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石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」 photo©ARCHI HATCH

石川素樹建築設計事務所が設計した、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」です。

点在する農家と山並を望むことができる、広大な水田に囲まれた約1,000平米の敷地に建つ十文字町の家は、車庫・日照を確保するサンルーム・住空間を、同じ構成の2間角ユニットで組み合わせている。

ユニット下の基礎は、単純な布基礎を短辺のみに並べて基礎量を軽減すると共に、多湿に対する床下の通気を確保し、さらに屋根から落とした雪に対する雪囲いを基礎間に収納できるようにした。

木造部は部材の種類と量を限定して、土台柱、桁、羽柄材をそれぞれ同寸法材とすることで加工の合理性を高め、この気候に見合う断熱材と透湿防水紙で切れ目なく包める、雪を落とす勾配の大屋根を架けただけの簡素な形状とした。

表面の突板が厚いラワン合板で仕上げた真壁の構成は、地場の大工で容易につくることが可能で、雪による工事の中断も起こるこの場所で、低コスト短工期を実現した。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/8/31-9/6]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/8/31-9/6]

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アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/8/31-9/6)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第5回「設計事務所を支える番頭ポジション」
  2. 妹島和世が出演するドキュメンタリー「建築と時間と妹島和世」の予告動画と追加イメージが公開。ホンマタカシが監督・撮影を務めたもの
  3. OMAが設計した、東京・渋谷のミヤシタパーク内の、プラダの新店舗「プラダ MIYASHITA PARK店」の写真
  4. 創造系不動産による、建築家住宅の中古流通市場の改革を目標とする不動産サイト「建築家住宅手帖」がオープン
  5. 藤本壮介・アイエイ研究所JVが、北海道・東神楽町の「大雪葬斎場整備」設計プロポで設計者に特定。提案書も公開
  6. 乾久美子・青木淳・中川エリカ・長谷川豪・福島加津也が審査した、東京建築士会主催の 「住宅建築賞2020」入賞作品展をフォトレポート
  7. 五十嵐淳建築設計事務所が計画している、北海道・網走市のヴィラ「TENTOZAN project Villa 3」
  8. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ロシア・モスクワの新駅「クレノヴィ大通り駅2」設計コンペの勝利案
  9. 石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」
  10. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪市のベーカリー「panscape 大阪靱公園店」
  11. デントン・コーカー・マーシャルによるイギリスのストーンヘンジの新しいヴィジター・センターの写真
  12. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・目黒区の集合住宅「不動前の空地」
  13. マ・アーキテクツ / 宮本裕也+留目知明+三浦寛滋による、東京・武蔵野市の、靴紐店「KIXSIX KICHIJOJI」
  14. 南木隆助のデザインとディレクションによる、東京・中央区銀座の、経済ニュースアプリを運営するNewsPicks社が開設したスペース「NewsPicks GINZA」
  15. 石上純也が、東京の思い出深い場所ついて語っているインタビュー。ホンマタカシがポートレートやその地域の写真を撮影
  16. 佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・中央区日本橋本町の「武田グローバル本社 インテリアデザイン」
  17. 熊本地震での被災からの復興と地域への貢献の為に計画された建築「神水公衆浴場」。その内装デザインを決めるプロポーザルが、黒岩構造設計事ム所主催で行われ、広く参加者を募集中
  18. 第8回京都建築賞の入賞作品が発表。最優秀賞は、青木淳・西澤徹夫らによる「京都市美術館」が選出
  19. 宮崎晃吉 / HAGI STUDIOの設計で完成した、東京・新宿区の「OZONEカタログライブラリー」をフォトレポート
  20. Horibe Associates architect’s officeによる、大阪市の住宅「東住吉の家」

ドゥルバッハ・ブロック・ジャガーとジョン・ワードル・アーキテクツによる、オーストラリア・シドニーの、ギャラリーとパフォーマンススペースからなる施設「Phoenix Central Park」の写真。多様な素材遣いと繊細な構成の設計が秀逸

ドゥルバッハ・ブロック・ジャガー(Durbach Block Jaggers)ジョン・ワードル・アーキテクツ(John Wardle Architects)が設計した、オーストラリア・シドニーの、ギャラリーとパフォーマンススペースからなる施設「Phoenix Central Park」の写真が15枚、dezeenに掲載されています。ドゥルバッハ・ブロック・ジャガーが、パフォーマンススペースの設計を、ジョン・ワードル・アーキテクツがギャラリースペースの設計を担当したようです。カルロ・スカルパにも通じる繊細な構成と官能的なデザインが秀逸だと思います。それぞれの建築家のサイトにも写真が掲載されています(ドゥルバッハ・ブロック・ジャガーの作品ページジョン・ワードル・アーキテクツの作品ページ)。

世界一の長さの、床がガラス製の橋が中国にオープン。設計は浙江大学建築設計研究院

世界一の長さの、床がガラス製の橋が中国にオープンしていて、写真が9枚dezeenに掲載されています。設計は浙江大学建築設計研究院です。

以下はその動画。

リチャード・ロジャースが87歳で自身の設計事務所の取締役を退任

リチャード・ロジャースが87歳で自身の設計事務所「ロジャース・スターク・ハーバー+パートナーズ」の取締役を退任するとのことです。リンク先はdezeen。ロジャースは2007年にプリツカー賞を受賞した建築家で、レンゾ・ピアノと共同で設計したパリのポンピドゥー・センター(1978)でも知られています。彼の経歴はこちらで。

『ドラマ「半沢直樹」に美術協力 電脳雑伎集団 社長室にはどんな床材が?』(田島ルーフィング)

『ドラマ「半沢直樹」に美術協力 電脳雑伎集団 社長室にはどんな床材が?』という記事が、田島ルーフィングのサイトに掲載されています。

TAJIMAの床材が採用された背景に迫るスペシャルコンテンツ。
建築家や設計士、デザイナーの方々の空間設計に対する想いや、TAJIMAの床材の魅力などをお伝えしていきます。
第一弾は人気ドラマ「半沢直樹」の撮影現場での様子をお届けします。

【ap job更新】 “建築設計”と“地域のまちづくり”の両分野で注目を集める「坂東幸輔建築設計事務所」が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 “建築設計”と“地域のまちづくり”の両分野で注目を集める「坂東幸輔建築設計事務所」が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 “建築設計”と“地域のまちづくり”の両分野で注目を集める「坂東幸輔建築設計事務所」が、設計スタッフを募集中木頭の家/住宅/徳島県/2020

“建築設計”と“地域のまちづくり”の両分野で注目を集める「坂東幸輔建築設計事務所」の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

坂東幸輔建築設計事務所では、設計スタッフを募集します。

坂東幸輔建築設計事務所は坂東幸輔が主宰する建築設計事務所で、現在は設計スタッフ5名が在籍しており、インターナショナルスクール、古民家・廃校のリノベーション、新築の個人住宅や集合住宅、別荘などが全国で進行中です。10月中旬に渋谷区道玄坂に事務所移転するのをきっかけに、設計スタッフを2名募集します。

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坂東幸輔は2010年から徳島県神山町で建築ユニットBUSの主宰として、空き家再生やまちづくりの活動を行ってきました。「ブルーベアオフィス神山」(新建築2012年4月号)、「えんがわオフィス」(新建築2013年7月号)、「WEEK神山」(新建築2015年11月号)などの設計を通して、それらが神山町のサテライトオフィスを生み出すことに繋がり、まちづくりに多大に貢献したことで、BUSは2016年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示の出展作家の一組に選ばれ、審査員特別表彰を受けました。2018年からはBUSのメンバーの須磨一清氏と共同でA Nomad Sub株式会社に設立しましたが、2020年にそれぞれ個人事務所で活動することになりました。

現在は坂東幸輔建築設計事務所の主宰としてまた京都市立芸術大学の准教授として、徳島だけでなく東京・京都・広島・愛知・山梨など全国の様々な場所で建築設計やまちづくり、建築教育の活動を行っています。

宮城の「仙台市役所本庁舎建替」設計プロポーザルの、実施要領が公開

宮城の「仙台市役所本庁舎建替」設計プロポーザルの、実施要領が公開されています。プロポーザル審査委員には伊東豊雄・乾久美子・佐々木睦朗が名を連ねています。参加条件として過去の庁舎や事務所等の設計実績などが求められています。

本プロポーザルは、仙台市役所本庁舎建替基本設計業務を委託するに当たり、広く技術提案を募集し、最も適切な者を当該業務の受注候補者として特定することを目的とします。

第8回京都建築賞の入賞作品が発表。最優秀賞は、青木淳・西澤徹夫らによる「京都市美術館」が選出

第8回京都建築賞の入賞作品が発表されています。最優秀賞は、青木淳・西澤徹夫らによる「京都市美術館」が選出されています。深草の工房住宅については、アーキテクチャーフォトで特集記事としても紹介しています。

<京都建築賞>
最優秀賞「京都市美術館」
設計者:青木淳(株式会社青木淳建築計画事務所)、西澤徹夫(西澤徹夫建築事務所)、森本貞一(株式会社松村組)、久保岳(株式会社昭和設計)、中山至(株式会社昭和設計)、西田典弘(株式会社昭和設計)、鳥居久人(株式会社昭和設計)

優秀賞「深草の工房住宅」
設計者:髙橋勝(髙橋勝建築設計事務所一級建築士事務所)

奨励賞「HOSOO FLAGSHIP STORE」
設計者:細尾直久(HOSOO architecture)、高吉輝樹(TT Architects株式会社)

<藤井厚二賞>
「中宇治 yorin」
設計者:山根健太郎(一級建築士事務所エキスポ)、武田憲人(一級建築士事務所エキスポ)、山田央彦(一級建築士事務所エキスポ)

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・常熟市の、ロボット先端技術等のファクトリー併設研究所「horizontal factory」
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・常熟市の、ロボット先端技術等のファクトリー併設研究所「horizontal factory」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・常熟市の、ロボット先端技術等のファクトリー併設研究所「horizontal factory」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・常熟市の、ロボット先端技術等のファクトリー併設研究所「horizontal factory」 photo©長谷川健太

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIが設計した、中国・常熟市の、ロボット先端技術等のファクトリー併設研究所「horizontal factory」です。

与えられた敷地は人工的な1万平米の工場空間。ここにロボット先端技術を中心としたファクトリーとラボが共存する空間を設計するのが常熟市政府からの要求であった。

まず、折り紙のような鉄板のゲートをくぐると機械的な配置のトップライトを持った大空間が広がる。あまりにも無個性な既存空間に対しては外部として扱い、その中に建築を配置していくといった考えで設計を始めた。

建築家によるテキストより
宮川清志 / SESNによる、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」
宮川清志 / SESNによる、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」です。

中央区銀座にある美容クリニック、N BEAUTY CLINIC GINZAのデザイン。
曲線や曲面をずらしながら合わる事で、空間に連続性と誘発性を持たせながら自然さを保っています。銀座という場所にローカライズできる様にピンクブロンズをはじめ自然な深みのある色や素材で単調さの中に品格を保つ様に計画しています。

デザイナーによるテキストより
五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の11回目「終わらないトリエンナーレとしての名古屋の建築」

五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の11回目「終わらないトリエンナーレとしての名古屋の建築」が、wirelesswire.jpに掲載されています。

OMAが設計した、東京・渋谷のミヤシタパーク内の、プラダの新店舗「プラダ MIYASHITA PARK店」の写真

OMAが設計した、東京・渋谷のミヤシタパーク内の、プラダの新店舗「プラダ MIYASHITA PARK店」の写真が8枚、designboomに掲載されています。

石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」 photo©ARCHI HATCH
石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」 photo©ARCHI HATCH

石川素樹建築設計事務所が設計した、秋田・横手市の住宅「朝日が丘の家」です。

住宅街の角地にある朝日が丘の家では、日照のために掃き出し窓といった形状で開口部を大きく取ると、除雪車の頻繁な行き来によるガラスの損傷が懸念され、手作業では除雪の大変さが考えられることから、閉じながらも日照を確保する方法を模索することとなった。加えて分離しながらも容易にアクセスできる2世帯住居であることも求められた。

それらを踏まえ、高低差のある敷地形状を使い、低い方を親世帯、高い方を子世帯とし、中心に階段室を据えたスキップフロアとした。踊り場や吹き抜け部を窪ませ大きく開口を設けることで、雪をかわしその場所がサンルームの役割を果たすようにしている。この矩形の中に挿入されたサンルームは、動である中央の階段部と静の室に対し適度な距離感をつくりつつ、接する室に光の陰影による奥行き感とリズミカルな連続性を生み出す緩衝帯となっている。

建築家によるテキストより
「-密閉を避ける-避難所での換気の5つのポイント」(日本建築学会)

「-密閉を避ける-避難所での換気の5つのポイント」という資料を日本建築学会が公開しています。

環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子主査(熊本大学))の飯野 由香利 委員(新潟大学)、小林 光 委員(東北大学)、山本 佳嗣 委員(東京工芸大学)は、これまでの研究成果をもとに、避難所において実施できる感染対策としての「換気」の方法をまとめました。災害直後の緊急時であっても、即座に見て分かりやすいよう、佐藤 正章氏(鹿島建設)のご協力によるイラストをふんだんに採り入れています。各自治体の災害対策や、ご家庭や学校での防災教育の一環として、お役立ていただければ幸いです。

Horibe Associates architect’s officeによる、大阪市の住宅「東住吉の家」
Horibe Associates architect’s officeによる、大阪市の住宅「東住吉の家」 photo©笹倉洋平
Horibe Associates architect’s officeによる、大阪市の住宅「東住吉の家」 photo©笹倉洋平
Horibe Associates architect’s officeによる、大阪市の住宅「東住吉の家」 photo©笹倉洋平

Horibe Associates architect’s officeが設計した、大阪市の住宅「東住吉の家」です。

モルタルの壁面に沿ってアプローチを進み玄関へ
先への空間の対比として、仕上げの明度を落とし、天井を低く抑えた玄関を抜けると
3層吹き抜けた明るいリビング空間が広がります。

リビングの大きな気積を回遊するように階段を配置し、この気積を中心として諸室が配されます。

家族の中心に据えられた一つの気積は、それぞれの気配を常に感じさせ安心感をもたらし、回遊する階段は移り変わる視線のシークエンスを生み、日々の生活に変化をもたらします。

建築家によるテキストより

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