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小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツによる、ウガンダの日本料理店「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」の写真

小林一行+樫村芙実 / テレインアーキテクツのウェブサイトに、ウガンダの日本料理店「やま仙/Yamasen Japanese Restaurant」の写真が7枚掲載されています。

日本食料理店と小さな商店を併せ持つ、ウガンダの首都カンパラ郊外の商業施設です。
成長が早く安価なため足場材などとして使われるユーカリ材は、見た目の不均一さや扱いにくさから建材としては脇役として使われることの多い素材ですが、この材を主要な構造・仕上げとして用いることを試みました。敷地は丘陵地にあり、敷地内にもなだらかな斜面があります。これを既存のスロープに見立てて、地階からゆるやかに上階へ登るアクセスを考えました。
既存の5本の樹木を避けるように茅葺きの大屋根を掛け、この屋根の下にいくつもの店が集まり、そこに人々が集う場所がうまれました。

青木淳が、東京藝術大学の教授に就任

青木淳が、東京藝術大学の教授に就任しています。
青木は2018年に同大学建築学科にて「料理を作る課題」を学生に出したことがtwitterや弊サイトでも話題となっていました。

2019年度より、建築家の青木淳氏が本科教授(環境設計第一研究室)に、建築家の樫村芙実氏が本科講師(建築設計第三研究室)に、建築科・東京大学名誉教授の大野秀敏氏が本科客員教授に就任しました。

以下は青木によるメッセージ。

学生へのメッセージ
「芸大の建築学科だからこそできることをしたいです。
他学科の人たちとつきあえるとおもしろい。
建築の世界だけに閉じこもるのではなく、いろんな他の世界のこともあれこれやってみたい。
とはいえ、ジャンルがなければ、「他」もなくなってしまう。
だから、建築のことをとことん考え、やりましょう。」

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/3/25-3/31]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/3/25-3/31]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/3/25-3/31)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、隈研吾による、ドイツ・ミュンヘン郊外の、瞑想のための小屋「WOOD / PILE」の写真

2、今津康夫 / ninkipen!による、福岡・博多の、布を用い建築家と協働するfabricscapeの為のショーウィンドウ「fabricscape showwindow in fukuoka」

3、佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎・諫早市の建設会社の新社屋「基壇地形の改修」

4、青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」

5、ジャン・ヌーベルの設計で完成した「カタール国立博物館」の写真

6、南木隆助による、山形・青柳の店舗「呼び継ぎのリノベーション」

7、「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」(日本経済新聞)

8、乾久美子の新しい作品集『Inui Architects 乾久美子建築設計事務所の仕事』

9、A.C.E. 波多野一級建築士事務所 / 波多野崇が改修を手掛けた、京都・産寧坂の店舗『「おちゃのこさいさい 産寧坂本店」・平成の大改修』

10、「“線路をまたぐ”高層ビル完成 空間を有効活用 東京 池袋」(NHKニュース)

11、スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画

12、前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定

13、トラフによる、滋賀の「開かれた家/大津の住宅」の写真

14、石上純也の事務所が、今年のサーペンタイン・パヴィリオンに関わるインターンに給与を支払うことに合意

15、黒川智之による、東京・大田区の「大岡山の集合住宅」の写真

16、京都工芸繊維大教授・中川理による論考「社会の変容 磯崎新の問い」

17、ドミニク・ペローによる、パリオリンピック2024選手村のマスタープランの画像

18、JIA優秀建築賞2018年を受賞した、浅井裕雄+吉田澄代 / 裕建築計画による、既存鉄骨工場に木造の空間を挿入した「工場に家」の写真

19、トラフの会場構成による、田中一光の作品をモチーフとしたイッセイミヤケの4回目のコレクションの展示会の写真

20、ヴァレリオ・オルジアティが2007年に完成させた、スイスの「バーディルのアトリエ」をスイス国営放送が特集した連載動画(日本語字幕付)


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大
設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大※外壁材の検索例(耐火構造の製品)

 
設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大しています

設計者・施工者が無料で利用可能な、メーカー横断で建材検索ができるウェブサービス「truss(トラス)」がサービス内容を拡大しています。トラスは、建材選定の効率化と質の向上を目指して東京工業大学建築学科卒の3人が立ち上げたベンチャー企業です。【ap pr】

「truss(トラス)」は、デザイン、法規、性能、価格など様々な条件で、メーカー横断で建材を検索できるサービスです。

同じ意味内容でもメーカー毎にカタログ上の表現が異なっている場合もありますが、トラスでは元設計者が調べやすい表現に加工・統一化することで高い検索性を実現しています。

例えば、あるメーカーで”アクアマリン”、別のメーカーで “コバルトブルー”という色の表記であっても、「ブルー」という検索条件で両方を抽出することができます。

現在は、外皮領域と内装領域に対応しており、デザイン重視、性能重視それぞれに適した比較ができます。
例えば、内装壁材で不燃材料のベージュで検索すると下記の画面になり、製品の見た目と特性が一覧でわかりやすく表示されます。

前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定

前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが、奈良の「(仮称)三宅町複合施設」設計プロポで、最優秀提案に選定されています。前田はドミニク・ペロー建築設計事務所勤務経験を持ち、大阪を拠点に活動する建築家です。
以下のように提案書が公開されています。

最優秀提案1.pdf
最優秀提案2.pdf
最優秀提案3.pdf
最優秀提案4.pdf
最優秀提案5.pdf
最優秀提案6.pdf
最優秀提案7.pdf
最優秀提案8.pdf

最終審査結果.pdf

本町では、教育・福祉・保健が連携した総合的な子ども支援施策を展開することにより、子どもの健全育成ができる地域子育てを支えることができる地域づくりを進めていきたいと考えており、子どもから大人まで共に学べる生涯学習の場、地域で子どもを育てる子育て支援の場、町民が笑顔で交流できるふれあいの場、これらが一つになった拠点づくりの整備を目指しています。

本業務は、地域の拠点となる(仮称)三宅町複合施設を建設するにあたり、施設の適切な管理・運営に関する空間づくり、多様な利用者の居場所づくりを実現するための設計を行うことを目的とし、委託業者を選定する公募型プロポーザルを実施しました。(via www.town.miyake.lg.jp

スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画

スノヘッタが完成させた、ノルウェーの海岸に半分沈んだような外観のレストラン「under」の建設工程の一部を紹介する動画です。お店の公式サイトはこちら

以下は完成した建物の外観写真です。

客席の様子。

チリのプリツカー賞受賞建築家アレハンドロ・アラヴェナのエレメンタルが、インターンのポジションを取りやめることを公表

チリのプリツカー賞受賞建築家アレハンドロ・アラヴェナのエレメンタルが、インターンのポジションを取りやめることを公表したとのことです。instagramでの告発を発端とした一連の流れを受けdezeen宛にコメントが送られそれが公開されています。

スタジオ・ギャングのチームによる、アメリカのシカゴ・オヘア国際空港増築コンペの勝利案の画像

スタジオ・ギャングのチームによる、アメリカのシカゴ・オヘア国際空港増築コンペの勝利案の画像が5枚、dezeenに掲載されています。コンペの最終候補にはフォスター、SOM、カラトラバらが残っていたようです。
以下は勝利案のCG動画。

青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」

青木淳による、都営新宿線・馬喰横山駅の空間についての考察「美しく空っぽな空間」が、PROJECT TOEIに掲載されています。リンク先記事の下部には、以前に公開された各種駅の考察3つのリンクがあります。

私たちが普段何気なく利用している「駅」。
建築家の視点で見ると、どのように見えるのでしょうか。
青木淳さんに考察していただきました。

「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」(日本経済新聞)

「旧奈良監獄を高級ホテルに 星野リゾート、21年開業」という記事が、日本経済新聞にあります。こちらのページに旧奈良監獄の改修前の訪問レポートがあり写真が多数掲載されています。

西沢立衛の講演「環境の建築」(モデレーター:藤村龍至・小林正美)が、国際文化会館で開催

西沢立衛の講演「環境の建築」(モデレーター:藤村龍至・小林正美)が、国際文化会館で開催されます。開催日は2019年4月22日。

西沢氏に、いくつかの実作を通して、設計を始めた90年代から現在に至るまで自身の建築への興味がどう変わってきたか、またどのような建築的課題を抱えているか、についてお話しいただきます。

スピーカー: 西沢 立衛(建築家)
モデレーター: 藤村 龍至 (建築家)、小林 正美 (明治大学副学長)
日時: 2019年4月22日(月) 7:00pm
会場: 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
用語: 日本語(通訳なし)

黒川智之による、東京・大田区の「大岡山の集合住宅」の写真 クリスト&ガンテンバインの建築展「スイス建築の表現手法」の会場写真

クリスト&ガンテンバインの建築展「スイス建築の表現手法」の会場写真が、japan-architects.comに掲載されています。2019年3月31日まで東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催中。今後は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館に巡回します。
以下は展覧会公式の概要です。

この度、日瑞建築文化協会(JSAA)とスイス大使館は、スイスの建築家クリスト&ガンテンバインの「The Last Act of Design」展を開催いたします。

スイス国立博物館・バーゼル州立美術館など近年のスイスにおいて重要なプロジェクトを手がけるクリスト&ガンテンバインは、いまやスイスを代表する若手建築家の一組と言えるでしょう。

本展では、クリスト&ガンテンバインが「The Last Act of Design」と呼んでいる建築におけるデザイン行為に着目し、彼らのつくりだす建築が持つ意味の多様性の表出を試みます。建築は竣工後も写真・図面・模型といった様々な媒体で表現され、鑑賞者はそれらの媒体を通じて建築を知覚し、空間を想像します。写真家ステファノ・グラツィアーニの解釈から撮られた写真、配色・線にアレンジを加えたドローイングや3Dプリンタによる模型といった様々な媒体によって、クリスト&ガンテンバインの建築の多様な側面に迫ります。

日本・スイスの建築文化交流のプラットフォームとして2018年に設立した日瑞建築文化協会(JSAA)の最初のイベントとして、クリスト&ガンテンバインの探究の集大成を日本で初公開いたします。

京都工芸繊維大教授・中川理による論考「社会の変容 磯崎新の問い」

京都工芸繊維大教授・中川理による論考「社会の変容 磯崎新の問い」が、読売新聞オンラインに掲載されています。

【ap job更新】 9株式会社が、設計スタッフ・施工ディレクター等を募集中
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アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

9株式会社の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフ募集

建築デザインベンチャー企業。2023年のIPO(株式上場)を目指しています。ストックオプション制度あり。

昨年から、弊社が長く手がけてきたショップ、オフィスやインテリアデザインに加え、増え続ける空き家(特に古民家)・空きビルをインバウンド旅行者向けのホテルや民泊、新しい仲間をつくれるコワーキングスペースやカフェにリノベーションする「9HOTEL & SHERE」を展開。

今回はとくにショップデザインの設計部署での急募となります。

ご応募お待ちしております。
https://www.ninedesign.jp/

乾久美子の新しい作品集『Inui Architects 乾久美子建築設計事務所の仕事』

乾久美子の新しい作品集『Inui Architects 乾久美子建築設計事務所の仕事』がamazonで予約受付中です。発売は2019年4月26日を予定。

独立してまもなく20年を迎えようとする建築家・乾久美子。本書はその乾の仕事をこれまでにないボリュームで、豊富な写真や図面、建築家の思考をていねいになぞる解説文とともにまとめた作品集です。
デビュー直後、Louis VuittonやDior等の商業建築で鮮烈な印象をもたらした乾は、その後、小規模な個人住宅から京都の町家の転用、都心の公共的な役割をになう建築、さらに東日本大震災で被災した学校建築の再建や九州の地方都市での駅前再開発など、規模も用途も多種多様な設計を手がけてきました。それぞれの場面で困難な現実の条件と向き合いつつ、しかし乾はそのいずれもで、新たな建築の形式を追い求め、その普遍的な強度を獲得しています。多くの撮り下ろしを含む本書の写真は、そうした建築家の思考の結晶である建築が現実の人々に生きられている様をじかに伝えるでしょう。
乾久美子本人の25000字におよぶ論考「小さな風景と建築」に加え、巻末の作品データ・文献データも充実。写真=山岸剛・阿野太一ほか。ブックデザイン=菊地敦己。日英バイリンガル。函入り。

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