


水谷夏樹建築設計事務所が設計した、愛知・瀬戸市の住宅「幾何学模様に出会える街の家」です。
幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図されました。
瀬戸物で知られる瀬戸市は、かつて「幾何学模様に出会える街」として日本遺産への登録を目指した陶器の街であり、市内各所に陶器やタイルによる幾何学模様のモチーフを見ることができる。
そんな幾何学の街に建つ、幾何学平面の住宅である。
敷地は空地と道路に囲まれた坂の途中にあり、南東の横断歩道は小学校の通学路になっている。そこに、大開口に依らない開放性を求め、同時に小学生たちの通学の記憶の一部になるような「ささやかなランドマーク」でありたいという思いから、塔のような、防御性を持ちつつ中~遠景への眺望を指向する建ち姿を考えた。
内部に入ると平面の幾何学性は消え、体験的には整形の床が屏風状の壁に浮いているように感じられる。床のずれによって生まれた三角形の吹抜けやニッチは矩形の床に対して様々な居場所をつくり、方位に対して等価にあけられた窓からは、ストロボ写真のように周囲の微地形と街並が360°入り込んでくる。
一見複雑な形状だが90度と45度の組み合わせによる架構は比較的施工が容易で、断熱性能を高めたことで四隅の吹抜けによる空気循環がプラスに作用し、エアコン1台で家全体が空調可能となっている。
















