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スノヘッタによる、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」。選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新。選手の感情のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想。様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮
スノヘッタによる、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」。選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新。選手の感情のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想。様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮 photo©Einar Aslaksen
スノヘッタによる、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」。選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新。選手の感情のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想。様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮 photo©Einar Aslaksen
スノヘッタによる、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」。選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新。選手の感情のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想。様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮 photo©Einar Aslaksen

スノヘッタが設計した、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」です。
選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新するプロジェクトです。建築家は、選手の感情面のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想しました。また、様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮しています。

こちらはリリーステキストの翻訳

スノヘッタが、ノルウェー代表フットボールチームのホームを改修

スノヘッタは、ノルウェー最大のサッカースタジアムであり、サッカー代表チームのホームグラウンドであるウレヴォール・スタディオンのロッカー設備と選手用トンネルを改修し、ホームチームとビジターチームに、熱意とチームスピリットと回復を促進する環境を提供します。

1926年にオープンしたウレヴォール・スタディオンは、現在約2万8千人のファンを収容します。ナショナルチームのホームグラウンドとして、また歴史的に、首都のいくつかの地元クラブのホームグラウンドとして、このスタジアムはノルウェーのサッカーシーンにおける中心的存在となってきました。長年にわたって何度かアップグレードが行われたものの、スタジアムの荒れ果てたロッカールームや、窮屈で入り組んだ選手用トンネルはアップグレードが必要でした。

新しい施設は、サッカー選手の感情が旅をするように設計されています。選手がホワイエとプレスエリアに入ると、ノルウェーのサッカーの歴史を物語るトロフィーやアートワークが展示され、選手たちが過去の思い出を振り返ることができます。これは、ホームチームの自信を高めると同時に、ビジターチームに尊敬の念を抱かせるために考えられています。

選手たちがフィールドに近づくにつれ、アドレナリンが出てきます。ロッカールームは、機能的かつ視覚的にデザインされており、選手たちがこれから始まる試合に向けて準備するのに役立つようになっています。監督を中心としたアリーナをイメージした部屋は、チームスピリットを高め、強い一体感を生み出すために作られました。この一体感は、試合の後、勝利を祝う時も、悔しい敗戦から立ち直る時も、同様に重要です。また、シャワーや冷水槽、浴室、治療用ベンチなど、選手が回復し、活力を取り戻せるような設備がロッカールームには備わっています。

試合開始の数分前、チームは何千人ものファンが待つ緑のフィールドに行くために整列します。このインテリアの旅の最終段階である選手用トンネルは、短いながらも広々としていて、緊張と興奮の両方を味わうことができます。壁面には白樺の薄板を使用し、一部の薄板を引き出して壁と天井をつなぐ独特のアーチを作り、トンネルをモチーフにしながら天井に照明などのインスタレーションを隠せるようにしています。この薄板の端面はすべて磨き上げられたステンレスでコーティングされ、トンネル全体に日の光を反射させます。

牧野研造建築設計事務所による、京都市の「花園の家」。住宅街の木造二階建住宅。らしさを持つ不変性と柔軟な可変性の共存を目指して、機能的平面の下階と複数のフロアが自由に振舞う上階を組み合わせる構成を考案。空間における“線”量が用途の補助線としても機能
牧野研造建築設計事務所による、京都市の「花園の家」。住宅街の木造二階建住宅。らしさを持つ不変性と柔軟な可変性の共存を目指して、機能的平面の下階と複数のフロアが自由に振舞う上階を組み合わせる構成を考案。空間における“線”量が用途の補助線としても機能 photo©矢野紀行写真事務所
牧野研造建築設計事務所による、京都市の「花園の家」。住宅街の木造二階建住宅。らしさを持つ不変性と柔軟な可変性の共存を目指して、機能的平面の下階と複数のフロアが自由に振舞う上階を組み合わせる構成を考案。空間における“線”量が用途の補助線としても機能 photo©矢野紀行写真事務所
牧野研造建築設計事務所による、京都市の「花園の家」。住宅街の木造二階建住宅。らしさを持つ不変性と柔軟な可変性の共存を目指して、機能的平面の下階と複数のフロアが自由に振舞う上階を組み合わせる構成を考案。空間における“線”量が用途の補助線としても機能 photo©矢野紀行写真事務所

牧野研造建築設計事務所が設計した、京都市の「花園の家」です。
住宅街の木造二階建住宅です。建築家は、らしさを持つ不変性と柔軟な可変性の共存を目指して、機能的平面の下階と複数のフロアが自由に振舞う上階を組み合わせる構成を考案しました。また、空間における“線”の量が用途の補助線としても機能するように意図しました。

リビングらしい空間、キッチンらしい空間、和室らしい空間といった、様式を感じさせる空間を受動し生活することも、何にでも使えそうな空間を、使い方を変化させながら能動的に楽しむことも、相反するようでどちらも魅力的なことであり、住まい手はそのどちらも求めているように思われた。

建築家によるテキストより

100㎡に満たない空間の中に、双方の豊かさを共存させられないかと考えた。
また、らしさを持った変わらない空間と、ライフステージに合わせて変化させる可能性に満ちた空間を、違和感なくつなぎたい。

建築家によるテキストより

2階床、ロフト階床は、3畳のスペース9マスを基本段位とし、それぞれを上げ下げして出来上がるスキップフロアの構成としている。
3畳のスペースはそれぞれが完結しないよう、隣り合う3畳のマスをつないで使えるように、建具の設置可能な位置と、段差を調整している。概念上、完結した6畳の個室が4室ある状態より、未完結な3畳が8マスあることが、この家の使い方を自由にすると考えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 京都を拠点とし、“コミュニケーション”を大切にする「みらくる設計室」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 京都を拠点とし、“コミュニケーション”を大切にする「みらくる設計室」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 京都を拠点とし、“コミュニケーション”を大切にする「みらくる設計室」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中深い軒と列柱を意識した住宅

京都を拠点とし、“コミュニケーション”を大切にする「みらくる設計室」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

■私たちの紹介
京都・四条烏丸の設計事務所「みらくる設計室」は、設計スタッフを募集いたします。

私たちはいわゆる「アトリエ設計事務所」ではありません。
世の中には様々な建物や空間があり、それが全て拘りをたくさん持っていたり、カッコいいわけではありません。
それでも私たちが関わることで、少しでも「意味」があり、「カッコ」よく、「誰か」のための空間となり、そこにいる方々の人生や気持ちを「Good」な方向に持っていくために、活動しています。

まだ開業して日の浅い事務所ではありますが、住宅、共同住宅、商業店舗、施設など幅広い分野の民間の建築プロジェクトに関わり、小さい木造からRC・S造の大きな建築物、デザイン監修や古い建屋の再生プロジェクトまで、多種多様な業務をこなしています。

その中で強みである3DCGや動画などのテクノロジーを多用しながらも、色々な業種の方々との活発なコミュニケーションを心がけています。映える「テクノロジー」と、様々な積み重ねで創り上げる「信頼」の双方を最も大切に考えています。

■私たちが求める「人」
私たちは「コミュニケーション」を一番大事に考えています!

実務経験や建築の知識など勿論大事なスキルですが、決して1人で仕事が完結するわけではありません。
社内、お客様、プロジェクトチーム、その他色々な「人」がいて、議論してぶつかりながらイイものを作りあげていきます。
だからずっと図面を描くだけの人は求めていません。
私たちと一緒に「成長」していける仲間が欲しい ― 色んな人と関わって、色んなことに興味をもっていける人を探しています。

僕たちと一緒に「成長」しませんか??

北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う
北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥
北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥
北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥
北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥

北川原温建築都市研究所が設計した、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」です。
高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎の計画です。建築家は、施設がフラッグシップの役割を担う事を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案しました。そして、特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担います。

大阪学院大学高等学校は大阪府吹田市に位置する大阪学院大学の併設校です。

建築家によるテキストより

本プロジェクトは旧校舎の老朽化に伴う耐震改築を兼ねて、大学キャンパスに隣接した敷地に移転して高大連携を図ることが求められました。大学キャンパスとの連携により、少子高齢化社会を見据えた合理的な施設規模が実現されています。また建て替えに際して、教育システムとしても新たに教科センター方式を導入し、次世代教育のための学校計画を目指しました。

建築家によるテキストより

新校舎は教室棟と食堂棟から構成されます。
大阪学院大学のフラッグシップとなる新校舎は、多感な時期を過ごす生徒たちが乗り合い未来を探求するための「船」のようなデザインを目指しました。

建築家によるテキストより
宇野友明が、2022年6月にデルフト大学で行った講演「Architect Freedom」の動画(日本語)

宇野友明が、2022年6月9日にデルフト大学で行った講演「Architect Freedom」の動画です。日本語で収録されたものに英語字幕がついています。宇野の事務所や手掛けた建築の中で語られています。

(翻訳)
日本の愛知県に生まれた宇野友明は、1990年に名古屋に事務所を開設し、洗練された美意識と構造・素材に対する卓越した感性で、数多くの美しい建築を生み出してきました。住宅建築からプロダクトデザインまで、さまざまなプロジェクトを手がけ、厳選された職人たちと密接に連携し、すべての建築を手作業で作り上げています。12年前には、事務所設立20周年を記念して、西澤豊氏の撮影による写真集『Visible Invisible』を出版。最近では、ポルトガルの出版社AMAGが、このオフィスの特集を組みました。

(原文)
Born in Aichi Prefecture, Japan, Tomoaki Uno opened his office in Nagoya in 1990 and has created many beautiful architectures with a refined aesthetic and an exceptional sensitivity to structure and materials. The studio works on a range of projects, from residential architecture to product design, working closely with a carefully selected group of artisans to create all the architecture by hand. Twelve years ago, he published the book Visible Invisible which commemorates the 20th anniversary of the office with a collection of photographs taken by Yutaka Nishizawa. More recently, the Portuguese publisher AMAG dedicated an issue to the work of the office.

【ap job更新】 建築家による豊かな空間の施工を多数手掛ける「株式会社 栄港建設」が、現場監督(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築家による豊かな空間の施工を多数手掛ける「株式会社 栄港建設」が、現場監督(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築家による豊かな空間の施工を多数手掛ける「株式会社 栄港建設」が、現場監督(既卒・経験者)を募集中Shoto S / sinato / 撮影:矢野紀行

建築家による豊かな空間の施工を多数手掛ける「株式会社 栄港建設」の、現場監督(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

栄港建設は会社設立以来、建築家のアイデアあふれる豊かな空間を数多く施工してきました。

私たちの建物づくりは、建て主の想いという“カタチのないもの”に、建築家と共に現実の“カタチを与える”ことです。それぞれの建物がその目的や用途ごとに、様々な大きさや形があるのは、建物を建てようと思う気持ちが多様だからです。

私たちは、建築家から託された設計図書を基に、これまで培ってきた技術と経験と私たちの想いを乗せて、みなさまに自信を持ってお渡しできる建物を創っております。

いい家づくりには建て主と建築家、そして施工会社の三者が三位一体となり、深い信頼関係を築けてこそ、既製品とはまったく異なる「オンリーワン」の家づくりが可能となります。必要なものごとを率直に話し、充分にやりとりした上で建てることで、誰にとっても満足のいく家づくりが実現する。そして完成してからも末永くお付き合いが続けていけると信じています。

建物づくりは、決して一人では出来ません。
私たちが求める人物像は、建築やものづくりが好き、人が好き、そして、何事もあきらめず一つ一つ向き合っていく気持ちのある人です。関わるすべての人たちとの和を大切に、チームとして良い建物を創っていける、そんな方を募集します。

竹中工務店による、大阪の「Innovation Garden Osaka Center」。開発と事業創出の中核となる施設。現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築。短工期で理想実現を求め“改修するように新築する”方法を実践
竹中工務店による、大阪の「Innovation Garden Osaka Center」。開発と事業創出の中核となる施設。現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築。短工期で理想実現を求め“改修するように新築する”方法を実践夜景。テラスや開口の開きかたにより各階で異なる光が外部へ漏れる。 photo©Nacasa & Partners Inc. NAKAMICHI ATSUSHI
竹中工務店による、大阪の「Innovation Garden Osaka Center」。開発と事業創出の中核となる施設。現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築。短工期で理想実現を求め“改修するように新築する”方法を実践会議室のBOXの上のMTGエリア 少し床レベルの下がったエリアではオープンな打合せができる。 photo©Nacasa & Partners Inc. NAKAMICHI ATSUSHI
竹中工務店による、大阪の「Innovation Garden Osaka Center」。開発と事業創出の中核となる施設。現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築。短工期で理想実現を求め“改修するように新築する”方法を実践階段も出会いの場としてとらえ踊り場にたまり場をつくり コミュニケーションを誘発する仕掛とした。 photo©フォトアトリエF 古川泰造
竹中工務店による、大阪の「Innovation Garden Osaka Center」。開発と事業創出の中核となる施設。現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築。短工期で理想実現を求め“改修するように新築する”方法を実践川に対し大きく開かれた4階西側バルコニー。遠景に沈む夕日を眺めながら食事や休憩・外ワークも可能。 photo©Nacasa & Partners Inc. NAKAMICHI ATSUSHI

竹中工務店が設計した、大阪・高槻市の「コニカミノルタ高槻サイト / Innovation Garden Osaka Center」です。
企業の開発と事業創出の中核となる施設です。建築家は、現代オフィスに必要な“非均質”を目指して、平面をずらし積層させ動線機能を散逸配置し偶発性のある空間を構築しました。また、短工期での理想の実現を求めて“改修するように新築する”方法を実践しました。

Innovation Garden Osaka Centerは、コニカミノルタの関西エリアにおける画像IoT/AI開発と事業創出のハブとして計画された。
目指したのは、非均質な環境の中、一人一人が移動し居場所を選択することを通して、新たな関係が動的かつアジャイル的に生成されるセレンディピティーに溢れたABW(アクティビティー・ベースド・ワーキング)の実践である。

建築家によるテキストより

長さ120m×30mの細長い平面は、階段やEVをバラバラに配置することで、廊下(=経路)のない自由な人の往来を実現し、ずらして積層した断面は、周辺住宅へのプライバシーに配慮しながら、豊かな自然環境を享受できる多様な外スペースを生み出している。
ここでは、建築の構成によって生まれた場の濃淡が、「人」×「自然」×「情報」の交感を促し、企業の求めるイノベーション創出に貢献できればと考えた。

建築家によるテキストより

設計期間5.5か月。施工期間11.5か月を合わせても17か月(約1年半)のスピードプロジェクトである。個別の課題を整理・分析し、事業主の想いをかたちに昇華するには、あまりにも設計期間が足りなかった。

そこで我々は設計を完了してから施工に着手するといったバトンリレー方式ではなく、設計と施工が一体となって、躯体、外装、内装といった仕事のまとまり毎にアジャイル的に対応しようという戦略を立てた。最初に様々な変更に対応できる冗長性の高い駆体を計画し、資材を調達し工事に着手する。そのあとは改修工事のように、工事期間中に、外装や内装を部屋の使い方と合わせてギリギリまで検討し、順番に設計し施工をしていくという戦略だ。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 研究所やオフィスなどの“イノベーション”に特化した「プラナス株式会社」が、意匠設計・内装設計・設備設計の正社員(2023年度新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 研究所やオフィスなどの“イノベーション”に特化した「プラナス株式会社」が、意匠設計・内装設計・設備設計の正社員(2023年度新卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 研究所やオフィスなどの“イノベーション”に特化した「プラナス株式会社」が、意匠設計・内装設計・設備設計の正社員(2023年度新卒・経験者)を募集中

研究所やオフィス等の“イノベーション”に特化した「プラナス株式会社」の、意匠設計・内装設計・設備設計の正社員(2023年度新卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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『ひらめきの瞬間』をつくる仲間募集!

弊社は、2023年度新卒入社とキャリア採用を行っています。

クリエイティブのチカラで企業のイノベーションや開発力向上に貢献する仲間を募集します。町工場の再生から日本を代表する企業や研究所まで、建築・空間のみならず事業コンサルからVIデザインまで領域を超えたプロジェクトがあなたをお待ちしてます。

あなたのスキルが世界を変えていきます!

■働き方のイメージ
社内のプランナー、エンジニアとチームを組み、プロジェクトに参画。要件ヒアリングを通じてクライアントの研究所で実現したい「未来」を見据えた、設計を行います。企業、研究所のトップと直接話し合いながら、あるべき研究開発のカタチを問い、プログラミングから建築設計のみならずブランディング戦略まで研究所をゼロから創り上げていきます。自然と建築のみならずコンサル、CI・VI デザインの領域まで相談を受けることがあります。単なる「箱」づくりではなくソフトの領域まで、専門設計事務所だからこそ、深い提案ができます。

■社風
社内には20 代~30代の社員が多く、代表をはじめ非常に明るく自由な社風です。リフレッシュとコミュニケーションのため事務所内にバーカウンターがあるオフィス環境です。現在、社員数は50名規模で、組織事務所とアトリエ事務所の特徴がMIXされていて、事業規模・内容が拡大中の事務所です。

長坂常 / スキーマ建築計画による、中国・上海の店舗「ブルーボトル コーヒー上海」。上海市が保存する歴史的建造物に計画。既存の保存された外観と構造現しの内観のギャップを特徴と捉えて、“近代”と“現代”をテーマに空間の要素を設計。各階の異なる利用目的に応じる家具を選択
長坂常 / スキーマ建築計画による、中国・上海の店舗「ブルーボトル コーヒー上海」。上海市が保存する歴史的建造物に計画。既存の保存された外観と構造現しの内観のギャップを特徴と捉えて、“近代”と“現代”をテーマに空間の要素を設計。各階の異なる利用目的に応じる家具を選択 photo©studio FF
長坂常 / スキーマ建築計画による、中国・上海の店舗「ブルーボトル コーヒー上海」。上海市が保存する歴史的建造物に計画。既存の保存された外観と構造現しの内観のギャップを特徴と捉えて、“近代”と“現代”をテーマに空間の要素を設計。各階の異なる利用目的に応じる家具を選択 photo©studio FF
長坂常 / スキーマ建築計画による、中国・上海の店舗「ブルーボトル コーヒー上海」。上海市が保存する歴史的建造物に計画。既存の保存された外観と構造現しの内観のギャップを特徴と捉えて、“近代”と“現代”をテーマに空間の要素を設計。各階の異なる利用目的に応じる家具を選択 photo©studio FF

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、中国・上海の店舗「ブルーボトル コーヒー上海」です。
上海市が保存する歴史的建造物に計画されたカフェです。建築家は、既存の保存された外観と構造現しの内観のギャップを建物の特徴と捉えて、“近代”と“現代”をテーマに空間の各要素を設計しました。そして、各階の異なる利用目的に応じる家具を選択しました。店舗の公式ページはこちら

本建物は上海市が保存する洋館の歴史的建造物でした。
ただ、既存建物は、その洋館としてのつくり及びその保存は外観の化粧までで、内観は外部で施されているような装飾性は与えられておらず、柱梁のRCの構造がしっかりあらわれている状態でした。

建築家によるテキストより

その強い内外のコントラストが本建物の特徴と捉え、その現代と近代の境目を内外の境界から少し内側にずらし、その境目をデザインしました。また、室内における近代は少しアレンジされ白いモールディング調の壁天井と古材を使った近代をモチーフとしたカウンターとし、現代は既存コンクリートにガラス、ステンレスを足しデザインしました。

建築家によるテキストより

また室内が二層になっていることから、1階をタッチアンドゴーの短時間滞留型の場所として2階をそれに対してゆっくり時間を過ごしてもらう場所としてデザインしました。そしてその二層を貫通する吹き抜けも正面壁面側まで貫通させ、その正面にBLUE BOTTLEのサインを施し、エントランスを入ると正面に浮かび上がるように計画しました。さらに真ん中に巨大なサークル状のネオン管を浮遊させ背景に対してコントラストを生み出しています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 札幌を拠点に日本各地で様々なプロジェクトに取り組む「株式会社 宮城島崇人建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 札幌を拠点に日本各地で様々なプロジェクトに取り組む「株式会社 宮城島崇人建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job更新】 札幌を拠点に日本各地で様々なプロジェクトに取り組む「株式会社 宮城島崇人建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者)を募集中O project1

札幌を拠点に日本各地で様々なプロジェクトに取り組む「株式会社 宮城島崇人建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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弊社は2022年度より代表、正社員3名、サポートスタッフ1名の5名体制となりましたが、業務拡大のため中途採用スタッフ(設計事務所勤務数年程度〜)を追加で1~2名程度募集します。

弊社では、札幌を拠点に日本各地で様々なプロジェクトに取り組んでいます。
住宅や店舗はもちろん、公共施設やワイナリー、酒蔵、ホテル、牧場など地域の産業や風景と結びついたプロジェクトが多いことが特徴です。

地域ごとの気候風土や産業の仕組み、風景のなりたちを理解し、楽しみながら議論を繰り返し、人間と環境の新しい関係を生み出すような建築を日々思考しています。

■特徴
・様々な地域で、様々なビルディングタイプ、規模の建築を思考、経験できます。

・大きな環境と建築を一体的に考えるプロジェクトが多く、じっくりと長い時間軸の中で建築を考えることができます。

・代表の宮城島は設計事務所勤務を経ずに、ひとつひとつ自分自身で考えながら建築を設計し、事務所を営んできました(幸運にもたくさんの助けがありました)。業界の慣例や決まりごとなどは関係なく、すべては自分たちで考え、自分たちの実感のもとで、建築も生き方も組み上げていく事務所です。

・弊社はこれからも事務所規模、体制、プロジェクト内容がどんどん変化していく勢いがあります。その過程を経験しながらスキルアップができます。

・生活のしやすい札幌を拠点に、北海道の厳しくも美しい自然を満喫しながら、日本各地のプロジェクトに集中して取り組む環境があります。

・弊社にはデザイン事務所(MOMOKO KAWAI DESIGN)が併設しており、協働、交流があります。

武田慎太良デザイン事務所による、愛知・春日井市の美容室「Shin enom」。美容師のもつ世界観を尊重する計画。個性を表現できる空間を目指して、茶室に見立てた2m角のキューブを其々が編集する仕組みを考案。可変性を活かして用途を越えた活用の方法も模索
武田慎太良デザイン事務所による、愛知・春日井市の美容室「Shin enom」。美容師のもつ世界観を尊重する計画。個性を表現できる空間を目指して、茶室に見立てた2m角のキューブを其々が編集する仕組みを考案。可変性を活かして用途を越えた活用の方法も模索 photo©森田真悠
武田慎太良デザイン事務所による、愛知・春日井市の美容室「Shin enom」。美容師のもつ世界観を尊重する計画。個性を表現できる空間を目指して、茶室に見立てた2m角のキューブを其々が編集する仕組みを考案。可変性を活かして用途を越えた活用の方法も模索 photo©森田真悠
武田慎太良デザイン事務所による、愛知・春日井市の美容室「Shin enom」。美容師のもつ世界観を尊重する計画。個性を表現できる空間を目指して、茶室に見立てた2m角のキューブを其々が編集する仕組みを考案。可変性を活かして用途を越えた活用の方法も模索 photo©森田真悠

武田慎太良デザイン事務所が設計した、愛知・春日井市の美容室「Shin enom」です。
美容師のもつ世界観を尊重する計画です。建築家は、個性を表現できる空間を目指して、茶室に見立てた2m角のキューブを其々が編集する仕組みを考案します。また、可変性を活かして用途を越えた活用の方法も模索しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

茶室を大きく分けると、四畳半以下を「小間」、四畳半以上を「広間」と分けられます。
「小間」は、わびさびに重きを置き、世界観が凝縮されます。

建築家によるテキストより

美容室の空間の中で、さらに美容師の世界観を明確に打ち出し、作業動線を踏まえたサイズ感の2mx2mx2mのキューブを「小間」のように捉え、それを6つ分散配置しています。

建築家によるテキストより

各美容師が、それぞれのパーソナリティに合わせた空間をアレンジできるように、可動式のパネルや、鏡を用いることにより、幾通りもの空間の仕切り方が可能です。空間に添えられる、小物や雑貨類の背景となるように、抑えた黒のフレームと着色のラワン合板によって構成しています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

山﨑健太郎デザインワークショップの、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフを急募いたします。

現在、デイサービス、商業施設、ホテル、ワイナリー、図書館、共同住宅など幅広い設計業務に取り組んでおり、明るく積極的にコミュニケーションができ、熱意をもって楽しみながら仕事に取り組むことのできる方を募集しています。

プロジェクト規模が大きくなるにつれ、それぞれの役割でチームとして取り組む体制に移行しつつありますが、能力に応じ1年目からプロジェクトの主担当者として、基本・実施設計〜現場監理まで主体的に仕事へ関わることが可能です。また経験年数によらず能力に応じて昇給や担当を変更していく柔軟な体制となっているため、各々の実力を発揮しやすく、やりがいや成長を実感できる環境を用意しています。

ご応募お待ちしております。

井上雄貴による、千葉・流山市の、設計者の自邸「風光棲家」。閑静な住宅街に建つ二世帯住宅。隣家や世帯間の距離感の調整と独立性を求めて、中庭を核とする構成と中東伝統建築を参照した風光を取り込む環境装置を考案。内部でも時の移ろいを感じとれる住環境をつくる
井上雄貴による、千葉・流山市の、設計者の自邸「風光棲家」。閑静な住宅街に建つ二世帯住宅。隣家や世帯間の距離感の調整と独立性を求めて、中庭を核とする構成と中東伝統建築を参照した風光を取り込む環境装置を考案。内部でも時の移ろいを感じとれる住環境をつくる photo©北村住建 平形康久
井上雄貴による、千葉・流山市の、設計者の自邸「風光棲家」。閑静な住宅街に建つ二世帯住宅。隣家や世帯間の距離感の調整と独立性を求めて、中庭を核とする構成と中東伝統建築を参照した風光を取り込む環境装置を考案。内部でも時の移ろいを感じとれる住環境をつくる photo©北村住建 平形康久
井上雄貴による、千葉・流山市の、設計者の自邸「風光棲家」。閑静な住宅街に建つ二世帯住宅。隣家や世帯間の距離感の調整と独立性を求めて、中庭を核とする構成と中東伝統建築を参照した風光を取り込む環境装置を考案。内部でも時の移ろいを感じとれる住環境をつくる photo©北村住建 平形康久

井上雄貴が設計した、千葉・流山市の、設計者の自邸「風光棲家」です。
閑静な住宅街に建つ二世帯住宅です。建築家は、隣家や世帯間の距離感の調整と独立性を求めて、中庭を核とする構成と中東伝統建築を参照した風光を取り込む環境装置を考案しました。また、内部でも時の移ろいを感じとれる住環境をつくる事を意図しました。

敷地は商業、マンション、戸建の開発ラッシュが進む流山おおたかの森駅から少し離れた閑静な低層住宅密集地である。
住み手は夫婦と小さな子ども2人、両親合わせた6人であり、隣家や家族内・世帯間の距離感を重要視することと、限られた床面積の中でスペースの兼用化、両親への生活動線配慮から平家とする条件で設計が始まった。

建築家によるテキストより

住宅密集地の敷地に対し、一面が道路、残り三面が隣地となっており、外壁に窓を設けたとしても隣家の窓と向き合う条件となることから、外壁の窓は極力避け、中庭と天窓を設けることで周囲からプライバシーを確保しつつ、風と光を内部に取り込む計画とした。
中東の伝統建築であるウインドタワーは上空の風を内部に取り込む仕組みであるが、本計画では風だけでなく光も取り込む環境装置として現代風にアレンジした。

建築家によるテキストより

建物中央に位置する中庭を囲う壁は屋根面から約3m上空に向かって立上がり、南面に向かってV字状に開けている。ここから風を取り込み、光を受け、建物内部に拡散する仕組みとした。このV字の壁により、反対側には小さい三角形が2つ形成され、南側から風が入ると正圧負圧の関係により、中庭に溜まった淀んだ空気が小さい三角形から上空に抜け、空気を自然に循環することが可能となる。

建築家によるテキストより
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徳田直之 / tokudactionによる、千葉の、住宅改修「四街道の住宅」。生活変化で在宅時間が増えた施主の為に計画。子達が家を出た後に生まれた広さへの対処を求めて、様々な要素を整理し関連付け心理的距離を縮める空間を考案。最小限の操作で最大限の効果も目指す
徳田直之 / tokudactionによる、千葉の、住宅改修「四街道の住宅」。生活変化で在宅時間が増えた施主の為に計画。子達が家を出た後に生まれた広さへの対処を求めて、様々な要素を整理し関連付け心理的距離を縮める空間を考案。最小限の操作で最大限の効果も目指す photo©小松正樹
徳田直之 / tokudactionによる、千葉の、住宅改修「四街道の住宅」。生活変化で在宅時間が増えた施主の為に計画。子達が家を出た後に生まれた広さへの対処を求めて、様々な要素を整理し関連付け心理的距離を縮める空間を考案。最小限の操作で最大限の効果も目指す photo©小松正樹
徳田直之 / tokudactionによる、千葉の、住宅改修「四街道の住宅」。生活変化で在宅時間が増えた施主の為に計画。子達が家を出た後に生まれた広さへの対処を求めて、様々な要素を整理し関連付け心理的距離を縮める空間を考案。最小限の操作で最大限の効果も目指す photo©小松正樹

徳田直之 / tokudactionが設計した、千葉の、住宅改修「四街道の住宅」です。
生活変化で在宅時間が増えた施主の為に計画されました。建築家は、子供達が家を出た後に生まれた広さへの対処を求めて、様々な要素を整理し関連付け心理的距離を縮める空間を考案しました。そして、最小限の操作で最大限の効果も目指しました。

施主は夫婦2人とその母の3人家族。来年から家にいる時間が増えるタイミングで改修を行うことになった。

建築家によるテキストより

子供達はみな家を出た後、3人では広すぎるこの家を大きく使いきるような計画とした。まずは、2階壁を壊し元々ある吹抜けと繋げ、リビングの一部に小上がりを設け、天井を下げた。階段への動線も短くすることで二階へ登りやすくし、心理的な距離を縮める。

建築家によるテキストより

離れた空間同士を接着させるように散りばめられたものたち ― カーテン、ロングソファー、同寸の木の柱・梁・手すり、グレーに塗られた部位、リビングのR天井 ― 単体では取るに足らない存在を複合的に整理することで、空間を適度に繋げる。

建築家によるテキストより
山口陽登 / YAPによる、大阪市の、書道の為の空間「幸星菴」。都心の公園に面するビルに計画された書家のアトリエ兼書道教室。環境を活かした“書”に相応しい場を目指して、考案した様々な素材が調和し響き合う空間を構築。用途に必要な“張り”と“寛容さ”の同居も意図
山口陽登 / YAPによる、大阪市の、書道の為の空間「幸星菴」。都心の公園に面するビルに計画された書家のアトリエ兼書道教室。環境を活かした“書”に相応しい場を目指して、考案した様々な素材が調和し響き合う空間を構築。用途に必要な“張り”と“寛容さ”の同居も意図 photo©YOSUKE OHTAKE
山口陽登 / YAPによる、大阪市の、書道の為の空間「幸星菴」。都心の公園に面するビルに計画された書家のアトリエ兼書道教室。環境を活かした“書”に相応しい場を目指して、考案した様々な素材が調和し響き合う空間を構築。用途に必要な“張り”と“寛容さ”の同居も意図 photo©YOSUKE OHTAKE
山口陽登 / YAPによる、大阪市の、書道の為の空間「幸星菴」。都心の公園に面するビルに計画された書家のアトリエ兼書道教室。環境を活かした“書”に相応しい場を目指して、考案した様々な素材が調和し響き合う空間を構築。用途に必要な“張り”と“寛容さ”の同居も意図 photo©YOSUKE OHTAKE

山口陽登 / YAPが設計した、大阪市の、書道為の空間「幸星菴」です。
都心の公園に面するビルに計画された書家のアトリエ兼書道教室として計画されました。建築家は、環境を活かした“書”に相応しい場を目指して、考案した様々な素材が調和し響き合う空間を構築しました。また、用途に必要な“張り”と“寛容さ”の同居も意図されました。施設の公式サイトはこちら

大阪の中心部、靱公園に面する雑居ビルの6Fに位置する書家のアトリエと書道教室の計画。
横長の間口いっぱいを塗りつぶすがごとく、まるで映画のスクリーンのように公園の高木の緑が目に入るスケルトンの一室がリノベーションの対象である。

建築家によるテキストより

書家は、都会の中心にありながら、そこから最も遠い質の場を求めてこの一室に辿り着いたのだろう。窓を開ければ、すぐそこにある四つ橋筋の車の喧騒が嘘のように、鳥のさえずりと葉っぱの揺れる音だけが聞こえる。このたった30㎡の小さな一室を「書」のための空間として設計する。

建築家によるテキストより

書家と話すうちに、書道という芸術を司るすべての素材は自然由来のものである事実を知った。紙、筆、硯、墨汁、毛せん、文鎮などそのすべてである。さらに、現代書道においては、文字の美しさを表現するだけでなく、字を書くことを通して、精神を整えることやその後にコミュニケーションを図ることも目的の一つとなっていることを知った。書の前後ではお茶もするし、おしゃべりもする。そのため、緊張をもたらす「空間の張り」だけでなく、緩和をもたらす「空間の寛容さ」も同時に必要となる。素材を通して書にふさわしい空間を作ること、空間の張り・寛容さをもたらすことが目指された。

建築家によるテキストより

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