
SHARE アトリエ・ワンの塚本由晴がディレクターを務める企画展「方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–」。21_21 DESIGN SIGHTで開催。小さな建築を起点に現代の生活様式を見つめ直す。建築家などが構想した現代の“方丈庵”も公開。入場チケットもプレゼント
- 日程
- 2026年8月28日(金)–2027年1月11日(月)

アトリエ・ワンの塚本由晴がディレクターを務める企画展「方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–」です。
21_21 DESIGN SIGHTで開催されます。小さな建築を起点に現代の生活様式を見つめ直す展示。建築家や美術家などが構想した現代の“方丈庵”も公開されます。アーキテクチャーフォトでは、入場チケットプレゼント企画を実施します。会期は、2026年8月28日~2027年1月11日まで。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2026年8月21日(金)13時まで(応募はお一人様1回までとさせていただきます。複数回ご応募いただいた場合も、抽選対象は1件として扱います)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
21_21 DESIGN SIGHTでは、2026年8月28日より企画展「方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–」を開催します。
13世紀初頭に鴨長明によって書かれた随筆『方丈記』には、移ろい続ける世の無常を前にした人間の生き方が記されています。彼が暮らした庵は現存しませんが、その言葉は時代をこえて度あるごとによみがえり、多くの実践を生み出してきました。文学作品でありながら、住まいの本質を問うものとして、しばしば「真の建築書」とも形容される所以です。本展は、『方丈記』に記された小さな建築「方丈庵」を起点に、現代の暮らしと構築環境を見つめ直す展覧会です。
展覧会ディレクターに建築家・塚本由晴を迎え、建築家、デザイナー、美術家、企業など多彩な参加者が、それぞれの「方丈庵」を構想します。一丈四方(約9㎡)というスケールを手がかりに、素材、構造、道具を介した、生き方を問い直す仕掛けを考えます。
会場では、『方丈記』に描かれた自然やくらしについてのリサーチとともに、複数の庵が展示されます。来場者は会場内を巡りながら、異なる視点で構成された方丈庵に出会うことになります。『方丈記』そのものを読み解くのではなく、『方丈記』と私たちのあいだに現れる生に目を向け、私たちの暮らしとあらためて向き合う機会となることを目指します。
以下に、詳細な情報を掲載します。
展示内容の一部
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見どころ
参加作家たちが構想した現代の「方丈庵」が出現
ギャラリー2には、江頭 慎、大室佑介+川長組、小渕祐介+中村 純、2m26、山口 晃の5組がそれぞれ構想した現代の「方丈庵」が立ち並びます。実際に内部へ入り体験できるものから、鑑賞を通じてその世界観を味わうものまで、表現のかたちはさまざまです。また、ギャラリー1 の入口に田部井美奈、サンクンコートには、正田智樹+竹中工務店+veigによる庵が現れます。さらに、須田悦弘による作品は会場内の思いがけない場所にひっそりと佇みます。会場を巡りながら、ぜひ探してみてください。さまざまな時代に見られる「方丈」の思想をたどる
ギャラリー1では、本展の企画チームが正田智樹と大山 亮、増井柚香子(6lines studio)によるリサーチを元にした展示を展開します。「方丈記」に記された要素を手がかりに、鴨長明の庵を検証的に再現する空間展示に加えて、「方丈記」が写本や解説・翻訳本などを通じて時代を超えて読み継がれてきた軌跡をたどります。また、これまでさまざまな時代や立場の人々によってつくられ、構えられてきた「庵」をたどりながら、「方丈」という小さな空間に託されてきた思想や哲学に光を当てます。※『方丈記』日本三大随筆のひとつ。鎌倉時代初期(1212年)に鴨長明によって書かれた作品で、災害や疫病、社会不安が相次ぐ激動の時代を背景に、京都・日野山に構えた一丈四方(約9㎡)の小さな庵での隠遁生活や、世の無常、自然との共生が綴られている。
展覧会ディレクターのプロフィール

塚本由晴 Yoshiharu Tsukamoto
建築家。1965年神奈川生まれ。1987年東京工業大学工学部建築学科卒業。1987〜88年パリ・ベルビル建築大学。1994 年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。貝島桃代と1992 年にアトリエ・ワンの活動を始め、建築、公共空間、家具の設計、フィールドサーベイ、教育、美術展への出展、展覧会キュレーション、執筆など幅広い活動を展開。ふるまい学を提唱して、建築デザインのエコロジカルな転回を推進し、建築を産業の側から人々や地域に引き戻そうとしている。2022年Wolf Award受賞。
展覧会ディレクター塚本由晴による「ディレクターズ・メッセージ」
近年、大地震、台風、大火事などの災害が頻発し、現代の都市型社会の脆弱性が顕になっている。これに呼応するように安心安全、国土強靭化の掛け声が大きくなり、日常生活においても管理、監視が強められ、環境はより堅固な構造体に更新されていくが、それにつれて以前はできたこと、楽しめたことができなくなっている。またコメをはじめとする食品、電気などのエネルギーをサービスに依存しきっている生活様式は、将来的には農村の崩壊や、安全保障上の弱点につながることが予想される。こうした不自由や不安に向き合うためには、自分たちでできることを人に任せることに慣れきってしまった生活様式を見直していかなければならないのではないか。
12世紀の京都に生まれ、人生の後半は宮廷やまちから離れて、日野山に建てた方丈庵に隠遁した鴨長明の『方丈記』を読むと、彼の厭世的な気分の背景には、度重なる災害や飢饉、遷都、人間関係のストレスがあり、現代に接続するところが多い。方丈庵を召喚して小さな建築を構想し、いつのまにか産業や制度によって編まれてしまった私たちの生を、もう一度自分たちで編み直すきっかけを掴む試行として、この展覧会を位置付けたい。
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■展覧会概要
タイトル:企画展「方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–」
会期:2026年8月28日(金)~2027年1月11日(月・祝)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
休館日:火曜日(9月22日、11月3日は開館)、11月21日~23日、年末年始(12月27日~1月3日)
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
※六本木アートナイト特別開館時間:10月31日(土)10:00~22:00(入場は21:30まで)
入場料:一般1,700円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
協賛:株式会社竹中工務店
展覧会ディレクター:塚本由晴
グラフィックデザイン:田部井美奈
会場構成:正田智樹
アーカイブ編集:大山 亮、増井柚香子(6lines studio)
学術協力:杉本欣久
参加作家:江頭 慎、大室佑介+川長組、小渕祐介+中村 純、正田智樹+竹中工務店+veig、須田悦弘、田部井美奈、2m26、山口 晃





