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瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・木津川市の、田園と山々を望む敷地に建つ「中山珈琲焙煎所」。働く夫妻が豊かな風景を眺める為にガラススクリーンを設け、商業的な設えを排除したミニマルで素朴な空間で、この地の風景の一部となることを目指す
瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・木津川市の、田園と山々を望む敷地に建つ「中山珈琲焙煎所」。働く夫妻が豊かな風景を眺める為にガラススクリーンを設け、商業的な設えを排除したミニマルで素朴な空間で、この地の風景の一部となることを目指す photo©矢野紀行
瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・木津川市の、田園と山々を望む敷地に建つ「中山珈琲焙煎所」。働く夫妻が豊かな風景を眺める為にガラススクリーンを設け、商業的な設えを排除したミニマルで素朴な空間で、この地の風景の一部となることを目指す photo©西岡潔
瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsによる、京都・木津川市の、田園と山々を望む敷地に建つ「中山珈琲焙煎所」。働く夫妻が豊かな風景を眺める為にガラススクリーンを設け、商業的な設えを排除したミニマルで素朴な空間で、この地の風景の一部となることを目指す photo©矢野紀行

瀧尻賢 / Atelier Satoshi Takijiri Architectsが設計した、京都・木津川市の、田園と山々を望む敷地に建つ「中山珈琲焙煎所」です。働く夫妻が豊かな風景を眺める為にガラススクリーンを設け、商業的な設えを排除したミニマルで素朴な空間で、この地の風景の一部となることが目指されました。

京都の小さな田舎町にある珈琲焙煎所のプロジェクトである。
ロケーションは田園風景と山々の豊かな輪郭を眺めることができる。

建築家によるテキストより

この地でコーヒー焙煎所をスタートして10年が経った。

手回しの小さな焙煎機からスタートした焙煎所は町に根付き、町の人に愛されながら徐々に生産量を増やし現在は全国各地からNAKAYAMACOFFEEの豆を求めてお客さんが訪れる店となった。

建築家によるテキストより

焙煎士の店主、それを支える妻の二人の為にこの豊かな風景を眺めることができるガラススクリーンをデザインした。
通常ガラススクリーンは客に開く商業的な目的でガラススクリーンのデザインをするが、このガラススクリーンはあくまで働く二人の為のガラススクリーンである。

ファサードには店のサイン看板すらない。
日中はガラススクリーンには正面の風景が反射し、ほとんど店の内部は見えない。
煙突から煙がたっていたら店はオープンしている。
ある種商業的な設えを排除した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 海外に拠点を置き日本や世界各国のプロジェクトを手掛ける「yasuhirokaneda STRUCTURE」が、日本勤務での新規スタッフと協力構造設計事務所を募集中
【ap job更新】 海外に拠点を置き日本や世界各国のプロジェクトを手掛ける「yasuhirokaneda STRUCTURE」が、日本勤務での新規スタッフと協力構造設計事務所を募集中
【ap job更新】 海外に拠点を置き日本や世界各国のプロジェクトを手掛ける「yasuhirokaneda STRUCTURE」が、日本勤務での新規スタッフと協力構造設計事務所を募集中

「yasuhirokaneda STRUCTURE」の、日本勤務での新規スタッフと協力構造設計事務所募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

構造設計事務所yasuhirokaneda STRUCTUREの代表の金田泰裕です。

プロジェクト数が増えた事に伴い、私の事務所では、新規スタッフ(2名)および協力構造事務所を募集しております。

yasuhirokaneda STRUCTUREは、金田泰裕が2014年に設立し、パリ、香港、コペンハーゲンと海外に拠点を置きながら、日本国内のプロジェクトはもちろん、世界各国のプロジェクトを多国籍な建築家と協働(構造設計)をしている事務所です。

代表作には、弘前れんが倉庫美術館(田根剛/ ATTA設計)、まれびとの家(秋吉浩気/ VUILD 設計)、HIROPPA(元木大輔/ DDAA 設計)、 Hare unahi ika(Matias Zegars Arquitectos)、 その他多数。

田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開
田根剛がデザインアーキテクトを務め、帝国ホテルが2031年から本館の建替えを開始することを発表。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした完成予想のパースも公開「田根剛氏による帝国ホテル 東京 新本館イメージパース」 ※検討段階のものであり今後行政協議等により変更となる可能性があります。 image©Atelier Tsuyoshi Tane Architects

田根剛が率いるAtelier Tsuyoshi Tane Architectsがデザインアーキテクトを務め、東京・千代田区の宿泊施設「帝国ホテル」が2031年から本館の建替えを開始することが発表されました。考古学的リサーチにより、“東洋の宝石”をコンセプトにした建築です。工事は2031年から2036年を予定しています。

コンセプトは「東洋の宝石」

田根氏は、独自のアプローチである考古学的(Archaelogical)リサーチにより、帝国ホテルのみならずホテル業そのものを考察。

賓客を迎え入れる「宮殿」の構えと人類の進歩の証である「塔」を融合することで、唯一無二かつ新しい迎賓館にふさわしく、首都の中心に燦然と輝く存在として、ライト館を形容する言葉として使われた「東洋の宝石」を継承し、未来につなげるコンセプトを提案されました。

当社は、田根氏の「帝国ホテルの歴史を深く考察し、それに立脚して未来につながる建物を造る」というアプローチ姿勢を高く評価。
さらに、これまで田根氏がプロジェクト毎に全く異なるデザインによってオリジナリティを表現されていることから、当社の独自性を創出してくれることへの期待と、才能ある若手建築家とともに未来の帝国ホテルを創るという気概を示していきたいという見地から、田根氏の起用を決定し、現在も協議を重ねております。

リリーステキストより
国際的な建築家たちが登壇する、JIA国際委員会主催のウェビナー「《越境建築家》たちとの対話シリーズ Part2」が、2021年11月から2022年4月に渡って開催

国際的な建築家たちが登壇する、JIA国際委員会主催のウェビナー「《越境建築家》たちとの対話シリーズ Part2」が、2021年11月から2022年4月に渡って開催

日程
国際的な建築家たちが登壇する、JIA国際委員会主催のウェビナー「《越境建築家》たちとの対話シリーズ Part2」が、2021年11月から2022年4月に渡って開催

国際的な建築家たちが登壇する、JIA国際委員会主催のウェビナー「《越境建築家》たちとの対話シリーズ ― Part2|越境への誘い ―」が、2021年11月から2022年4月に渡って開催されます。毎月第3金曜日19:00~20:00に行われます全6回行われ、事前申し込み不要、参加費無料です。使用言語は日本語で、JIA会員以外の視聴も可能です。

WEBINAR SCHEDULE

第1回
2021/11/19(金) 
「ボーダレス」
寺本 健一 氏 (Office of Teramoto 代表)
山雄 和真 氏 (waiwai Founding Partner、東京事務所代表)

第2回
2021/12/17(金)
「中国におけるビッグネスデザイン(仮)」
陸 鐘驍(ろう つぉんしょう) 氏 (株式会社日建設計 グローバルデザイン部門プリンシパル)

第3回
2022/01/21(金)
「建築とビジネスの垣根を取り払う/教育と不動産開発の融合『U Share』(仮)」
大江 太人 氏(Fortec Architects 株式会社 代表取締役)
上田 真路 氏(KUROFUNE Design Holdings 株式会社 代表取締役)

第4回
2022/02/18(金)
「都市を生き抜くための空間―ナイロビのノンフォーマルスクール(仮)」
井本 佐保里 氏(日本大学理工学部建築学科 助教)

第5回
2022/03/18(金)
「建築の学生と大学は持続可能性に関して何ができるか?」
エルウィン・ビライ 氏(シンガポール工科デザイン大学 教授/CSO・最高サステナビリティ責任者)

第6回
2022/04/15(金)
「持続可能な都市化とSDGsのローカライゼーション」
是澤 優 氏 (UN Habitat 国連人間居住計画 アジア太平洋地域代表)

リリーステキストより
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太
森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す photo©長谷川健太

森下陽 amp/アンプ建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の住宅「高林の連窓」です。性質の異なる2つの道が交差する敷地に、それぞれに対して縦と横の連窓を配置することで、周辺環境との関係を調整し心地良い住空間を目指す設計がなされました。

浜松駅から車で10分程にある夫婦と子供2人の4人家族のための住宅の計画である。

建築家によるテキストより

敷地は南側に住宅、西側は駅前繁華街から北へ直進した通り、北東側は川沿の遊歩道で囲まれた三角地となっている。
前面道路である通りは抜け道ともなるため車通りが多く、反対に遊歩道は小学生の通学路であり、近隣住民の散歩道や通勤路等日常的に利用されている。通り沿いには住宅だけではなく店舗や医院等様々な用途の建築が混在し、遊歩道には川沿いの桜の木が覆いかぶさりゆったりとした時間が流れている。

この性質の違う通りと遊歩道が交差している環境に向き合うにはどのような建ち方がふさわしいか考えた。

建築家によるテキストより

まずは往来の激しい通りや遊歩道から距離をとるため長い時間を過ごすリビング空間を持ち上げ、通りからも遊歩道が感じられるよう抜けをつくった。1階のボリュームを抑えるため個室、ホール、離れを配置し水廻りは2階へ配置した。
次に通り側は一般的なサイズの引違窓3本を使用した縦の連窓とし、遊歩道側は5本の引違窓を使用した横の連窓とした。2階の南の開口は隣地の状況を考慮し前面を壁で塞ぎ、上部と左右の開口から光を採りこんでいる。
縦に並んで断面を横断する引違の連窓は通り側から建物の規模や用途を、横に並んで空間を横断する連窓はトラスとなっている2階の構造を現しワンルーム空間と誤読させることを狙っている。

建築家によるテキストより
齋藤隆太郎 / DOGによる、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することを意図
齋藤隆太郎 / DOGによる、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することを意図 photo©中山保寛
齋藤隆太郎 / DOGによる、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することを意図 photo©中山保寛
齋藤隆太郎 / DOGによる、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することを意図 photo©DOG

齋藤隆太郎 / DOGが設計した、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」です。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することが意図されました。

本計画は、横浜市の地域に根差した地域医療を提供するため、内科クリニックと訪問診療を軸とするアーチクリニックの内装計画です。

本体は旭化成ホームズのテナントビルであり、その2階をテナントとして借り、「C工事」だからこそできる「ノーコンテクスト」のデザインを徹底した。

建築家によるテキストより

先駆的な試みとして、内科クリニックの待合と訪問診療事務所のオープンスペースを空間的に連続させ、誰でも相談しやすく訪問診療の敷居の高いイメージを払拭している。それを可能とするのが矩形のテナントに挿入する「C型」円弧壁であり、このC型円弧壁により共用部がシームレスにつながり、来院者もスタッフも空間を概観できる。

建築家によるテキストより

素材に関して、共用部の床仕上げを、C型円弧壁になぞった日本で初めて(※)の「円弧状貼りフローリング」としている。さらに円弧壁も調湿性のある珪藻土を待合側が白く、事務所側が土色に序々に変化するグラデーション左官仕上げとしている。
※東京工営(フローリングメーカー)による

建築家によるテキストより
川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続
川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続 photo©TOREAL 藤井浩司
川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続 photo©TOREAL 藤井浩司
川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続 photo©TOREAL 藤井浩司

川嶋洋平建築設計事務所が設計した、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」です。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続します。

沖縄県宮古島市に設計した地上4階建て、全22戸の集合住宅の計画です。

建築家によるテキストより

各住戸は1ルーム、あるいは1LDKとし、汎用的なプランで構成しています。また共用部の計画も外部片廊下とする効率的な平面プランとなっています。そんな、ある種一般的な平面プランの集合住宅をどのように四方の環境と接続させるかを主に検討しました。

建築家によるテキストより

計画としては、効率的に配置した基準階平面プランに必然的に生まれる外廊下、エレベーターホール、居室テラスを一様に列柱のような構造体で覆っています。これら構造体に覆われた半屋外スペースが周辺環境と接続するバッファゾーンとして計画しています。
ただ、この構造体は建物をぐるりと覆う際に少しずつ見付の幅に変化をつけて計画しています。全体としては一見、一様に見える構造体もテラス側から共用廊下へまわるにつれて太くなり、構造体と開口の関係もグラデーションに変化していきます。

建築家によるテキストより
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和4年度一般入試の願書を受付中。事前連絡でいつでもキャンパス見学も可能。学費の給付金も充実
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和4年度一般入試の願書を受付中。事前連絡でいつでもキャンパス見学も可能。学費の給付金も充実

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和4年度一般入試の願書を受付中です。願書締切日は2021年11月12日(金)まで。事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス(要予約)」も実施中。また、年間最大165万円を給付する制度も整備されています(研修料:130,680円[税込] ※要件あり)。【ap・ad】

校長は世界的な建築家 隈研吾氏

「木の時代」をリードする志ある人材を育成

森林が県土の84%を占め、林業の中心地とも言える高知県で学ぶということは、非常に意味のあることだと思っています。周囲の森と一体になったこの素晴らしい環境に立地する本校は、高知県が林業・木材産業をいかに重要視しているかの象徴です。私が校長就任時に掲げた「林業を再生し、活性化するプラットフォーム」というビジョンは、すでに形になりつつあります。木に関する多様な領域を合わせるプラットフォームは、世界から見ても非常に貴重な存在であり、本校から巣立った人材は、高知県のみならず、日本全国、そして世界の「木の産業」にとって、重要な人材となります。21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい。志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう。

八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」。コロナ禍で中止延期のイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試み
八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」。コロナ禍で中止延期のイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試み photo©PAN- PROJECTS
八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」。コロナ禍で中止延期のイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試み photo©PAN- PROJECTS
八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」。コロナ禍で中止延期のイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試み photo©PAN- PROJECTS

八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、東京港区の国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」です。コロナ禍で中止延期されたイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試みです。展示期間は2021年12月20日まで。展示の公式ページはこちら。また、PAN- PROJECTSは本作品につながる作品として2017年に「PAPER PAVILION」を完成させています。

PAN- PROJECTSは、ロンドンを拠点に活動する八木祐理子、高田一正による建築家ユニットです。これまで場所の持つ固有の文化や歴史を見つめ、複雑に絡み合う要素を大切にし、その調和を試みるプロジェクトを展開してきました。

建築家によるテキストより

《The Matter of Facts》では、東京都内の公共機関や商業施設で発行された広報物、とりわけコロナ禍で中止・延期となったイベントなどの印刷物を素材として用い、「都市の記憶」として再提示し、国立新美術館の1階中央インフォメーションカウンターと一体化した大型インスタレーションです。

建築家によるテキストより

事実や事柄(=facts)の伝達手段であり、かつ痕跡でもある大量の印刷物の集積から成る本作は、コロナ禍の「都市の記憶」を留め、私たちが生きる「現在地」を新たに捉えようとする試みです。

建築家によるテキストより
妹島和世+西沢立衛 / SANAAの講演会「環境と建築」が、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開催。参加申し込みを受け付け中
妹島和世+西沢立衛 / SANAAの講演会「環境と建築」が、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開催。参加申し込みを受け付け中西沢立衛と妹島和世 photo©architecturephoto

妹島和世+西沢立衛 / SANAAの講演会「環境と建築」が、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開催されます。開催日は2021年12月10日(金)18:00~。要事前申し込み、参加費無料です。

宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築 photo©萩原ヤスオ
宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築 photo©萩原ヤスオ

宇野友明が設計した、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」です。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築です。

今回の計画のミッションというべき最大のリクエストは野面積みという伝統工法による石積みだった。初めの頃は仕上げ材の一種程度にしか考えていなかった。しかし、その伝統的な工法や使われ方などを知るにつれ、その考えが甘かったことに徐々に気づき始め、一時途方に暮れた時期もあった。

建築家によるテキストより

元来、日本の石積みは、城郭の基盤や城郭の基盤や石垣などに使われてきた。決して建築の一部を担うものではなかった。南米にある遺跡とは、その目的も成り立ちも全く違うものであった。だから、過去の例を見ても参考になるものが全くなかった。おまけに日本の石積みは積み上げていくにしたがって、徐々に反り上がっていくのが常道であった。それは長い歴史の中でその用途に適した最も合理的な積み方なのだろう。この伝統的な日本の石積みを用途の違う建築の一部として使うことにかなりの不安と違和感を感じてしまった。伝統を冒涜しているような気持ち悪さをなかなか払拭できず、しばらく行き詰まったまま提案出来ずにかなりの時間が過ぎてしまった。

建築家によるテキストより

それを抜け出せたきっかけは、テナユカ(メキシコ)のピラミッドだった。それは建築とは言い難いが、日本の石積みに比べればかなり建築的な造形である。それを日本の伝統的な石積みで再現しようと思いついた瞬間に立ち込めていた霧が一瞬にして晴れて、そこからは順調に計画を進めることができた。

しかし、現場が始まってからこの石積みに再び悩まされる事態が発生した。それはこの石積みの圧倒的な存在感とリアリティーだった。もちろん織り込み済みの設計ではあったが、目の前の巨大な石を目の当たりにすると全てが貧弱なものに見えてしまった。予定していた銅のサッシは全てボリュームのある鉄に変えて素地の黒皮のままの仕様にした。床のテクスチャーや金物などの素材やディティールも一新した。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介します。アーキテクチャーフォトでは、竣工時の様子をレポートしているのでこちらも併せてご覧ください。

これは半建築で武蔵野美術大学インテリア学科が利用する校舎です。
半建築とは未完成な建築のことをいい、使い手自ら手を加え変化し続ける建築のことをいう。

建築家によるテキストより

そもそも、美術大学の校舎はその場でデザインし、製作し、講評され、時に発表会までその場で行われるため、間仕切りや家具などがそのつど希望に応じて移動し利用される必要があり、それを可能にするシステムを設計した。また、真っ白の完璧なホワイトキューブで学生に汚す恐怖を与えるのではなく、創作意欲を掻き立てるためにも将来に想像の余地を残すような仕様で空間を統一した。

具体的には、規則的なグリットに穴のあいたレースウェイがあり、それが天井に吊られ、その穴にポールを立てポール同士をつなぎ壁を作れるようになっていたり、さらに、そのレースウェイに並走させる配線ダクト、そこに取り付けられ個別にオンオフ可能なスマートライト、そして移動可能なリールコンセントによって、簡単に部屋の増減がコントロールできるようになっていたり、その他、ポールシステムや、ハンドリフターで自由に動かせる棚とロッカー、自分の好きなように作り替えられる、スタッキング可能な作業台様々な仕組み、装置を施しました。

仕上げは、必要最低限を目指し、それ以上は学生自ら求めに対して仕上げを施して行くことを想定して、PBのパテ仕上げやスチール錆止め仕上げなどで構成されています。そこに施されるサインも、ステンシルやハンコなどあとで上塗りされ消される想定のサインを施している。

建築家によるテキストより

こんな半建築にこそクリエイティビティが宿る。その考えを体現した空間は、我々からバトンを受け取ったこの校舎の担い手である、学生、先生によって、日々その表情を豊かに変えている。

建築家によるテキストより
今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる
今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくろうとした建築です。

本州で一番透明度の高い湖の畔、胡桃の高木に抱かれた別荘の計画である。

建築家によるテキストより

湖面までわずか1m、湧き水で満たされた水盤の遠く向こうには北アルプスの稜線が重なる。

クライアントが求めたのは慌ただしい都会の喧騒から解放された簡素な小屋。

屋根は湖にひれ伏すように非対称とし、初めからそこにあったような佇まいを目指した。

建築家によるテキストより

間口は2間。土間はトンネル状に山と湖を繋ぎ、夏は濡れた水着のまま語らい、冬は汚れたブーツのまま薪ストーブで暖を取る。

生命力溢れるカラマツ貼りの居間は愚直に湖と向かい合い、移ろい行くさざなみをぼんやりと眺めることも、一歩濡縁に踏み出して湖へ飛び込むこともできる。

窓には、白みゆく朝靄の中で目覚めるように、暮れてからは家族の親密な時間を過ごせるように障子を嵌め、限られた広さの中に友人を招きたいと望んだロフトの窓際には、文机を設けてよりパーソナルな場所とした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/18-10/24]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/18-10/24]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/10/18-10/24)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える
  2. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、TOTOギャラリー・間での建築展「環境と建築」のレポート。進行中のプロジェクト模型中心に構成され、展示物の組み合わせや配置を現場で徹底的に検証調整することで、会場構成による体験自体も建築として捉えられるような展覧会
  3. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図
  4. 古森弘一建築設計事務所による、福岡・北九州市の住宅「方眼の間」。構想をもった施主家族と設計者が議論しながら設計する為に、共通ルールとして三尺方眼を天井に可視化し、在来工法の延長に成立させる事で将来的な増改築も考慮
  5. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、チェコ・プラハの複合ビル「マサリチカ」。低層部の店舗と高層部のオフィスからなり、プラハ旧市街の都市計画と対話する外観を持ち、地域の交通の利便性を向上させる建築
  6. OMA / レイニエル・デ・グラーフとビューロ・ハッポルドによる、カタールの、健康地区のマスタープラン「AL DAAYAN」。130万㎡の未開拓地につくられる医療施設で、モジュール化・プレハブ化・自動化の可能性を追求し、新たな病院モデルのプロトタイプを目指す
  7. 白井晟一の、松濤美術館での建築展「白井晟一 入門 第1部/白井晟一クロニクル」のフォトレポート。白井建築を会場に行われ、無名時代から晩年の作品までを豊富な図面と資料で紹介する展示
  8. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、韓国・ソウルの、社屋とアートスペースの複合施設「ST International HQ and SONGEUN Art Space」。敷地法規に沿って彫刻的な形態の可能性を追求し、周辺環境との関係性と訪問者の体験が重視された、アートと市民を結び付ける建築
  9. 三桶士文 / mioke designによる、東京・港区の「青山のレンタルオフィス」。既存柱梁の存在感を意匠的要素として捉え、面を揃え家具類を一体化しフレームをつくることで、“一見違和感のある疑似的なスケルトン空間”を生み出す
  10. ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で完成した、韓国・ソウルの現代アートセンター「ST International HQ and SONGEUN Art Space」の動画
  11. 村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案
  12. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
  13. 【シリーズ・建築思索360°】第1回 ツバメアーキテクツが語る“BONUS TRACK”と“建築思索”
  14. BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出す
  15. 2020年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
  16. 加藤直樹 / N.A.Oによる、神奈川・秦野市の、施工費約720万円で完成させた、将来的な他用途への転用も考慮した住宅「HOUSE-KT(加藤小屋)」
  17. OHArchitectureとAtelier Satoshi Takijiri Architectsによる、奈良・山辺郡の、古民家を改修した「山添村のホテル」。減築により生まれたセミパブリック空間を開放することで、環境や風土を積極的に取り込み、“何気ない日常を再発見できる宿泊施設”を構想
  18. 中原崇志が会場構成を手掛けた、長野県立美術館での展覧会「10 Mame Kurogouchi」。ファッションデザイナー黒河内真衣子の単独展で、10のキーワードからブランドの思想に触れることができる、出身地長野の風景をヒントにした空間を構想
  19. 鈴木理考建築都市事務所+座二郎+高橋みのり による、東京の、建蔽率50%の敷地を最大限活用する為に屋根のないリビングを計画した住宅「オープンスカイハウス」
  20. ザハ・ハディドの展覧会「ZAHA HADID DESIGN 展」が、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoで開催。ザハのデザイン作品に注目し過去のアーカイブから紹介すると共に、建築モデルも紹介される

【ap job更新】 手塚貴晴と手塚由比が主宰する「株式会社手塚建築研究所」が、意匠設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
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手塚貴晴と手塚由比が主宰する「株式会社手塚建築研究所」の、意匠設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【スタッフ募集】
 意匠設計スタッフを募集いたします。
 やる気だけは人一倍ある人
 仲良く仕事ができる人
 デザインが好きな人
 英語ができるとなお良い

【ap job更新】 SDレビュー2021にも入選した「はりゅうウッドスタジオ」が、 設計メンバー・広報総務スタッフ・有給インターンを募集中
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【ap job更新】 SDレビュー2021にも入選した「はりゅうウッドスタジオ」が、 設計メンバー・広報総務スタッフ・有給インターンを募集中木の町Pavillion (SD レビュー2021入選)

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業務多忙のため、新メンバーを募集します。
SD review 2021にも入選し、挑戦しがいのあるプロジェクトがあります。

はりゅうウッドスタジオは、下記のようなことで経験を積むことのできる建築設計事務所です。

1)森から考える設計
主に木造の建物が多く、木の製材、歩留まり、を考えた設計を行なっています。森や製材所にも近く、木造の建物の一通りの流れに関する経験を積むことができます。
特に木造は、構造材が現しになることも多く、また設備などの収まりも余裕がありません。山から切り出す材料についても、設計の初期段階で材料出しをしたりとか、木造ならではの設計作業があります。
縦ログ構法などの構法開発も行なっています。

2)BIMを使う
BIM(Archicad)を設計のCADとして使っています。3次元モデルで、メンバーと共有しながら設計をします。
BIMの経験を積んで南会津から離れてリモートで、作業を行うメンバーもいます。先日もGraphisoft Building Together Japan 2021で滑田が講演をしました。(https://www.event-site.info/building-together2021/)地方においてもしっかりBIMを使っている事務所です。BIMは初めての方も多いと思いますのでお教えします。

3)空間のあり方を考える
はりゅうウッドスタジオでは、決まった作り方をしないようにしています。
毎回ゼロベースからどういった空間作りをするか、みんなで考えます。
答えはありません。
泥臭いところもあり、一つ案をだして、壊して、何度もテストしながら、空間を考えるということをやっています。
建築設計だけでなく、NPO福島住まい・まちづくりネットワークと連携し、地域、運営のあり方、復興活動についても考え、提案します。

設計者として、ひとつひとつの判断に責任を持つ姿勢があり、私たちと一緒に活動したいという方を、募集します。
設計者の卵の方もOKです。人生のある一定の時間を、私たちと一緒に過ごすので、プロジェクトに真摯に取り組んで、設計者として共に育ってもらいたいと願っています。

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