トラフ建築設計事務所による、北海道の店舗「NUBIAN SAPPORO PARCO」。商業施設の本館と別館にまたがる区画での計画。手前の空間に敢えてストックルームを配置して、黒い壁面と円形の照明で奥の売場へと来訪者を誘導する構成を考案。既存店の要素を継承しつつ新たな表現の導入も意図 共用通路側から見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、北海道の店舗「NUBIAN SAPPORO PARCO」。商業施設の本館と別館にまたがる区画での計画。手前の空間に敢えてストックルームを配置して、黒い壁面と円形の照明で奥の売場へと来訪者を誘導する構成を考案。既存店の要素を継承しつつ新たな表現の導入も意図 売場へのアプローチ photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、北海道の店舗「NUBIAN SAPPORO PARCO」。商業施設の本館と別館にまたがる区画での計画。手前の空間に敢えてストックルームを配置して、黒い壁面と円形の照明で奥の売場へと来訪者を誘導する構成を考案。既存店の要素を継承しつつ新たな表現の導入も意図 アプローチから売場を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、北海道の店舗「NUBIAN SAPPORO PARCO」。商業施設の本館と別館にまたがる区画での計画。手前の空間に敢えてストックルームを配置して、黒い壁面と円形の照明で奥の売場へと来訪者を誘導する構成を考案。既存店の要素を継承しつつ新たな表現の導入も意図 ディスプレイカウンター側から売場を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所 が設計した、北海道の店舗「NUBIAN SAPPORO PARCO」です。
商業施設の本館と別館にまたがる区画での計画です。建築家は、手前の空間に敢えてストックルームを配置して、黒い壁面と円形の照明で奥の売場へと来訪者を誘導する構成を考案しました。また、既存店の要素を継承しつつ新たな表現の導入も意図されました。店舗の場所はこちら (Google Map)。
国内外のモードとストリートカルチャーを融合させ、新たなトレンドを生み出すセレクトショップ NUBIAN。
原宿店、渋谷PARCO店、名古屋PARCO店、大阪に続き、全国4都市目となる北海道エリア初出店として、札幌PARCO内の内装を手掛けた。
区画は2階に位置し、本館と別館にまたがる約265㎡が敷地となる。
手前の区画にはあえてストックルームのみを配置し、ブラックの壁面がつくるゲートとサークル状に灯る光が導線を描き、来訪者を奥の店舗空間へと誘導する。
奥の空間は白とシルバーを基調とし、天井に走る配管や構造体を露出させることで、ストリートカルチャーのラフさを残しつつも、鏡面やアクリル素材を組み合わせ、光の反射や透過がもたらす奥行きと洗練された表情を生み出している。
NUBIANのショップ構成を象徴する店舗中央の2列のロングハンガーラックの上部には、ドットライトのボックスを設置し、商品を象徴的に浮かび上がらせる。
また、ファサードに面した窓沿いには背面にパンチングメタルを用いた棚を設け、そこを透過した自然光が店内にやわらかく広がり、開放感をもたらした。
さらに、ディスプレイカウンター上部とカウンター内部にスピーカーを配置し、天井に点在するスピーカーと合わせることで、“音の存在”が空間に自然と溶け込む本格的な音響環境を構築している。