OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに玄関を見る。 photo©OSTR
OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う左:パントリー、右:玄関 photo©OSTR
OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR
OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR
OSTR / 太田翔+武井良祐、礒谷哲也が設計した、東京の住戸改修「小茂根の家」です。
数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画です。建築家は、既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案しました。そして、全ての部屋と隣接して多様な役割を担います。
初めて現地を訪れた際、築年数の経ったマンションの一室は、2年ほど前にリフォームされており、まるで新築のようにピカピカで、すぐにでも住める状態だった。
施主は南北の両面に抜けるバルコニーからの眺めを気に入り、ここに新たな住まいをつくることを決意した。しかし改修計画を始めようとすると、内装や設備があまりにも新しく、どこから手を加えるべきか判断に迷った。
できるだけ単純な方法で、この既存の“ピカピカ”とこれから生まれる“新しい環境”とを重ね合わせられないかと考えた。そこで部屋の中央に大きな中庭を設けることにした。中庭といっても、既存玄関のスケールを約6倍に拡張し、土間とも玄関とも中庭ともいえる曖昧な場とした。
この中庭はLDK・個室・水回りのほぼすべてに隣接し、施主は常に住まいの中心である中庭と関わりながら生活する。建具を開け放つと南北のバルコニーが連続して一体となり、空間全体がひとつの大きなバルコニーのようにも感じられる。個室は中庭と既存バルコニーの両側に囲まれ、明るい光の中で目覚め、風呂上がりには風が通り抜ける心地よい休憩の場にもなる。
もう一つの試みは、扉を開けるたびに新しい風景が現れる状態をつくることだ。
中庭に面した部屋、改修前のまま残した部屋、かつて繋がらなかった空間同士が行き来できるようにし、収納扉を開けると働く場が現れる。このように隣室が既存なのか改修された部屋なのかが交錯し、扉を開くたびに異なる世界が次々に現れる風景を描いた。同時に既存の部屋に新たな扉を設けたことで、動線の自由度が増し、空間全体に回遊性が生まれた。
全体は仕上げの質感や家具をわずかに補修・追加することでバランスを整えた。部屋の内側だけで完結させると、どうしても「マンションの一室」という閉塞感が残るため、外に広がる風景のスケールや色彩に合わせ、一室を超えた広がりを感じられるしつらえとした。
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OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに共用廊下を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに共用廊下を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う左:ダイニング、中央手前:玄関、右:共用廊下 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに洋室1を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から洋室1側を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに玄関を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から洋室2側を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに洋室2を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室2から洋室1を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに洋室1を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニングを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニングを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニングとキッチンを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関とダイニング、床の詳細 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングからキッチンを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングからリビングを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うキッチンからリビングを見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う左:キッチン、右:ダイニング photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングからパントリー側を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから開口部越しに玄関を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う左:パントリー、右:玄関 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに洋室3を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室3から建具越しに玄関側を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに玄関を見る。 photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに共用廊下を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに洋室1を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに洋室1を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しに洋室1を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1、建具の詳細(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに洋室2を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室2(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う洋室1から建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニング側を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニング側を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う玄関から建具越しにダイニング側を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから開口部越しにバルコニーを見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うリビング(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うキッチンからパントリーを見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うダイニングから建具越しに玄関を見る。(生活の始まった状態) photo©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う平面図 image©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う断面図 image©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う平面パース image©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担うアクソメトリック image©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う断面パース image©OSTR

OSTRと礒谷哲也による、東京の住戸改修「小茂根の家」。数年前にリフォーム済の空間を対象とした計画。既存の“ピカピカ”と創出する“新しい環境”の重なりを意図し、元玄関を約6倍に拡張した“中庭”を中央に据える構成を考案。全ての部屋と隣接して多様な役割を担う既存平面図 image©OSTR
以下、建築家によるテキストです。
となり合うものごとを考える
初めて現地を訪れた際、築年数の経ったマンションの一室は、2年ほど前にリフォームされており、まるで新築のようにピカピカで、すぐにでも住める状態だった。
施主は南北の両面に抜けるバルコニーからの眺めを気に入り、ここに新たな住まいをつくることを決意した。しかし改修計画を始めようとすると、内装や設備があまりにも新しく、どこから手を加えるべきか判断に迷った。
できるだけ単純な方法で、この既存の“ピカピカ”とこれから生まれる“新しい環境”とを重ね合わせられないかと考えた。そこで部屋の中央に大きな中庭を設けることにした。中庭といっても、既存玄関のスケールを約6倍に拡張し、土間とも玄関とも中庭ともいえる曖昧な場とした。
この中庭はLDK・個室・水回りのほぼすべてに隣接し、施主は常に住まいの中心である中庭と関わりながら生活する。建具を開け放つと南北のバルコニーが連続して一体となり、空間全体がひとつの大きなバルコニーのようにも感じられる。個室は中庭と既存バルコニーの両側に囲まれ、明るい光の中で目覚め、風呂上がりには風が通り抜ける心地よい休憩の場にもなる。
もう一つの試みは、扉を開けるたびに新しい風景が現れる状態をつくることだ。
中庭に面した部屋、改修前のまま残した部屋、かつて繋がらなかった空間同士が行き来できるようにし、収納扉を開けると働く場が現れる。このように隣室が既存なのか改修された部屋なのかが交錯し、扉を開くたびに異なる世界が次々に現れる風景を描いた。同時に既存の部屋に新たな扉を設けたことで、動線の自由度が増し、空間全体に回遊性が生まれた。
全体は仕上げの質感や家具をわずかに補修・追加することでバランスを整えた。部屋の内側だけで完結させると、どうしても「マンションの一室」という閉塞感が残るため、外に広がる風景のスケールや色彩に合わせ、一室を超えた広がりを感じられるしつらえとした。
施主がこの部屋を選んだきっかけが、窓の外に広がる風景だったように、周囲の景色や日常の風景が内と外の双方に立ち現れ、互いに呼応し合う。そんな連鎖を思い描きながら、検討を重ねていった。
■建築概要
題名:小茂根の家
所在地:東京都
主用途:住宅
設計:OSTR / 太田翔+武井良祐と礒谷哲也 担当/久常健登
施工:バレッグス
構造:RC造
延床面積:79.51㎡
設計:2023年4月~2023年10月
工事:2023年11月~2024年4月
竣工:2024年4月
写真:OSTR