に受け身だけで生き残るのは難しく、我々は発信型のプロジェクトを生み出せる、ものづくりのプラットフォームを作っていきたいと考えています。

そんな大事な変化をともに考え実行できるような柔軟で独創的な発想をしたい、という元気な設計スタッフ・マネジメントスタッフを募集します。

【ap job更新】 シェアをコンセプトに、大規模なホテルから国立公園の施設までを手掛ける「成瀬・猪熊建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 シェアをコンセプトに、大規模なホテルから国立公園の施設までを手掛ける「成瀬・猪熊建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 シェアをコンセプトに、大規模なホテルから国立公園の施設までを手掛ける「成瀬・猪熊建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中お宿Onn 中津川 photo©西川公朗

シェアをコンセプトに、大規模なホテルから国立公園の施設までを手掛ける「成瀬・猪熊建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【メッセージ】
私たちの事務所では、企画・建築設計・インテリア設計・家具や備品のコーディネートまで一気通貫して行なっています。企画的な側面に踏み込んでの提案に興味のある方、建築だけでなくインテリアにも興味のある方には、非常に面白い・学びの多い事務所だと思います。私たちが培ってきたノウハウを身につけならが、事務所として更なる高みを一緒に目指していただける方のご応募をお待ちしています。

2022年は数年続けてきたホテルプロジェクトが竣工し、事務所としても実り多く、また達成感のある1年でした。今年も年始から官民問わず新しいプロジェクトやコンペなど様々に挑戦していきます。

プロジェクトを率いてくれる経験者の方は、随時募集しています。新卒の方は3月頃からトライアルを実施する予定ですので、ぜひお早めにご応募ください。

【ビジョン】
私たちは、人々がシェアをする場をデザインしています。
今、社会はますます急速に変わり始めています。

その中で私たちが目指すのは、建築を通して新しい豊かさを定義し続けることです。
家族だけに縛られない多様な住まい、世界と地域をつなぐ宿泊、物の購入よりも体験に価値がおかれる商業施設、コミュニケーションとイノベーションがビジネスチャンスを作る時代の新しいオフィス、個人の人生に寄り添ったケアの場。これらはそれぞれ全く異なる用途でありながら、いずれも「シェア」によって価値を生み出します。

私たちはこうした「シェアする場をつくる」ために、「そこにどんな営みを作り出すか」を突き詰めます。ハードとソフトの双方を捉え、それぞれの場に相応しいコンセプトとデザインを提案しています。プロジェクトによっては企画から提案を行い、人の生き方に多様な選択肢を生み出す建築を提案しています。

現在は、ホテル、自然公園のビジターセンター、寺院建築、店舗、シェアハウス、コーポラティブハウス等、様々な案件が進行しています。

設計の進め方に関しても、新しい試みを行っており、近年導入したBIMとVRによる検討は、設計段階での解像度が高まり、大きな手応えを感じているところです。

スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮
スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮 photo©wichmann+bendtsen photography
スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮 photo©wichmann+bendtsen photography
スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮 photo©wichmann+bendtsen photography
スノヘッタとWERKによる、デンマークの海洋センター「The Lantern」。海洋活動と観光客の為の施設。全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案。訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮 photo©wichmann+bendtsen photography

スノヘッタWERKが設計した、デンマーク・エスビャウの海洋センター「The Lantern」です。
海洋活動と観光客の為の施設です。建築家は、全ての人に開かれた存在を目指して、様々な活動を集約した“円形劇場”の様なパブリックテラスを考案しました。また、訪問者を招き入れると共に水害等についても考慮されています。

こちらはリリーステキストの翻訳

エスビャウの新海洋センターが公開:デンマーク西海岸を照らす新ランドマーク

デンマーク西海岸の港町エスビャウに、新しい海洋センターがオープンしました。2019年の設計コンペを経て、WERKアルキテクターとスノヘッタが開発したこのセンターは、港沿いのウォータースポーツクラブや観光客の共有スペースとして作られ、町に海上のソーシャルハブと建築的なランドマークを提供するものです。

エスビャウの新しい海洋センターは「The Lantern」と名付けられ、地域社会を第一に考えて設計されています。複数のウォータースポーツクラブ、ボート保管庫、トレーニング施設、大規模なワークショップスペース、社交場などがあり、まさに海洋活動の拠点となるセンターです。円形で開放的なデザインは、あらゆる角度から訪問者を招き入れ、利用しやすい建物になっています。

WERKアルキテクターのクリエイティブ・ディレクターであるトーマス・コックは言います。
「デンマーク西海岸を照らすユニークな目的地を作ることで、誰もが海での新しいコミュニティへの道を見つけることができることを目指してきました」

海上での活動やコミュニティのための部屋

スノヘッタのシニアアーキテクト兼プロジェクトマネージャーであるフランク・D・フォレイは、この新しいセンターが来場者の活動、関与、学習を促すと指摘しています。

フォレイは言います。
「海洋センターには、すべての人のためのスペースがあります。経験豊富なダイバーやプロのカヤッカーから、カニ釣り教室や通りすがりの人まで。The Lanternは、海上生活の内側と、果てしない水平線が広がる海の外側へ、すべての人を誘います」

建物の上層階には、ボート、カヤック、ヨット、ダイビング、トライアスロンなどの各種クラブのほか、共用スペース、教育センター、トレーニング施設などがあります。下層階は橋で海に直結しており、ボート置き場やワークショップスペースがあります。建物のファサードには大きな窓があり、十分な日の光と内部への視認性を確保すると同時に、センターと周囲の環境を結びつけています。夜には窓から暖かな光が差し込み、センター内をランタンのように照らします。

木造船の構造からヒントを得た

建物のデザインは、船の幾何学や職人技からインスピレーションを得て、エスビャウ港における海洋の伝統とその意義に敬意を表しています。

テラスと船の保管・準備エリアの間にある丸い穴は、1階のコアに日光をもたらし、視覚的・社会的な縦のつながりを生み出します。

ファサードは、木造船の構造から着想を得たリズムと反復を、外側と内側の両方で表現しています。また、水中に石を投げ入れると伝わるスピード感や水平方向の波紋など、水のエネルギーが反映されています。パネルの角度を変えることで、カヤックの形状から着想を得て、さまざまな陰影を表現しています。木のリズムは屋根にも続き、天端にはソーラーパネルが帯状に組み込まれています。

【ap job更新】 国際色豊かなメンバーで活動する「ホシノアーキテクツ」が、広報兼グラフィックデザイナーと設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 国際色豊かなメンバーで活動する「ホシノアーキテクツ」が、広報兼グラフィックデザイナーと設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 国際色豊かなメンバーで活動する「ホシノアーキテクツ」が、広報兼グラフィックデザイナーと設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

国際色豊かなメンバーで活動する「ホシノアーキテクツ」の、広報兼グラフィックデザイナーと設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ホシノアーキテクツが、広報・グラフィックデザイナー、デザイナー、アシスタントデザイナーを募集中

ホシノアーキテクツは、星野裕明が主宰する国際色豊かな建築家・デザイナー集団です。
世界中で、その場所のもつ歴史、文化、風土を読み取り、新しい世代へと繋ぐ、街、建築、ランドスケープ、インテリア、アートを創造することを目指しています。

大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる photo©朴の木写真室(木村昂貴)
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる photo©朴の木写真室(木村昂貴)
大山純矢+大山真司 / studio kiviによる、愛知の住宅改修「とよたの家」。3世帯の家が集まる場の一軒を改修。環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向。未来の生活に応える改築も予定して計画を立てる photo©朴の木写真室(木村昂貴)

大山純矢+大山真司 / studio kiviが設計した、愛知・豊田市の住宅改修「とよたの家」です。
3世帯の家が集まる場の一軒を改修しました。建築家は、環境配慮と現在の暮らしへの対応を目指し、生活導線や開口部に手を入れる“調節”と“変更”を意識した設計を志向しました。また、未来の生活に応える改築も予定して計画が立てられました。

愛知県豊田市にある築39年の木造平家住宅のリノベーションプロジェクト。
建主の祖父母が住んでいたこの家の北側と東側には、両親の家、姉家族の家がある。3つの家の中央にはそれぞれの家へアプローチする共有の外部空間があり、それぞれに敷地は文筆されているが一見すると大きな敷地の中に3つの家(家族)が近接して住んでいるような環境となっている。

建築家によるテキストより

祖父母の家を解体し新築することも考えていたが、将来どのように暮らしが変化していくか分からない、また祖父母の家の状態も良好だったこと、なるべくスクラップアンドビルドでない環境に配慮した住宅の建て方にしたいという希望もあり、まず祖父母の家をリノベーションして住み(1期工事)、その後、概ね10年を目処にして必要に応じて新築住宅を増築+減築する(2期工事)というプロジェクトとなった。

建築家によるテキストより

1期工事のリノベーションで行った事は大きく2つ。
ひとつは39年前の家を現在、または将来にわたる建主の暮らしにフィットするように調節を行うこと。もう一つは現在の家を最小限の操作でより豊かに変化させると同時に将来の計画への補助線を引く変更を行うこと。

建築家によるテキストより
石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整
石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整 photo©西川公朗
石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整 photo©西川公朗
石川素樹建築設計事務所による、東京・小金井市の「中町の家」。人や車の往来はあるが自然が近い敷地。開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向。“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整 photo©西川公朗

石川素樹建築設計事務所が設計した、東京・小金井市の「中町の家」です。
人や車の往来はあるが自然が近い敷地に計画されました。建築家は、開くか閉じるかの“二項対立ではない”在り方を求め、光や影の変化と平面構成での“奥行きのある佇まい”を志向しました。また、“可動式ルーバー折戸”は外部と中庭の繋がりを調整します。

敷地は駅からほど近い高低差の大きい「はけ」と呼ばれる国分寺崖線を下った先にある。
幅は狭いが緑多き道がそこかしこに通る、人と自然の距離が近い場所である。隣家に囲まれ、人や車の往来もそれなりにある中で、開くか閉じるかといった二項対立ではないあり方を模索した。

建築家によるテキストより

合理的なスパンのシンプルな在来木造とし、ヴォリュームを抑えた各室と、サイズや納まりを統一した開口部を碁盤の目のように平面方向と断面方向にも配置した。軒下のような中間領域の配置と開口部の位置、また内外全体を回遊できる動線を、グリッドを基調としたプランに内包させることで、落ち着いた光が入るプライベートな1階に対し、2階は高さ方向や方位の変化による光のグラデーションをより明快にとらえやすくした。

建築家によるテキストより

また中庭に面して可動式ルーバー折戸を入れ、建具を開けると外部と中庭は繋がり、羽だけ開ければ視線は切りながら光と風を取り入れ、夜には外に明かりが漏れるようにしている。これらの光や影の変化とプランの整然性や連続性とが相まって、外部が内部に入り込んでいるような、あるいは内部の一部のような外部といった曖昧さが自然に感じられ、簡素な矩形でありながら奥行きのある佇まいとなった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 sinatoが、建築とインテリアの設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 sinatoが、建築とインテリアの設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 sinatoが、建築とインテリアの設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中Shinjuku Station East Square / 駅前広場 / 385m2

sinatoの、建築とインテリアの設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築とインテリアの設計スタッフを募集します。

駅や広場のような大きなものと、イスやテーブルのような小さなものを、常に同時並行でデザインしている設計事務所なので、建築が得意だけどインテリアもやってみたい、インテリアが得意だけど建築もやってみたい、という方は特に楽しめると思います(もちろん、私は〇〇だけを極める!という方も大歓迎です)。

また、小さな設計事務所の割に、大規模で長期間のプロジェクトが多いのも特徴かもしれません。
JR東日本さん、ルミネさん、アマゾンジャパンさん、森ビルさん、HYUNDAI(韓国)さんなどなど、国内外で多くの人々の生活に関わりが深い事業を行う皆さんと協働することで、狭義のデザインだけではない様々な学びがあります。

ワークスタイルとしては、クリエイティビティと生産性の両立を重視しており、具体的な時間管理やタスク配分の元、全スタッフが適材適所で最大限に能力を発揮できるチームを目指しています。
22時以降の残業禁止や半年毎の明確な給与査定など、一般的な労働環境整備にも日々取り組んでおり、今後も更に自由度の高いウェルビーイングな働き方を模索していきたいと思っています。

建築やインテリアが好きで、場や空間の可能性を切り開いていける、デザインとコミュニケーションが得意な方のご応募をお待ちしています。

【ap job更新】 平田晃久建築設計事務所が、秘書広報と設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 平田晃久建築設計事務所が、秘書広報と設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 平田晃久建築設計事務所が、秘書広報と設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中Tree-ness House ©Vincent Hecht

平田晃久建築設計事務所の、秘書広報と設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

平田晃久建築設計事務所では、秘書広報スタッフおよび複数名の新規設計スタッフを募集いたします。

弊社の建築に興味があり、豊かなものや新しいものをつくることに熱意のある方を歓迎します。
秘書広報業務は、パートタイムの契約も相談可能です。子育てやフリーランスで働きながら、建築という違う世界に関わってみるのはいかがでしょうか。

設計業務では、大規模な設計事務所とは違い、担当者が最低でも一つのプロジェクトを責任をもって総括的に担当でき、時にはコンペを複数人で協働することで設計力を磨きます。また様々な分野におけるプロフェッショナルな方たちとコラボレートしてつくっていきます。

独立を考えている人、目的意識を持ちスキルアップしたい人、どんなことにも興味を持って取り組める人に来ていただけたらと思います。

山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す
山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す photo©長谷川健太
山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す photo©長谷川健太
山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す photo©長谷川健太
山路哲生建築設計事務所による、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」。“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画。この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案。形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す photo©長谷川健太

山路哲生建築設計事務所が設計した、香川・綾歌郡の「宇多津クリニック」です。
“広告的”で“非空間的”なロードサイドに計画されました。建築家は、この場に“在り得る建築”を求め、看板に頼らない存在感を持つ“白く幾何学的で記号的な家型”を考案しました。また、形態の実現に求められた“ブレース”が豊かさも生み出す“ノイズ”としても機能します。

香川県宇多津町に建つ歯科クリニックを設計した。
県内の海沿いを東西に繋ぐ産業道路「さぬき浜海道」を背骨にもち、塩田を埋め立てて開発されたこの町には、幹線道路沿いにイオンを筆頭としてスシロー、マクドナルド、ユニクロといった見慣れたナショナルチェーン店が並んでいる。そんな典型的ロードサイドに、白い家型のボリュームを配置した。

建築家によるテキストより

敷地の両隣は弁当店と地方銀行ATMに挟まれており、それぞれ機能を満たす最低限の小屋と、壁面を覆うように付けられた大きな看板、道路沿いに高く掲げられた塔状の広告で構成されている。
このような広告的・非空間的な商業建築は、美しい街並みを形成しているとは言えないものの、とりわけ歴史に乏しい地方都市や郊外のロードサイドにおいて、なるほど捨てがたい経済効果と街の賑わいをもたらしている。
そこで、商業的広告性の安易な排除でもなく、とはいえ景観への配慮を放棄したデコレイティッド・シェッドでもない、このロードサイドに在り得る建築を計画したいと考えた。

建築家によるテキストより

この白く幾何学的で記号的な家型は、讃岐平野特有のおむすび型の青ノ山や、近隣に広がる住宅地との調和をはかりながらも、ロードサイドにおける看板に頼らないプレゼンスを獲得している。教科書でもあるかのように建ち並ぶ周辺のデコレイティブな商業施設の中、過剰に「イエ」であるその白い記号は、ロードサイドにおいて異質であり、過剰な看板を持たずとも転じて商業的である。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。