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最も注目を集めたトピックス [期間:2018/8/13-8/19]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2018/8/13-8/19)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、小室匡示+下司歩 / 小室下司建築設計事務所による、群馬・前橋の保育所「おおてまちこども園」

2、滋賀県の新生美術館整備室が、SANAAが設計を担当していた新生美術館に関して「一旦、立ち止まる」というコメントを公開

3、西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナム・ホーチミン市のレストラン・オフィス「Restaurant Of Shade」

4、安田博道・石丸由美子・干場弓子 / ときにわ が改修を手掛けた、神奈川・横浜の「ときにわオフィス」

5、奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山の住宅「ピアノ教室のある家」

6、アルヴァ・アアルトの建築展「もうひとつの自然」が神奈川県立近代美術館 葉山で開催

7、荒尾宗平 / SIDES COREによる、京都のヘアサロン「FLUX」

8、ODS / 鬼木孝一郎による、東京・恵比寿の店舗「STUDIOUS Ebisu」

9、マツダグミ+class設計企業体が、佐賀の「基山町立保育所」プロポで契約候補者に選定

10、柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜の学童保育施設 / 多目的スペース「アメリカ山ガーデンベース」

11、ドットアーキテクツによる、京都・四条の既存建物を改修した店舗「自転車洋品店 ナリフリ」の写真

12、隈研吾らの設計で外観が完成している、スコットランドのダンディーに建設されるヴィクトリア&アルバート博物館・新館の動画

13、UNスタジオのチームが、オーストラリアで最も高層なビルの設計コンペに勝利

14、藤原徹平による、建築の日本展のレビュー『日本の景色はいかにして築かれたのか? 「建築の日本展」から、日本建築史を俯瞰する』

15、建築士の活動に特化した、A3図面・ファイルを収納する『difott アーキテクツバッグ®「A3フラット・トート」』が発売中

16、建築関連法規の専門家として注目される建築家・佐久間悠による初の単著『事例と図でわかる 建物改修・活用のための建築法規』

17、Horibe Associatesによる、滋賀・守山の住宅「杉江の家」

18、MADアーキテクツによる、越後妻有大地の芸術祭での既存トンネルを改修した作品「ペリスコープ/ライトケーブ」の動画

19、京都大学建築学科の活動を伝えるブログ「京大建築式」がオープン

20、20年続いた、淵上正幸のアーキテクト訪問記が「針生承一」へのインタビューで終わりを迎えるそう


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

藤原徹平による、建築の日本展のレビュー『日本の景色はいかにして築かれたのか? 「建築の日本展」から、日本建築史を俯瞰する』

藤原徹平による、建築の日本展のレビュー『日本の景色はいかにして築かれたのか? 「建築の日本展」から、日本建築史を俯瞰する』がbijutsutecho.comに掲載されています

藤原徹平が執筆した、森美術館での建築の日本展のレビュー『日本の景色はいかにして築かれたのか? 「建築の日本展」から、日本建築史を俯瞰する』がbijutsutecho.comに掲載されています。

20年続いた、淵上正幸のアーキテクト訪問記が「針生承一」へのインタビューで終わりを迎えるそう

20年続いた、淵上正幸のアーキテクト訪問記が「針生承一」へのインタビューで終わりを迎えるそうです

20年続いた、淵上正幸のアーキテクト訪問記が「針生承一」へのインタビュー『【第70回】針生承一氏への太公望インタビューで「アーキテクト訪問記」を閉じる』で終わりを迎えるそうです。

オンデザイン・西田司、ツクルバ・中村真広、ツバメ・石榑督和 山道拓人 千葉元生の編著による書籍『PUBLIC PRODUCE 「公共的空間」をつくる7つの事例』のプレビュー(8/21にイベントも開催)
オンデザイン・西田司、ツクルバ・中村真広、ツバメ・石榑督和 山道拓人 千葉元生の編著による書籍『PUBLIC PRODUCE 「公共的空間」をつくる7つの事例』のプレビュー(8/21にイベントも開催)

オンデザイン・西田司、ツクルバ・中村真広、ツバメアーキテクツ・石榑督和 山道拓人 千葉元生の編著による書籍『PUBLIC PRODUCE 「公共的空間」をつくる7つの事例』をプレビューします。出版社はユウブックス
2018年8月21日には、二子玉川蔦屋家電BOOKでイベントも開催されます。amazonの販売ページはこちら

公共か民間かでは括れない、新しい公共的空間が続々と生まれています。
本書は、パブリックな場づくりを成功させたプロデューサーに、既存の制度を乗り越え持続する仕組みと、展開力のある実践の手法を尋ねたインタビュー集です。
インタビューを元に、プロジェクトの変遷をダイアグラムにまとめ、”多義性のあるチームづくり”、”ごちゃまぜ”、”公益性”、”バイブル”など成功を導くためのキーワードを抽出。
オンデザインパートナーズの西田 司、ツクルバの中村真広、ツバメアーキテクツの石榑 督和、山道拓人、千葉元生が、建築・都市の開かれた姿とその成立過程を探ります。

中身は以下でどうぞ。

隈研吾らの設計で外観が完成している、スコットランドのダンディーに建設されるヴィクトリア&アルバート博物館・新館の動画

隈研吾らの設計で外観が完成している、スコットランドのダンディーに建設されるヴィクトリア&アルバート博物館・新館の動画です。2018年9月15日・16日にオープンするようです。

MADアーキテクツによる、越後妻有大地の芸術祭での既存トンネルを改修した作品「ペリスコープ/ライトケーブ」の動画

MADアーキテクツによる、越後妻有大地の芸術祭での既存トンネルを改修した作品「ペリスコープ/ライトケーブ」の動画です。

公式サイトによる作品解説は以下。

[ペリスコープ]
越後妻有を代表する名所のひとつ、清津峡渓谷トンネルのエントランス施設(新築)と、トンネル施設の改修をMADアーキテクツが手がけた。トンネルを外界から遮断された潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡として各作品を展開。エントランス施設内には、1 階に受付とカフェ、2 階に足湯が誕生する。湯に浸りながら上を見やれば、丸く開いた潜望鏡から自然の景色が差し込む。潜望鏡は、窓か穴か鏡か。我々に何を問うのだろう。

[ライトケーブ]
全長750mのトンネルの途中にある清津峡の絶景を望む見晴らし所と、終点のパノラマステーションで作品を展開する。終点には、清津峡の景観を反転して映す「水盤鏡」の幻想的な眺めが待っている。

小室匡示+下司歩 / 小室下司建築設計事務所による、群馬・前橋の保育施設「おおてまちこども園」
小室匡示+下司歩 / 小室下司建築設計事務所による、群馬・前橋の保育施設「おおてまちこども園」 photo©松崎直人

小室匡示+下司歩 / 小室下司建築設計事務所が設計した、群馬・前橋の保育施設「おおてまちこども園」です。

保育室の設計を行うにあたり、依頼主である副園長先生から2つの要望が共有されました。1つ目は、子ども達にとって、日常的で家庭的な保育空間にすること。2つ目は、一度に完成させるのではなく、小規模の保育室から始め、継続的なアップデートを行うことで、敷地が保育施設に変化していく過程を地域に公開し、清心幼稚園が実践する、地域との対話を通じた保育を建築として実践すること。こうした要望を踏まえ、既存建物の形式を活かした改修という方法で設計を行いました。

荒尾宗平 / SIDES COREによる、京都のヘアサロン「FLUX」
荒尾宗平 / SIDES COREによる、京都のヘアサロン「FLUX」 photo©太田拓実

荒尾宗平 / SIDES COREによる、京都のヘアサロン「FLUX」です。

京都駅近くヘアサロンの移転計画。
移転先は車のショールーム跡地の2階テナントだった。
南側は表通りへ跳ね出したフルハイトの曲面サッシによって解放され、北側は車用の昇降エレベーターが付いたテラスに面した特殊なテナントだった。
お店にはその業態らしさを強く持つアイテムがあり、ヘアサロンのカットミラーはその一つだ。
多くのヘアサロンにおいてカットミラーのスタイルはドレッサーの延長線にあり、それが複数並ぶことでヘアサロンらしさを強く主張する。FLUXという店名にふさわしい、空間に風の流れが抜けるような軽やかな場所としたかった。そのためメインのカットミラーを吊り下げ、全面を鏡面とすることで、ドレッサーのような物的な存在感を希薄化した。物としてのミラーでなく、ミラーが映し出す像を際立たせ、同時に空間へ調和させることを考えた。

建築関連法規の専門家として注目される建築家・佐久間悠による初の単著『事例と図でわかる 建物改修・活用のための建築法規』

建築関連法規の専門家として注目される建築家・佐久間悠による初の単著『事例と図でわかる 建物改修・活用のための建築法規』がamazonで予約受付中です

建築関連法規の専門家として注目され建築再構企画を主宰する建築家・佐久間悠による初の単著『事例と図でわかる 建物改修・活用のための建築法規』がamazonで予約受付中です。発売は2018年9月14日を予定。

中古物件を活用してシェアハウスや福祉施設、ホテル等の事業を始めたい!
ところが「建物の法律」を知らなければ無駄なコストがかかったり、違法建築になってしまう場合も。
「建物の法律家」である著者が相談を受けた実例をもとに、建物のリノベーションや活用でポイントになる建築関連法規を事業者向けにわかりやすく解説。
建物オーナー、テナント、設計者必読のリノベーション法律入門!

[主要目次]
はじめに──「建物の法律」の壁にぶつかる事業者たち

第I部 事業者も知らないと損をする! 改修・活用のための「建物の法律」
第II部 既存の建物を活用するための5つの基本ステップ
第III部 事例編

第1章 居住用施設への改修──シェアハウス、ゲストハウス、店舗付き住宅等
事例1-1:同じ「居住用」のつもりが・・・。用途変更の確認申請の基本(戸建て住宅→シェアハウス)
事例1-2:賃貸事業用に購入したゲストハウスが違法建築だった! (店舗付き住宅→ゲストハウス)
番外編1:木造3階建て住宅の改修(戸建て住宅→店舗付き住宅)

第2章 福祉系施設への改修──保育園、老人福祉施設、障害者支援施設
事例2-1:さまざまな規制を乗り越えて、保育施設を開業する(宝石店→保育園)
コラム1:保育施設の「建物の法律」3つのポイント
事例2-2:検査済証を取っていない物件の用途変更──協議と調査を積み重ねてクリアする(店舗兼マンション→デイサービス)
番外編2:確認申請不要な規模の用途変更(オフィスビルの一室→福祉施設)

第3章 商業系、宿泊施設、工場等への大規模な改修──オフィス、店舗、ホテルなど
事例3-1:融資は受けられる?コストを抑えた違法増築物件の是正計画(違法状態の事務所→適法状態の事務所)
コラム2:不動産取引や賃貸借契約の前に注意すべき、利害者間の調整
事例3-2:旧耐震の建物でもここまでできる! 構造も大規模にリノベーションしたビール工場(研修所→ビール工場)
事例3-3:法規をクリアしながら事業性を最大化する(事務所ビル→ホテル)

UNスタジオのチームが、オーストラリアで最も高層なビルの設計コンペに勝利

UNスタジオが、オーストラリアで最も高層なビルの設計コンペに勝利しています

UNスタジオコックス・アーキテクチャーのチームが、オーストラリアで最も高層なビルの設計コンペに勝利しています。OMAやBIG、MVRDV、MADらのチームが最終候補に残っていました。それらの計画案はこちらのページで閲覧可能
以下は勝利案の内容を紹介する動画です。

ドットアーキテクツによる、京都・四条の既存建物を改修した店舗「自転車洋品店 ナリフリ」の写真

ドットアーキテクツによる、京都・四条の既存建物を改修した店舗「自転車洋品店 ナリフリ」の写真がfbに掲載されています

ドットアーキテクツが改修を手掛けた、京都・四条の既存建物を改修した店舗「自転車洋品店 ナリフリ」の写真が5枚、fbに掲載されています。お店の場所はこちら(Google Map)

安田博道・石丸由美子・干場弓子 / ときにわ が改修を手掛けた、神奈川・横浜の「ときにわオフィス」
安田博道・石丸由美子・干場弓子 / ときにわ が改修を手掛けた、神奈川・横浜の「ときにわオフィス」 photo©ときにわ

安田博道・石丸由美子・干場弓子 / ときにわ が改修を手掛けた、神奈川・横浜の「ときにわオフィス」です。

古い公団住宅のような間取りが残る一室を、通常行われる建設行為とは逆向きの行為をデザインと考え、その場にあったモノや廃棄されたモノを取捨選択し、試行錯誤を繰り返しながら改修を進めました。そうしてできた空間はどこか懐かしくも新しい空間として再生されました。

築60年のRC防火帯建築の一室をシェアオフィスにリノベーションしたものです。当時この部屋は、湿式の左官壁による木造フレームと建具で仕切られていました。改修を進めるにあたって、横浜で活動し、廃棄予定で使わなくなったものを生かして利用する美術家のnitehi worksに施工を依頼し、彼らの廃材ネットワークを活用しました。

アルヴァ・アアルトの建築展「もうひとつの自然」が神奈川県立近代美術館 葉山で開催

アルヴァ・アアルトの建築展「もうひとつの自然」が神奈川県立近代美術館 葉山で開催されます(PDF)

アルヴァ・アアルトの建築展「もうひとつの自然」が神奈川県立近代美術館 葉山で開催されます。開催日は2018年9月15日~11月25日。

今年で生誕120年となる建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)は、モダニズムに自然の要素を取り入れ、人々の暮らしをより良くする建築や家具デザインなどを追求しました。彼のパイミオのサナトリウム(1933)やマイレア邸(1939)は建築における有機的な形態と素材の優れた相互作用を体現し、《アームチェア41パイミオ》(1932)や《スツール60》(1933)は近代家具の展開に画期的な役割を果たしました。そして、ガラス器《サヴォイ・ベース》(1936)は、フィンランド・デザインのシンボルになっています。アアルトの有機的な形態は、フィンランドの自然や風景から生まれたという従来の見方に加えて、本展では同時代の芸術家たちとの対話も重要であったという新しい視点を提示します。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館が企画した本展は、2014年9月にドイツのヴァイル・アム・ラインにあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムで始まり、スペインのバルセロナ、マドリード、デンマークのオールボー、フィンランドのヘルシンキ、フランスのパリで開催されてきた国際巡回展です。日本では約20年ぶりとなる本格的なアアルトの回顧展であり、オリジナルの図面や家具、照明器具、ガラス器、建築模型など約300点で、フィンランドでもっとも著名なこの建築家の生涯と作品を辿ります。

奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山の住宅「ピアノ教室のある家」
奥野崇建築設計事務所による、愛媛・松山の住宅「ピアノ教室のある家」 photo©藤村泰一

奥野崇建築設計事務所が設計した、愛媛・松山の住宅「ピアノ教室のある家」です。

ピアノ教室のある、愛犬と暮らすシニア世代のための住まい
 忙しく勤めてこられた仕事をひと段落させ、家族や愛犬とゆっくりと過ごせる平屋の家を求められた。また、奥様が運営するピアノ教室と住居部分をいかにして共存させながら、それぞれの独立性を保つかがテーマとなった。
 
 ゆとりある敷地のなかで、最も環境の良い場所にリビングを設ける。大きく開け放てる開口部によって、内外を一体的に利用できる気持ち良い空間。リビングの北側には遠隔操作できるハイサイドライトによって気持ちの良い風が通り抜ける。
 奥様の動線の中心にキッチンを配置し、料理や家事・レッスンと使いやすいように。玄関から取次に続いて、キッチンやピアノ教室、リビングと来客用の和室へと行き来できるコンパクトさは、とても重要な点である。また、教室側には専用の入り口を計画し、生徒の入れ替わりや、送迎の保護者の方の待合としても利用することができる。
 
 自らの仕事を勤め上げた建主さん。込めた工夫や動線整理は、大切な家族や愛犬と暮らすこれからの生活の中に、安心できる余裕をつくるためであったように思う。

建築士の活動に特化した、A3図面・ファイルを収納する『difott アーキテクツバッグ®「A3フラット・トート」』が発売中
建築士の活動に特化した、A3図面・ファイルを収納する『difott アーキテクツバッグ®「A3フラット・トート」』が発売中

 
建築士の活動に特化した、A3図面・ファイルを収納する『difott アーキテクツバッグ®「A3フラット・トート」』が発売です

建築士の活動に特化した、A3図面・ファイルを収納する『difott アーキテクツバッグ®「A3フラット・トート」』がアーキテクチャーフォトブックスにて発売です。

皆さんは、どんなバッグにプレゼンや打ち合わせ用の図面・ファイルを入れて持ち運んでいますか?

difottデザイナーが様々な建築士・建築家にリサーチしたところ、適切なサイズのバッグがなく「丈夫な紙袋」「メーカの名前入りサンプルバッグ」「建材メーカのノベルティバッグ」等に入れて持ち運んでいることが多い、ということがわかりました。

そのような状況を踏まえたうえで、建築士のために考案されたプロダクトが、この『アーキテクツ・バッグ「A3フラット トート」』です。
A3サイズ関連のアイテムを収納し、持ち歩くための”道具”としてのプロダクトです。

シンプルなデザインで持つ人のイメージUPにも貢献してくれること、軽く丈夫で機能性が高いこと、買いやすい価格で事務所で長く愛用でき、買い替えも可能であること。

このように設計事務所のことを非常に良く考えて作られたのがこのプロダクトなのです(ちなみにdifottのデザイナーは建築を学び、設計実務の経験もあります)。

滋賀県の新生美術館整備室が、SANAAが設計を担当していた新生美術館に関して「一旦、立ち止まる」というコメントを公開

滋賀県の新生美術館整備室が、SANAAが設計を担当していた新生美術館に関して「一旦、立ち止まる」というコメントを公開しています

滋賀県の新生美術館整備室が、SANAAが設計を担当していた新生美術館に関して「一旦、立ち止まる」というコメントを公開しています。美術手帖などが報じていた記事はこちら

平成25年(2013年)12月に策定した新生美術館基本計画に基づき、県立近代美術館(大津市)について、「美の滋賀」の拠点となることをめざして、施設の増築・改修や機能の充実をはじめとした整備を進めてまいりましたが、平成29年8月、美術館本体工事が入札不落となりました。

入札不落以降、より良い美術館を造るために、有識者や関係者の皆様からご意見を伺い、議論を重ねながら、設計の見直しを検討してまいりました。しかしながら、2年後の東京オリンピック・パラリンピックを控え、建設単価が高止まりすると想定される中で、お約束した施設整備費の上限である47億円以内に収めることができない、また、県民の皆様にご理解いただくための説明や取組が十分ではなかったということも踏まえて、すべてを包含した新生美術館プロジェクトをこれまでどおり進めることについては、一旦、立ち止まらせていただくと判断しました。県民や関係者の皆様に誠に申し訳なく、お詫びいたします。

「一旦、立ち止まる」とは、新生美術館プロジェクトそのものを凍結することとは考えておりません。近代美術館の施設・設備の狭あい化や老朽化、平成20年から閉館している琵琶湖文化館の機能継承については、喫緊の課題であると認識しており、これらの課題に優先して取り組んでまいりたいと考えております。

今後はこれらの喫緊の課題への取組について、できるだけ早くお示ししたいと考えておりますので、何とぞご理解いただきますようお願いいたします。

平成30年8月10日

滋賀県県民生活部文化振興課
新生美術館整備室

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