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2023.7.31Mon
2023.7.30Sun
2023.8.01Tue
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図
photo©見学友宙

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architecture|feature
リノベーション宿泊施設兵庫見学友宙図面あり杤尾直也建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)to-rippleヤマト
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:スタイリッシュ(room A) photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:プレミアム(room B) photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:スイート(room C) photo©見学友宙

杤尾直也 / to-rippleが設計した、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」です。
コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修する計画です。デザイナーは、既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案しました。また、オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図されました。施設の公式サイトはこちら。

日本の景気の減衰とともに地方の宴会場の需要は年々減少していたなか、2019年からのCOVID-19が流行し、宴会需要はほぼなくなった。そこで、オーナーは宴会場を客室としてリノベーションできないかと考えた。

デザイナーによるテキストより

宴会場であったことから天井は高く、低層階にあるため眼下には春来川を臨む。それらの条件を生かし、景色を楽しみながら快適に過ごせるプランニングを考えた。

デザイナーによるテキストより

既存躯体の1.5スパン(6.3mx9.9m)を使ったお部屋。圧倒的な開放感を実現するため、1スパンで取れる全てを窓にし、床のレベルを外に向かって高くする(小上がりの設置)ことで視線を自然と上に向け、空を眺められるよう誘導。小上がりからは春来川を見下ろす視線になり新たな感覚を得られる。高低差を生かし、開放性と河床感を演出した。

デザイナーによるテキストより

客室:かわみ スタイリッシュ(room A)

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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:スタイリッシュ(room A) photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図平面図 image©to-ripple

客室:かわみ プレミアム(room B)

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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図客室:プレミアム(room B) photo©見学友宙
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客室:かわみ スイート(room C)

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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図 photo©見学友宙
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杤尾直也 / to-rippleによる、兵庫・三方郡の「湧泉の宿 ゆあむ『客室 かわみ』」。コロナ禍での宴会場の需要低下を受けて複数の客室へ改修。既存の“天井高”と“環境”を活かし、外に向けて床レベルを上げ景色を意識させる構成等を考案。オリジナル家具は“和の寛ぎと洋の快適性”の両立も意図平面図 image©to-ripple

以下、デザイナーによるテキストです。


日本の景気の減衰とともに地方の宴会場の需要は年々減少していたなか、2019年からのCOVID-19が流行し、宴会需要はほぼなくなった。そこで、オーナーは宴会場を客室としてリノベーションできないかと考えた。

客室
宴会場であったことから天井は高く、低層階にあるため眼下には春来川を臨む。それらの条件を生かし、景色を楽しみながら快適に過ごせるプランニングを考えた。

スタイリッシュ -景色を取り込む-
既存躯体の1スパン(4.2mx9.9m)を使ったお部屋。外部と一体化した脚質とするべく、エントランスから窓、外へ向かう真っ直ぐな廊下を通し、タイルを敷き、水まわりへと連続させた。上部のひさしの下にベッドと小上がりを置き、縁側でたたずんでいる感覚を得られるよう設えた。

バスルームは壁面をガラス張りとすることで入り口から開口部への抜け感を強調。また、窓側に砂利を敷くことで外部らしさを演出し、外部の景観と相まって内外の境界があいまいとなるような設えとしている。

プレミアム -景色を楽しむ-
既存躯体の1.5スパン(6.3mx9.9m)を使ったお部屋。圧倒的な開放感を実現するため、1スパンで取れる全てを窓にし、床のレベルを外に向かって高くする(小上がりの設置)ことで視線を自然と上に向け、空を眺められるよう誘導。小上がりからは春来川を見下ろす視線になり新たな感覚を得られる。高低差を生かし、開放性と河床感を演出した。

家具はソファと小上がりを同じ高さにすることで、和の寛ぎと洋の快適性を両立した。寝室は奥に配し3本引き戸を閉めると個室になるようにした。

源泉を引き込み、解放できる窓を設置し、外気を感じられる浴室を実現した。

スイート -景色と一体化する-
既存躯体の1スパン+α(4.2mx14.5m)を使ったお部屋。浴室を窓際に配し、スパン全てを浴槽とすることで、高い天井と水面の写り込みでさらに広がりを持つように考えた。窓を開け放つと景色と一体化できる部屋となった。室内はシンメトリーにこだわり、シンプルな美しさが際立つことを目指した。

***

かわみ:隣を流れる春来川を臨む、川床のような場所として「かわみ」。 また「川+水」でどちらも水をイメージさせることで浴室に特徴があることを暗に意味するように名付けました。

ゆあむ:9年前のリブランディングの際にこの地域の豊岡杞柳細工(杞柳を編み込んだかご細工)をモチーフとしており、そこからの「編む」と有名な湯治場であったこの地域の「湯浴み」を掛け合わせ「ゆあむ」と名付けました。

■建築概要

所在地:兵庫県三方郡新温泉町


施主:アイアンドエフビルディング
設計者:杤尾直也(to-ripple inc.)
家具デザイン:杤尾直也(to-ripple inc.)
施工:ヤマト
延床面積:5106.27㎡(改修部1044㎡)
客室数:34室(改修部5室)
オープン日:2023年2月15日
撮影:見学友宙

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床客室床

t12複合フローリング:ハードメープル(オネスト&パートナーズ)
t12複合フローリング:ウォールナット(オネスト&パートナーズ)
t10磁気質タイル:モデネーゼ(名古屋モザイク工業)
t10磁気質タイル:アルペス(平田タイル)
畳表:MIGUSA 目積(セキスイ)

内装・壁客室壁

不燃突板パネル:ハードメープル(オネスト&パートナーズ)
不燃突板パネル:ウォールナット(オネスト&パートナーズ)
和紙クロス(サンゲツ)
塩ビクロス(シンコール)
t10磁気質タイル:モデネーゼ(名古屋モザイク工業)
AEP:エッグシェル(ポーターズペイント)

内装・天井客室天井

不燃突板パネル:ウォールナット(オネスト&パートナーズ)
和紙クロス(サンゲツ)
塩ビクロス(シンコール)
SOP

内装・家具什器

オリジナルデザイン(seventh-code)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Demand for banquet halls in rural areas was declining year by year as the Japanese economy slowed down, but with the outbreak of COVID-19 in 2019, demand for banquets has almost disappeared. Therefore, the owner thought that it would be possible to renovate the banquet hall into a guest room A project to renovate the banquet hall of a hotel into a guest room and the guest room into a restaurant.

Guest room
Because it was a banquet hall, the ceiling is high, and because it is on the lower floors, you can see the Haruki River below. Taking advantage of these conditions, we came up with a plan where you can spend a comfortable time while enjoying the scenery.

Stylish – take in the scenery-
A room using one span (4.2mx9.9m) of the existing frame. In order to create a structure that integrates with the outside, we laid out tiles from the entrance to the window, followed by a straight corridor leading to the outside, and connected it to the water area. A bed and a small raised floor are placed under the eaves at the top so that you can feel as if you are standing on the porch.

The bathroom walls are made of glass to emphasize the sense of openness from the entrance to the opening. In addition, by laying gravel on the window side, it creates a feeling of being outside, and combined with the outside scenery, the boundary between inside and outside becomes ambiguous.

Premium -cut out the scenery-
A room that uses 1.5 spans (6.3mx9.9m) of the existing frame. In order to realize an overwhelming sense of openness, windows are used in all areas that can be taken in one span, and the floor level is raised outward (installation of a small rise) so that the line of sight can naturally be directed upward and the sky can be seen. induction. From the small rise, you can look down on the Haruki River and get a new sensation. Taking advantage of the difference in elevation, we produced an openness and a feeling of the riverbed.

By making the sofa and the raised floor the same height, we have achieved both Japanese relaxation and Western comfort.

The bedroom is placed in the back, and when the three sliding doors are closed, it becomes a private room. We installed a window that draws in the source and opens it, realizing a bathroom where you can feel the outside air.

Suite -Integrate with the scenery-
A room using 1 span + α (4.2mx14.5m) of the existing frame. By arranging the bathroom by the window and using the entire span as a bathtub, we thought that the high ceiling and the reflection of the water surface would make it feel more spacious. The room became one with the scenery when the window was opened. The interior is designed to be symmetrical, with the aim of highlighting its simple beauty.

KAWAMI: “KAWAMI” is a riverbed-like place overlooking the Haruki River that flows right next to it. In addition, the name “river + water” implies that the bathroom has its own characteristics by imagining water.

Yuamu: When we rebranded the hotel nine years ago, we used the Toyooka kiryu-zaiku (woven willow baskets) of the area as a motif, and we combined the word “weave” from this with “yuyamu” (bathing) in this area, which was a famous spa resort.

Yusen no yado YUAMU
Location: Shinsen-cho, Mikata-gun, Hyogo, JAPAN
Owner: I&F CORPORATION
Interior design: Naoya TOCHIO (to-ripple inc.)
Fixture design: Naoya TOCHIO (to-ripple inc.)
Construction: YAMATO inc.
Gross floor area: 5106.27㎡ (Renovated area 1044㎡)
Number of rooms: 34 (Renovated rooms 5)
Opening date: February 15, 2023
Photographer: Tomooki Kengaku

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2023.07.31 Mon 13:01
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    今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む
    photo©河田弘樹

    SHARE 今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む

    architecture|feature
    建材(内装・床)庭づくり三宅㐂三郎ninkipen!建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・照明)建材(内装・天井)建材(内装・壁)図面あり安江一平河田弘樹今津康夫ワークショップ大阪住宅
    今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む東側外観 photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む1階、キッチンから玄関方向を見る。 photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、大阪・八尾市の住宅「A」。道を挟み小学校の校庭がある敷地。正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置。内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込む2階、ルーム photo©河田弘樹

    今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪・八尾市の住宅「A」です。
    道を挟み小学校の校庭がある敷地に計画されました。建築家は、正対するように“1.5階建”の切妻屋根を掛け、“街の余白”に向け軒を伸ばして“縁側”を配置しました。また、内部を特徴づける“大垂木の架構”が規則的なリズムを刻んで空間全体を包み込みます。

    大阪府東部、八尾市に建つ住宅である。

    建築家によるテキストより

    敷地は小学校の通学路に面し、校庭の向こう側には生駒山系高安山を望む。
    その路に沿うように1.5階建ての切妻の屋根を掛け、東側の中央部をそのまま伸ばして軒を大きく作った。
    軒下は貴重な縁側となり、軒先は校庭という街の余白への矢印となる。

    建築家によるテキストより

    内部は吹き抜けを介して一体的に繋がり、規則的なリズムを刻む大垂木の架構は間仕切られることなく、完全に自由になって家全体を包み込む。北側の階段には隣家の生垣を借景とした窓を穿ち、日々の昇り降りに彩りを添えた。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・床)庭づくり三宅㐂三郎ninkipen!建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・照明)建材(内装・天井)建材(内装・壁)図面あり安江一平河田弘樹今津康夫ワークショップ大阪住宅
    2023.07.31 Mon 07:40
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/7/24-7/30]

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    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/7/24-7/30]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/7/24-7/30)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 坂田裕貴 / a.d.pによる、東京・板橋区の、小屋「Backyard in field」。生産緑地に計画された農作業の為の建物。野菜の直売等に加え発信までも行う施主の為に、思想を体現する“多面的な振る舞い”を持つ存在を志向。畑と呼応する平側や街に開く妻側など建築に多様な性格を与える
    2. 若松均建築設計事務所による、東京・世田谷区の、集合住宅「セタガヤテラス」。住宅街の角地のコーポラティブハウス。地域の環境維持を願う地主の想いに応え、部屋やテラス等を“筒”と捉え構成して“家”と“街”が繋がる様な状況を創出。生活の場を道路側に設ける計画で外との関係構築も促す
    3. 牧戸奈須加+吾郷隆 / 牧戸建築環境設計事務所による、島根・出雲市の「YT邸」。古くから葦が群落する小さな湖の近くの敷地。日本建築の与件と土地への応答を求め、イネ科植物が持つ固有の感覚を翻訳した“縦格子”で覆われた建築を考案。伝統民家を参照した高床は防湿等の機能的役割も果たす
    4. 藤本壮介による、ドイツでの建築展「Primitive Future」。現地のアワード受賞を記念して開催。自身の建築哲学を表現する、12個のワイヤー製のオブジェによるインスタレーションを制作。視点により見え方が変わる“立体的なドローイング”が空間に様々なシーンを描く
    5. 御手洗龍建築設計事務所による、埼玉・草加市の「松原児童青少年交流センター miraton・松原テニスコート」。新たに立ち上がる街の中心に位置する施設。“原風景”にもなる“能動性”を喚起する建築を目指し、ヴォールト架構が“9棟”連なる構成を考案。空間の展開が生み出す“動き”で子供達の居場所の発見や交流を促す
    6. 山設計工房による、大阪・吹田市の、集合住宅「千里グリーンヒルズ高野台101号棟」。賃貸団地の建替え事業の第一期。面影の継承・長大さの緩和・周辺との調和を目指し、既存建物や周辺環境から“抽出した色”で“細やかに塗り分ける”建築を考案。“地域の顔”として隣接交差点からの見え方も意識
    7. 長坂常 / スキーマ建築計画による、アメリカ・ニューヨークの店舗「50 Norman」。日本の食を主題とする飲食と物販。“アウェイ”な土地で“ホーム”の質の保持を求め、端材等を日本で加工し輸送して職人を連れ現地で組立てる方法“DEKASEGI”を考案。コロナ禍の状況を乗り越え完成させる
    8. 佐藤可士和 / SAMURAIと竹中工務店による、神奈川の「GLP ALFALINK相模原」。総延床約67万㎡の物流拠点施設。存在意義の再定義と既存イメージの刷新を目指し、建物をブランディングの重要な“メディア”と捉えた設計を志向。情報や建築を開いて地域と企業に好循環を生む“共創”の場を作る
    9. トラフ建築設計事務所による、東京・銀座の店舗「CABaN GINZA」。間口が広く奥行が浅い区画。既存店と異なるデザインコードの要望に、ブランドと呼応する色で縁取った店内を間接光が“ショーウインドウ”の様に浮上させる計画を考案。商品を美しく見せて街路との一体感も生み出す
    10. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツでの建築展「Herzog & de Meuron」。建築家と密接に協働して企画された展覧会。建築の制作過程と体験におけるアイデアを探求する3つの空間で構成。カビネットから移設した模型等・建築作品での日常を主題とする映画・最新作の病院のモックアップ等を展示
    11. 小田真平建築設計事務所とロウエによる、大阪市の「粉浜の住居」。鉄骨3階建ての住宅を改修。シンプルと豊かさが同居する空間を求め、玄関土間と各階バルコニーを仕上げで連続させて“土間が立体化”した様な構成を考案。既存の窓から入る偶発的な自然光の魅力も活かす
    12. 松井大佑 / Atelier komaによる、熊本市の、映画館「gather」。駅前ビル内のシネマコンプレックス。来館者の“集い”をつくる空間の諸要素の“集い”に着目し、モノクロの色彩の下に“制御する”設計を志向。躯体・設備・広告等を“ダミー”の量塊を用いて整理し馴染ませる
    13. 長谷川欣則+堀越ふみ江 / UENOA architectsによる、東京・渋谷区の、店舗「地下食堂DAGAYA」。企業の社屋内にある“地域に開く”社員食堂。様々な使い方に応える空間を目指し、分割してランダム配置も可能な“三角形のテーブル”を考案。角度のズレに起因する視線の交錯が“自由さ”と“心地よさ”を生み出す
    14. 藤本壮介・永山祐子・成瀬友梨が審査する、ケイミュー主催のアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2023」が応募作品を募集中。ケイミュー商品使用物件を対象に“未来に残していきたい外装デザイン”を選定し表彰。受賞者には藤本作品の“白井屋ホテル”での表彰式と“総額185万”の商品券を用意
    15. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
    16. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
    17. JAMZA / 長谷川駿+猪又直己による、東京・渋谷区の集合住宅「メトロステージ代々木上原」。鉄道会社の旧宿泊所を転用。既存の大小の部屋が混在し躯体壁の多い状態を活かし、各住戸が公と私の“中間的領域”となる前室をもつ構成を考案。余白としての空間が住人の“多様な活動の受け皿”として機能
    18. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・世田谷区の店舗「TODAY’S SPECIAL 二子玉川」。商業施設の中の雑貨店。期待感と“一期一会のワクワク感”を与える為に、変化のある什器群の使用に加え裏側の雑音を敢えて導入して“賑わい”と“活気”を創出。既存鉄骨の錆止塗装の色を基調として空間全体をまとめる
    19. 川島範久建築設計事務所による、愛知の「豊田の立体最小限住宅」。地球環境危機時代のプロトタイプも目指し計画。周辺への応答と快適性や省エネ性を求め、街との距離を計る開口部と限られた費用でも実現する断熱と空調のシステムを考案。現しの仕様で居住者の仕組の理解も促進
    20. 高田彩実 / ayami takada architectsによる、静岡市の「house M」。川沿いの余裕ある場に建つ住宅の増築と改修。仕様等の大きな改善と周辺環境も活かす在り方を目指し、拡張した既存の周囲に“緩やかな境界”を作る“半透明な”空間を付与。其々の透明度の違いは建築に多様性も与える

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    最も注目を集めたトピックス
    2023.07.31 Mon 07:05
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    2023.7.30Sun
    • 永山祐子へのインタビュー動画。昭和女子大学の制作で2023年7月に公開されたもの
    2023.8.01Tue
    • 【ap job更新】 東京と上海に拠点とし、リノベブランド“一畳十間”も運営する「株式会社 小大建築設計事務所」が、各種設計スタッフ(経験者・既卒・新卒)、CADオペ、マネジメント職を募集中
    • 【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフと 3Dヴィジュアライゼーションスタッフを募集中
    • 上島直樹 / KAMIJIMA Architectsによる、神奈川・横須賀市の、飲食店「BUOSCANO.」。複数店舗が集まる施設内に計画。商品自体が“アイキャッチ”となるように、ショーケースを載せるカウンターを通路側のリースラインまで伸ばす構成を考案。店の運営方針を尊重して内装に“素直な表情”の素材を選択
    • 【ap job更新】 長坂常が主宰する「スキーマ建築計画」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とマネジメントスタッフを募集中
    • 工藤浩平建築設計事務所による、埼玉・吉川市の「バレエ教室のある家」。周囲で建替えが進む“変わり続ける”地域。未来の変化を許容する“大らかな”存在を目指し、箱を“寄せ集める”様に計画して“生活の余白”が散在する建築を構築。細かな屋根の集合で街並のスケールとも調和させる
    • ほか

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