SHARE 隈研吾のデザイン監修と鹿島建設の設計による、埼玉・所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」が8月1日にプレオープン。隈研吾展が開催。
- 日程
- 2020年8月1日(土)–10月15日(木)
隈研吾のデザイン監修と鹿島建設の設計による、埼玉・所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」が2020年8月1日にプレオープンします。プレオープン企画として展覧会「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が開催されます。展示は完全事前予約制で2020年7月15日からでチケットを公式サイトから発売予定との事。
蔵野台地の地殻から隆起したようにダイナミックにそびえたち、見るものを圧倒する多面体の建築。世界的建築家の隈研吾が手掛けた「角川武蔵野ミュージアム」は図書館と美術館と博物館が融合する、他に類のない文化複合施設であり、これまで世界の美術館を多く手がけてきた隈の建築の中でも特に異彩を放っています。
この度、8月1日(土)のプレオープンに合わせて1Fの「グランドギャラリー」及び「マンガ・ラノベ図書館」、さらに2Fのカフェがオープンする予定です。まずは、グランドギャラリーにて開催される角川武蔵野ミュージアム竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」の展示内容や展示方法など、その見どころの概要を、ここにご紹介いたします。
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本展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」では、隈が携わった石の建築と木の建築を紹介します。特に石の建築では、当ミュージアムの外観・内部空間(一部のエリア)・周辺のランドスケープデザインを公開するとともに、構想から設計、実際の工法までを、隈のテキストや設計図、インタビュー映像など豊富な資料で解説いたします。
その他、隈をはじめ当ミュージアムの構想・建設に関わった関係者によるギャラリートークや、関連書籍の出版、スタッフが館内外をご案内するミュージアムツアーなどをあわせて実施し、武蔵野の地に出現した「石の超建築」の成り立ちと見どころを、建築ファンの方のみならず、周辺地域のみなさまに楽しく、わかりやすくご紹介する展覧会です。
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隈研吾建築都市設計事務所が展示計画をおこなった展示空間も、本展の見どころの一つです。隈自らが設計したグランドギャラリーに、柔らかな布の展示台を設置し、その上に「CLT HARUMI PARK」や「V&A Dundee」 など、自然素材である石と木を用いた近年の代表作の模型群を展示・解説します。
「CLT HARUMI PARK」写真提供:三菱地所設計・隈研吾建築都市設計事務所「CLT HARUMI PARK」写真提供:三菱地所設計・隈研吾建築都市設計事務所
その他、当ミュージアムの図書館「エディットタウン」(11月開館)木製書棚の実物大モックアップや、壁面全体を使ったスライドショーなどを配します。
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本展では隈の建築作品と、写真家・新津保建秀氏のコラボレーションを展示・発表します。本展にあわせてKADOKAWAから刊行する隈研吾氏の最新作品集『東京 TOKYO』のために、新津保氏が撮り下ろした200カット以上の建築写真を、40メートルの壁面を使ったロール・プロジェクションで映し出します。
隈の依頼により、建築物そのものではなく、その場所へのアプローチや、光や風のうつろいなど、「建築を体験する」ことを意識して撮影した新津保氏。写真家の眼差しを通して、隈建築の新しい魅力が浮かび上がります。
■展示概要
「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」
会期:2020年8月1日(土)~10月15日(木)
会場:角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー
休館日:火曜日 開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~21:00)
*入館締め切りは閉館30分前
入場料金(税込):大人(大学生以上)=1,600円/中高生=1,000円
小学生=700円/未就学児=無料
*本チケットで「マンガ・ラノベ図書館」もご覧いただけます。
*完全事前予約制とし、入館人数の制限を行っております。