



CHArが設計した、東京・杉並区の「merry attic un」です。
様々な中高生が安心して“自分の時間”を過ごす為の施設の計画です。建築家は、子どもが“無理なく存在できる”環境を求め、“安心感”や“さりげない見守り”を主題とした空間を志向しました。そして、ライブラリーでは4つの什器を用いて距離感を調整しています。
杉並区が子ども家庭庁の「児童育成支援拠点事業」として実施する「イブニングステイ事業」の空間デザイン。
運営を担うのは、地域で子育て支援に取り組んできた一般社団法人merry attic。この拠点は、家庭や学校など、日常の生活の中で安心して過ごすことが難しい中高生が、安心して「自分の時間」を過ごせるようにとの目的で整備された。放課後に温かな食事をとりながら静かに過ごしたり、必要に応じて支援スタッフが寄り添い、日常的な関わりの中で子どもたちの心に触れていくための、穏やかな居場所を提供している。
空間設計にあたっては、「安心感」「自分の空間を尊重できる距離感」「さりげない見守り」をキーワードに、家庭的でありながらプライバシーにも配慮した構成とし、子どもたち一人ひとりが無理なく存在できる環境を目指しました。
ライブラリー、ダイニング、プレイルーム、キッチン、スタディルーム、レスティングスペースの6つの部屋で全体がつくられている。
各部屋には、異なる特徴を持った家具や什器が置かれている。「施設っぽい」空間にならないようにしようという方向性を当初からチーム全体で共有しプロジェクトが進められた。「かどシェルフ」や「きっかけ長押」など、モクチンレシピも使われている。ライブラリースペース。タイルが貼られた4つの什器が置かれている。利用する十代の子どもたちは、他者との距離感や関係性に対して敏感であるケースが多く、小さな空間のなかで互いの気配を感じつつも、直接目線が合わない什器の形と配置にした。















