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2018年度のグッドデザイン大賞などが発表

2018年度のグッドデザイン大賞などが発表されています。大賞は「おてらおやつクラブ」だそう。
建築分野では、金賞にSUEP.の「淡路島の住宅」HAGI STUDIOによる「hanare」岩瀬諒子設計事務所らによる「トコトコダンダン」、グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]にグランドレベルの「喫茶ランドリー」、グッドフォーカス賞[復興デザイン]に、千葉学らによる「釜石市の復興公営住宅」乾久美子建築設計事務所らによる「釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・釜石市唐丹児童館」が選出されています。

【ap job 更新】 株式会社森下建築総研が、スタッフを募集中


JST Product Complex

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社森下建築総研の、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

2018夏、あらためて募集いたします。

2000年に建築設計事務所を設立以来、わたくしたちの周辺環境は大きく変わりました。情報ディバイスの先鋭化は個人の認識領域を大きく拡げ、知らなかったものを知る機会を得ました。地球は小さくなり、今やロンドンに暮らす友人との距離感は事務所に座るスタッフと同じです。スカイプで顔を見ながら話をすることもできます。私達が仕事を求めるフィールド(=認識領域)は拡大し続け、ボーダーはなくなり、すべてがクラウド化します。クラウド化が進んだ世界、人々のスケール感は薄れ、バーチャルに移動し、これに比例するがごとく、事象の要素は細分化し、特化した要求をもつようになります。

建築を創るとき、なるべく根源から考えるように心がけたい。先人達が築き上げてきた社会システムは常に変化し、今や社会だけでなく地球規模の環境も激しく変化しています。自分たちには建築を設計することはできますが、これらの変化に順応、あるいは変動を鎮めるために建築も進化しないといけません。 それは突然変異ということではなく、積み重ねられた組織構成の秩序を尊重しながらも、その構成を本質から見直し、イノベートする建築の姿があるものと考え、それを探し出し創ることです。出来上がった建築とはそれを創ることに専念した人々の一つの答ですが、それは特定解ではなく、幾千通りの中から抽出された偶然とも言えるでしょう。唯、その偶然はそれを創る者の確信と信念に裏打ちされた物でないといけません。

今は小さくても大きな意味を世に残すことが可能だと信じたい。大きくなることが目的でなく、“think big” であり、環境に貢献したい。世界は瀬戸際まで来てしまったような気がします。今こそ自分たちも行動したい。私たちは、海外でも私たちが考えるイノベーションな建築を理解してもらうべく、数々のコンベンシヨンに参加、レクチャーも行っています。何かそこでなされるのかもわかりませんが、私たちの考えが、サスティナブルな影響を世に与えると信じています。

共に創造していただける方を募集しています!

栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocityによる、愛知・岡崎市の自社オフィス「山王のオフィス」の見学会が開催

栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocityが設計した、愛知・岡崎市の自社オフィス「山王のオフィス」の見学会が開催されます。開催日は2018年11月3日・4日・17日(17日のみ事前予約制)。緩やかにカーブを描く天井が特徴的な建築です。詳細はリンク先でどうぞ。写真も見られます。studio velocityは共に石上純也建築設計事務所出身の栗原と岩月が共同主宰する設計事務所です。

西尾健史 / DAYS.による、スチールレッグ「Takeshi」
西尾健史 / DAYS.による、スチールレッグ「Takeshi」 photo©山田圭
西尾健史 / DAYS.による、スチールレッグ「Takeshi」 photo©山田圭

西尾健史 / DAYS.がデザインした、スチールレッグ「Takeshi」です。

Takeshiは、デスクブランド「FIEL」より発表した自由度の高いスチールレッグです。
天板1枚のパーソナルなテーブルから、連結された大型のテーブルまで、Takeshiそのものがテーブルの脚でありながら、2枚の天板をつなげる連結パーツの機能も果たすため、空間や使い方に合わせてフレキシブルに拡張可能です。
また、それ自体を重ねたり、板を渡したり、キャスターを付けたりと、置かれる状況や組み合わせ次第でシェルフや、ベンチ、ワゴンとしても使用できます。
オフィスの家具のレイアウトや組み合わせが自由に変更できる事で、その空間自体も働く人自身が更新していけるよう考えました。

天板、棚板はオプションでオーダーサイズでの販売であり、ご自身でのご用意も可能です。
最小限の要素でDIYとして可能な金物でありながらも、完成品としてのプロダクトとしても成立するようにデザインしています。

ギャラリー間の次の展覧会「RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー」の概要が公開

ギャラリー間の次の展覧会「RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー」の概要が公開されています。講演会も企画されていて、2018年11月1日より申し込み開始だそう

TOTOギャラリー・間では、スペイン・カタルーニャ地方のオロットを拠点に、歴史や文化、自然に寄りそった活動を続けるRCRアーキテクツの展覧会「RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー」を開催いたします。

ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタによって1988年に設立されたRCRアーキテクツ(以下、RCR)は、常に3人で対話を重ね、カタルーニャの土地に根差しながら詩情豊かな建築を生み出してきました。こうした彼らの活動が評価され、2017年にはプリツカー建築賞初の3人による同時受賞という快挙を成し遂げました。

本展ではRCRのこれまでの歩みに加え、「夢」をテーマに彼ら自身がカタルーニャ地方ガロッチャで進めている「ラ・ヴィラ」プロジェクトを紹介します。RCRは、広大な敷地に研究施設や工房、宿泊施設、パビリオンなどを配した「ラ・ヴィラ」において、人びとが集い、ともに学び、自然を空間として体感してもらうことで、知覚することそのものを学ぶ研究の場を実現しようとしています。
そのなかのひとつである「紙のパビリオン」は、RCRが長年にわたり影響を受けてきた日本文化との架け橋となるプロジェクトで、奈良県吉野町の人びとと協力し、吉野の木材を用いながら、RCR独自の世界観を表現しています。

「紙のパビリオン」の構造体の一部分や、吉野をめぐる旅を追ったドキュメンタリー映像、RCRの手によるドローイングなど多彩な展示を通じ、RCRアーキテクツが長い時間をかけて実現しようとしている「夢のジオグラフィー」の一端をぜひ体感してください。

ピーター・ズントーのdezeenによるインタビュー記事

ピーター・ズントーのdezeenによるインタビュー記事が公開されています。イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の完成に絡めて行われたもののようです。

佐藤慎也による論考『「第四世代の美術館」の可能性』 隈研吾による、愛知・大府市の休憩施設「大府・阿久比パーキングエリア」の写真

隈研吾のウェブサイトに、愛知・大府市の休憩施設「大府・阿久比パーキングエリア」の写真が7枚掲載されています。

中部国際空港、自然豊かな知多半島と名古屋をつなぐ高速道路に、自然を感じることのできるパーキングエリアをデザインした。
大きな木の庇がお客様をお迎えし、その庇がシェフのレストラン、地元産品のショップ、トイレという複数の機能を接合する。
木の板を組んで作った樹木をモチーフとする什器が、室内でも知多半島の豊かな自然を感じさせる。

【ap job 更新】 高階澄人建築事務所が、建築設計スタッフを募集中
【ap job 更新】 高階澄人建築事務所が、建築設計スタッフを募集中
【ap job 更新】 高階澄人建築事務所が、建築設計スタッフを募集中S3E3 Tower Residence

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

高階澄人建築事務所の、建築設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

高階澄人建築事務所では建築設計スタッフを募集しています。

 私達は2001年の創立以来、ホテル、オフィスビル、集合住宅、コーポラティブハウス、個人住宅、モデュラー建築などの多岐に渡るプロジェクトにおいて、数多くのクライアントに質の高い設計サービスを提供することを心がけています。
 代表の高階澄人は芦原建築設計研究所で多くの公共建築や大規模計画に携わった後、米国に留学、スティーブン・ホール事務所で勤務した経験などから、小規模事務所の長所を生かしながら組織事務所的な仕事の進め方や健全で合理的な運営を目指しており、事務所が扱う建築も中規模のものを中心に超高層から戸建てまでをカバーしています。
 また、建築プロジェクトはスパンが長く、設計者が経験を積むのにも時間を要するため、事務所とスタッフは共に経験値を増やす協力関係にあることが理想であると考えています。
 設計スタッフは同時に複数のプロジェクトを担当し、企画の段階から設計監理まで本人のスキルに応じて関与するスタイルで業務を進めていますので、経験の少ない人でも業務の流れを習得しやすく、経験者はプロジェクトに責任と自主性をもって関与することができます。
 設計者としての能力を高めたい方、設計チームの一員として明るく元気よく、長期間勤めていただける方を募集いたします。

歴史家・加藤耕一の連載・アーキテクトニックな建築論を目指しての4回目「21世紀のアール・デコラティフ(前編)」

歴史家・加藤耕一の連載・アーキテクトニックな建築論を目指しての4回目「21世紀のアール・デコラティフ(前編)」が10+1websiteに掲載されています。

妹島和世がデザイン監修した、西武鉄道 新型特急車両「ラビュー」の写真

妹島和世がデザイン監修した、西武鉄道 新型特急車両「ラビュー」の写真がtwitterに投稿されていました。
こちらの車両に関するニュース記事はこちらこちらが公式のリリース資料で内部の写真も掲載されています(PDF)

ピーター・ズントーの設計で完成した、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の写真

ピーター・ズントーの設計で完成した、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の写真が9枚、dezeenに掲載されています。こちらのサイトから予約できるようになるようです

田根剛の、東京オペラシティアートギャラリーでの建築展「未来の記憶」の会場写真
田根剛の、東京オペラシティアートギャラリーでの建築展「未来の記憶」の会場写真 photo©architecturephoto.net

田根剛の、東京オペラシティアートギャラリーでの建築展「未来の記憶」の会場写真を掲載します。
以下は展覧会公式の概要

このたび東京オペラシティアートギャラリーとTOTOギャラリー・間は、田根剛の展覧会を同時期に開催します。「Archaeology of the Future ─ 未来の記憶」を共通のテーマにしながら、田根の密度の高いこれまでの活動と、建築は記憶を通じていかに未来をつくりうるかという挑戦を、ふたつの会場で紹介します。東京オペラシティアートギャラリーでは「Digging & Building」と題して、場所をめぐる記憶を発掘し、掘り下げ、飛躍させる手法と、そこから生み出された〈エストニア国立博物館〉〈古墳スタジアム〉といった代表作や最新プロジェクトを大型の模型や映像などによって体感的に展示します。TOTOギャラリー・間においては「Search & Research」にもとづき、建築における思考と考察のプロセスが展開され、田根のすべてのプロジェクトで実践されている「Archaeological Research(考古学的リサーチ)」の方法論を展観します。ふたつの展覧会は、場所の記憶をさまざまな角度から分析することで新たな系をつくり、未来につながる建築へと展開させていく、田根の探求と実践のプロセスを総合的に提示しようとするものです。

記憶は現在を動かし、未来をつくる ─ この信念にもとづいた田根の創造は、都市の担い手である私たち一人一人にとって建築の持つ力や使命、未来への可能性を考えるきっかけとなるでしょう。

最も注目を集めたトピックス [期間:2018/10/22-10/28]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2018/10/22-10/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・世田谷区の住宅「成城の家」

2、ツバメアーキテクツによる、埼玉・さいたま市の「半仕上げの保育所2」

3、ツバメアーキテクツによる、西東京市の、シェアキッチンや一坪ショップを核としたシェアデパートメント「HIBARIDO」

4、日建設計が計画している、中国の複合ビル「杭州万科復興路TODプロジェクト」

5、ディブーム・ゼインが2014年に完成させた、台北の森の中に建つ、網で覆われた半屋外のスペースを持つ住宅「woodland greenhouse」の動画

6、安藤忠雄が、ポンピドゥー・センターの建築展のオープニングで行ったスピーチの動画

7、チームラボアーキテクツらによる、佐賀の「武雄市庁舎」の写真

8、安藤忠雄が、巨大な米粒の形をした記念碑をデザイン

9、西倉美祝 / MinoryArtsによる、東京・渋谷のシェアオフィスの為の「テーブル:偶然の船」の内覧会が開催

10、アルヴァロ・シザらが設計した、台湾の霊廟の写真と図面

11、八島正年・八島夕子による書籍『建築家夫婦のつくる居心地のいい暮らし』のプレビュー

12、藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京都美術館での「BENTO おべんとう展」の会場構成の写真

13、arbolによる、兵庫・宝塚市の住宅「宝塚の家」

14、御手洗龍が最優秀者に選ばれた、埼玉の「(仮称)松原児童センター建設及びテニスコート整備」設計プロポの提案書

15、田根剛の、東京オペラシティアートギャラリーで始まった建築展「未来の記憶」の新しい会場写真

16、杉本博司と榊田倫之による新素材研究所の建築展「新素材×旧素材」の会場写真

17、トラフが会場構成を手掛けた「暮らしになじむLOHACO展 2018」の写真

18、エノタによる、スロベニアの、地上に現れるフジツボのような屋根形状が特徴的なスパ「Termalija Family Wellness」の写真

19、東畑・依光建築設計企業体が最優秀者に選定された、高知の「香美市立図書館」設計プロポの提案書

20、安藤忠雄のポンピドゥー・センターでの建築展の、公式の会場動画


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

ツバメアーキテクツによる、埼玉・さいたま市の「半仕上げの保育所2」
ツバメアーキテクツによる、埼玉・さいたま市の「半仕上げの保育所2」 photo©長谷川健太

ツバメアーキテクツが設計した、埼玉・さいたま市の「半仕上げの保育所2」です。

半仕上げという方法:インテリアにおける二層構造の発見
園児の手が届くところのクオリティや遊戯性をできる限り高める「半仕上げ」という方法を展開している。半仕上げの保育所1で試した方法を発展させている。

対象者が主に0,1歳児となるために、ハイハイや歩行をサポートするための柔らかい巨大なプールのような空間をイメージし、空間の半分をコルクで仕上げる、ということから設計を開始した。設計の過程で、2においては、1よりもはっきりとした強い空間の二層構造を持つようになった。

大人(保育者)にとってのキッチン、トイレ、物入れといった計画上必要なオブジェクトが、子供(0.1歳児)の目線では不思議な空間の膨らみや凹みなどとして現れるように心がけた。結果として、ダンジョンのような見え方になった。機能と遊びの合成である。

天井も面積の半分だけ塗ることとし、空調、換気扇、機械警備がくるところに白が来るようにした。それ以外は塗らないことによって空間に動きをつけた。

与条件に拘束されがちな福祉の空間に、遊びをもたらす方法として継続的に試していこうと考えている。

二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・世田谷区の住宅「成城の家」
二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・世田谷区の住宅「成城の家」 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・世田谷区の住宅「成城の家」です。

80坪の敷地に建つ、2階建ての木造住宅の計画。ボリュームはその敷地の広さを活かして庭を囲むようなL字型とし、オープンスペースであるリビングダイニングは庭へ大開口を介して面するように、主寝室などのプライベートな機能は2階へ設けることとした。建屋に対して角度のついたエントランスドアは、離れのようなプライベートルームへのアプローチと、メインスペースへのそれとの関係をフラットなものにしている。リビングダイニングとキッチンを隔てるN字の構造柱は、あえて壁で覆うこと無く露出させ、適度な空間のパーティションとして利用した。また、作り付けのベンチによってサブリビングのような小さなリラックスペースを確保。さらに水回りへのアプローチは床レベルを変えることで、ひとつながりの空間の中でもリズムを感じられることを意識した。

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