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ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©francisco ascensao
ファラによる、ポルトガルの集合住宅「houses of cards」。5つの住戸を持つ建築。“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向。内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る photo©francisco ascensao

ファラが設計した、ポルトガルのマルコ・デ・カナヴェゼスの、集合住宅「houses of cards」です。
5つの住戸を持つ建築の計画です。建築家は、“遊び心”のある“帯状”の要素で全体を包んで、住戸群をひとつに見せかけ“集団と私的の緊張関係にあるオブジェ”を志向しました。また、内部では道と庭を繋ぐ横断的な構成の中に擬似的な中心を作る事も意図されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳です

建築可能な最大ヴォリュームは、2階建ての歪な箱であることが判明しました。周囲に広がる断片化を拒み、5つの家がひとつになるように見せかけます。集団と私的の緊張関係にあるオブジェ、それは複数のウェディングケーキです。

そのまとまりは、縦長の帯状にラフに構成された4つの面を遊び心たっぷりに包み込むファサードの中に横たわっています。ファサードは開口部(フランス窓、バルコニー)と壁(三角形の王冠と大理石のボタン)が交互に配置されています。ぶつかり合うリズムと例外が、内部の不協和を感じさせます。

1階はガレージドアのミニスカートの上に浮かんでいるような感じです。道路側のブリッジエントランスと裏側の庭園を結ぶように、横長のリビングルームが配置されています。リビングスペースはおおらかで一体感のある、自由で横断的な壁の間で揺れ動きます。プライベートレベルは、果物の断面のように整理されています。シンプルに整えられたベッドルームの層には、軽やかなバスルームとサーキュレーションスペースのコアが隠されています。各住宅では、一見すると任意に配置された一本の柱が2つのフロアをつなぎ、コアに日照をもたらす屋根の開口部と対話します。つまり、横断的な構成であるにもかかわらず、住宅には擬似的な中心、不安定な位置にあるいくつかの垂直なものがあるのです。

MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVが設計した、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」です。
電気自動車の企業の為に計画されました。建築家は、施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案しました。また、様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら

こちらはリリーステキストの翻訳

ミニマリズムの純粋さとロッテルダムのひねり:MVRDVが電気自動車会社のためにオランダで最初のNIOハウスを設計

電気自動車メーカー「NIO」のオランダ初の拠点「NIO・ハウス・ロッテルダム」がオープンしました。MVRDVによるインテリアデザインで、この店舗はロッテルダムの街の無骨で大胆な表現と、NIOブランドの洗練されているけれども、温かみのある美学をミックスしています。同時に、NIOの特徴である売り場へのアプローチを採用しましています。それは、カフェ、ラウンジ、子供用プレイエリア、フォーラム、ワークルーム、アートディスプレイなどの、歓迎の要素が盛り込まれています。それによって、都内有数のショッピングストリートの活気に貢献するフレキシブルな室内空間を実現しました。

カフェやアパレルショップが立ち並ぶミエント地区にある「NIO・ハウス・ロッテルダム」は、運河沿いの角区画という立地を最大限に生かし、動きのある要素を取り入れています。道路に面したメインファサードは、同社の車のショーケースになる一方、サイドファサードはスライド式の窓によって開放することができ、内部のカフェバーをこの開放窓から拡張して、晴れた日には運河沿いの屋外カフェにすることができます。一方、最も目立つコーナーには、1台の車の「ヒーロービュー」のスペースが設けられ、背後の壁面にはアートワークが配置されています。

NIOのクルマについて知ることができる店舗正面のギャラリーと、奥のクラブハウスを分けるために、床と壁の色を白から温かみのあるキャラメル色へと徐々に変化させています。これを実現したのが、「グッドフロア」と呼ばれるテラゾー風の素材です。これは、近隣のマース川から回収したプラスチック汚染を再利用してます。実際に、デザイン全体を通して、素材はNIOの典型的な素材パレットにサステイナブルなひねりを加えています。再生プラスチックのテラゾーに加え、バイオベースのコーティングを施したサステナビリティ認証の木材、100%天然繊維のカーペットと椅子張り、ヴィーガンレザーが使われています。

生々しいむき出しのコンクリートの柱や、頑丈に設計されたディテールが、ピュアでミニマルなNIOのヴィジョンを際立たせ、ロッテルダムらしさを与えています。空間の中心には、長いコミュ二ケーション用の「クレーンテーブル」があり、来場者はコーヒーを飲んだり、他の人とおしゃべりしたり、ノートパソコンで仕事をしたりすることができます。滑車で吊り下げられたテーブルは、簡単に持ち上げてフォーラム用の空間にしたり、可動式のパーティションをスライドさせてプレゼンテーションやワークショップ、レクチャーのための空間を作ったりすることが可能です。

関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す photo courtesy of 関口貴人建築設計事務所
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す photo courtesy of 関口貴人建築設計事務所
関口貴人と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が“3/26”に開催。平田晃久事務所出身の建築家による独立最初の作品。カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成。目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す image courtesy of 関口貴人建築設計事務所

関口貴人建築設計事務所と新明工産による、埼玉・飯能市の、新築平屋の美容院「Hair room TOARU」の内覧会が開催されます。
平田晃久建築設計事務所出身の建築家による独立最初の作品です。建築家は、カットスペースを構成する鏡を“3m”を超えるサイズにまで拡大して空間を構成しました。そして、目の前に座る自分だけでなく緑や街をも映し出す事が意図されました。開催日は2023年3月26日参加費無料事前申し込み不要です。建築の場所はこちら(Google Map)。【ap・ad】

埼玉県飯能市に建てるRCラーメン壁とCLT屋根併用構造の平屋の美容院である。

建築家によるテキストより

人の内的な部分から活動を呼び起こすような物質的で自然な建築をつくることができないか、そのようなことを思いながら、ここでは建築の要素や形式から一度離れ、カットスペースを構成する鏡と机を解体し、組み換えることから建築を考えていった。

建築家によるテキストより

一般的なスケールを超えた大きな鏡(RC壁)を1辺にもつ2.3m角のカットスペースをずらしながら配置し、その間に大きな机(CLT屋根)を架け渡していく。RC壁とCLT屋根はアングルとビスだけの簡易的な接合構法で家具のように取り付けられ、RC壁はそれだけで面外方向の荷重に対して自立し、CLT屋根はそれ自体が構造体になり梁のない長スパンの架構をつくる。
間に嵌め込まれたガラスは構造シールにより枠のない透明な開口をつくることで、RC壁が地面から建ち上がってCLT屋根がただそれに載っているだけのように見える。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職を募集中

坂茂建築設計の、東京事務所での 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)と 事務職募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

東京事務所での設計スタッフ、事務スタッフ募集

坂茂建築設計は、東京、パリ、ニューヨークに事務所を置き、国内外において、住宅・美術館等の文化施設・教育施設・商業施設など様々なプロジェクトを実現して参りました。現在も、材料、構造、空間の革新を追求した様々なプロジェクトが進行中です。

この度、東京事務所では、設計スタッフ、事務スタッフを募集いたします。
好奇心旺盛に取り組める方を歓迎します。

藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto
藤本壮介による、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」。都心部の幹線道路沿いの敷地。公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案。“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図 photo©architecturephoto

藤本壮介がデザインした、東京・渋谷区の「西参道公衆トイレ」です。
都心部の幹線道路沿いの敷地に計画されました。建築家は、公衆トイレを“都市の泉”と捉えて“新しい公共空間”を目指し、中央が凹んだ“うつわ”の様な“手洗い場”を持つ建築を考案しました。また、“小さなコミュニティ”が生まれる契機を作る事も意図されました。場所はこちら(Google Map)
本建築は、日本財団が行っている「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環として建てられたものです。

器・泉(うつわ・いずみ)

公衆トイレは都市の中の水場、街の泉であるといえるのではないでしょうか。

トイレを利用する人だけではなく、さまざまな目的を持った多様な人々に開かれた、公共の水場としての手洗い空間を提案します。それはみんなのための、ひとつの器(うつわ)です。

中央が大きく凹んだこの形は、様々な高さの手洗い場をひとつの形に内包したもので、子供からお年寄りまでが、この器を囲んで手を洗い、水をくみ、会話をして、小さなコミュニティが生まれるきっかけとなるはずです。

水を囲んで人々が集う場所として、新しい公共空間のあり方を提案したいと思います。

リリーステキストより
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose
KASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真。石上純也事務所と内藤廣事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催 photo©Tomoyuki Kusunose

KASA湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」の会場写真です。
石上純也建築設計事務所と内藤廣建築設計事務所で其々に経験を積んだ二組の建築家の展覧会です。“対話”をテーマとして各自が構想した“家”に関する作品を公開する内容です。畝森泰行と金野千恵の事務所でもある東京台東区の“BASE”を会場に開催されます。会期は、2023年4月2日まで。展覧会の公式ページはこちらです。また、2023年3月26日と4月2日にオンラインやリアルで行われる関連イベントも企画されています(末尾に掲載します)。

2組の建築家 KASA (KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS)と湯浅良介による展覧会「In Between Two Houses」を開催する運びとなりました。
2組の若手建築事務所が進行中の住宅プロジェクトについて対話し、その中から生まれたスタディやドローイング、動画を展示します。
重ねられた対話を通し、2組の作家性、またその共通性や差異から建築の今が浮かび上がります。

リリーステキストより

KASAによるステートメントの一部

アトリエで2人で対話していると、ふとした言葉からヒントを得て火のように建築が立ち上がっていくような瞬間がある。言葉、スケッチ、模型、色んなことがきっかけで現れる、とても興奮に満ち溢れたそのひと時がとても好きだ。今回、畝森さん金野さんからお話をいただき「Dialogue」という言葉を聞いて、その光景を頭に浮かべていた。

湯浅さんと対話していく中で、そんな時間をご一緒できればとても素敵だなと思った。2組が同じ「家」という方向を向き、2つの「家」が対峙する、その間にぼくらは可能性を感じた。それは本展を企画するにあたって共に過ごした時間かも知らないし、互いのプロジェクトをエスキスした時に生まれたアイディアかも知れないし、会期中にみなさんからいただくご批評なのかも知れない。

リリーステキストより

湯浅良介によるステートメントの一部

二人展には「Dialogue」(対話)というテーマが与えられていた。

人がそこにいられるようにするために空間という“何かと何かのあいだ”をつくることを生業にしているけれど、人と人とが対話をするためにも距離という“あいだ”が必要になる。そのことについて考えたいと思っていたところに展示の話をいただいた。対話をするために必要な距離、その見えない”あいだ”を開示する試みとして本展を考えたいと思う。

対話をするためには、共通の言語とツールで同じトピックについて話をすることが必要だと仮定した。交渉の場合は“テーブルにつく”という表現がとられることがあるが、僕らは対話をするために“形式を揃えた”。その上で実際にたくさん話をした。同じフォーマットを使いその上で話をすること。そこには、相手は自分とは異なる、という前提があり、それは相手に対する敬意の表れ、その敬意を“あいだ”と言ってもいい。

リリーステキストより
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希
藤原・室 建築設計事務所による、大阪・吹田市の「南千里の家」。住宅街の段差のある敷地。場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案。施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いる photo©吉川直希

藤原・室 建築設計事務所が設計した、大阪・吹田市の「南千里の家」です。
住宅街の段差のある敷地に計画されました。建築家は、場の特性を生かした空間を目指し、レベル差のある床と3つの庭で“目線を変化”させ“多様な広がり”を生む建築を考案しました。また、施主の職業を尊重して内外装に“和の仕上げ素材”を用いられました。

大阪の北摂地域の住宅街。
段差のある細長い土地に建つ住まいです。

建築主の希望は、職業が和食の料理人ということもあり、和の仕上げ素材を多く使いたいという希望でした。
敷地に少し段差があることを生かして、目線の変化により、多様な広がりが生まれる空間を考えました。

建築家によるテキストより

1階は敷地境界に沿って、壁面後退1.5メートル部分に細長い庭を設けています。
それを1階のLDKから眺められるようにすることで、限られたスペースの中でありながらも、広がりや多様な見え方が出来るように考えています。

建築家によるテキストより

リビングはゲストをもてなす場としており、1階の少し低いリビングのソファーに座ると、ブリッジの下方に庭が広がります。庭は流れをイメージした造園となっており、室内から見ると遠くと繋がって見えるようにしています。
ダイニングキッチンはプライベートエリアとし、リビングとダイニングキッチンの間には2つの小さな中庭を設けています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中「ラーバンデザインオフィス本社」 写真:千葉顕弥

設計した自社オフィスが“国際的な建築賞”も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

R/URBAN DESIGN OFFICEでは、一緒にプロジェクトを進めるメンバーを募集しています。 

弊社は、東京大学大学院卒業後シーラカンス(CAt)から独立した雨宮知彦が設立した建築設計事務所です(経歴等はHP参照ください)。まだ小さい事務所ですが、一緒に事務所を成長させていける仲間を探しています!

以下のような特徴のある事務所です。興味を持った方はぜひご連絡ください。

【二項対立】事務所名(rural/urban)の由来でもありますが、農村的/都市的、固着/流動、永遠性/永続性、フォーマル/インフォーマル、抽象/具象といった2項対立的な視座であえて環境をとらえつつ、そのあいだのトレード関係や境界面をデザインの主題としていきます。

【多用途】1つの用途に限定せず、様々な用途の設計にチャレンジしています。これまで、個人住宅・集合住宅・店舗・オフィス・保育所・学校・美術館などの実績があります。現在は大型リゾートホテル・商業複合施設・カフェ内装などのプロジェクトが進行中です。実務経験のある方、優遇します。

【世界一のオフィス】国際建築賞FRAMEAWARDS2021「SMALL OFFICE OF THE YEAR」を受賞した事務所は、道路に面した1階の地域に開かれた場所です。内装は自社でリノベーションし、コロナに対応した風通しの良い快適な執務空間です。

【コンペ】コンペやプロポーザル、アワードにも積極的にトライします。各種プロポーザルコンペや、SDレビュー・建築学会新人賞や海外の建築賞など、入選・受賞多数。

【アカデミック】代表が大学で研究や非常勤講師をしている関係で、大学のプロジェクトとの協働機会があります。現在は、東京大学との共同研究を北海道で進めています。

【研究・勉強】建築家同士で集まり、よりコンセプチュアルに都市を捉える勉強会を開催しています。近年は助成金を獲得し具体的なアウトプットにつなげようとしています。

【フレキシブル】フルタイム勤務だけでなく、個人のスタイルに合った働き方を推奨します。代表も3歳と8歳の子育てに励んでいます。

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©G ARCHITECTS STUDIO
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション」。鉄骨造の集合住宅での計画。“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せる photo©森田純典

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・杉並区の住戸改修「杉並のリノベーション / A Room Since 1968」です。
鉄骨造の集合住宅での計画です。建築家は、“タイムレスなデザイン”の要望に、素材と機器のほぼ全てを“定番”製品から選定する設計を志向しました。“どこか見慣れた物”に囲まれた空間は“時間が止まった”ような様相を見せます。

東京都内の築55年のS造のマンションのリノベーション。
今回クライアントから求められたテーマは「タイムレスなデザイン」だった。リビングにはラムスのシェルフが設置される事だけが決まっていた。

建築家によるテキストより

使った素材や機器は全て各メーカーのロングセラー製品、つまり定番で統一した。また築年数を鑑みて鉄骨の耐火被覆にはアスベストが含有する事が推測されたため囲い込み工法を採用。躯体の存在を感じさせないプレーンなインフィルとした。

建築家によるテキストより

唯一の特注品は部屋の中央に置かれたキッチン作業台。厚み1.5mmのSUS-Plの曲げによる目隠しとしている。横向きのヘアラインの目に周囲の像が写り込んでいる様子は、特異点として「タイムレス」な空間に歪みをもたらしているかの様である。

建築家によるテキストより
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #954)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #171)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、北海道・札幌市の牧場「BANKEI FARM」。企業運営の森の中の牧場。地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案。工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在を目指す"Untitled(The Farm in Sapporo #627)", 2022 ©︎ Gottingham Image courtesy of Domino Architects and Studio Xxingham photo©Gottingham

大野友資 / DOMINO ARCHITECTSが設計した、北海道・札幌市の「BANKEI FARM」です。
企業が運営する森の中の牧場の計画です。建築家は、地域の自主施工の“農作業小屋”から着想し、使用者自身での拡張を可能とする“特注フレーム”用いた空間を考案しました。そして、工夫の重なりが“この場所らしさ”を作る“いい道具”の様な存在が目指されました。

北海道、札幌。中心部から車を20分ほど走らせた盤渓地区の22ヘクタールの森林を敷地として、お菓子メーカー・ユートピアアグリカルチャーが運営する牧場を設計した。まずはその第一段階として、厩舎、牛舎、鶏舎と卵の直売所などが設置された。

建築家によるテキストより

動物や植物を扱う牧場に必要とされている機能は、原則としてとてもシンプルでプリミティブなものだ。そんな場所に、建築ができることはなんだろう。慣れ親しんだ一般的な牛舎や鶏舎と違うものになったら、使う人がアレルギーやハレーションを起こさないだろうか。そんなことを悶々と考えながら盤渓の山の中を歩いていると、地元の農家がセルフビルドで建てたかわいらしい農作業小屋を見つけた。

ビニールシートの屋根と丸太柱だけでつくられた、トラクターと農作業用具が最低限おさまるサイズの小屋。梁からはにんにくや玉ねぎが吊るされている。それはまるで熟練の職人が使う、工夫の詰まったオリジナルの道具みたいで、とても「しっくりくる」光景だった。この小屋の延長線上に、今回の牧場のあるべき姿が見えた気がした。

建築家によるテキストより

建築の骨組みとして、北海道を拠点にしている農業用パイプハウスのメーカーと既製品をベースにした特注のフレームを開発した。骨組みに取り付けるオプションパーツは農業用ホームセンターなどで簡単に手に入るので、開口部を追加したり、ネットを張ったり、建具を取り付けたりするなど、運用しながら必要に応じて自分たちで機能を拡張できる。

メインの外装材として、銀色の熱線反射シートを用いている。熱負荷を軽減しつつ、一定間隔で透明なビニール素材に切り替えることで、室内に日光が入るようにした。夏季はオペラカーテンみたいにシートを束ねることで風通しをよくしたり、冬季には閉じることで断熱性能を上げたりできる。牧場の一角は卵の無人販売所になっていて、オリジナルの自動販売機を設置した。機構はできるだけシンプルにすることで、何かあった時に自分たちで簡単に直せるような設計になっている。

建築家によるテキストより
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」。ギャラリー併設の眼鏡と香水の店。既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築。クラシックなバーの様な在り方を想像して細部を設計 photo©見学友宙

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・江東区の店舗「Atelier Macri」です。
ギャラリー併設の眼鏡と香水の店です。建築家は、既存区画の空間を二つに分ける様な形を考慮し、様々な機能を集約する“コの字型”カウンターで空間を繋ぎ“一体感”を構築しました。また、クラシックなバーの様な在り方を想像して細部が設計されました。店舗の公式ページはこちら

ギャラリーを併設した、眼鏡と香水専門のコンセプトストア「Atelier Macri(アトリエ マクリ)」の内装計画。

建築家によるテキストより

既存の区画は、その中央にコンクリート壁が張り出した不定形な形をしており、必然的に店内が表側と裏側に分れるような空間となっていた。

建築家によるテキストより

そこで、計画ではこの特徴を踏まえ、張り出した壁部分を囲うようにコの字型のカウンターを配置。接客や検眼のための作業台、商品ストックや雑収納などの機能を一つに集約しつつ、2つの空間を連続的につないで店内に一体感が生まれることを意識した。

カウンターの素材には、ツヤのある仕上げを施したウォールナット材を使用し、クラシックなバーカウンターのようにリラックスして接客を受けられるよう、肘置きなどのクラシックなディテールも取り入れた。

建築家によるテキストより
泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集中。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場
泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集中。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場

泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集しています。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場です。主催は「NPO法人家づくりの会」です。申込締切は2023年5月12日(金)。応募者多数の場合は先着順との事。【ap・ad】

NPO法人家づくりの会では、良質な住宅設計を目指す人のための「家づくり学校」を運営しています。

この学校では、座学中心の第1学年素材や技術の見学による第2学年幅広い知見を身につけるための演習を行う第3学年、そして、建築家のスタジオに配属されその建築家の設計術を習得する第4学年を設けており、月に1回のペース計4年間の受講をもって完結します。

住宅の設計は楽しい。でも勉強しなければならないこと、また苦労もたくさんあります。

大学で教わる内容も大事ですが、実際に住宅の設計をするとなると、施主や施工者がいて、また現代に即した現実的で新しい知識も必要です。

現実の仕事はどのようにして進めるのか、大学では教えてもらえない知識と能力について、これから住宅設計をやりたいと思っている学生、設計事務所や工務店勤務の人、また設計事務所を立ち上げて間もない人たちを対象に伝えていこうと考えています。

本当の意味での良質な住宅が少しでも多く生まれていくことが私たちの目的です。

小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之

小野晃央 / シグマ建設+ONOが設計した、埼玉・深谷市の「House-K」です。
周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地に計画されました。建築家は、“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案しました。そして、窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況を作る事も意図されました。

実家の敷地を分筆・農地転用する事で市街化調整区域の中に生まれた、前面道路から約40mのアプローチを持つ旗竿敷地。
隣地は元々地元の公園であったが現在は使われずに原っぱとなっている。

建築家によるテキストより

そんな敷地に、父・母と子供2人の為の住宅を依頼された。
クライアントからの要望は、各個室よりも、家族全員での生活が中心となる家としたい。平屋を基本としつつ、一部2階にプレイスペースを設け子供たちが遊ぶ様子が感じられる構成としたいという2点であった。

建築家によるテキストより

余裕の無い敷地面積の中でも最大限平屋の面積を確保する為、形状はシンプルな矩形の切り妻形状をベースとした。
一方、屋根の一部を空へ向け片流れとする事で一部2層分の空間をつくり、その片側に個室を納める事で立体的に連続する「余白」をつくり出した。

2階から注ぎ込む光が片流れの天井面で拡散される事で、室内全体が明るく解放感の有る余白となり、そこに生活の中心となる機能を配置する事で「余白=生活の中心』」とした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中

東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

山﨑壮一建築設計事務所では、設計スタッフを募集しています。明るく楽しみながら、建築について語り合える仲間を探しています。(東京スタッフ急募)

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山﨑壮一建築設計事務所は、住宅・ホテル・保育園・幼稚園・店舗・リノベーションなど、様々な建築の設計業務を行います。設計スタッフには夫々プロジェクトを担当して頂きますので、設計から現場監理 まで、建築の知識をトータルに習得できる設計事務所です。

近年、関東圏でのプロジェクトの他、沖縄県でプロジェクトが増えています。今年は、沖縄県伊良部島でリゾートホテルが完成。今後もリゾートホテル・住宅等、数件のプロジェクトが控えており、東京・沖縄両地域で、業務に力を入れていきます。

ご興味をお持ちの方は、ご応募下さい。

伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史

伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsが設計した、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」です。
海の景色を望む旅館客室の改修されました。建築家は、既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案しました。また、“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

愛知県蒲郡市の西浦半島の先端に建つ旅館、吉慶。
部屋からは美しい三河湾の景色を望むことが出来る。

建築家によるテキストより

約50年前に建てられたこの部屋は元々2部屋だったが、間の壁を取り払い、およそ100㎡の広々とした客室が生まれた。

客室内は海の気配を感じつつ、思い思いに耽ることのできる静寂な空間を随所に散りばめている。海の様子は日々変化し、波の音や匂い、空気が変化する。同じように客室の中も毎日移ろい、日々の変化を楽しませてくれる。

建築家によるテキストより

内装材はシンプルで色味の静寂な素材を選定した。シンプルな素材は景色の移ろいに染まり、晴れの日や曇りの日、その時々によって風合いが異なり宿泊客の感じ方も異なる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中F邸@軽井沢

別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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別荘をメインにリゾート建築を設計している意匠設計事務所です。

軽井沢が多いですが、他にも伊豆、八ヶ岳、仙台、石垣島等日本全国にリゾート建築を設計しております。
弊社の仕事はまず、リゾートとしての敷地の特性を読み取り、空間を構成し、素材を厳選、ディテールを検討します。
建築を通してリゾートにおけるライフスタイルをデザインします。

事務所はお台場にあるSOHOビルの10階にあり、海や夜景を一望できるので、イマジネーションを高めながら設計業務が出来ます。
リゾート建築をメインに設計する弊社のコンセプトに合った環境です。
事務所内の家具やインテリアも自分たちで設計し、働く環境を常に豊かにしたいと考えております。

質の高いクライアントと密度高くディスカッションを繰り返し、質の高い建築を創り上げていきます。
私達はクリエイティブなマインドを重要視します。
また、デザインを現実の形にする為の知識、テクニック、コミュニケーション能力、持続性も重要です。
実力さえつけば経験、年齢に関係なくチャンスをつくりたいと考えます。

同じ志しや目標をもつ方、今まで学んだ、経験した力を発揮して、エムズ・アーキテクツの建築を一緒に作っていきませんか?
意欲ある方からの応募をお待ちしております。

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