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深澤直人による国内初の個展「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」の会場写真

深澤直人による国内初の個展「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」の会場写真が、fashionsnap.comに掲載されています

プロダクトデザイナーの深澤直人による国内初の個展「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」の会場写真が27枚、fashionsnap.comに掲載されています。
以下は、展覧会公式の概要

深澤は、人間の、意識していないときの行動の中にデザインのきっかけがあることを見出し、それを「Without Thought(思わず)」と名付け、1999年以降その名を使ったデザインワークショップを毎年開催し、書籍とともに発表を続けています。また、「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続けています。

本展覧会タイトルである「Ambient」とは直訳すると「環境」ですが、深澤はこの言葉を「周囲」や「雰囲気」と捉えています。深澤は、環境からものの輪郭を導き出していますが、それはつまり、その環境が要請したもの、そこにあるべきものを生み出すことなのです。そのようにして生み出されたものがその場所に投じられることによって、ものと空間が相互に作用し、はじめて「いい雰囲気」が醸し出されるのです。本展覧会では、その「いい雰囲気」を醸し出すことを実践しています。深澤がデザインした「もの」は、生活の中で使用されることにより、さらにその周囲の空気をもデザインすることになるのです。

ツバメアーキテクツの展覧会「ソーシャル・テクトニクスの建築展」がプリズミックギャラリーで開催。期間内イベントでは藤村龍至らをゲストに迎えたゼミも [2017/7/23-9/1]

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ツバメアーキテクツの展覧会「ソーシャル・テクトニクスの建築展」がプリズミックギャラリーで開催されます

ツバメアーキテクツの展覧会「ソーシャル・テクトニクスの建築展」がプリズミックギャラリーで開催されます。会期は2017年7月23日~9月1日。

ツバメアーキテクツでは現在、ソーシャル・テクトニクス(社会的構法)という方法論を実践しています。
本展では、その思想を示すドローイングと模型や実物家具をご紹介いたします。

【展覧会概要】
会期 2017.7.23(日)~2017.9.1(金)
開廊時間|(平日)11:00 ~ 18:00
(土日祝)8.6(日)13:00-18:00、8.26 (土)13:00-18:00
休廊日|土日祝(8.6,8.26以外)、夏季休業 8.11(土)~8.16(水)

【会期中イベント】
7月23日19時30分~21時 ツバメゼミ001「社会構築について」
ゲスト:藤村龍至氏(東京藝術大学准教授/建築家)

8月6日19時~21時 ツバメゼミ002 「資源について」
ゲスト:浅子佳英氏(建築家/タカバンスタジオ代表)
岩岡孝太郎氏(株式会社飛騨の森でクマは踊る執行役)

8月26日18時~20時 ツバメゼミ003「福祉について」
ゲスト:金野千恵氏(建築家/teco)
アリソン理恵氏(建築家/teco)

藤森照信の長野・茅野の「高過庵」の前に、竪穴式茶室「低過庵」をワークショップで制作。9月には見学会も

藤森照信の長野・茅野の「高過庵」の前に、竪穴式茶室「低過庵」をワークショップで制作するそうです

藤森照信の長野・茅野の「高過庵」の前に、竪穴式茶室「低過庵」をワークショップで制作するそうです。ワークショップは参加者を募集していて、2017年9月には見学会も計画しているようです。リンク先に計画案のドローイングなども掲載されています。このイベントを取り上げたニュース記事も公開されています。

藤森照信の新作茶室、竪穴式茶室「低過庵」が生まれます
茶室「高過庵」(2004年、茅野市宮川高部)のある敷地に、藤森照信による新作茶室「低過庵」をワークショップ形式で制作し、公開します。フェスティバル期間中は藤森照信の案内による見学会やトークイベントも開催します。

神田篤宏+佐野もも / comma design officeによる、東京都世田谷区の住宅「隙間の家」の内覧会が開催 [2017/7/9]

神田篤宏+佐野もも / comma design officeによる、東京都世田谷区の住宅「隙間の家」の内覧会が開催されます(PDF)

神田篤宏+佐野もも / comma design officeが設計した、東京都世田谷区の住宅「隙間の家」の内覧会が開催されます。開催日は2017年7月9日。要事前申し込み。

「隙間の家」内覧会のご案内

商店街の一本裏手の住宅地に建つ木造2階建の専用住宅です。
あらわしの木架構とそれらを覆う告示861号耐火構造の分厚い外壁からなる建築ですが、
街路に面した外壁面に2層にまたがる開口を設けることであらわしの木組みが屋内にとどまることなく街並みに参加します。
分厚い被覆にパカッと大きな穴を開けて、街並みとのいわば「腹を割った関係」をつくる住宅です。

日時:7月9日(日) 11:00~17:00
場所:東京都世田谷区

宮脇檀のドローイング原図の展覧会「手が考える」が、東京・渋谷の建築家会館本館ホールで開催 [2017/7/14-23]

宮脇檀のドローイング原図の展覧会「手が考える」が、東京・渋谷の建築家会館本館ホールで開催されます

宮脇檀のドローイング原図の展覧会「手が考える」が、東京・渋谷の建築家会館本館ホールで開催されます。会期は、2017年7月14日~23日です。講演会や見学会も合わせて企画されています。

増田信吾の講演会『「空間」としての建築への違和感』が開催 [2017/7/11]

増田信吾の講演会『「空間」としての建築への違和感』が開催されます

増田信吾+大坪克亘の増田信吾の講演会『「空間」としての建築への違和感』が開催されます。開催日は2017年7月11日。会場は、東京都墨田区両国の大光電機(株)大会議室だそう。要予約だそう。リンク先ページの一番下に連絡先の電話番号が記載されています。

中川エリカによる「桃山ハウス」が金賞に選ばれた、東京建築士会が主催する「住宅建築賞2017入賞作品展」の会場写真

中川エリカによる「桃山ハウス」が金賞に選ばれた、東京建築士会が主催する「住宅建築賞2017入賞作品展」の会場写真が、japan-architects.comに掲載されています

中川エリカによる「桃山ハウス」が金賞に選ばれた、東京建築士会が主催する「住宅建築賞2017入賞作品展」の会場写真が13枚、japan-architects.comに掲載されています。展示の会期は2017年6月30日まで。

石上純也・クリスト・西野達らが出展して、成瀬・猪熊が会場構成した21_21 DESIGN SIGHTでの「そこまでやるか」展の会場写真

石上純也・クリスト・西野達らが出展して、成瀬・猪熊が会場構成した21_21 DESIGN SIGHTでの「そこまでやるか」展の会場写真が、japan-architects.comに掲載されています

石上純也・クリスト・西野達らが出展して、成瀬・猪熊が会場構成した21_21 DESIGN SIGHTでの「そこまでやるか」展の会場写真が31枚、japan-architects.comに掲載されています。石上は「幅1.35m×高さ45m」の教会の模型を出展しています。
以下は公式サイトの概要です。

つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。
本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介します。2016年6月、イタリアのイセオ湖を舞台に「フローティング・ピアーズ」を実現したクリストとジャンヌ=クロード。湖に出現した3kmの布の浮き橋は、やはり布で覆われた周辺の歩道を伴い、風景を鮮やかに更新して人々を高揚させました。時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市の中の橋、国会議事堂などを作品へと変貌させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。

綿密な計画を練り、多くの人たちの協力と賛同を得ながらプロジェクトを実現する様子は、完成した広大なスケールの作品と合わせて、「そこまでやるか」という驚きに似た感情を見る人に呼び起こします。彼らの姿勢は、自然環境の中での技術的な課題、経済的な問題、時代や情勢の変化など様々な困難に立ち向かう強い意志と情熱、数多くの試行錯誤、そして信念を持って行動する決断力を感じさせます。
また壮大なプロジェクトは、表現者による「壮大な都市計画」の提案とも言えるでしょう。彼らの作品は、一時的あるいは恒久的に街や自然の風景を変えることにより、私たちの生活に浸透していきます。公的機関や企業、有志の人々などさまざまな協力者がプロジェクトに参加し、制作プロセスから関わることによって、協働する楽しみやつくる喜びを体験できることも大きな特徴のひとつです。

藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボが会場構成を手掛けた、『「岡本太郎×建築」展』の会場写真と論考「未来を並置する太郎的都市のような空間」

藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボが会場構成を手掛けた、『「岡本太郎×建築」展』の会場写真と論考「未来を並置する太郎的都市のような空間」が、フジワラテッペイアーキテクツラボのサイトに掲載されています

藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボが会場構成を手掛けた、『「岡本太郎×建築」展』の会場写真が12枚と論考「未来を並置する太郎的都市のような空間」が、フジワラテッペイアーキテクツラボのサイトに掲載されています。展示は2017年7月2日まで

建築と岡本太郎の関係は、ジャズのセッションのようなものだ。リズムとリズムのバトル。形と空間のぶつかりあい。ふとした偶然のようにはじまる掛け合いが、どんどん膨れ上がり、最後は建築を食い破ってにょきにょきと新しい全体性を指し示す。建築をやっている人間からすれば、岡本太郎といえばやはり大阪万博の太陽の塔ということになる。実はこの1970 年の大阪万博には、沢山の名パビリオン建築が建っていたのだが、振り返るといつもあの大屋根を切り裂いて建つ異形の塔にスポットライトがあたる。反建築のシンボルのようでもあるが丹下健三・磯崎新との決して相容れないセッションのような創造。パビリオン群が示すキラキラした未来に対して、それを食い破る対立衝動のような未来を同時に示す。複数の未来があっけらかんと並置され、大衆の共振を引き起こした人類史上の大事件であった。

ドットアーキテクツの設計・施工による「The Blend Studio」の内覧会と、島田陽・遠藤克彦・浅子佳英・門脇耕三らが参加するトークイベント「The Blend Meeting」が開催 [2017/7/2]

shimadasamaevent

ドットアーキテクツの設計・施工による、大阪の「The Blend Studio」の内覧会と、島田陽・遠藤克彦・浅子佳英・門脇耕三らが参加するトークイベント「The Blend Meeting」が開催されます。同敷地内の「The Blend Inn」は、島田陽の設計で、当日は共用部を見ることができるようです。
内覧会自体は無料で、その後に行われるトークイベントは有料とのこと。

※詳細は以下でどうぞ

青木弘司・畝森泰行・田根剛・御手洗龍ら11組の建築家が出展する「ユメイエ展」がTARO NASUで開催 [2017/7/28-8/12]

青木弘司・畝森泰行・田根剛・御手洗龍ら11組の建築家が出展する「ユメイエ展」がTARO NASUで開催されます

青木弘司畝森泰行田根剛御手洗龍ら11組の建築家が出展する「ユメイエ展」がTARO NASUで開催されます。会期は2017年7月28日~8月12日。
詳細はリンク先でどうぞ。

青木弘司
畝森泰行
大西麻貴+百田有希/o + h
海法圭
田根剛
teco (金野千恵+アリソン理恵)
中川エリカ
能作淳平
能作文徳
萬代基介
御手洗龍

ギャラリー間で開催される、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」の概要

ギャラリー間で開催される、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」の概要が公開されています

ギャラリー間で開催される、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」の概要が公開されています。会期は2017年9月28日~12月10日。

第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016年5月28日 ~ 11月27日)において日本館の展示「en[ 縁]:アート・オブ・ネクサス」は1975年以降生まれの建築家12 組に光を当て、困難な時代の中で建築に取り組む彼らの実践を「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」という3つのテーマで鮮やかに提示。日本国内のみならず世界中の人びとの共感を獲得し、「特別表彰」を受賞しました。
進歩と信じ、西洋社会の後を追いかけるように近代化の道を突き進んできた日本社会は、高度経済の終焉や3.11を経たいま大きな転換期を迎え、現代社会において建築が何を実現すべきなのか、改めて建築家ひとりひとりに問われています。本展で着目した建築家たちは、人びとのつながりや地域との連関といった小さな物語を丁寧に形に起こすことで、建築の新たな価値を創出してきました。その背景には、モダニズムが生まれたヨーロッパ社会がもつリジットな石造文化とは異なる、アジア特有の柔軟な木造文化が強く関与しており、そこからは建築のもつ可能性をさらに押し広げ、独自の立ち居地を確立しようとする現代の建築家たちのしなやかな強さが感じられます。

本帰国展ではヴェネチアでの展示をベースに、映像や模型等のオリジナル要素を追加、再構成を行い、出展作家たちのみずみずしい感性から生み出される建築と、ビエンナーレ以降の取り組みについて紹介。記念シンポジウムや出展作家によるギャラリートークでの議論と合わせて、これからの時代に建築と建築家が果たす役割について展望します。

ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画

ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画が、internet museumに掲載されています

彫刻家のアルベルト・ジャコメッティの、国立新美術館で始まった展覧会の写真と動画が、internet museumに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

石上純也も出展して、成瀬・猪熊が会場構成する、21_21の展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催 [2017/6/23-10/1]

石上純也も出展して、成瀬・猪熊が会場構成する、21_21の展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されます

石上純也も出展して、成瀬・猪熊建築設計事務所が会場構成する、21_21 DESIGN SIGHTの展覧会「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されます。会期は、2017年6月23日~10月1日。

参加作家
クリストとジャンヌ=クロード、淺井裕介、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、 ヌーメン/フォー・ユース、ダニ・カラヴァン、石上純也、ジョルジュ・ルース、西野 達(順不同)

つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介します。
2016年6月、イタリアのイセオ湖を舞台に「フローティング・ピアーズ」を実現したクリストとジャンヌ=クロード。湖に出現した3kmの布の浮き橋は、やはり布で覆われた周辺の歩道を伴い、風景を鮮やかに更新して人々を高揚させました。時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市の中の橋、国会議事堂などを作品へと変貌させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。

綿密な計画を練り、多くの人たちの協力と賛同を得ながらプロジェクトを実現する様子は、完成した広大なスケールの作品と合わせて、「そこまでやるか」という驚きに似た感情を見る人に呼び起こします。彼らの姿勢は、自然環境の中での技術的な課題、経済的な問題、時代や情勢の変化など様々な困難に立ち向かう強い意志と情熱、数多くの試行錯誤、そして信念を持って行動する決断力を感じさせます。
また壮大なプロジェクトは、表現者による「壮大な都市計画」の提案とも言えるでしょう。彼らの作品は、一時的あるいは恒久的に街や自然の風景を変えることにより、私たちの生活に浸透していきます。公的機関や企業、有志の人々などさまざまな協力者がプロジェクトに参加し、制作プロセスから関わることによって、協働する楽しみやつくる喜びを体験できることも大きな特徴のひとつです。

彼らが実現する作品は私たちに新しい体験をうながし、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観に気づかせてくれます。本展では、そのようなクリエイションが持つ特別な力と、そこから広がっていく喜びを伝えます。

建築展「日本、家の列島」の会場写真と動画

パナソニック 汐留ミュージアムで行われている建築展「日本、家の列島」の会場写真と動画がinternetmuseumに掲載されています

パナソニック 汐留ミュージアムで行われている建築展「日本、家の列島」の会場写真が9枚と動画が2個internetmuseumに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要

あなたは今をときめく、日本で注目の建築家に家を建ててもらいたいと思ったことはありますか?厳しい制約や難しい条件のもとでも、必ず答えをかたちにしてくれるのが建築家。しかもユニークで新鮮な造形のなかには、日本ならではの感性と住まいの伝統が息づき、あなたの理想の生活を実現してくれるでしょう─そんなメッセージをひそませて、パリやブリュッセル、アムステルダムなどの各都市でヨーロッパの人々を驚かせた、注目の展覧会の巡回帰国展です。企画を実現させたのは写真家のジェレミ・ステラに加え、建築家のヴェロニック・ウルスとファビアン・モデュイ、日本在住30年のマニュエル・タルディッツの4人のフランス人。彼らは日本の近現代の住宅建築から優れた作品を複眼的な視点で独自に選定し、提示しました。

戦後社会の成長の一翼を担ってきた日本の住宅建築─この展覧会は多数の魅力的な写真や映像、ドローイング、スケッチ、模型を展示し、それら歴史的な名作住宅から最近の秀作まで約70作品をご紹介します。またゲストアーティストに坂口恭平が加わり、彼の頭の中に建ち拡がる街と家のイメージを、極細ペンで表したドローイングが展示されます。

日本、家の列島─ここには、家の数だけ新しい生活と幸せがあります。ぜひごらんください。

ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催 [2017/6/14-9/4]

ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催されます

アルベルト・ジャコメッティの大回顧展が、国立新美術館開館で開催されます。会期は、2017年6月14日~9月4日。

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

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