
平野大偉 / イチミリデザインによる、東京・赤坂の家具メーカーのショールーム「SOGOKAGU TOKYO SHOWROOM」です。場所等の情報はこちらのページにあります。
SOGOKAGUの案件としては、大阪ショールーム・大阪本社オフィスに続き3件目の案件である。
単体の設計案件ではなく、環境作りをブランディングとして取り組んでいる。
全体的なイメージはこれまでを踏襲している。
具体的にはエントランスのブルーの間接照明である。非常に印象的な色と空間で、ファーストインパクト強く与え、ブランドイメージの訴求としている。
ショールームとしての新たな試しみとして、企業発信及びプレゼンの場を計画した。商品の開発ストーリーなどを展開している。正に企業ミュージアムである。自社の事をもっと社外に知っていただく事を目的としている。
また、メインショールームには「MATERIAL LOUNGE」と称したミーティングカウンターを計画した。ここでは、ブティックの商品陳列のように、マテリアルやパーツを展示。また、接客ができる。
各マテリアルのコーディネートや照明では色温度のチェンジシステムにより光によるマテリアルの見え方の確認検証までもが可能である。
単なる現物商品が見れるだけのショールームではなく、よりリアリティのある検証打ち合わせが可能である。
また、各コーナーの展示は明確な意図を持った計画とすることで、ブレの少ない商品説明や接客ができる工夫をしている。
このような+αの付加価値がイメージアップや信頼になり、ブランド構築につながる事を目的としている。