マニュエル・ヘルツ(manuel herz)が設計した、スイス・チューリッヒの、上下左右に開く可動式ルーバーのデザインが特徴的な住宅の写真と図面が24枚、designboomに掲載されています。
以下はその稼働の様子がわかる動画。
architecture archive
(※2018年8月30日の日埜のツイートを追加しました。)
noiz・豊田啓介と日埜直彦による、最近の建築学生に対する実感から始まった”建築を見ることや知ることの重要性”に関する対話がtwitterで行われていました。公式埋め込み機能でご紹介します。
しかし最近大学でレクチャーしてて思うのは、建築の学生ほんと本読んでも見てもないし、実際の建物も見てないのねという。シャイで応えてないんじゃなくて、ほんとにいわゆる名作椅子とかほとんど知らないよね。
— Keisuke Toyoda/豊田啓介 (@toyoda_noiz) 2018年8月28日
これは本当そうだよね。建築がどんなものであり得るか体験したことなくて建築を云々しても群盲象をなんちゃらで、結局抽象的だったり荒唐無稽になったりする。モノと可能性の両側にちゃんと着地してその間を考えるには見なきゃ話が始まらん。 https://t.co/t3Xzl2Xzub
— 日埜直彦 (@naohikohino) 2018年8月28日
あーだこーだ言うときに、それはあそこのあの感じに近い、近いけどここは違う、というような具体度は絶対要る。単に建築見るんじゃなくて懐刀どんだけ持ってるかの勝負。建築の歴史長いんだから、懐刀になるものたくさんある。
— 日埜直彦 (@naohikohino) 2018年8月28日

成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・八王子の物販店舗・飲食店「高尾山スミカ」です。
高尾山スミカ –山の地形を“見世”にする
今回の計画は、高尾山ケーブルカーの山上側の駅に併設された、売店の改修です。改修前の建築は、駅から登山道につながる道に沿って間口を並べた長屋形式のアクセスでしたが、それぞれの店舗が小さく分離していたため、土産物売り場が軽食店舗の誘引効果を受けにくい構造となっていました。
前面の道は全長40メートル、建物に沿って1.8メートルほど登っており、私たちはこれを 活かして、内部の空間と道とを一体的にデザインしました。結果的に内部は、3段階の床が徐々に登るような構成の中に、土産物売り場や軽食エリアが展開する空間となっています。ファサードは、道沿いの長手を全て引戸とすることで、気候が穏やかな時期には完全開放して気持ちの良い外の環境と建築をつなげて利用することができます。
現実にそぐわなかった長屋形式を解体し、建築を高尾山の地形というプリミティブな次元で捉え直した建築です。<法的な手続き>
この売店は昭和53年建設、昭和56年増築、検査済証がなかったことに加え、国定公園内に位置するため関係法令は自然公園法、鳥獣保護管理法と改修をする上で極めて難易度の高い状況が揃っていました。その中で私たちは、耐震改修・大規模な模様替の上で、検査済証を取得しました。
ヴァレリオ・オルジアティが、メキシコで行った建築展「The Idea of Architecture」の会場動画です。会期は2018年6月17日で終了しているとの事。

松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツが設計した、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」です。
神奈川県と福井県鯖江市に拠点がある企業のサテライトオフィス+宿泊室+納屋の計画。年間の1/3程度の期間、神奈川よりスタッフが鯖江に赴き、1週間程度宿泊しながら業務を行う。本計画では、左記の機能の他、スタッフが使用しない期間の施設利用の検討、将来的な住宅利用への対応、多雪地域であることから、雪下ろしの必要ない無落雪型の建物とすることが求められた。周辺は北陸地方特有の切り妻屋根の木造民家が多く建ち並び、昔ながらの町並みを色濃く残す地域である。無落雪屋根はRCの陸屋根とすることが容易であるが、上記の町並みの中では好ましくないと判断し、木造切り妻屋根を踏襲して無落雪屋根を実現することとした。結果として現れた木造軸組みの骨格は、様々な使い方を許容できる力強くおおらかな空間を内外に創り出している。

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています。写真とテキストは、デザインジャーナリストの加藤孝司です。
近年都市はさまざまな問題を抱えている。交通問題、環境問題はいうに及ばす、高齢化問題、福祉問題、都市の過密化とスポンジ化などその問題は多岐に渡る。
建築家藤村龍至氏と出会ったのは10年程前。スクラップアンドビルドを絶え間なく繰り返し、懐かしい風景が消えていく東京という街に生まれて、風景をつくる建築家という存在について思いを巡らせていた時だった。
建築から都市へ、そして再び建築へと向かっているようにみえる藤村さんの活動は、この10年でさらにフィールドを大きく拡張している。批判的工学主義からAIにおける設計まで、藤村龍至氏の現在について話をうかがった。
村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日(2018/8/30)オープンするそうです。こちらのクライアントのブログにも写真が3枚掲載されています。
場所はこちら(Googleマップ)。
ムトカで設計したアウトサイダー・アートのコマーシャルギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30(木)13時に恵比寿西の五叉路にオープンします。小さな空間ながらたくさんのアイデアが詰まった空間になりました。 pic.twitter.com/18yfZ1Bjw2
— MURAYAMA toru (@mur_mtka) 2018年8月27日
ムトカ建築事務所にて設計監理を行いました「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30に恵比寿にオープンします。本ギャラリーはアウトサイダーアートを取り扱う小さなコマーシャルギャラリーです。福祉の世界から一歩踏み出して、彼らの作品がアートとしてきちんと評価されるような場所をつくりたいというクライアントの思いを形にしました。恵比寿駅から徒歩3分ととても行きやすい場所です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-4-11-1F
開廊日時:水-日・祝 12:00~19:00

佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」です。
奈良県の近鉄生駒駅から徒歩数分にある既存建物を改修したプロジェクトである。
クライアントは、生駒市内で美容室を経営しており、生まれ育った生駒のまちを盛り上げたいという思いから、コーヒーとコッペパンの店を新規事業としてスタートさせた。既存建物は、2階部分に連続するアーチのある外観が特徴的な建物で、周辺には市役所・保育園・病院などがある比較的に人通りの多い場所にあり、2~3階建ての住居や店舗が建ち並ぶ中に建っている。
アーチのような意匠は、場所・様式・時代など様々なことを連想しやすいものであるが、この地域に突然現れたものだろう。長年存在し続けたアーチは、この地域に根付き、ある種のランドマークにさえなっているように見えた。そこで、今回の改修では、この「アーチ」を生かす方法を選択した。
「日本人率いる建築事務所チーム、スイスの空港改装プロジェクトで優勝」という記事が、swissinfoに掲載されています。
『人気インスタグラマー「建築の正面写真」撮影の裏側』という記事が、Swissinfoに掲載されています。
ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」がhouzzに掲載されています。
村野藤吾が設計して1958年に完成した、福岡・北九州市の「八幡市民会館」が保存されることになったそうです。
SHARE 建築家のケリー・ヒルが亡くなりました
建築家のケリー・ヒルが亡くなりました。75歳だったとの事。
SDレビュー2018の入選作品の画像と、入選者のプロフィールが公式サイトに掲載されています。また、東京と京都で展覧会も企画されています。日程等の詳細はこちらでどうぞ。
平田晃久の建築設計による、新大阪駅近で建設が進められる、建物全体が8枚の屋外看板で覆われたカプセルホテル「ナインアワーズ」の現場写真がyahooニュースに掲載されています
平田晃久の建築設計による、新大阪駅近で建設が進められる、建物全体が8枚の屋外看板で覆われたカプセルホテル「ナインアワーズ」の現場写真がyahooニュースに掲載されています。プレスリリースには完成予想パースも掲載されています。
以下はリリースによるコンセプトです。
新大阪駅に近づくにつれ、沿線にひしめくように立ち並ぶ大型の屋外広告看板。商業都市としての活気を感じさせながら、街の彩りや風景をつくりだしています。
新大阪駅の沿線に位置する「ナインアワーズ新大阪」は、この街にトランジットサービスという新たなサービスを提供する施設でありながら、その街の景観と融合する外観デザインを有します。
建物を覆う8台の看板は、メイン構造と共にパイプを用いたサブ構造で支持され、新大阪駅ホームのどの位置からも見えるよう、様々な角度で立体的に設置しホテルのイメージを街に発信します。
ガラスが多用され、自然光が取り込まれる館内では、看板によって外部の視線から守られると共に、看板の内側は映像が投影されるスクリーンとなっており、移り行く大画面の映像と新幹線や飛行機が通り過ぎる風景の両方を体感できます。夜には映像の光がガラスに映り込み、まちを淡く照らします。
JKMM・アーキテクツが設計した、フィンランド・ヘルシンキの、地上に飛び出るトップライト部分が公園の要素にもなっている地下美術館「Amos Rex」の写真などが14枚、dezeenに掲載されています。