architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2020.5.22Fri
2020.5.21Thu
2020.5.23Sat
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」
photo©千葉顕弥

SHARE 田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」

architecture|feature
金子武史構造設計事務所NOLKムカバトリ田中培仁村田優花村田裕紀世田谷区店舗兼住宅東京千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥

田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」です。

暮らしの余白を街に住み開いた、職と住が共存する極小住宅です。
どこにいてもあらゆる情報と繋がり、オンラインで多くのコミュニティが拡がっていく現代において、住宅には人や社会と繋がる余白が求められているように感じています。

私たちは住宅に囲まれた極小住宅でも、暮らしの空間に余白を設計することで、変わり続ける社会情勢や生活環境の中で、柔軟に暮らしを変化させながら自らの生業を表現できる暮らしを描きました。暮らしの余白が、ある時は仕事を支える場になり、ある時は街へ開いて触れ合いをつくる場になる、そんな流動性と豊かさのある「小さな暮らし」を通して、新しい人や社会との繋がりが生まれると考えました。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 photo©千葉顕弥
田中培仁 / NOLK +ムカバトリ一級建築士事務所による、東京・世田谷区の「余白を住み開く家」 image©NOLK+ムカバトリ一級建築士事務所

以下、建築家によるテキストです。


暮らしの余白を街に住み開いた、職と住が共存する極小住宅です。
どこにいてもあらゆる情報と繋がり、オンラインで多くのコミュニティが拡がっていく現代において、住宅には人や社会と繋がる余白が求められているように感じています。

私たちは住宅に囲まれた極小住宅でも、暮らしの空間に余白を設計することで、変わり続ける社会情勢や生活環境の中で、柔軟に暮らしを変化させながら自らの生業を表現できる暮らしを描きました。暮らしの余白が、ある時は仕事を支える場になり、ある時は街へ開いて触れ合いをつくる場になる、そんな流動性と豊かさのある「小さな暮らし」を通して、新しい人や社会との繋がりが生まれると考えました。

また暮らしの余白を住み開いていく住宅が街中に拡がることで、プロフェッショナルな職能を活かしたオンライン教室、パン好きの週末だけのパン屋さん、クリエイターの表現や交流の場など、自らの”生業”を街や社会に拡げて人と触れ合い、人生を豊かにしてくれる新たな文化がつくれると期待しています。

■建築概要

設計・監修:NOLK+ムカバトリ一級建築士事務所
所在地:世田谷区下馬
竣工年月:2018年6月
構造:木造一戸建て(地上2、地下1)
敷地面積:83.72㎡
建築面積:38.21㎡
延床面積:80.84㎡
構造設計:金子武史構造設計事務所
施工会社:株式会社 クラフトホーム
写真家:千葉顕弥

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁中庭外壁

焼杉荒磨き仕上 木材保護塗料(木童)

内装・床LDK

ナラ三層集成(ニッシンイクス)

内装・浴室浴室床

木目調磁器質タイル(フォンテトレーディング)

内装・キッチンシンク

ステンレス特注シンク(北沢産業)

内装・水廻り洗面室・浴室・トイレ

浴槽、ボウル、水栓(フォンテトレーディング)

内装・家具洗面室

特注家具(KOMA)

内装・その他LDK木部塗装

オスモウッドワックス(オスモ&エーデル)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

サムネイル:遠野未来 / 遠野未来建築事務所による、東京都千代田区神田の住居・フリースペース・事務所「神田SU」
遠野未来 / 遠野未来建築事務所による、東京都千代田区神田の住居・フリースペース・事務所「神田SU」
  • SHARE
金子武史構造設計事務所NOLKムカバトリ田中培仁村田優花村田裕紀世田谷区店舗兼住宅東京千葉顕弥
2020.05.22 Fri 10:50
0
permalink

#金子武史構造設計事務所の関連記事

  • 2023.11.17Fri
    花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の「広本町の家」。様々な用途や規模の建物が並ぶ商店街の敷地。周囲の“雑多さ”と連続する在り方を求め、必要諸室を分解して“再構築”した“中心性の弱い構成”の建築を考案。街を散策する様な小さな場面が連続する空間を生み出す
  • 2023.5.31Wed
    吉田豊建築設計事務所による、広島市の「牛田本町の家」。駅近の大小の建物が混ざる地域。周囲と調和する矩形の外観の中に、三世代の居場所を作りつつ“立体的な回遊動線”と“様々な抜け”で多様な空間体験を創出。将来の生活変化も想定され新たな二世帯住宅への改変も可能
  • 2020.9.19Sat
    花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」
  • 2020.5.21Thu
    國分大輔建築設計事務所による、東京都世田谷区の住宅「おやまだいのいえ」
  • 2020.4.16Thu
    植田開 / steam一級建築士事務所による、東京・北区の住宅「空き地の家」
  • view all
view all

#千葉顕弥の関連記事

  • 2024.9.12Thu
    teamSTARによる、神奈川・横須賀市の「Villa A」。眼前に海が広がる敷地。海底を思わせるホールから“貝殻をイメージした螺旋階段”を登り、富士山と海に向けた“アーチ屋根”に覆われた主要階に到達する構成を考案。屋根の形は土地の高低差に合わせ階段状とする
  • 2023.10.31Tue
    北川原温建築都市研究所による、東京・豊島区の「豊昭学園6号館 ラーニングセンター」。キャンパス整備の一環で三角形の敷地に計画。敷地を超えた街との接続と学園の更なる成長の表現を意図し、無限に広がる“放物線”の形を用いた建築を考案。道路斜線で規定された量塊の中にホールや図書館等を収める
  • 2023.3.08Wed
    畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る
  • 2023.2.21Tue
    畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在
  • 2023.1.19Thu
    PARTYと日建設計とSOLSOによる、東京・丸の内の「ユーザベース新本社」。経済メディア運営企業の社屋。コロナ禍以降の事務所の“存在意義”を追求し、様々なイベントの発生を意図した“体験のデザイン”を志向。“共創が起こる” “熱を生む” “象徴となる”を価値基準に据える
  • 2022.6.16Thu
    北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う
  • 2022.5.09Mon
    井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、茨城の「石岡のLDK、そしてはなれ」。退職後に家での時間が増えた夫婦の為の改修計画、現地調査で施主の住居への愛着を感じて更新でなく空気を紡ぐ様な“修繕”を志向、新旧の差異を表現しない小さな操作の積み重ねで新たな歴史を重ねる
  • 2021.12.21Tue
    畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、神奈川・川崎市の住宅「河童の家」。建面と法規で縦動線が空間の全てを決めるような条件に、中央配置した階段に椅子等の機能と構造的役割も担わせ45mmの薄床を可能とし、立体的で回遊性のある連なりの空間をつくる
  • 2021.7.26Mon
    井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、長野・東御市の、既存の農業用プレハブ倉庫を改修した美容室「miike」。安定した地域コミュニティの中に新たなプログラムを計画する際の方法として再利用を選択
  • 2020.6.29Mon
    雨宮知彦 / ラーバンデザインオフィスによる、東京・文京区の、自社オフィス「R/URBAN DESIGN OFFICE 本社」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,858
    • Follow
    82,002
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    ツバメアーキテクツによる、東京の集合住宅の一住戸の改修「やわらかい天井の家」
    photo©長谷川健太

    SHARE ツバメアーキテクツによる、東京の集合住宅の一住戸の改修「やわらかい天井の家」

    architecture|feature
    ツバメアーキテクツ建材(内装・床)建材(内装・天井)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)西川日満里住戸リノベーション東京山道拓人千葉元生長谷川健太
    ツバメアーキテクツによる、東京の集合住宅の一住戸の改修「やわらかい天井の家」 photo©長谷川健太
    ツバメアーキテクツによる、東京の集合住宅の一住戸の改修「やわらかい天井の家」 photo©長谷川健太

    ツバメアーキテクツが設計した、東京の集合住宅の一住戸の改修「やわらかい天井の家」です。

    築30年ほどのマンションのリノベーションプロジェクトである。ゲストルームやウォークインクローゼットとしての個室を二つ残し、残りの部屋をワンルームとしてつなげることにした。

    解体を進めると、やたらと太いコンクリートの柱とハリが出現した。この躯体をどう位置付けるかが設計のテーマとなった。家族団欒のためにつくるワンルーム空間が中央の梁で分断されないように、その存在感を調節するべく、全体にふわっとした柔らかい天井をかけることにした。

    身近な素材で出来る限り柔かい天井をどのように作るか。ベニヤから歩留まりよく切り出した曲線の華奢な架構を中央の梁に対し455ピッチでかけて行った。背骨と肋骨は不思議なバランスになった。俯瞰でみれば、コンクリートの架構に対し、木や石膏(ボート)を組み上げていった架構が重なって吊られているような状態になっている。

    建築家によるテキストより
    • 残り10枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    ツバメアーキテクツ建材(内装・床)建材(内装・天井)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)西川日満里住戸リノベーション東京山道拓人千葉元生長谷川健太
    2020.05.22 Fri 17:59
    0
    permalink
    ツバメアーキテクツらによる、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真
    photo©morinakayasuaki

    SHARE ツバメアーキテクツらによる、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真

    architecture|culture
    世田谷区西川日満里商業施設コミュニティ施設東京山道拓人千葉元生
    ツバメアーキテクツらによる、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真 photo©morinakayasuaki
    ツバメアーキテクツのサイトに、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真が掲載されています
    tbma.jp

    ツバメアーキテクツのウェブサイトに、東京・世田谷区の、小田急線の地下化に伴ってうまれた線路跡地に作られた公共的空間「下北線路街 空き地」の写真が15枚掲載されています。施設の公式サイトはこちら。

    触れる公共的空間

    「下北線路街 空き地」は、小田急線「下北沢駅」の東側に出現した公共的空間である。

    この「下北線路街 空き地」ではまず、青みがかったグレーのコンテナや土管、ステージなど用いて公共的空間が立ち上がる下地を作っている。その下地に人々が色付けし、自分たちの手垢を付けていく、そんなイメージで空間を構築した。例えば、地域住民がベンチや椅子に塗装で参加したり、地域から借りた植栽が混ざっていたりする。そして、イベントのプログラムも地域のプレーヤーを交え、企画などがなされている。

    一般的な公園では、公によって提供されたスペースをどのようにトラブルを回避しながら活用していくか、という意味で「禁止事項」の側面が注目されがちだ。キャッチボール禁止・歌禁止・パフォーマンス禁止など様々なバツ印が付いているのも目にするようになってきた。そういった場所で過ごしていると、お行儀良くすることが公共だ、と刷り込まれているような気持ちにさえなってくる。

    この場所では、逆向きのアプローチで、様々なレイヤーにおける実践の積み重ねによって住宅地の中に公共的空間を作ろうとしている。 なので随分と自由な場所となっている。

    その場所を、ソフト的にもハード的にも“触れる”ようにすることが、自由さを伴う公共的空間の実装に今必要なのではないかと考えている。

    tbma.jp
    • SHARE
    世田谷区西川日満里商業施設コミュニティ施設東京山道拓人千葉元生
    2020.05.22 Fri 17:11
    0
    permalink
    藤森照信が、2014年にICSカレッジオブアーツで行った講演の動画

    SHARE 藤森照信が、2014年にICSカレッジオブアーツで行った講演の動画

    architecture|video
    講演録藤森照信

    藤森照信が、2014年にICSカレッジオブアーツで行った講演の動画です。アーカイブされたいたものが2020年5月に公開されました。

    • SHARE
    講演録藤森照信
    2020.05.22 Fri 14:42
    0
    permalink
    藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」
    photo©長谷川健太

    SHARE 藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」

    architecture|feature
    Camp Design建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)住宅図面ありリノベーション藤田雄介金田泰裕長谷川健太
    藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」 photo©長谷川健太
    藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」 photo©長谷川健太
    藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」 photo©長谷川健太

    藤田雄介 / Camp Design inc.による、北陸の、既存軽量鉄骨プレハブ住宅を丁寧なプロセスで耐震性の向上と改修を実現した作品「傘と囲い」です。本記事では、構造設計を担当した金田泰裕のテキストも掲載します。

    軽量鉄骨プレハブ住宅の改修は、法規上・構造上の問題から非常に難しい状況にある。やるとすれば、既存外壁やサッシに手をつけないリフォーム程度の改修か、メーカー自身による高額な費用がかかる改修であれば可能だが、どちらも今回の予算や要望にそぐわないものだった。またクライアント家族が、大量生産の工業化住宅であるこの家にも愛着を持ち、なんとか活かすことを求めていた。家という場所に育まれる記憶や想いの力強さを思い知らされ、それに応えたいと考え建て替えではなく改修することにこだわった。

    建築家によるテキストより

    計画にあたり、既存躯体は劣化が激しい場所が多く、耐震性能を向上させたいという要望もあり、新たな構造を加えていくことを考えた。また敷地は東南面は角地で、北西側は隣地の住宅が迫っているが、コンテクストとは関係のないような窓の配置であった。そのため、開口部の開け方も更新するべきだと考えた。まず外壁はそのままの状態で、既存基礎の外周部に増築扱いで抱き基礎を行い、そこから木造の耐震補強となる壁を建てた。この壁は、既存の2階床と屋根下の大梁に緊結し一体化させている。その後で、錆びが回っている既存外壁を撤去し、結果的に耐震補強壁が新たな外壁の役割を担うことになった。外壁の更新を通常のスキームで行うと主要構造部の大規模修繕にかかったしまうため、行政に相談した上でこのようなスキームで進めることで、確認申請不要な内容での改修方法を見出した。

    建築家によるテキストより
    • 残り20枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    Camp Design建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)住宅図面ありリノベーション藤田雄介金田泰裕長谷川健太
    2020.05.22 Fri 08:30
    0
    permalink
    2020.5.21Thu
    • ファラ・アトリエによる、ポルトガル・ポルトの、色と素材を駆使したグラフィカルな意匠が特徴的な住宅「house in fontaínhas」の写真と図面
    • 門脇耕三がキュレーションするヴェネチアビエンナーレ国際建築展の出展チームへのインタビュー「コロナ禍からの展開 ── ビエンナーレ日本館チーム再始動へ」
    • 隈研吾建築都市設計事務所が設計を進めている、東京・麻布十番の商業ビル「MAXPLAN AZABU10」
    • スキーマ建築計画の長坂常が、2019年5月にICSカレッジオブアーツで行った講演の動画
    • 國分大輔建築設計事務所による、東京都世田谷区の住宅「おやまだいのいえ」
    • ほか
    2020.5.23Sat
    • 川添純一郎建築設計事務所による、兵庫・加東市の「カフェ・アンジュ」
    • 岡山市新庁舎設計プロポーザルの結果と、最適提案者の計画案の画像が公開
    • designboomが、伊豆シャボテン動物公園のレストランでの、カピバラのぬいぐるみを使ってソーシャルディスタンスを確保する試みを取り上げていて、1万以上シェアされるほどの反響に
    • スペースワーカーズが2016年に完成させた、ポルトガル・パレーデスの、中庭を中心とした回遊性があり有機的なプランが特徴的な住宅「Cabo de Vila House」の写真と図面
    • スペースワーカーズによる、ヴォリュームを分散配置しガラス屋根で繋ぐ構成の、ポルトガル北部のロマネスク建築を紹介する施設「Interpretation Centre of Romanesque」の写真と図面
    • ほか

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,858
    • Follow
    82,002
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white